2010年09月26日

One of the millions 訳

 ムールディングの「 One of the millions 」。
 初期には、「 I am the Audience 」と言う歌もありましたけれど。

 歌は、人生を小舟で航行することに喩えているようです。それで、 fold と言う語は、舟に乗り込む時に着用するコートのようなものの、ゆったりした襞のようなものかと思いました。それに、fold one's hands は、手をこまねいているの意味もありますから、言葉遊びになっているのではと思いました。
 「 Life is easy 」というところ、easy は安易と言う意味もありますが、漕艇で、「漕ぎかた止め」の意味もありますから、言葉遊びになっているのだと思いました。



拙訳です






私には言いたいことはたくさんある、けれども、上手くは言えないだろう。
人々が一番者を追いかけ回していたあの八十年代の同類では、私はないんだ。
だから、私は小舟を揺すぶりたくはない、
揺すぶって起きてしまうことが怖いから。
だから、私は小舟を揺すぶりたくはない、
何かをしそうには決して見えない、そんな何百万人のうちの一人に過ぎないから、私は。

何かを始めようと言う熱情に捉われる時には何時でも、
腑甲斐なさが私を押し包むんだ、裳から出した手足の先に冷たさを感じるんだ。
だから、私は小舟を揺すぶりたくはない、
揺すぶって起きてしまうことが怖いから。
だから、私は小舟を揺すぶりたくない、
そうしようと思ってたんだ、といつも言うけれど、ただ素振りだけの男なんだ、私は。

私は堅実に暮らしている、とても堅実に、そして平穏に、穏便に、
そうしないと溺れしまうだろうから。
私は、人生の全期間を陸の心地よい肘掛け椅子で送って来た、
けれども、私の企ての何れもが、面目を失う結果になったんだ。
だから、私は小舟を揺すぶりたくはない、
揺すぶって起きてしまうことが怖いから。
だから、私は小舟を揺すぶりたくない、
そうしようと思ってたんだ、といつも言う、そんな何百万人のうちの一人なんだ、私は。

どんな小舟も揺すぶりたくない、
さようなら、私の希望。
小舟が流れ続けていれば、人生は扱いやすいんだ、
( 漕ぎかたは、止めのままでいいんだ )
posted by ノエルかえる at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | Oranges & Lemons | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

The Tony Williams Lifetime

 パートリッジが最も好きだと言うアルバムは、The Tony Williams Lifetime の『 Emergency 』だそうです。

 BBS にはメモしておいたのですが、こちらにはしていなかったようなので、備忘します。

 Tony Williams は、アメリカのジャズ・ドラマー。1945年12月生まれで、1997年に亡くなった人。
 ドラムは、Alan Dawson に師事。1963年に、マイルス・ディヴィスのバンドに加入し、名前を知られるように。
 69年に、自身のバンド Lifetime を結成。『 Emergency 』 はその第一作。60年代に半ばには、フリージャズも経験し、ロックも取り入れた演奏をしたのが、『 Emergency 』 ということだそうです。フュージョンの先駆者と言われることもあるそうです。
posted by ノエルかえる at 11:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 注記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『 Warm Robot 』

 パートリッジの『 Powers 』の発表があったので、後回しにしていた、Jen Olive の『 Warm Robot 』 をやっと購入。

 これまで、APE から発表の作品への、パートリッジの関わりは、装丁の企画に止まっていました。The Milk & Hone band のアルバムの後のシングル「 Boy From The Moon 」では、ギターを加えていますが。音楽の制作過程では、まったく何もしていないようでした。
 今回の Jen Olive の作品では、製作の点でも、前面に出て、手腕を振っているようです。

 クレジットでは、プロデュースは、 Olive 自身。パートリッジは、編曲、編集となっています。
 制作は、Oleve が録音した音源をパートリッジに送って、彼がそれに編曲を施して、自分の演奏も加え、編集したようです。

 パートリッジが加えた演奏は、
「 Boulevard 」では、ワイヤーのノイズと水音。
「 Robot Boy 」では、ドラムズにパーカッションとロボットの音。
「 Wire Wire 」では、パーカッションと、管楽器アレンジ。
「 So Funny 」では、ドラムズとパーカッション。
「 Set It On Fire 」では、ドラムズにパーカッションとメロトロン。
「 Claustrophobe 」では、ガラガラと弦楽アレンジ。
「 Querquehouse 」では、パーカッション。
「 Pieces 」では、ドラムズにパーカッションとメロトロンのアコーディオンの音。
「 All My Heads Meet 」では、ミッド-セクション・ギター。
「 Franscrams ! 」では、パーカッション。
「 Waffleson's Dream 」では、パーカッション。( フルートは、Doug Lawrence )
「 Here I Go 」では、ドラムズとパーカッション。


 パートリッジが、これまでプロデュースしたものの中では、最も面白いように感じました。ほぼ全曲のドラムズ、パーカッションをパートリッジが加えているので、旋律の文脈の分節がパートリッジのものになってしまっているようで、聞いていると、いかにもパートリッジ的に聞こえました。
 Olive 自身は、もちろん、とても優れたソングライターに感じました。
posted by ノエルかえる at 11:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月19日

Here Comes President Kill Again 訳

 パートリッジの「 Here Comes President Kill Again 」、童謡風の歌詞です。そのまま読んだのですが、smoking pen と言う語が分かりません。ワシントンポストに、the smoking pen と言う題で記事がありました、そこでは、チェイニー副大統領の手書きのメモを言っているように思えました。ですけれど、smoking pen が、どう言う意味なのかは分かりません。


拙訳です


殺大統領、ふたたび現わる。
殺した人たちに囲まれて、
大統領に殺された人たち、自分は誰で、なぜ、どこで、いつ、殺されたかしゃべってる。
殺大統領、もう一回殺したい。

バンザイ、鐘が鳴る、良心王、死んだんだ。
バンザイ、王は独房、でも、ぼくらには、かわりに殺大統領がいるんだ。

殺大統領、ふたたび現わる。
とても可笑しな執務室から、
ポンドとドルと円を身に着けて、演説放送。
殺大統領、もう一回殺したい。

バンザイ、旗を掲げろ、気遣い女王、死んだんだ。
バンザイ、殺大統領にかわって、ぼくらは遺体袋を積み上げなくっちゃ。

民主主義は素晴らしいよね、ロシア人には負けっこないさ。
民主主義は素晴らしいだろ、好きな人に投票するんだ。

殺大統領、ふたたび現わる。
すごいペンで書き込んで、
純白ホワイトハウスから英国第一大蔵卿官邸に、人の命を引き渡すんだ。
殺大統領、もう一回殺したい。

バンザイ、何もかもが素晴らしい、たった今、殺大統領、死んだんだ。
バンザイ、皆はきっと待てないんだ、殺大統領のかわりに投票するのがね、、
posted by ノエルかえる at 15:59| Comment(0) | TrackBack(0) | Oranges & Lemons | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Powers 各曲名

 『 Powers 』、発売されたディスクには、トラックナンバーだけで、題名が付されていませんでした。ベルナールさんとの対談 ( 9月13日付け )では、題名を言っていますので、備忘します。パートリッジの簡単な説明も抜き書きして備忘します。



1. "Earthlight"
To me, this whole piece sounds like starlight -- bent starlight.


2. "Dissolver"
To me, this is almost as if you're on the outskirts of hell. Imagine there are pools of liquid that are fiery or sulfurous-looking, and there are lots of dark rock formations.


3. "Outpost"
For me, it's like something waiting and observing and looking .


4. "Pebble"
For me, it's a liquid metal. You're inside the metal, and you're seeing it.


5. "Transmitter"
I thought the named summed it up for me -- for me, it evoked some essence of communication.
I wanted a human or an emotive quality to that part of it -- like someone is trying to reach you, or something is pulling you in, with an emotive sound.


6. "Hothouse"
My favorite Sci-Fi novel.
That's the sense of floating, in the middle of lightness or darkness -- I was trying to get over that sense of suspension.


7. "Star"
To me, this one is kind of malevolent. There's evil intent in this stellar object.


8. "Palace."
This one is like being inside a vast structure, and there are surprises -- not all of them pleasant.


9. "Monitors"
They're creatures, little creatures, big creatures. they're not creatures as we would think of them. I'm observing a lot of creatures. I don't think they're menacing -- they're just doing what they do.


10. "Rogue"
Yes, you're moving towards this large thing.


11. "Needle"
I was looking for bird-like sounds.


12. "Darkness"
There are globs and gloops, like he does in his paintings.




 また、この対談の中で、パートリッジは影響を受けた作曲家を上げていますが、これまでのインタビューなどでは挙げなかった名前のように思います。けれども、頷けるものです。

一人は、Pierre Henry ( ピエール・アンリ ) 。フランスの作曲家。1927年生まれ。
オリビエ・メシアンなどに師事、ミュージック・コンクレート、電子音楽の先駆者。67年の作品『 Psyché Rock 』は、ポピュラー音楽にも大きな影響。

もう一人は、François Bayle ( フランソワ・ベイル ) 。フランスの作曲家。1932年生まれ。
オリビエ・メシアン、カールハインツ・シュットクハウゼンに師事。電子音楽の作曲家。
Acousmonium ( アクースモニウム )を開発。
posted by ノエルかえる at 10:27| Comment(2) | TrackBack(0) | Other Recordings | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月17日

Battery Brides (Andy Paints Brian) 訳

 パートリッジの「 Battery Brides (Andy Paints Brian) 」、

そのまま読んだだけです。


養嫁場の花嫁さん、控室から
逃げ出そうとしたことあるの?
でもやっぱり、控室にいたんだね。
養嫁場の花嫁、花嫁さん、
養嫁場の花嫁、花嫁さん。

花嫁さんは、百万の同級生と一緒に学校を卒業して、
それで、お店でパートタイムで働くんだ、
それで、未来の夫や恋人を夢見ているんだ、
自分が生産ラインに載ってるなんて、思ってもいないんだ、、、
posted by ノエルかえる at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | Go 2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月15日

King for a day 訳

 ムールディングの「 King for a day 」、
パートリッジにはよくある、ミュージック・ビジネスへの反感の歌をムールディングも歌っているようです。
 この歌詞を読むと、パートリッジの「 Garden of Earthly Delight 」と呼応しているように思えます。「 Garden of Earthly Delight 」が、生命への祝歌のようでありながら、ミュージック・ビジネスへの嫌悪も隠されているのに似て、「 King for a day 」は、ミュージック・ビジネスへの嫌悪を歌っているようで、人生への讃歌も隠されているように感じます。


言葉について、

「putting tongues where they didn't ought to be,」と言う表現、
tongues は、舌のような形態のもの意味ではないかと思いました。
続いて飛び石がありますから、石から石へ突き出て渡された板のようなものを考えました。

「Sing for your supper boy 」と言う表現、
ムールディングは、「 Wash away 」でも、同様の表現を使っていました。
( Sing for your supper ) は命令形で、boy は呼格。



拙訳です:




誰もが、いつのまにか、金が支配する世界に侵されているんだ。
「無料のものは無し」の国へと続く
人間の心と魂で出来た飛び石の上に、
その石の渡すべきではないところに、差し板を渡しているんだ。
そして、人々が渡るその道では、
「ある物は全部とって、何も与えない」が作法なんだ。
そこでは、何もかもが不確かで信頼できるものはないんだ。
一番大きな口の者が、新開道を自分の元へ呼び込むことになるだろう、
そして、一日の間、王になるんだ。

誰もが、新しい注目人物に一触れしようと殺到するんだ、
それを、笑顔で何とか逃げ切るようにしないと駄目なんだ。
「新しいスター君、糧を得るために歌いなさい、飛び上がって指を鳴らしなさい!」
そう言うけど、それは僕の生活様式ではないよ、
と言うのも、梯子はどんどん高くなるんだよ、
人々の欲望はどんどん強くなるんだよ、
もう、僕はお腹が空いてたまらないんだ、( いつまでも食べられないの? )
「新しいスター君、そうしないと、不運をもたらす月が君を落ち目にさせるよ。」
「たった一日の王になってしまうよ。」

「新しいスター君、君はここには一回限りしかいられないんだよ、
だから、間違いなく幸運をつかまなくてはならないんだ。」
( 言い争いや喧嘩の時間はないんだよ )
「考えてご覧、誰かの苦境を計りで量ったとしても、
人生には、そんなにたくさんのものがあるわけではないんだよ。」
( 生きているうちに君が見るもの、それは光だよ )
posted by ノエルかえる at 12:51| Comment(0) | TrackBack(0) | Oranges & Lemons | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月13日

the king pin

 ムールディングの「 King for a day 」の歌詞に出る the king pin 。

 自動車に関連した用語では、車輪とステアリングを連結する回転中心軸を指します。
また、トレーラーと牽引車の連結部分にも、king pin と呼ばれる部分があります。牽引車側の連結装置をカプラ ( coupler )、トレーラー側をキングピンと呼びます。


 スポーツのボウリングでは、1番ピンをさす場合と、5番ピンを指す場合があるようです。

 比喩的な表現として、中心人物を指す時にも用います。
posted by ノエルかえる at 08:57| Comment(0) | TrackBack(0) | Oranges & Lemons | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月12日

the money god

 ムールディングの「 KIng for a day 」の歌詞に、the money god と言う語が出ます。

 この「 the money god 」と言う語は、George Orwell ( ジョージ・オーウェル )の小説作品『 Keep the Aspidistra Flying 』で使われています。

 『 Keep the Aspidistra Flying 』は、1936年に出版されていますので、ルポルタージュとして有名な『Homage to Catalonia / カタロニア讃歌』(1938年)よりも前で、小説として有名な『Animal Farm 動物農場』(1945年)よりも前です。

 あらすじは、裕福な家庭に育ち、教育も才能もある主人公、Gordon Comstock が、金に支配された世界に決別すべく、将来を約束された職を断り、低賃金の書店の店員に身をやつしながら、「詩」を書こうとするのだけれど、金を忌避することが強迫観念となり、却って金に支配された状態となって破滅すると言うもの。
 その Comstock が世界の様相を、金が充ち満ちていると捉えており、それを、the money god と呼んでいます。
posted by ノエルかえる at 17:43| Comment(0) | TrackBack(0) | Oranges & Lemons | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月06日

chain of office

 パートリッジの「 Mayor of Simpleton 」の歌詞、( ) で加えられている合唱の部分にある、Chain of Office 。意味が分からなかったのですが、
Livery collar のことだと。

 こちらのブログで知りました。
The Other Side of the Sleeping Heart: Mayor of Simpleton by XTC

思いの深さがお金だったらさ、
( ヒトツオボエ市市長です、ご起立願います )
僕こそ金のなる樹を育ててる男だもの、
( 飾り鎖は着けて居りません、一つもないんです )
そしたら、君のお友達は頭脳ばっかりだから、きっと、貧乏で、貧乏なままだろうね。


下の絵の肩にかけているもの:

476px-Hans_Holbein_d._J._065.jpg



2012年1月29日追記:
「 chain of office 」で検索があったので、
chain of office に関して後に書いた記事:
頸章: ノエルかえる不恵留 2011年11月15日

それから、今のスウィンドン市長の写真:
首には、chain of office

mayor_works_1.jpg
posted by ノエルかえる at 15:02| Comment(7) | TrackBack(0) | Oranges & Lemons | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月05日

the Maypole 訳

 パートリッジの「 The Wheel and Maypole 」の「 the Maypole 」の部分も読んでみました。

 すべての物が滅びる、と言うのは分かるのですが、それぞれの言葉がどのようにイメージを生成するシステムになっているのかが、分かり辛いです。the wheel と the maypole は、同じ概念なのか、違うものなのかも、はっきりとしないまま、読んでしまいました。



轆轤台は回り続ける、丸い台が回り続ける、丸い盤が、丸い、丸いメポールが、
そして丸いメイポールが回り続けている。
今日という日は、私を振り回す、そして、
これまで私が拠っていた世界軸から私を叩き落とした。
メイポール、五月柱、春の柱、
今日という日は、幾本もの帯で柱に縛られていたけれど、いつの日にか、
それも解けて、私は落ちてしまう。
物は、何であっても、滅びてしまうもの。

すべての物は滅び去る、
森の樹々は倒れて、土壌へと変わって行く。
惑星は粉々に割れてしまい、
恒星へ取り込まれて行く、そして、
恒星の食料庫へ収められる。
人類が何か優れた種だと考えたのは、どんな理由だっただろう、
人類が永遠に生き続けると考えたのは、どんな根拠があったのだろう。
私は、あまりに甘い見通しを持っていたのだったか?
何もかもが解けていくのは、当然のことなのに。

ピラミッドも、たくさんの宮殿も埃になっていく、
幾つもあった帝国も現に崩壊している、
ウェディング・ケーキも黴びて朽ちてしまう。
人類が何か優れた種だと考えたのは、どんな理由だっただろう、
人類が永遠に生き続けると考えたのは、どんな根拠があったのだろう。
私は、あまりに単純だったのか?
それが分かる程の能力はなかったのか。

メイポール、その周りを車輪が回っていく、
時間が造り出す瓶に、人類の愛が入らないと言うのならば、
今日という日は、五月柱に巻付いた帯を解き、私を
自由落下に任せるだろう。

車輪は回り続ける。
posted by ノエルかえる at 18:01| Comment(0) | TrackBack(0) | Wasp Star | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

The Wheel 訳

 パートリッジの「 The Wheel and the Maypole 」。二つのロンドがくっついた歌なので、まず最初の「 The Wheel 」の部分を読んでみます。

 歌詞の内容は、中々掴めません。
 I と we 、それに、you の関係も分かり辛いです。ただ、I と you でwe のようには思えません。I と you は、対峙してる関係のように思えます。ですので、I は一個人の私で、we は、その個人を内包している人類全体として、you は、何か概念的なものと設定して、読んでみました。
 そのように読んでも、何を歌っているのかは分かり難いのですが。


今日という日が、もうすでに、畑の畝を用意しているのなら、
私は、鍬を手に取らなければならない。
今日という日が、もうすでに、兎の巣穴を用意しているのなら、
私は、兎を捕まえなければならない。
今日という日が、もうすでに、新聞を用意しているのなら、
私は、ペンを手に取らなければならない。
時と言うのは、目にも見えず過ぎ去るものと思っていたけれど、そうではなく、
実体なのだと、私はわかったんだ。
今日という日と車輪は回っている。
時間が造り出す瓶に、人類の愛が入らないと言うのならば、
そんなものは、地面で叩き割ってしまおう。
時間が造り出す瓶に、人類の愛が入らないと言うのならば、
他のどれよりも大きなものを造ってしまおう。
瓶を練り上げる轆轤台は回り続ける。

今日という日が、もうすでに、ヴァレィ・スタジアムを用意しているのなら、
私は、選りすぐりの選手を揃えなくてはならない。
今日という日が、もうすでに、アント・サリーの駒を用意しているのなら、
私は、投げ棒を手に取らなければならない。
今日という日が、もうすでに、「移ろい」を始めているのなら、
私は、時刻を刻まなければならない。
時と言うのは、目にも見えず過ぎ去るものと思っていたけれど、そうではなく、
実体なのだと、私はわかったんだ。
今日という日と車輪は回っている。
時間が造り出す瓶に、人類の愛が入らないと言うのならば、
そんなものは、地面で叩き割ってしまおう。
時間が造り出す瓶に、人類の愛が入らないと言うのならば、
他のどれよりも大きなものを造ってしまおう。
posted by ノエルかえる at 14:16| Comment(0) | TrackBack(0) | Wasp Star | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Plough Monday

 パートリッジの「 The Wheel and the Maypole 」、歌詞に「 plough 」 と言う語があります。鋤を指す語なのですけれど。『 Apple Venus 』シリーズには、祭事を示す語が多用されています。Easter であるとか、Greenman とか、Harvest Festival とか。シリーズ 2 の『 Wasp Star 』には、この歌の後半、maypole だけにようにも見えるのですが、plough には、祭事を示す語があります。
 Plough Monday は、公現節 ( 1月6日 ) の後の最初の月曜日です。英国では、15世紀以来、その年の、農作業の開始の日でもあるそうです。また、それを祝う日。

Plough Monday :クリスマス関連の讃歌を説明したページから




posted by ノエルかえる at 13:31| Comment(0) | TrackBack(0) | Wasp Star | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

the seed and the Valley

 パートリッジの「 The Wheel and the Maypole 」の「 The Wheel 」部分の歌詞にある、
I've got the seed
, If you've got the valley
の部分。
 the seed と the valley の関係が、そのままだと、よく分かりません。種と谷、では。
 なのですが、the valley が、ロンドンにある、サッカーのスタジアムの The Valley であるならば、関連させての seed の意味も取りやすくなります。シード選手、おそらく有望選手の意味で使っているのだと思います。
posted by ノエルかえる at 11:12| Comment(0) | TrackBack(0) | Wasp Star | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Mundi

 パートリッジの「 The Wheel and the Maypole 」の「 the Maypole 」の部分の歌詞に出る、mundi 。
ラテン語の「世界」。フランス語の monde 、スペイン語の mundo と同じ。

 英語で、普段に、この語が使われているのは、Mappa mundi を言うとき。13世紀にヨーロッパで作られた、世界地図。丸い形をしている。現在では、この地図は、イングランドの Hereford cathedral に保管されている。

Mappa Mundi − Hereford Cathedral


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 歌詞の中の「 axis mundi 」は、世界軸。
posted by ノエルかえる at 10:26| Comment(0) | TrackBack(0) | Wasp Star | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする