パートリッジの「 Burning With Optimism's Flames 」。
歓びの歌。使われている語は、その後、何度も使うようになるものだと思います。「 Mermaid Smiled 」「 Omnibus 」「 I'd Like That 」などが、この系譜の歌か知ら。
言葉について:
「 the cat who got the cream 」のところ、
「 like the cat that got the cream 」と言う慣用表現があるのですが、( self-satisfied, having achieved one's objective ) チェシャ猫も登場するので、表現の内容でなく言葉そのままに使って、イメージを作っているのだと思います。
optimism、pessimism、それぞれ、楽観主義、悲観主義と言う言葉はとりませんでした。どちらも、語源はラテン語で、optimum、pessimus、で、最善のもの、最悪のものと言う意味です。日本語でも、楽観、悲観は、世界を善いものと捉えるか、悪いものと捉えるかの世界観が、言葉の元の意味ですけれど、私たちが普段この言葉を使う時には、心配があるかないかのように使っているので、それと混同を避けるために、取りませんでした。
拙訳です
( Idea のサイトはもう使えないので、Chalkhills のサイトの lyric を元にしてます。 )
これまで一度も、彼女が色付いて照り映えるのを見たことはなかったのに、
ところが今、まるでオーロかなにかのように、
あらゆる色の輝きを投げかけているんだ。
彼女の頭に生じた輝きは、次第に大きくなり、
大地にまで達して、辺りを包み込んでしまおうとしている、
まるで、ナバホ族の毛布のように。
これまで一度も、彼女が声を挙げて歌っているのを聞いたことはなかったのに、
ところが今、まるで銅で出来た風鈴のように、
優しい響きで歌っているんだ。
すると、驚いたことに、その響きで泉が湧き出したんだ。
その様子は、達成感で自己満足げに舌舐めずりをして、
従姉妹のチェシャ猫のようにほくそ笑んでいる姿に見えるんだ。
彼女は、自分が輝く方法を見つけた、と言い切っているんだ。
そう、今、彼女は微笑むことがすべてなんだ、彼女は夜を追い出したんだ。
「私は至高の炎で燃えているの、ずっとずっと」と彼女は言うんだ。
「私は、罪も恥も焼き捨てるのよ、何もかも」と彼女は言うんだ。
「全てが最善のものと言う思いが私を燃やすの、」と彼女は言うんだ。
「燃え上がっているの。」と彼女は言うんだ。
そうして、私もまた微笑んでいるのが分かるんだ。
私は、幼年期に戻ってしまったようだから。
そして、私も彼女から、
火打石について教えを受けたんだ。すると、
全世界を整えて、手際もよく、自分の小さな指の周りに巻付けられたんだ。
私も、もう、ほくそ笑むのを止められない。
私は、きっと、勝利しつつあるんだ。
全ては最悪のものとと言う考えは投げ捨てよう、
空中へ投げ捨てよう、嫌な考えは激しく回って、
床に当たって潰れてしまうだろう。そして、もう二度とは、
おしゃべり鵲にするように、安っぽく光る
甘言で、私を惹きつけることはないだろう。
ああ、今、あらゆる鳥あらゆる蜂が、火に薪を焼べている、それも私のために。
ああ、閉じていた扉の全てが開いて、炎をもっと燃やそうと、煽っている。
私は、もう大丈夫だと思う。
私は、今、夜を昼に変えようとしているんだ。
posted by ノエルかえる at 13:46|
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