2011年08月09日

Not Waving but Drowning

 ふと、Stevie Smith のことを思い出してしまいました。Stevie Smith は、1902年生まれ、1971年没の、イギリスの女性詩人。キングストン・アポン・ハルの出身。童話風の詩を書いた人。XTC にも影響があるかもしれません。

 インターネット検索で、簡単に見つかるのは、「 Not Waving but Drowning 」( 1957年 )と言う詩。

ちょっと読んでみました。


Not Waving but Drowning
 
by Stevie Smith

Nobody heard him, the dead man,
But still he lay moaning:
I was much further out than you thought
And not waving but drowning.

Poor chap, he always loved larking
And now he's dead
It must have been too cold for him his heart gave way,
They said.

Oh, no no no, it was too cold always
(Still the dead one lay moaning)
I was much too far out all my life
And not waving but drowning.




だれも耳をかさなかった、その溺死したひとに。
そのひと、まだ呻いてる。
「おれは、みんなが思うよりずっと離れていたんだ、
だから合図もしなかった、そして、沈んだんだ。」

可哀想なひと、そのひと、いっつも騒ぐのが好きだった。
でも、もう死んでる。
ほかのひとたちは言う、
恋人に逃げられるなんてそいつには辛過ぎたに違いない、と。

そんな、ちがうちがう、いつだって辛かったんだ。
( 死んだひと、まだ呻いている。 )
「おれの人生、ずっと、滅茶苦茶だった。
だから合図もしなかった。そして、溺れ死んだんだ。」





追記、8月10日:最初の行、訂正しました。
posted by ノエルかえる at 22:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 薬師 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする