2012年05月29日

The Lighter Side of Dating

 きのうは、『 Platinum Coil 』と、カール・ベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のモーツァルト交響曲第40番、第41番をかけた。やっぱり、ウィーン・フィルの方が好き。

 きょうは、The Monochrome Set のリィシュー版、『 Strange Boutique 』と『 Love Zombies 』が届いたので、かけようと思う。
 US のWater 版ですけど、歌詞カードはないんだ。
 ボーナス・トラックがないのがいい。
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2012年05月28日

Merle noir

 吉田秀和さんの訃報を聞く。

 ビル・エヴァンスの『 You Must Believe in Spring 』をかけたり、メシアンの「 Le Merle noir 」をユーチューブで見たり、

 ポール・ビートルの「 Blackbird 」を読んでみました。
( 元にしたのは、the Beatles のホームページ:http://www.thebeatles.com/#/songs )
この歌、ポール・マッカートニーがバッハのブーレホ短調 ( Lute Suite in E minor, BWV 996 リュート組曲の中のBourrée )に着想を得たものだと言うこと。パートリッジもこの歌を好きだったと思うけれど、それは、バッハの影があるからか知ら。


クロウタドリ、音もしない夜に、
鳴きながら、何とか飛べないかと、解れた翼で羽搏き続ける。
そうして、生きている間中、
土から離れる瞬間を待っている。

クロウタドリ、音もしない夜に、
鳴きながら、何とか見えないかと、瞑れた瞳で覗き続ける。
そうして、生きている間中、
蓋( かさ )が落ちる瞬間を待っている。

黒い鳥、飛んでゆけ。
虚空を進み映えるものもなく真黒なままの光の中を飛んでゆけ。
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ムールディング、ベルナール対談「 Ball and Chain」8

ベルナール「この歌をライブで演奏する時はどうでしたか?」
ムールディング「いつも、きわめて上首尾に出来たと思います。グレゴジーが、コードを弾き始めるのですよね、延々と牛が反芻するように引き延ばすのです。それで、デイブはそうして、私とアンディに、一息入れて水を飲む間を与えてくれるのです( 笑い )。それから、全員で始めるのです。とてもよかったです。荒々しい力強い曲でした。観客は一緒に歌いました。傍若無人だったと思います。」
ベルナール「若い時に傍若無人でなければ、何時、そうなれるのですか?」
ムールディング「本当にね ( 笑い )。」
ベルナール「ギターについてはどうでしょう、何か特別なことを覚えていられますか? グレゴリーさんがコードをもしゃもしゃ反芻して、パートリッジさんが旋律を弾いて、最後に、極めつけの不協和音で締めくくるのですよね。それは、リハーサルの間に考えついたものなのですか?」
ムールディング「ええ、リハーサル室で出来ました。後には、デモ・テイクが隅々まで明確に作られるようになったのですけれど、それとは反対に、そのころは、様々なことを試す余地があったのです。」
ベルナール「ソロは、パートリッジさんですよね。」
ムールディング「( 笑い ) そうです、アンディです。しばらくの間は、アンディは自分のソロについて、私たちのどんな承認も得ようとしないようでした。」
ベルナール「クレジットでは、チェンバースさんが、バック・コーラスをしたことになっているのですが。」
ムールディング「「 save us from the ball and chain 」のところ、サッカーの試合会場の客席の叫びで、一緒に叫んでいるのですね。」
ベルナール「ライブの時も、チェンバースさんは歌ったのですか? いろんな映像を見たのですが、彼のところにマイクがあるのを見たことがありません。」
ムールディング「歌ってはいません。ライブでは歌わない、と言う信条をテリーは立てていました。ですが、カナダで、ひどいステージがあった後、テリーがステージの前に出て来てマイクをつかんで、「オラ! オレラはテメーラの金を貰ったがな、んなもん、ケエシテやる!」と言ったのを覚えています( 笑い )。それが、彼がマイクで喋った唯一のものですね。テリー、私たちからリンチされかかりましたよ。」


おわり
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2012年05月27日

Philip Jones

 BBS には、随分以前にメモしていたのですが、このブログにはしていなかった?ようなので。

 パートリッジが、ツィッターで挙げていた音楽家。Philip Jones。1928年、バースに生まれ、2000年に亡くなった人。トランペット奏者。古い奏法も伝えながら、現代曲までをレパートリーにしていた。Philip Jones Brass Ensemble と言う楽団を組み、金管アンサンブルという演奏形態を始めた一人。
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2012年05月26日

ムールディング、ベルナール対談「 Ball and Chain」7

ベルナール「この曲のキーボードのパートですけれど、覚えておられますか? グレゴリーさんが弾いていますよね、違いますか?」
ムールディング「単音の金管の音の楽句は、ミニコルグで私が弾いたのです。そのミニコルグは、今でも持っています。」
ベルナール「まだちゃんと使えるのですか?」
ムールディング「30年経っても、ちゃんと使えるのです。あれは、本当に素晴らしい単音のシンセサイザーですね。デイブは、プロフィット5 を手に入れたら、ミニコルグを軽視するようになったのです。それで、「それなら、譲ってくれ」と言ったのですよ。それ以来、ミニコルグは私のものになっています。たくさんのデモ・テイクやレコーディングで、私はそれを使っています。本当に素敵な小型シンセサイザーだと思います。」
ベルナール「初期のころのXTC のアルバムでは、ミニコルグはいくつかの重要な音響を創っていますね。[ 初期と言っても、『 Blacke Sea 』以降 ]」
ムールディング「ええ、その通りですね。金管の音を創り出そうと、水玉の様にポチポチとキーボードを打って、あの楽句を弾いています( 笑い )。でも、無味乾燥なシンセサイザーの音は、単音のラインに必要な伸びて持続する音は、本当には、出せないのですけれど。それで、スティービー・ワンダーのレコードで鳴っているシンセサイザーを聴く度に、無味で虚構的なのに、鮮やかに聞こえるようにするのは、どうするのだろうかと、不思議に思うのです。
 私たちは、本物の金管隊を使うべきでした。でも、安物の金管ですませてしまった、と残念に思っています( 笑い )。当時、本物の金管隊をXTC が持っている様なふりをしたいと望んでいたのです。ですが、ステージのことを考えると、本当にブラス隊がいなければいけない、と言うことに気がついたのです。予算はそんなにないことは分かっていました。それで、シンセサイザーで、誤摩化したのです。結局は、ステージでは、デイブがそのパートを演奏しました。」
ベルナール「貴方は、ヴォーカルと金管の音のシンセサイザーの両方を重ねて録音しているのですけれど、シンセサイザーのパートは、どこから思い付いたのですか?」
ムールディング「本当のところ、大部分は、「委員会」で決められたのですね。ブラスのパートは、ほとんどが、いつもそうなのです。たぶん、パートの最初は私が考えて、他の誰かが、それを続けて、また誰かがラインの終わりを作ったのです。ブラス風のパートは、そう言うやり方なのです。私たちは、大昔のニュース映画の音楽のようにしたかったのです。」



6月18日、pecsmo さんのご指摘を頂いて、訂正
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2012年05月25日

Roman pot

 Swindon Advertiser の5月24日付けの記事に、Ermin Street からそれ程離れていない Highworth で2008年に発掘されていた、ローマ時代の壷の公開が決まったというものがあった。壷は修繕して使用されていた痕があると言うこと。
 「 The Wheel and The Maypole 」が思い浮かんでしまう。きょうは、『 Wasp Star 』をかけようか? テレビ欄には、『メン・イン・ブラック』とあるけれど。


25sa11pot2_v01.jpg
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L'idée

 きのうは、オネゲルの交響曲全集から、第1番、第2番、第3番をかけた。それから、ユーチューブで、Berthold Bartosch / ベルトルト・バルトーシュ の 1932年の作品『 L'idée ( イデア )』を見た。イデアには、オネゲルが付随音楽を書いている。
 バルトーシュは、1893年に、オーストリア−ハンガリー帝国のボヘミアで生まれた人。1920年にベルリンに移住して、Lotte Reiniger のアニメーション制作に協力した。
 1930年にパリに移り、『イデア』を制作。それは、実験的なアニメーション作品。
 バルトーシュが亡くなったのは、1968年。その前に、ユネスコで仕事をしていた時に、カナダの若いアニメーション作家 George Dunning を指導。George Dunning は、『イエロー・サブマリン』の監督。

 もちろん、パートリッジも好きな作家だと思う。

L'idée (1932) - IMDb






 それから、今朝見たパートリッジのツィッターには、Benjamin Folds と言う人のコメントが多数。パートリッジとやりとりをしていた。Ben Folds 本人? 共作もあり?
 でも、Anthony Strong さんとは、どうなったのだろう?
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ムールディング、ベルナール対談「 Ball and Chain」6

ベルナール「貴方のパートを録音する時ですが、レコーディングしている間、同じ部屋の中に、チェンバースさんが座っていたのですか、それとも、それまでにチェンバースさんが録音していたものに合わせて、それに重ねて、別に録音したのですか?」
ムールディング「当時は、バンド全員が一緒に録音したと思います。『ママー』の時にでも、一緒に演奏していました。「 Ladybird 」は、バンドで演奏していたのを覚えています。バンドで演奏して録音したもので、ベース・パートを録ったのです。『Big Express 』までは、私たちは、バンドで演奏していました。
 何か修整しなければいけない箇所があれば、全員でやって修整したのです。けれども、確かに、ドラムングについては簡単ではないですね。本当に、完璧な演奏を求めるとすればですけれどね。もし、ドラムが完璧に出来たとすれば、その時、振り返って、テープが回っているかどうかを見るのです。一緒に演奏して完璧に出来た時は、本当にいいものです。ずっと、[ 別々に録音するより ] 健康的です。」
ベルナール「有機的な感覚ですね。」
ムールディング「その通りです。あちこちの修正も、同時にしてしまいますからね。」
ベルナール「それで、この曲では、どのベース・ギターを使われたのですか?」
ムールディング「当時は、私はフェンダーを使っていました。」
ベルナール「貴方のフェンダー・プレシジョン・ベースですか?」
ムールディング「ううん、ちょっと、考えさせて下さい。…、あ、いいえ違います。レコードでは違いますね。あの時、私は他のギターも持っていたのです。どの曲にどれを使ったかは、ちゃんと覚えてはないのですけれど、アイバニーズのフレットレス・ベースも持っていたのです。このアルバムでは、たくさんの曲で、それを使いました。アイバニーズを「センシズ」で使ったのは覚えています。もうちょっと考えさせて下さい。…、たぶん、「ボールアンドチェイン」でもアイバニーズを使ったと思います。何曲科では、プレシジョンを使いました。正確には覚えていません。ヘッド・ホーンで聞いて、調べてみないといけませんね。でも、「ボールアンドチェイン」では、アイバニーズだと思います。
 フレットレス・ベースの弾き方では、たくさんの方からお叱りを頂いたのですが、でも、私は、自分の演奏をそれ程悪くはないと思っているのですけれど。」
ベルナール「そのフレットレス・ベースは、ネックにフレットが目印に描かれたものでしたか?」
ムールディング「いいえ、それはもっと前にです。」
ベルナール「私の友人は、ネックにフレットの絵が描かれたものを持っていたのです。それで、一緒に演奏したことがあります。もし、フレットの絵が描かれてないと、分からなくなるように思うのですが。」
ムールディング「明りが点いていれば、そのような描かれたフレットも有効なのですけれど。でも、灯が消えると、問題ですよ( 笑い )。ネックにフレットの絵が描いてあったのは覚えていませんね。もう、そのベースはもう持ってないのです。…、デイブの弟のボブに聞いてみましょう、ボブはベースを弾くのですけれど、私が買ったものがどんなだったか。私は、ベースを買う時は、いつみ、持っていたものを売って別のを買うのです。たぶん、ウォル・ベースだったと思いますけど。」
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2012年05月24日

ムールディング、ベルナール対談「 Ball and Chain」5

ベルナール「それでは、この歌でのチェンバースさんのドラミングについて話して下さいますか。アルバムは、「 Runaways 」で始まります。「 Runaways 」では、バス・ドラムは大きく深みのあるよく響く音なのですが、他のドラムは比較的に繊細な音になっています。一転、この「 Ball and Chain 」は、大きなドラムで始まります。そして、曲の大部分がそうなのです。それは、チェンバースさんと貴方が一緒に創り出したものなのですか、それとも、チェンバースさんお一人で考えだしたものなのですか?」
ムールディング「スネアかタムかとか、どのドラムを叩くかと言う選択は、たぶん、私はしていませんけれど、力強さと言う点では、私とテリーは一緒に考えたのだと思います。特定のどのドラムと言うことではなくて、力強さに気を配ったのです。誰かに演奏の仕方を正確に命じたとすれば、演奏家は、直ぐに、嫌気が差すだろうと、私は考えています。自分がしようとしていることの全体的な方向を指示するのでしたら、その方が良い結果になるでしょう。双方が何かを思い付くと言う様な、バット・アンド・ボール・ゲームのような形態が、ベース奏者とドラマーの関係には相応しいのです。
 ドラムには、『 Black and Sea 』にあったような荒々しさが、やはり、たくさんあったと思います。マナー・スタジオの石造りの部屋で、ヒュー・パジャムが創り出す音は、「 Inthe Air Tonight 」の感じですね( 笑い )。[ 「 In the Air Tonight 」は、フィル・コリンズの1981年1月5日リリースされた曲。 ] あれは、あの時代の音ですね。」
ベルナール「貴方たち二人が、本当に、あの特徴的な音を切り拓いたのですよね。一般の人々が忘れ勝ちなことの一つですけれど。一般の人たちは、「 In the Air Tonight 」やフィル・コリンズそれにピーター・ゲイブリエルの音のことは話題にしますけれど、パジャムとリリーホワイトのチームは、おの時頃に、貴方達とも仕事をして、音を創り出していたのですよね。」
ムールディング「実際には、その直前に、パジャムは、フィル・コリンズと仕事をしていました。」
ベルナール「ですが、ピーター・ゲイブリエルの『 3 』の前に、『 Drums and Wires 』でチームは貴方達と仕事をしています。『 3 』では、フィル・コリンズと、グレゴリーさんも参加しています。」
ムールディング「ええ、そうです。スティーブ・リリーホワイトは、ゲイブリエルに私たちの事を話して、「ナイジェル」やその他のものを聞かせたのですね。それで、ゲイブリエルは、それが気に入ったそうです。スティーブが戻って来て、ゲイブリエルさんはアルバムをどうするかずっと考えていたので、彼に「ナイジェル」などを聞かせたと、話していたのを、私は覚えています。私たちに影響力があった時なのですね。」
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2012年05月23日

ムールディング、ベルナール対談「 Ball and Chain」4

ベルナール「貴方がこの歌について話されたことを引用した他の記事を、私は探していたのですが、アルバム『 English Settlement 』に収められたご自分の歌の中で、最も嫌いな歌だ、と貴方が言われているのを目にしたのです。私は、とても驚きました。今でも、そうお思いですか?」
ムールディング「アルバムの中では、最も、あからさまで誰にでも直ぐに分かってしまう様な歌だと思います。おそらく、そうだからなのでしょう、この歌は、人々の好みに合うコマーシャルなものになっています。音楽家にとって、そのように人々の好みに合う分かりやすいものというのが、最も重要なもの、最終的な目的では、必ずしもないのです。それは貴方もご存知だと思います。録音された私の作品で、一番嫌いな歌です。他の歌の方が、もっと興味深いですよ。」
ベルナール「「 Fly on the Wall 」や「 English Roundabout 」は、確かに、あまり分かりやすくはないですね。」
ムールディング「ええ、違う拍子であったり、そんなことですね。でも、これはどうしても分かって頂きたいのですけれど、ヴァージン社が声を大にして言っていたのは、シングルが欲しいと言うこと、私たち XTC はヒット・シングルを持つべきということなのでした。この大号令は、私たちが仕事を続ける間、ずっと絶えませんでした。当時、ヴァージン社の新しいA&R マンとして、ジェレミー・ラッセルズが遣って来て、「お前らがヒット・シングルを出すまでは、アルバムを出してやらない。」と言ったのを、私は覚えています。それが、戦略だったのです。」
ベルナール「それで、会社は、アルバムを人質にとって、貴方達を、陳腐にしようとしたのですね。」
ムールディング「ある意味では、そうですね。私たちは、もっと面白い他の曲を遣ろうとしていました。それは、XTC のメンバー全員が本当に好きな歌でした。ですが、会社は、「いや駄目だ。会社は、「ボールアンドチェイン」をシングルにする。」と言ったのです。それで、私たちはそうしました。大抵の場合、議論する事などはなかったのです。
 別の場合、「シングルになるのが無い、もう一曲書け。」と言うこともままありました( 笑い )。私たちは、会社の要求を満たすことが出来て、幸運だったと思います。少なくとも、会社のために、何かがあったのですから。それで、他のものを続けることができました。」
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2012年05月22日

Pastorale d'ete

 今朝の、パートリッジのツィッターを見ると、『 Gonwards 』は、GONWARDS out in a few months と書いているから、6月は無理なのかもしれない。待ち遠しい。

 興味深かったのは、オネゲルのピアノ音楽が好きだと書いていたこと。「 Honegger's piano music a fave of mine,Satie good too 」
http://twitter.com/#!/xtcfans/status/204553912697622529
 先週だったか、テレビで、N響だったか、オネゲルの『夏の牧歌』を放送していた。その時も、スカイラーキング、スカイラーキング、とこのブログに書こうかと思っていたのだけれど。『夏の牧歌』は、管弦楽曲だけれど。
 『 Pastorale d'ete /夏の牧歌 』は、オネゲルが、アルチュール・ランボーの『 Illuminations 』のエピグラフ、J'ai embrassé l'aube d'été /私は夏の曙を抱きしめていた から思い付いたもの、と言うこと。
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ムールディング、ベルナール対談「 Ball and Chain」3

ベルナール「貴方を特に惹き付けた場所があるのですか?」
ムールディング「町の中心に、極めて重要な建物がありました。バプテストの礼拝所です。教会の様なものですね。その建物には、素敵で古風な鼻隠しがありました。開発業者達は、それを取下ろしました。駐車場に取って代わりました。
 典型的な例でした。おそらく、町で一番の建物だったのです。それを根こそぎ無くして更地にしたのです。三年か四年の間、駐車場でした。そこに何かを建てる資金を誰も持っていなかったからです。結局は、何人かの人たちが資金を出し合って、鋼鉄とガラスの建築をそこに建てましたけれどね。」
ベルナール「デモ・テイクについては、何かを覚えていますか?」
ムールディング「そうですね、デモ・テイクは、リハーサル・ホールで録ったものなのか、私だけがギターの弾き語りをテープ・マシンに入れたものだったのか、確かには覚えていません。でも、デモ・テイクはあった筈です。ヴァージン社がどれをレコードにするかを決めるために使いましたから。
 どちらにしても、私のデモ・テイクは簡単なものです。いいものにするのではなくて、やり過ぎてしまうということは、私はしないのです。でも、会社のお方々は、それを聞いて、「これは当たって、また、トップ20になるぞ」と思ったに違いありませんね( 笑い )。当時、ヒットに対する渇望がありましたから。会社は、『 Black Sea 』で味を占めていたのです。そうなりそうでした、XTCは、ヒットを生み出しそうだったのです。
 そのことが、当時、私が歌を書くことに於いて、大きな部分を占めていたと思います。ヒット作を作ると言うことが、プレッシャーと成って、自分自身の主義主張を折らせてしまうのだと思います。」
ベルナール「ヒットを得たいと言う願望が、歌を生み出したのですか?」
ムールディング「この歌が、ややあからさまだと言う理由の一つは、それにあると思いますね。もう一つのヒット作を得たいと、急いだのですね。」
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2012年05月21日

今日は何の日:Mary Anning

 5月21日は、Mary Anning の誕生日。1799年5月21日生まれ、1847年3月9日没。ドーセット州のライム・リージス村の人。
 化石収集家。Fossil hunter
 家具職人の家に生まれた。生後間もなく村に落雷があり、村人を直撃。その内のたった一人の生存者。幼い内に、父が死んで、収入が無くなったので、兄と二人で、化石を拾って観光客に売って生活の糧とした。
 後に、化石が科学的関心を集めるようになり、彼女はそれに貢献した。彼女の化石の発見で、それまでは考えられていなかった、生物の絶滅があったことが、実証的に論じられるようになった。


 と言う訳で、『 Fossil Fuel 』を思い出す。


 パートリッジが、化石の採集を趣味にしているかどうかは知らない。
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グレゴリー回想「 Towers Of London 」

 ベルナールさんのMySpace のXTC ブログでの、グレゴリーの回想「 Towers Of London 」。


 1980年の6月23日に、私たち XTC は、スティーブ・リリーホワイトとヒュー・パジャムと共に、タウンハウス・スタジオで、この曲の発売用のレコーディングを始めました。( その日の朝早くに、「 No Language in our Lungs 」の基本トラックを仕上げた後に、始めたのです。 ) アンディは、ギターは、新たしいギブソン・ギターの the Paul を、アンプとスピーカーは、マーシャル 100 にマーシャル 4×2 スピーカーのキャビネットを使いました。( そのあと直ぐに、ザ・ポールは、ニュージーランドをツアー中に盗まれたのですけど。 ) コリンは、中くらいの大きさの、特製のディマジオのピックアップが新しく付け替えられた、エピフォン・ニューポート・ベースを弾いています。私は、新しく買った、ブロンドのフェンダー・テレキャスターを使っています。そのテレキャスターは、ヴィンテージもののセイモア・ダンカンのピックアップを付けていました。

 コリンと私は、ケンブリッジの電化製品会社 H&H に、ある製品を納入してもらう確約をしていたのです。H&H は、Performer と言う名前の新しい規格のアンプを売り出す予定だったのです。それは、MOSFET トランジスタを利用した新しい回路を装着していていました。それで、パワフルでいて、機械自体は静粛で頑丈に思えたのです。また、とても、本当に「真空管」的な音を生み出したのです。それに、コンプレッサーとリバーブに加えて、いつくかのエフェクトの装置も付いていました。エコー・ディレイや、オートマティック・ダブル・トラッキングや、コーラス、それに、フランジャーなどです。

 H&H がコリンに提供したベースのアンプは、「 Bass Machine 」と名前が付けられていて、パラメトリック・イコライザー回路と専用のリフレックス・キャビネットが付いていました。私は、100ワット( ! )、2チャンネルで、4×12・キャビネットに適合したのものを受け取りました。そのアンプは、スタジオでとてもよく作動したので、コリンと私は、『 Black Sea 』の私たちのパートのほとんどを、そのアンプを使って録音しました。「タワーズ」のベーシック・トラックもそうです。

 少し間を置いて、6月29日に、私たちは「 Towers of London 」の録音に戻りました。その時には、アコースティックのリズム・ギターを加えたのです。とても安い、イタリアのエーコ社のランジェル ( Eko Ranger ) を使いました。後に、翌年ですけど、XTC が、『 English Sett;ement 』の録音を始めた時には、パジャムさんは、そのギターを録音することを断固拒否したのですけれど。彼は、自分がマイクをセットする前に「何か使えるもの」を見つけに、私をロンドンに行かせました。マーティン D35 が要求された結果を出しました。

 翌日、アンディと私は、更にギターを加えました。私は、ミドル8一杯のソロを弾きました。楽器は、自分のギブソン ES-335 で、アンプは、H&H の澄んだチャンネルを使いました。ところが、録音機は回っていませんでした。曲での音色の発想とソロの仕方は、スティーリー・ダンのファースト・アルバムに入っている「 Midnight Cruiser 」でのジェフ・バクスターの演奏から来ていると思います。当時、バクスターとデニー・ディアスは、私の音楽的な崇拝の的でした。私は、心底感化されていたのです。

 7月4日に、アンディはボーカルを録音しました。私は、イントロに更にギターを加えました。たぶん、アンディのリフに重ねてだったと思います。楽器は、'65年製のギブソン・ファイヤーバード 3 で、アンプはメサブギー・コンポを使いました。7月7日に、アンディは、更にボーカルを加えて、トラックは完成しました。ミキシングは、1980年の7月12日に行われました。


HH Amplification - Performer :
http://www.hhamplification.co.uk/ampcompic.asp?bigpics=dbfiles/amps/perf.jpg
perf.jpg

HH Amplification - Bass Machines :
http://www.hhamplification.co.uk/ampcompic.asp?bigpics=dbfiles/amps/bass-machines.jpg
bass-machines.jpg

Eko Ranger :
http://www.ekomusicgroup.com/viewdoc.asp?co_id=71984
06216200_b.jpg
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2012年05月20日

Judy

 きょうは、『ノンサッチ』を聞いてから、Anthony Moore『 The Only Choice 』をかけて、モノクローム・セット『 Platinum Coil 』を。

 アンソニー・ムーアの『 The Only Choice 』、CDをかけて、変だなと思っていたけれど、トラック・リストが全く違うのですね。
 LPでは、
A面
1. Find One Voice
2. The Only Choice
3. No Parlez
4. Humana
5. Souvenirs

B面
1. Industrial Drums
2. Goodbye Kisses
3. Your Stars
4. The Conference
5. O For The Ocean

 でしたけれど、CDでは、

CD
1. Industrial Drums
2. Your Stars
3. O For The Ocean
4. Bovoid
5. Souvenirs
6. No Parlez
7. Humana
8. Find One Voice
9. The Only Choice
10. Judy


 大体は、A面とB面が反対になって、その曲順も変えられて、アルバム最後の曲も違っています。
 しかも、LPにあった「 Goodbye Kisses 」「 The Conference」がなくなって、「 Bovoid 」「 Judy 」の二曲に差し替え。Judy は、「 Judy Judy 」と言う題でシングルのB面に入っていたもの?  ( Judy と言う別の曲が79年にあるけれど? )
 ムーア本人の意向なのでしょうか? CD化が中々なくて、行ったのも、小さなインディペンドのレーベルの様なので、売り上げを考えてでもないと思うのですけど。

 それを思えば、XTC は、CD化も早く行われて、トラック・リストもオリジナルが尊重されていて、恵まれているように思えます。
 オリジナルのアルバムが、作家の意向に沿ったものかどうかは、また別の問題で、必ずオリジナルの方が正しいのでもないでしょうけれど。
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2012年05月19日

I'm blissed

 Mike Keneally さんのツィッターから。

https://twitter.com/#!/MikeKeneally/status/203668612546957312

Wow Just finished mixing Wing Beat Fantastic the album of songs I wrote with Andy Partridge. I'm blissed. Mastering session next week.


2012年5月19日 ( この日付は、アメリカの西海岸の? )

わあい! 『 Wing Beat Fantastic 』のミキシングがおわった。アンディ・パートリッジと共作した。至福の時だ。マスタリングは来週。


 リリースは、何時になるのか? 楽しみ。
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ムールディング、ベルナール対談「 Ball and Chain」2

ベルナール「アルバム版は、私には、とても筋肉質で大胆だと言う印象が強くあるのです。ドラムズが以前よりまして力強いことは確かです。『 Black Sea 』での仕方よりも力があります。」
ムールディング「そうですね。野獣の様な音ですね。ウィンスタンレイ版では、もう少し穏やかですね。ですけれど、この歌は、穏やかな歌と言う分けでは全くないのですけれど。昔の鍛冶屋の仕方でやってみると言うのは、いい考えだったと思います ( くすくす笑い )。」
ベルナール「そのように言われるのでしたら、実は、私は、貴方がある種の讃歌を書くことを試みたのかどうかをお聞きしたかったのです。と言うのも、この歌は、とても印象深いのです。それは、群衆によって、大声で歌われるようなものに、私には思えるのです。」
ムールディング「ええ、確かに、昔のサッカー・チームの応援歌のようですね。」
ベルナール「貴方にこの歌を書くように促したのは何なのでしょう?」
ムールディング「それは、その当時の、住んでいた場所の状況だと思います。スウィンドン市全体が、鉄槌の下に置かれているようでした。サッチャー夫人が、その二年前に権力の座に就いていました。それで、( 哀れそうに笑って ) 何もかもが徹底的に壊されたのです。 三百万人が失業して。困難な時代でした。英国が北海油田の収入を得るようになって、新しい局面が始まるまでは、大変でした。
 スウィンドンには、それまで、美しい建築物はありませんでした。それでも、古い建物はたくさんあったのです。それらが、鉄槌の下に入ってしまったかのようでした。それで、たくさんの空き地が出来たのです。それは、私の最大の憤りでした。シングルのフロント・カバーの写真は、スウィンドンに実際あった、小さな集合住宅なのです。二棟か三棟の小さな住宅がそれぞれ独立して立っていたと思います。昔は、そんな集合住宅がたくさんあったのです。それで、そこに住む人々を追い出す方法と言うのが、その周りの何もかもを更地にしてしまうというやりかたなのでした。爆破が行われる地帯に、住んでいると言う状況を作り出すのです。そうやって、力づくで追い出したのでした。」
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2012年05月18日

Como una ola de fuerza e luz

 きのうは、ノーノの『力と光の波のように』、ロルカの詩に音楽を付けた『墓碑銘』が一緒に収められたディスク、をかけてから、『 Platinum Coil 』をかけた。

 パートリッジ、今朝見たツィッターで、『 Gonwards 』に触れていた。リリースは近いのだろう。楽しみ。でも、映像の方は、この金曜日にまだ制作ということ。
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ムールディング、ベルナール対談「 Ball and Chain」1

 ベルナールさんとムールディングの対談「 Ball and Chain 」。
2009年8月3日付け。
XTC が投稿した記事 Colin discusses 'Ball and Chain'



ベルナール「「 Ball and Chain 」について話して下さい。貴方は、ヒュー・パジャムとアルバム制作のスタジオに入る前に、シングル盤としての版を録音したのですよね、違いますか?」
ムールディング「この歌は、実際にシングルになりました。ですが、ファースト・シングルではありませんでした。最初は、ファースト・シングルとして録音される計画だったと、私は思います。ですが、関係部局の主立った方々は、「 Senses Working Overtime 」に、より、惹き付けられたのです。それで、直ぐに、「センシズ」がファースト・シングルになったのです。それでも、「ボールアンドチェイン」はシングルのために取って置かれていたのです。それで、セカンド・シングルになったのだと思います。」
ベルナール「それは、アルバム版がシングルになったのですよね。最初に録音したものは、シングルとしては発表されませんでした。最初の録音のものは、『 Coat of Many Cupboards 』に入っています。違いますか? 貴方達は、’81年の三月に、アラン・ウィンスタンレイとクライブ・ランガアにプロデュースされて、録音したのですよね。」
ムールディング「ああ、そうです。今、思い出しましたよ。会社は、「 Ball and Chain 」をシングル候補の一つだと考えていたのです。「直ぐさま、シングルとしてレコーディングすべきだ。」と言って、アラン・ウィンスタンレイとクライブ・ランガアのチームを使ったのです。二人は、その当時、マッドネスでとても成功していたのです。
 二人は、マッドネスにヒットをもたらしていました。ですから、私たちも、二人のチームを試してみたのです。でも、ちょっと試しただけでした。クライブ・ランガアがセッションから出ていてしまいましたから。( 笑い ) その時、シンバルが、まだ鳴っていましたけれどね。」
ベルナール「ほお、それは物語りのようですね。何があったのですか?」
ムールディング「貴方もご存知だと思いますけれど、私たち XTC には、アイデアが不足していると言うことは決してなかったのです。ですから、私が推測するには、クライブは、「こいつらは、十分なアイデアを持ってるぞ、心底、プロデューサーなんか必要としてないんだ。」と、思ったのではないでしょうか。チームでの、クライブ・ランガアの役割は、総監督か製作総指揮の立場にあるようなものでしたから。一方の、アラン・ウィンスタンレイは、エンジニアの仕事に集中しているような人でした。ですから、「よろしい、君たちは、私の役割は全く必要ない。だから、私は降りよう。」と思ったのでしょうね( 笑い )。それで、かれは、アラン・ウィンスタンレイを残して出ていったのです。その結果、不出来の版になったのですね。」
ベルナール「『 Coat of Many Cupboards 』のノートには、「この歌の決定的なレコーディング」と書いていますね。」
[ その箇所:On the plus side, Winstanley went on to make, I think the definitive recording of the song., but alas, politics got in the way and it was denied an album place.
良かったことは、ウィンスタンレイは、制作を続けたと言うことです。私は、そのテイクはこの歌の決定的なレコーディングだと思います。ですけど、あな悲し、政治が道を塞いだのです。それは、アルバムの中には、場所を得られませんでした。 ]
ムールディング「私が?」
ベルナール「ええ。」
ムールディング「ううん、私は嘘を言ったのですね。本当に ( 笑い )。真実を貴方に話しましょう。私は、もう何年もの間、ウィンスタンレイの版を聞いてはいません。比較するには、興味深いものであるのに違いないと思います、でも、橋の下を流れて去った水なのですよ、まったくのところ、もう、どうでもいいのです。アルバムが出来たのだから、私たち XTC は、アルバム版の方が、ウィンスタンレイ版よりも優れていると、結論付けたのだ、と思うのでしょうね。
 でも、そうのように決定したのが、紛れもない事実だったかのかどうかは、私は、分からないのです。アンディは、ウィンスタンレイ版の方が好きだったのは、私は知っていますけれど。でも、私は分からないのです。較べてみないといけませんね。」
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2012年05月17日

June Tabor

 けさも、APE house からのアナウンスメントはない。ブレグバドさんの『 Gonwards 』は、無事にリリースされるだろうか。レコード出版業は、かなり難儀の様子。資金繰りはもちろんだけれど、法的な問題も。

 パートリッジのツィッターは、「チャット」が主になっている様子。随時の状況報告のようなものはなくなってしまっているように思う。
 ほとんどは、意味のないもの。今朝、今日興味深く思えたのは、June Tabor についてパートリッジに聞いているコメントがあったこと。( June Tabor は、私もこのブログに以前書いたと思う。 )  コメントを寄せた人は、パートリッジの歌に June Tabor と似たものを感じたのだろう。私もそのように思ったのだけれど。だが、パートリッジは、知らなかったと言っている。

http://twitter.com/#!/murraymeikle/status/202477489132544001

http://twitter.com/#!/xtcfans/status/202741784219099137
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2012年05月16日

撚り 2

 きょうも、風は肌寒かった。

 きょうかけたのは、『 Platinum Coils 』と、近藤譲の鍵盤作品集。

『 Platinum Coils 』の中の「 Waiting for Alberto 」を読んでみたけれど、意味が分からない。
フランス語部分はカタカナで。


僕は、アルベルトを待っている。
アルベルトは、たぶん、ナシかリンゴか南国趣味の果物籠を持って来る。
バナナでないといいな、バナナにはうんざりする。
アルベルトは、妙竹林なひょろひょろ口髭を使って、あっという間に、やって来る。
悪態付きながら煙草を吸い、看護婦のお尻を摘む。
ああ、君はあったことないんだ。

アア、オオキナハシ。
サンジュウキュウホデノリコエル。
アア、テキトウニシャベル。
ソレデ、サテ、ハイ。

僕は、アルベルトを待っている。
アルベルトは、すごい、彼の肘の曲がるところは、不思議な本のよう。
ジョー・ムトゥのジョークだね、ハ、ハ、ハンコックの半時間の。
アルベルトは、磨き上げられたモップをビュンと一振りして、あっという間に、やって来る。
お昼休みを笑わせて、ピッとピクルスの酢を飛び散らかせて、ひどい、ひどい。
君はあったことないんだ。

僕は、アルベルトを待っている。
アルベルトのひょろひょろの脚は、光り飾りで、縞模様、しみ汚れか無地の灰色。
ウガドゥグーの点々、ガボンの四角。
アルベルトは、チェーンがガチャガチャ鳴る自動車で、あっという間に、やって来る。
だぶだぶズボンはパタパタ鳴り、便所スリッパはバタバタ鳴る。
ああ、君はあったことないんだ。


アルベルト、遅い。



Hancock's Half Hour は、BBC の元はラジオ、後にテレビで放送されたコメディ。
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2012年05月15日

グレゴリー「 Across This Antheap 」回想

 ベルナールさんとの対談で、グレゴリーが「 Across This Antheap 」を回想したもの:
2009年1月19日付け

XTC が投稿した記事 Dave remembers 'Across This Antheap'


 私は、『スカイラーキング』の時期に「 Across ( the / this ) Antheap 」が出来ていたこと、それがアルバムには取り上げられなかったことは、すっかり忘れていました。この曲は、XTC が録音した全ての曲の中でも、お気に入りのものなのですけれど。アンディの1988年のデモ・テイクは、最初のものよりも、歌詞が追加されていて、よくなっています。それに、テンポが速くなっています。それは、リン・ドラムのループ・テープとアンディの弾くプリング・オフ奏法のファンキーなリフで作り出された速いテンポなのです。ポール・フォックスは、彼の判断で、この曲をシングルにはしませんでした。歌詞が物議を醸し出しそうだと言うのと、ダンスを踊るにはテンポが速すぎると言う考えでした。ですけれど、完成したこの曲は、『オレンジズアンドレモンズ』の頂点に立つ曲になっていました。私の考えでは、アルバムの最後はこの曲にして、延々続くと言うスタイルで締めくくるべきだったと思うのです。
 この歌のリハーサルの初めから、私は、キーボード・プレイヤーの役を担当していました。セカンド・ギターの必要性をまるっきり放っておいたのです。ポール・フォックスは、ベース・トラックを作っていたのですけれど、ギターには、もう一つの部が必要だと提案したのです。私は見識がないことを告白します! ポール自身もキーボード・プレイヤーですね。ポールは、ピアノでテーマを作って来て、それを私にギターでコピーするように言ったのです。それは、ヴァース部分とコーラス部分の間を二小節で結びつける効果を生んだのです。シェクター・テレキャスターを使いました。アンディ・サマーズが作った一般的な傾向に従ったのです。
 八月の二日間、才能あるマーク・アイシャムを確保出来たことは、僥倖でした。その二日間で、マークは、五曲に、トランペットとフリューゲルホーンを演奏して録音しました。「 Antheap 」での、彼の即興のトランペットのソロは、更なるエネルギーと興奮を曲に添えています。その録音を、彼は、ほんの僅かなテイクで録り終えたのです。それは、純粋で瑞々しくて、それでいて、何て豪華な感じなのでしょう。
 管楽器の音色のキーボードのスタッカートの和音への非難は、ポールのドアへ差し込まれるべきではなかったのです。アンディは、あれをとても嫌っていました。私は嘘は言えません、礼儀正しい聴衆の皆さん。コーダ部分で弦のテーマに重ねて、あれを演奏したのは私なのです。それから、ミドルエイトで、コードチェンジを支える、不可欠なシンセ・パッドを弾いているのも私です。管楽部と弦楽部は、リード・ヴォーカルが録音された日の夕食の後に思い付いて、とても速く録音されました。ポールとアンディが、奏者達に「指導」したことは、疑いないと私は思います。トラックは、結局は、アンディが帰国した後、ミックスに三日を要しました。私が、渋るポールに、ミドルエイトのシンセ・パッドが不可欠だと説得出来たのは、その三日の内の最後の日でした。
 アンディは、「ヘイ! ヘイ!」 と言うバッキング・ヴォーカルのところで使った、ノヴェルティ・レコードの技術について言及するのを忘れていますね。[ この回想の前に行われたパートリッジとベルナールさんの対談のこと。 ]( ベルナールさんの注:パートリッジさんは忘れてはいません。その部分は、他のいくつかのアンディ・視点の断片と一緒に、出さないままでいるのです。それら全てを含めて、最終的には、書籍化して出版したいと思っています。 ) どういうのかと言えば、スタジオの屋根に登って、スタジオ裏の細い歩道から登れるのですけれど、空調のダクトの中に叫ぶのです。そうしたことを、覚えています。ですが、それが上手くいったか、失敗したかを覚えてないのです。とにかく、試みたのです。( ベルナールさんの注:これが、あの独特の音を得た方法なのです。 )

 それから、レコードには、リヴァー・フェニクスもクリス・スクワイアも入ってはいません。アンディは、そう覚えているようですけれど。それに、売上にも影響してないようです。


おわり



グレゴリーさんのホームページに掲載されている、Schecter telecaster の写真:
http://www.guitargonauts.info/pix/1982schecter.jpg

1982schecter.jpg
posted by ノエルかえる at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | Oranges & Lemons | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

忍冬

 夕方のニュースで、木香薔薇に覆われた喫茶店の風景が写っていた。

 きょうも、『 Platinum Coil 』をかける。それから、近藤譲の作品集『忍冬』をかけるつもり。
posted by ノエルかえる at 21:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月14日

Hip Kitten Spinning Chrome

 今日は、モノクローム・セットの『 Platinum Coil 』と、近藤譲の作品集『横浜』をかける。

 先週のNHK・FMの「現代の音楽」では、エディソン・デニソフの『インカの太陽』を放送していた。インカの太陽と言えば、「 Summer's Cauldron 」か。



 ところで、『 Platinum Coil 』の一曲目、「 Hip Kitten Spinning Chrome 」を読んでみた。




二十ミリグラムの静寂が静脈に注入されて、私は漂い出す。
以前に、あなたの顔を私は見たことがある。教えてくれ、私が死んでいるのなら、そうだと。
そうでないのなら、もう一本、巻煙草を巻いてくれないか。

四本の鋭い針が左腕に刺されて、二本の鈍い針が右腕に、私は叫び出す。
以前に、あなたの声を私は聞いたことがある。教えてくれ、私が夢見ているのなら、そうだと。
そうでないのなら、その蝿に向こうへ行くように言ってくれないか、
頼むから。

私の尻に小さな動物の赤ん坊が載っている、それが私の身体を探り出す。
川を遡るように頭に到り、それは喉を鳴らし出す。
私の静脈に小さな動物の赤ん坊が潜り込む、そして、脳まで泳ぎ出す。
それは痛みをいつまでも長引かせる。私は粗相をしているのか?

七体の憂いに沈んだ幽霊が私の足に取り付いて、私は微笑み出す。
以前には、この場所を私は見たことがない。集中治療室に私は横たわっている。
そうでないのなら、側を通るいくつもの死体は何なのだ、
一体何なのだ。

十三種の芳香性の香料が私の脚に巻き付いて、自動車のクラクションが鳴り出す。
一度だけ、この惑星を見たことがある。ここが、ロンドンのトゥーテングかどうか教えてくれ。
舌の上のピクルスのせいで、私の脳はカレーの味がする。
ああ、美味しい。
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2012年05月13日

Gil Evans

 『 Platinum Coil 』、一度聴いた。不思議な感覚。麻痺したような。これまでのモノクローム・セットの錯視を遊んでいるような感覚ではなくて、もっと幻視のような。熱から覚めた後の様な。platinum coil は、脳動脈瘤の治療に使う用具の様なのですが( 別の意味かもしれません )、それと関係があるのか知ら。

 今日、5月13日は、ギル・エヴァンスの誕生日。Gil Evans ( 1912-1988 )。生誕百年。『オレンジズアンドレモンズ』を、ギル・エヴァンスがアレンジする、と言うことは無理だったとは思いますが、、、
posted by ノエルかえる at 10:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月12日

Edward Lear

 五月十二日は、Edward Lear の誕生日。1812年生まれ、1888年一月二十九日没。今年は、生誕二百年。

 パートリッジ/XTC の遠い祖先か知ら?

There was an Old Man with a beard,
Who said, "It is just as I feared!−
Two Owls and a Hen,
Four Larks and a Wren,
Have all built their nests in my beard!"


顎髭のある老人が一人、
「二羽の梟に一羽の雌鶏、
四羽の雲雀に一羽の鷦鷯、それらが全部一緒に
私の髭に巣を掛けるのではないか、
それだけが心配。」と言っていた。


Edwardlear.jpg
posted by ノエルかえる at 15:40| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月11日

ナウシカ

 『 Platinum Coils 』、届いたけれど、ジャケットは銀色で『 Strange Boutique 』みたいだけど、きょうは、テレビ欄に、『ナウシカ』とあるから、山田里見さんが何回放送するつもりと言っても、見るつもり。
posted by ノエルかえる at 16:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月10日

Roy Lichtenstein

 Roy Lichtenstein ロイ・リキテンスタイン のイラストが、ザザビーズのオークションで、約4500万ドルになった、と言うニュース。
 これ、エリカさんが、アルバム制作の為に、売却したもの??

 エリカさんは、ロイ・リキテンスタインのモデルをしていた時があるそうで、かなりの量の作品を贈られていたのだそうですが、エリカさん自身が生きていた証しを得たいと言う思いで、アルバム制作を思い立ったそうですけれど、その資金造りの為に、所蔵していたリキテンスタインの作品を売却したのだそうですが。

 もし、エリカさんが売却したものなら、4500万ドルって?? 、、、

http://www.nytimes.com/2012/05/10/arts/design/lichtenstein-and-bacon-paintings-top-sothebys-sale.html


追記:作品は、1964年のものだそうですから、エリカさんのとは別ですね。

ザザビーズのページをスクリーンショット:
スクリーンショット 2012-05-10 18.33.48.png
posted by ノエルかえる at 13:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Things Fall To Bits アンドリューズのノート

 『 Coat of Many Cupboards 』に付けられた、バリー・アンドリューズのノート。

 W.B. イエイツの詩の一行「 things fall apart the centre cannot hold/ 諸事物は飛散して落ちる、中心点はそれを止め得ない。 」 を踏まえていると言うことは、誰でもよくわかると思うのですけど。下世話で一過的なものへの小生意気な瞑想が顕著ですけれど、それは、漫画『 Smitty 』からなのでしょう。その70年代的な薫りには、誰も郷愁を感じないのですけれど。…、他に覚えていることは、…、中間部の千個のレインスティック [ 乾いたサボテンで作られた雨乞いをする為の雨の音に似せた音を出す楽器 ] のような騒音ですね。…、何か理由があって使ったわけではないですけど。( もちろん、実際に何かがバラバラになって落ちるわけではないのですし。 )

『 Go 2 』のアウト・テイク。録音は、アビー・ロード・スタジオ、1978年8月。
この曲で使われた、パートリッジのギター部は、後に、「 Millions 」で使われます。

W.B. イエイツの詩は、「 THE SECOND COMING 」。


 アンドリューズの文章は、読みにくいので、文脈を間違って読んでいるかもしれません。
posted by ノエルかえる at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Other Recordings | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月09日

Do not bother me.

 モノクローム・セットの新しいアルバム『 Platinum Coils 』は、アマゾンのダウンロード版、iTunesもあるので、試聴も出来るようになっていた。Amazon.uk では、輸入盤扱いになっていたけど??
 早く届かないかな、楽しみ。

 APE house からのアナウンスは、今朝もなかった。パートリッジのツィッターでは、Jen Olive さんが新作を制作中のようだけれど。
 パートリッジは、APE のフォーラムで、次の様な質問を挙げていた。
1-What's it like to be a fan of a band that no longer exists? Is it a sad feeling{because no more new records etc} or a happy one{as in we have all the records and still listen etc} ? Or is it something entirely different?

2-Do you feel angry that I instigated stopping touring?

3-Does it frustrate you when you tell others about XTC and they just don't/wont get it? Or do you just not bother?

1。もう存在しないバンドのファンと言うのは、どんな気持ちですか? 新しいレコードがないので悲しい。全てのレコードを持っているし、それを聞くことが出来るので幸せ。
2。私がツアーを止めたことに憤りを感じていますか?
3。誰かに XTC のことを話して、その人が聞いて見ようともしなかった時には、落胆しますか? 気にもしませんか?

私は、
1。幸せ。何時でも聴けるから。プレイヤーがなくても、頭の中で鳴っている。
2。全く憤りはない。それよりも、完璧な譜面とテキスト、詳細なデータが欲しい。
3。気にもしない。私は XTC が好きだ、それだけ。
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パートリッジ、ベルナール対談「 Beatown」9

ベルナール「最後に、歌詞についての簡単な質問をさせて下さい。「 it's a capital city 」と言う行ですが、駄洒落なのでしょうか? 貴方は、マネージャーのリード氏が「 Capital ! 」と言う口癖だったと言われました。つまり、貴方は、「首都」と言うことと同時に、全てがお金に依っていると言うことも、意味されているのでしょうか?」
パートリッジ「ううん、そんなことはないでしょう ( 笑い )。貴方は、とても創造的な読み方をされますね。ですが、「そこはある意味で首都、中心地だ。」と書いただけだと、私は思います。capital と綴るよりも、Capitol と綴った方が良いですか? [ Capitol : アメリカ連邦議会議事堂 ] どちらが金で、どちらが中央政府でしたか?」
ベルナール「そうですね、アメリカでは、政府が使用している建物以外の場合、様々な場合に、capi-tal が使われます。政府の建物だけが、「 capitol 」です。都市は、「 capital 」です。編集者として、気をつけなければいけませんでしたね。」
パートリッジ「何てややこしい! あなたに任せますよ。もう、貴方は、この年取った摂語障害者を分けが分からなくさせてしまいましたね。あれ、摂何障害者?? [ 原文は、anorexic : anorectic 摂食障害者と言う語を使っています。 ]」
ベルナール「( 笑い ) そんな、貴方が摂食障害者でありませんように。」
パートリッジ「( 笑い ) うわばみ? [ 原文は anaconda ] グリーン・ゲイブルズのアン? どうして? 私は、学校では読むのが遅くて遅くて。…、私はグリーン・ゲイブルズのアンだった、誰も知らない! ( 笑い )
 ええ、私は、学校ではウスボンヤリだったのです。自分たちが読んでいた、聖書の類いの本はどれも全然理解出来なかったのです。私は、アグネス・ムーアヘッドでした。あああ、興奮して来ました! 神様、私は彼女に性的魅力を感じていたのです。」
ベルナール「 ( 信じ難いと言う風で ) アグネス・ムーアヘッドと言うのはだれです?」
パートリッジ「アグネスは、 聖母の役をやったのです。[ 学芸会で? ]」
ベルナール「ですが、学校の時と言うと、その人は、子供ですよね?」
パートリッジ「彼女は子供でしたよ。でも、ふしだらで猥らなアイ・メイクアップをしてたんです! 私は、化粧については確かですよ。それで、アグネス・ムーアヘッドは猥らなアイ・メイクアップだったのです。ああ、これで、インタビューは台無しですねえ。」
ベルナール「ううん、彼女は、ちゃんとした苗字はあるのですよね?」
パートリッジ「( 笑い ) ありませんよ、全然。本当に、いやらしい目でした。」
ベルナール「分かりました。女性ファンの皆さんは、パートリッジさんに近付く時には、このことを肝に銘じておかないといけませんね。」
パートリッジ「うわ。」

おわり
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2012年05月08日

パートリッジ、ベルナール対談「 Beatown」8

ベルナール「ヴォーカルに戻りましょう。尋ねたいハーモニーがあるのです。普通は、ムールディングさんが貴方の声の上に被せて歌っていると、私は考えているのですけれど。「 You won't even get them on the telephone 」の所では、そうなのです。ところが、それ以外の曲全体と終結部では、ムールディングさんが貴方より低い下で歌っているのです。」
パートリッジ「ええ、私とコリンで、密集和音を作っているのです。あれは、ほとんど生で録音したのです。コリンと私は、ハーモニーをこれ以上はないと思えるまでぴったりと合わせるように、必死に努力をしました。終結部のように、メロディが歪められている所を歌う時にでも、ぴったりと合わせたのです。お互いに相手に合わせようとしていました。自慢出来ますね。連隊の誉れです! ( 笑い )」
ベルナール「私は、貴方たち二人の声が、互いに引き立て合っていると、いつも思っています。これは、その良い例です。」
パートリッジ「コリンは、以前には、私のように歌おうとしていたと、私は考えています。この曲は、まだ、コリンがそうしていた時のものですね。それから、間違って、トーキング・ヘッズと私たち XTC はツアーをしたのですけれど、すると、突然、コリンは、デビッド・バーンのように歌い始めたのです ( くすくす笑い )。それからその時期を過ぎると、コリンらしく歌うようになりました。ですが、まだ始めたばかりの頃、『 White Music 』の頃ですが、彼は、模造人間アンディ・パートリッジのようでしたよ。」
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2012年05月07日

パートリッジ、ベルナール対談「 Beatown」7

ベルナール「ギターについても、もう少しお話し下さい。コードについてはお話し下さいましたけれど。他のことを。」
パートリッジ「この歌でのギターの、コード以外の重要なことを話しましょう。でも、貴方が、それをどうやって書けるのかは見当がつきませんけれど。こうです。( ギターを取り上げて、ヴァース部分を弾く [ 33秒当りの、パートリッジのア、エ、イの発音学習が終わった直後のギターのリフ ] ) 私は、この楽句を偶然見つけたのです。機械的に演奏される繰り返しです。この機械的繰り返しは、「 Battery Brides 」にも、「 Day in Day out 」にも、他の似た様な曲のどれにも見られるものですけれどね。「このシーケンスの様なギターは誰が演奏しているのだ?」と言われる様なものです。ヴァース直前、イントロが終わるところで聞こえますね。
 それで、中間部では、ギターの音色をとても薄いものに変えています。フェイズアウト・トーン ( out of phase tone : 逆位相 ) です。私の使っているアイバニーズ・ギターには、ピックアップの位相を切り替える小さなスイッチがあるのです。ブリッジ部分では、その小さなざらついた様な音を使いました。この音についてもっと知りたいのでしたら、「 I'm Bugged 」のリズム・ギターでも使いましたから、聞いて見て下さい。とても細い音で、昆虫の足の様なのです。( ギター・パートを口で真似て ) アイバニーズのピックアップのスイッチをパチンとするのです。」


Ibanez アイバニーズ、1977 Artist モデルのカタログの写真:
http://s93105080.onlinehome.us/Ibanez-Catalogs/

IPAT1.jpg
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2012年05月06日

Nirvana

 きょうは、『平清盛』のある日曜日のようだ。テレビ欄には、そのあとの9時から、『相棒 劇場版2』と書いてあるので見るつもり。


 きょうは、近藤譲のCD・作品集『夏に』をかけた。オーケストラ作品集だけど、ディスクには、1976年の作品「 Under he Umbrella 」も併録されている。それは打楽器のための作品で、今聞くと、『 Powers 』みたい。
それから、ビル・エヴァンスの『ニルヴァーナ』をかけるつもり。昨日だったか、誰かが、ニルヴァーナと言っていたので。サティのジムノペディを演奏してたな、と言う記憶以外に覚えがないので。
posted by ノエルかえる at 15:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「 Piano 」D.H. Lawrence

 ベルナールさんとパートリッジの「 Beatown 」の対話なのかに、D・H・ローレンスの詩「 Piano 」が出て来たので、と言っても、違っていて、別の Lawrence かもしれないのですが。

 それでも、一応、D・H・ローレンスの「ピアノ」を読んで見ようと思います。短い詩ですし。

1918年の詩。


Softly, in the dusk, a woman is singing to me;
Taking me back down the vista of years, till I see
A child sitting under the piano, in the boom of the tingling strings
And pressing the small, poised feet of a mother who smiles as she sings.

In spite of myself, the insidious mastery of song
Betrays me back, till the heart of me weeps to belong
To the old Sunday evenings at home, with winter outside
And hymns in the cosy parlour, the tinkling piano our guide.

So now it is vain for the singer to burst into clamour
With the great black piano appassionato. The glamour
Of childish days is upon me, my manhood is cast
Down in the flood of remembrance, I weep like a child for the past.


柔らかに、それは夕暮れ時、女が一人、私に歌ってくれる。
その歌は、私をあの数年の回想へと導く、そして、私は気付く。
子供が一人、ピアノの下にうずくまっていて、震える弦の轟の中に身を置いている。
それから、身を屈めて母親の足にぶら下がる、母親は歌いながら微笑んでいる。

どこかに潜んでいた歌の力で、思いもよらず、
私は過去を露呈させてしまう。そう、私の心は、あの時の光景の中に、滴り落ちる。
あの懐かしい日曜の夕べ、外は寒い冬の日の、
ポロポロ鳴るピアノに導かれ讃美歌が歌われる、心地の良い居間の光景の中に。

だから、歌手が、黒いグランドピアノの伴奏で
アパッショナートで歌おうとも、今は感動もしない。今は、子供時代の
回想に魅惑されて、大人の気品は打捨てられてしまった。
過去を懐かしんで、子供のように泣くのだ。


 まるで、パートリッジの「 Mermaid Smiled 」のようです。

D・H・ローレンスの詩:
Piano by D. H. (David Herbert) Lawrence : The Poetry Foundation
posted by ノエルかえる at 11:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パートリッジ、ベルナール対談「 Beatown」6

ベルナール「では、キーボードについても、少し話して下さい。」
パートリッジ「ええ、私はあのオルガンが大好きなのです! あれは、バリー・アンドリューズのオルガンの音色の中でも出色のものです。あの音色・音質を、彼は、クールマーで作り出したのです。」
ベルナール「歌全体を通して、渦を巻いていますね。」
パートリッジ「ええ、とても気に入っています。終結部で、バリーは不協和音かクラスターのような渦を弾いていますけれど、私はあれが大好きなのです。あれは、…、まるで、…、セックスですね。あれを安っぽいオルガンで作ったのです。[ アンドリューズが使ったのは、49鍵盤の機種 ] あれは、バリーのキーボードの音です。そして、アルバム『 Go2 』の音です。バリーは、アルバムのために、わざわざ、壊れた様なシンセサイザーを借りたのです。」
ベルナール「ええ、アンドリューズさんが、そのために、自分のクラビネットを有料で貸し出されたことを、私は知っています。」
パートリッジ「バリーは、この曲でも、中間部で、クラビネットを使っています。彼は、ベース・ラインを忠実になぞっていると思います。」
ベルナール「アンドリューズさんは、この曲で、シンセサイザーを使っていますか?」
パートリッジ「使っていないと思います。すべて、クールマーです、他はないと思います。もし、物陰かなにかに、シンセサイザーが隠れていたとしたら、「何てこと、僕はそうして欲しくないんだ。これはバンドの音じゃないから。バンドの音は、クールマーか、ぼんやりしたローレンス・ピアノだから。」と言ったと思いますから。
[ 原文には、fuzzy Lawrence piano とあるのですが、Lawrence と言うメーカーは調べられませんでした。あるいは、D.H.ローレンスの詩「 Piano 」のことか、Syd Lawrence Orchestra big band のことか。 ] 
 私は、あの時点では、バンドの音楽的個性と言うのがとても重要だったと考えています。早急に進行方向を変えると言うことは、乗り込んで来たお客を失うと言うことになるからです。この考えが、バリーが突然に七曲をアルバムのために持込んだ時に、恐怖を感じた理由でもあるのです。( John Shuttleworth の声を真似て ) 「夕暮れまでに七曲!」( 笑い ) すいません。何て不思議な一致なのでしょう。
[ イギリスのラジオ・テレビのコミック・ショーのキャラクター。ソング・ライターと言う設定。「 Seven Songs By Sunset 」は、1992年にカセットで発売されたもの。 ]」
ベルナール「( John Shuttleworth を真似て) 「それは出来ない、ケン!」」
パートリッジ「( 同じく真似て ) 「ダメだよ、バリー!」 ( バリーの声を真似て ) 「出来るよ、君、僕はするんだ!」
 それで、私はクールマーの音がとても好きなのです。私が聞いたことがある他の安っぽいオルガンのの中でも、あれは、何かいいと思わせるものがあるのです。当時、ハモンド・オルガンの音が好きではありませんでした。今は好きですけれどね。でも、当時は、私の頭の中では、あれを演奏している父の世代の人たちと分ち難く結びついていたのです。ジャズ・コンボで、社交ダンスのような、ジャズっぽい、古めかしい曲を父の世代の人は弾いていましたね。必ず、ハモンドなのですよ。ですから、ハモンドと、安っぽいイージー・リスニングが結びついていたのです。

 私にとって、クールマーの音は、私が本当に好きな、60年代後期のサイケデリック・バンドの淫夢のように思えたのです。それは、私のプシュケーに刻み付けられていたのです。」
ベルナール「刺々しくて、角ばっていますよね。」
パートリッジ「その通りです。それに、バリーが弾くと、特にそうなのです。」

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2012年05月05日

パートリッジ、ベルナール対談「 Beatown」5

ベルナール「ベース・ラインについても、少しで良いですから話して下さい。」
パートリッジ「あれはとても良いですね! ちょっとしたミニマルです。でも、曲に本当に有効な作用をしています。」
ベルナール「終結部は、ミニマルですね。ですけれど、ムールディングさんは、コーラス部分では、とても込み入った動きをしています。」
パートリッジ「ええ、とても音楽的ですね。あれを何と呼ぶのか、私は知りません。あれは、タクシーのクラクションとか、その類いのもの、それら忙しない都市の音を含んだ都市景観を想起させようとしているように、貴方には聞こえるのではないでしょうか。コリンは、たぶん、和声の規律からは逃れているのでしょう。でも、「忙しい都市景観、会社に急ぐ会社員をベース・ラインで。」と、コリンに言った覚えはないのですけれど ( くすくす笑い )。彼は自分でそれをしたのですよね、そうですよね?」
ベルナール「分かりました。それで、この曲は、バンドでのリハーサルを通して、作り出したものなのですか?」
パートリッジ「そうですね、あの頃はこんな感じでした。「ええと、僕は、だいたいこんな具合でやりたいんだ、…、やろう!」、それでバンドが始めるのです。そうですね、ベース・ラインはメロディックですね。私もイントロのベース・ラインが好きです。コリンは、二音目にアクセントを置いていますよね。あれは、和音か何かだと思います。」
ベルナール「ムールディングさんは、終結部では、相当な体力も見せていますよね。あの、二つの音を何度も何度も繰り返す事を続けるのは、容易ではありません。」
パートリッジ「そうでもないのですよ。あの頃は、コリンとテリーは、それぞれがすることに、お互いが縛りを掛けようととしていたのです。一種の決闘でしたね。貴方が、リハーサルやサウンド・チェックの時の二人を見ることが出来たら良かったのにねえ。テリーの奴は、誰でもを苗字で呼ぶのです。軍隊調ですね。奴は、絶対に、「アンディ」とは言いませんでした。「パートリッジ」と吠えるのです。「アンドリューズ!」「ムウルディング!」ですよ。
 テリーの奴が「ムウルディング!」と喚いて、コリンが振り向くのですね。テリーがリズムを取ろうとして、コリンが、それに10億分の1秒も遅れたり早かったりはしてはいけないのです。二人は、いつも、お互いをしっかり捉まえようとしていましたね。100回のうち99回は、二人は、10億分の1秒の正確さで一緒になっていました。相手に抗議を表明するために、鞄を取り上げようとしない限りは、そうだったのです。二人には、荒くれ者の仲間意識の様なものがあったのです。兄弟愛ですかね、まったく。」
ベルナール「私は、貴方が、随分前の事ですが、働いたそれそれのドラマーについてどう思うかを話して下さった事を覚えています。チェンバースさんは、他の誰よりも、ムールディングさんと音楽的な対話が出来たと言われていました。」
パートリッジ「その通りです。あの二人は、ずっと一緒で、二人で一単位の様になっていました。二人は、「僕はこのベース・プレイヤーを知ってる。」「僕はこのドラマーを知ってる。」と言う間柄でした。前から一緒に演奏していたのですね。そんなに長い期間ではないですけれど、でも、二人で一緒に経験を作り上げたのです。二人は、ギター・プレイヤー、シンガーを捜していました。で、私が、そのギター・プレイヤーで、渋々認めたシンガーだったのです。」
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2012年05月04日

BWV

 五月になったけれど、APE から、ブレグバドさんの『 Gonwards 』の正式なお知らせはまだない。パグウォッシュの『オリンパス・サウンド』、イギリスで発売されるとすぐ、イギリスのビニール盤のチャートの14位になったそう。APE のままだったら?

 きのうは、バッハのゴルトベルグ、チェンバロのを聞こうと思ったけど、DVD audio のフルート作品集が手に当たったので、それをかけた。それを買ったのは何時だろう、随分前だと思う。音質はやはり良くて、これからは、もうCDは無くなるのか知ら、と思ったように覚えるけど、それ以来、DVD audio は買ってないように思う。ビーチボーイズの『ペットサウンズ』のDVD audio を買ったけれど、延々ボーナス・トラックが続くので、聞かない。やっぱり、ボーナス・トラックは止めて欲しい。
 DVD audio は、2時間はあるので、途中で耳が離れてしまう。

 きょうは、テレビ欄に、怪人二十面相と書いてあるので、見ようかな。
posted by ノエルかえる at 17:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パートリッジ、ベルナール対談「 Beatown」4

ベルナール「それでは、歌の始めの部分ですけれど、貴方は、何て歌っているのですか? 書かれたものはありますが、正確ではないのです。」
パートリッジ「そうですか。発声に即して詳しく説明しましょう。発音の練習のようですね。「 oh 」「 eh 」「 ah 」です。このようにする事に決めたのは何故なのか、忘れました。自分に教えているのかもしれませんね ( 笑い )。「さあ、みなさん、集まって!」とか言って。本当のところ、子供の頃、クラスの中で本読みが一番下手だったことのコンプレックスなのでしょう。いくつかの要因があって、私は、声を出して読むのが、とても遅かったのです。私は、いくぶん、自閉症気味だったのです。」
ベルナール「成る程。アインシュタインは、四歳まで喋れなかったのですよ。そうだったと思います。」
パートリッジ「へえ、それで、初めて喋った言葉は? ( 子供の声で ) 「 E=mc2 だよ、母さん! 」って ( 笑い )。」
ベルナール「( 笑い ) 「エウレカ! 我の声を発見せり!」」
パートリッジ「 ( 笑い ) ええ、それで、彼は四歳まで喋らなかったって?」
ベルナール「ええ、私は作り話だと思いますけれど。周りの人々は、アインシュタインを馬鹿だと思っていたのですね。貴方も同じですね、天才です。
 それで、ドラムズについてお話し下さい。まずはですね。チェンバースさんがこの歌で見せる持久力と言うのは、とても信じ難いものです。ワシントンD.C.で、XTC のファンがちょっとした集会をしたのですが、そこで、Go 2 を全部演奏して楽しんだのです。その時、私は、両腕を好調に保つ必要がありましたよ。それで、アルバム『 Go 2 』のドラマーは、何て若々しいんだ、と、思い知りました。」
パートリッジ「そうですか。終結部の繰り返しの前で、テリーがやったロール、両手で両方のトムを同時に叩くのが、あなたも好きなのでしょうね。もちろん、多重録音はいっさい無しです。全部、一回の録音です。」
ベルナール「それから、この曲は、彼がライド・シンバルを使った数少ない曲ですね。」
パートリッジ「正にそうです! そうです! テリーは、ハイ・ハットばかり使う奴なのですけれど。」
ベルナール「この曲では、ライド・シンバルを使うように、彼に言ったのですか?」
パートリッジ「覚えてないのですよ。この曲についての、私の覚え書きは僅かなものです。「テリー、馬車馬の如し」と書いています。この曲では、奴は、本当に馬車馬のように働きましたね。私たちは、アルバムの中の何曲かを、第3スタジオで録音しました。ジョンは言っていましたね。「第2スタジオが一週間使えれば、バッキングには、もっと、生の音を録音出来るのに。」 私は、この曲のドラムは、第2スタジオの様な気がします。ドラムの音はかなりいいです。マイクをドラム・キットに相当近づけて録音されていますね。これは、ジョン・レッキーの音ですね。ジョンは、ドラム周辺の音が入るのを嫌っていました。そう言う考え方が、私たちに、スティーブ・リリーホワイト、ヒュー・パジャム・チームを探し出させたのでしょうね。ともかく、この曲では、テリーの奴は、汗だくになっていました。」
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2012年05月03日

Town Gardens

 1984年に、Channel 4 で放送された『 XTC Play at Home 』の中で、パートリッジとグレゴリーが公園の中のステージで、歌うシーンがありました。
 その公園が、Town Gardens。

このブログには、書いていなかった様なので、備忘。

Swindon - Town Gardens Map - What to do - Visit Wiltshire
posted by ノエルかえる at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) | Mummer | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パートリッジ、ベルナール対談「 Beatown」3

ベルナール「この歌は、実に力強い歌ですよね。今朝、私は、ヘッドホンで意識を集中して聞いたのですけれど、歌の規模の大きさに感動しました。このアルバムの中で、最も規模の大きい最も重要な歌ですね。」
パートリッジ「ああ、ジョン・レッキーは、三台の録音機でフェイジングを作っていますからね。すごいですよね。ああ、でも、そのことを忘れていましたよ。」
[ Phasing:同じ楽句を複数の楽器で演奏させるのだけれど、それぞれ違うテンポで演奏させる。その結果、エコーが鳴っているように聞こえると言う、作曲方法。ポピュラー・ミュージックでは、1959年に、Toni Fisher が「 The Big Hurt 」で使った。音楽では、スティーブ・ライヒが特徴的。 ]
ベルナール「レッキーさんは、どのようにしたのですか?」
パートリッジ「あれは、フェイジングの最善の方法でしたね。ええと、まず、二台の別々の録音機・テープに、同じ二つの録音テープをセットするのです。録音テープは、元は同じものをそれぞれの機械で複写するのです。それから、三台目の録音機で、その二台を再生させて録音するのです。それで、その二台の再生の同調を僅かばかりずらして…、」
ベルナール「それで、文字通り、位相の写像になるのですね!」
パートリッジ「そのとおりです。録音後に録音されたものに特殊効果をかけるよりもずっといい方法です。第一台目の録音機を再生させて、それに対して、少しだけずらして、二台目を再生させる、そうして、全体のトラックが出来て行くのです。そうすると、音の位相に櫛を入れている感じになるのです。それを三台目で録音するのです。[ この方法、アメリカの現代音楽家 Alvin Lucier の方法を思わせます。アルヴィン・ルシエ:物理的音響派と言われていた記憶が? ただ、スピーカーを介せずにテープからテープへ直接で一回だけ重ねただけでは、倍音は発生しないでしょうけれど。]」
ベルナール「レッキーさんは、何か楽器も演奏されているのですか? フェイジングには、ベースは含まれていないように思うのですが。私には、ドラムズか高級オーディオ装置のように聞こえるのですけど。」
パートリッジ「ジョンは、100パーセント何も楽器は弾いてないと思います。貴方は、別の次元の局面を作っているのかもしれませんよ。全部を録音してフェイジングにしたのは確かだと思います。」
ベルナール「分かりました。この方法は一回だけ使ったのですか、何度も使ったのですか?」
パートリッジ「たぶん、何回か。でも、「 Beatown 」程の深い次元では使ってはないですね。例えば、「 Jason and Argonauts 」ではフェイジングを使いました。でも、「イアソン」の場合、機械的なものですね、ベル・フランジャーとか何とかと呼ばれていた装置で、フェイジングをしたのです。全部のトラックを100パーセント、フランジャーにかけたのです。ですが、「 Beatown 」の場合、テープを使って、フェイジングを作ったのです。深みが明らかに違いますよ。貴方もきっとそう思うでしょうね。貴方は、こんなことを私に思い出させてくれました。あれは、誓って、テープを使ったフェイジングでした。ジョンが、私たちに見せてくれたトリックなのです。私たちは、感銘したのです。
 それで、あれは、アビー・ロード・スタジオの第2スタジオで作ったのです。ビートルズの部屋ですね。だけれど、当時の私たちには、それは少しも重要ではありませんでした。」
ベルナール「ええ、貴方がそのことを話して下さったのを覚えています。」
パートリッジ「私は、ビートルズ否定主義でしたからね。それに、この歌では、パンク風発声を、馬鹿らしい、キャンキャン言う歌い方をしているのですから。」
ベルナール「とても面白いです。それは、スタジオ版ですよね。私は、ライブ版も聞いたことがあるのですが、そちらでは、もっと明瞭に歌っていますよね。貴方は吠えてはいませんでした。」
パートリッジ「『 Go2 』の時に、「この馬鹿みたいな吠える様な歌い方を続けて行くべきだろうか、もっと喉を緩めて歌うべきだろうか」と考え初めていたのです。それで、デイブと一緒にライブをするようになった時に、もっと喉を緩めて、自分らしく歌うようになったのだったと思います。」
posted by ノエルかえる at 08:11| Comment(0) | TrackBack(0) | Go 2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月02日

パートリッジ、ベルナール対談「 Beatown」2

ベルナール「そうですか、それについて話して下さい。」
パートリッジ「物事を解決する方法ですね。非難するな。考えろ、ということ。」
ベルナール「ですけれど、ブリッジの部分には、対立がありますね。「上司は言っていたよ「私の金を返しなさい。」と「僕は言ったんだ、「連中は、過たず正確に旦那さんを打ちのめしますよ。連中は、拳ではなくて頭を使うのです、旦那さん。」」と言う部分です。」
パートリッジ「ええ。物事をしっかり考え抜け、ということを歌ったのです。頭脳を使え、ということです。最初に、殴り回したり蹴り上げたりする様な暴力に訴えるな、ということです。何かを解決したいのならば、頭を使うのです。ザ・モンキーズだったら、こう歌うでしょうね。「ヘイ、ヘイ、ぼくらはとっても知性的、ぼくらは物事を考え抜く。ぼくらは君の町にやって来た。君と一緒に考えるためにね。」って( 笑い )。」
ベルナール「( 笑い ) それは、童謡ですね!」
パートリッジ「( 笑い ) 分かりましたか。何てつまらない馬鹿げたことで、歌を書いたのでしょう。でも、あのロッキーの様な反復を使う考えと言うのは、気に入っているのです。開始と終止部は、フリップ・グラスのようでしょ。でも、それが、ロックバンドにいるのです。それで、ギターとキーボードとベースとドラムのための曲を書いてるって感じ。それで、大音量の格好いい荒々しい反復が曲にあるのです。私は、そんな曲が好きなのです。」
posted by ノエルかえる at 08:34| Comment(0) | TrackBack(0) | Go 2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月01日

Quotation of Dream

 メシアンを何か聞こうと思ったけれど、ディスクを出すのが面倒なので、鈴木大介とBrandon Ross の武満作品集『夢の引用』をかける。
posted by ノエルかえる at 20:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パートリッジ、ベルナール対談「 Beatown」1

 ベルナールさんとパートリッジの対談、「 Beatown 」について。
2008年7月28日発表
XTC が投稿した記事 Andy discusses ’Beatown’

ベルナール「この歌について対話をしようと、取り上げた時に、貴方は、何かしら「戦いた」様に見えたのですけれど。何故ですか?」
パートリッジ「「おのののく」、いい言葉ですね。そうです、この歌を語ることには、戦いてしまいます。もう随分昔のことですからね。いくつかの歌は、それが何所から生まれたのか、その歌の背後にある感情は何なのかが、明らかになって来たのですけれど、霧の中に見失ってしまった歌もあるのです。そのように背後にあったのに、忘れられてしまった感情と言うのは、たぶん、取るに足りないものだったのでしょうね。」
ベルナール「「 Beatwon 」について、お話しして頂きたい理由を言う必要がありますね。実は、この歌で、貴方が何を歌おうとしているのか、私には分からないのです ( 笑い )。」
パートリッジ「( 笑い ) ああ。それで、あっしに一発喰らわそうってんですね、旦那。」
ベルナール「えええ、何について歌っているのですか? この歌の歌詞のことですけれど。」
パートリッジ「( コックニー訛りで ) あっしゃー、なあんもしてません! 誓ってほんとです、巡査様! ありゃぁ、コリン・ムールディングのしあざでげす。やつがあっしを壁を乗り越えてリンゴを掻っ払わせたんでげす!
 今日、二、三回曲を通して聞きました。素早くメモを取って、もう一度レコードを回して、確かめたのです。「何でまた、こんな曲を僕は書いたのかなあ。」って思いましたね。曲の題名は、その時見つけた和音の音の擬音から付けたのだと思います。放擲されたたくさんのマーティンの中から、ある一人のマーティンを拾い上げたのでしょうね ( 笑い )。[ 『 My Favorite Martian 』:1963年から1965年にアメリカのCBS が放送したコメディ。地球に不時着した宇宙人が主人公。 ] そうでなくて、たくさんのコードですね。こういうコード進行です。( 「 Beatown 」と言う語の背後のコードを演奏する。 )
 コードはDです。トップ・コードを使います。きついですね。それで、小指で、Aコードをならすのです。
すると、音は、D、A、E、A、D♭、G♭ になります。それで、Bコードまで下げて、同じことをします。すると、B、G♭、D♭、G♭、B♭、E♭になります。
[ どう弾くのか私は分かりません。 ]
 その当時、このコードが私には、未来的に、そして、中世的に聞こえたのです。それで、大きな都市の鳥瞰図のように思えました。( くすくす笑い ) 11世紀のロンドンか、今から二百年後のブラジリアの様な感じです。その響きは、朗々としていて、都会的で、未来的で、と同時に、古代的なのです。それで思ったのです。「ううん、この音は大都会みたいだ。」と。この考えがあって、「 beat town 」と言う言葉が頭に浮かんだのかもしれませんね。何故そう聞こえたか、その理由は分かりません。「 beat town 」と言う語の響きは、1962年の映画の題名にありそうですよね。大勢のビートにクス達が浜辺にいて、可笑しなバーベキューをやっていると言う様な映画の題名です。『 Beat Town Blanket Bingo! 』 ( 笑い )。ボンゴがたくさん鳴って、で、Bから始まる言葉は、他に何かあるかな。 
 歌詞には、当時のマネージャーの言葉が多く含まれています。マネージャーは、私たちを電話で捕まえられない、と不平をいつも言っていました。彼には、私が貧しくて電話が持てないと言うことが、思い付かなかったのですね( 悲しそうに笑う )。一番近い電話ボックスまで、 200ヤード(約182メートル )は歩かなければならなかったのです。それで、その日に何が予定されていて、あれこれの事柄が分かるということだったのです。( 苛立つマネージャー、イアン・リードの真似をして ) 「お前を電話で捕まえられたことがない!」 「うん、だって、ぼくは持ってないもの。」( 怒り心頭のリードの真似 ) 「お前を捕まえられないんだ!」 彼は、どうやら、私が電話がないと言うことが理解出来なかったようです。買えなかったのです。
 そんなちょっとした事が歌詞になっているのです。それから、「 it's a capital city 」と言うところ。「 capital 」は、リードがよく使っていた言葉です。( 甲高い、泣いている様なでも上品な声で ) 「資金なんだ、坊主達、資金!」 そのようなマネージャーの言葉は、私たちバンドの内輪のジョークになっていたのです。
 それで、もしそんなものがあるとすればですけれど、あの歌は、陽気な暴力について歌っているのです。モンキーズのテーマ曲の様なものなのです。私たち XTC のテーマ曲ですね。奇妙に聞こえるかもしれませんけれど。「ビータウン、そうさ、ぼくらはXTC の者なんだ。ビータウン、お前の町にやって来た。ぼくらは XTC なことをするんだぞ。」と言う感じですね。自分たちを披露する馬鹿馬鹿しい宣言の様なものなのです。( 間違ったスウェーデンのアクセントで ) 「こんにいちわ、私たちは、スウェーデンから来た、ズボンですう。これが私たちの歌「へい、へい、私たちはズボン」ですう。アルバム『ズボンと遭遇』に入ってますう。」 ううう。もう説明は止しましょう。

 一つ覚えている事は、「俺は、「 we use the head and not the fist 」て言うのが好きだなあ。」と、バリー・アンドリューズが言った事です。」




 ギターのコードの説明部分は、よく分かりません。ノートを譜面にして見ましたけれど、これも?
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posted by ノエルかえる at 09:25| Comment(0) | TrackBack(0) | Go 2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする