2015年07月31日

he stoppeth one of three

 コーレッジの『 The Rime of the Ancient Mariner 』、1800年版の最初のスタンザを、 

It is an ancient Mariner,
And he stoppeth one of three.
"By thy long grey beard and glittering eye,
Now wherefore stopp'st thou me?  


ほら、古風な水夫だ。
そら、通る三人の中の一人を捉まえた。
「これは、長い灰色の顎髭と爛々とした眼のあなた、
なんだって、わたしを引き止める?」 


面白い出だしだと思う。
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ベルナール、パートリッジ対談「 Chalkhills and Children 」9

ベルナール「( 笑いながら ) それは面白いです。そのように考えたこともありませんでした。でも、貴方が一旦そういってしまわれると、成る程、明らかですね。
 それで、この曲では、グレゴリーさんはキーボードを演奏しているのですよね。」
パートリッジ「デイブはキーボードです。たくさんのキーボードがありますよね。幾つもの違った種類のキーボードが幾層にも重ね合わされているのです。人間の声に似たもの、掠れ声のようなもの、リード楽器のようなもの、ハモンド・オルガンのようなもの、等ですね。もっとあるのですよ。そうですねえ、貴方が広大な農業地帯の上空を飛んで、畑のパッチワークを見るようなものでしょうか。分かって貰えるかしら。」
ベルナール「分かります。それに、ムールディングさんは、ベースできれいな音色を出しています。」
パートリッジ「ええ。とても落ち着いた音です。この様な音になるべきなのですよ。丘の上を浮遊しているのですからね。それから、コリンは、ベースで歌に応えるメロディーも弾いています。「 Even I never know 」のところですね。」
ベルナール「貴方は、何を弾いているのですか?」
パートリッジ「この曲では、私は、演奏はまったくしていません。歌っているだけです。楽器は弾いていないのです、まったく。」
ベルナール「ギターは、全然ないのですか? 私は、アコースティックのギターが入っているように思っていましたけれど。」
パートリッジ「いいえ、ギターは使っていないですよ。私はそう覚えているのですが。この曲では、私は、眠たげなナイトクラブの歌手になっていますよ。」
ベルナール「終わりの部分では、メロディーは何声を重ねているのですか?」
パートリッジ「そうねえ、あれは、編集技法ですね、フェイド・アップしたりフェイド・バックしたり。それで、本当の夢のような溶解して渾然一体になった感じになっているのです。そうやって、この歌で、図らずも、アルバムを締めくくることになったのです。」 

おわり  


誤訳、疑問点を指摘して下さると助かります。
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2015年07月30日

Wild

 きのうは、テレビで、バーニー・クラウス Bernie Krause を見た。自然の音を全体として捉えて録音し、データーにして、環境の指標にするという研究をしている人。 

Wild Sanctuary 

 でも、若い時は、フォークのコーラス・グループにいて、その後は、音響技師として、テレビドラマや映画に携わって、それから、自然環境の音の研究家になったと言うことだった。 



 『老水夫行』、電子書籍だけれど、2014年に、新しく訳されて出版されていた。明瀬和弘 訳。エイティエル出版。 
エイティエル出版 
BCCKS / ブックス - サミュエル・テイラー・コールリッジ著『老水夫行(口語訳)』 

明瀬和弘 さん: 
プロフィール
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2015年07月29日

ベルナール、パートリッジ対談「 Chalkhills and Children 」8

ベルナール「歌に戻りましょう。終わりの部分で、マステロットさんが延び延びと演奏しているところが好きなのです。[ 3:38秒頃から ]」
パートリッジ「残りの部分は、リズム感がある限り、好きなようにして良い、と彼に言ったのです。私は、終わりの部分は、バラバラになって、あのブーンと言う音の中へ落ちて行くようにしたかったのです。夢のようにですね。歌詞が、何度も繰り返されて重ねられます。粉々になったものが全部一緒になって、落ちて行くのです。そうですね、夢の中で、ほんの少しの現実感を捉えようと死に物狂いになっていると言う感じですよ。」
ベルナール「とても上手く録音されています。ステレオの分離が素晴らしくて、マステロットさんの周りにドラム・キッドがあるのがそのまま聴こえるようです。」
パートリッジ「ええ、エド・タッカーの仕事です。彼がトムトムを録音すると、トムトムは、まさに、そのまま録音されるのですよ! ( 笑う )」
ベルナール「他にですけれど、アレンジについては、どうでしょう?」
パートリッジ「そうですね、ウィンド・チャイムは、ポール・フォックスです。主旋律が高潮しているところですね、( 2:30秒頃 ) 私が、「 rolling up on three empty tires,'til the... 」と歌っているところです。」
ベルナール「キーボードもあります。」
パートリッジ「ええ、それで、ポール・フォックスのウィンド・チャイムが鳴っているのです。そのウィンド・チャイムは、彼のアパートメントのベランダに吊り下げてあったものです。当時、私たちは、ビーチボーイズの「 Wind Chimes 」への敬意として、この音を入れるべきだと思ったのです。その二年前に、私は、「 Wind Chimes 」を知ったばかりだったのです。」
ベルナール「成る程。この曲には、ビーチボーイズ的な…、」
パートリッジ「ええ。でも、ビーチボーイズ的にするのには、慎重になっていたのです。ビーチボーイズは、私に大きな影響を与えています。1986年頃以降なのですが、私が彼らのアルバムを聴くようになってから、取り分け強い影響を得ていたのです。それまでは、ビーチボーイズについては、シングルを聞いていただけでした。アルバムを知ると、彼らの音楽は、私が思っていた程度を遥かに超えて深いものでした。この曲が、ビーチボーイズ的だと言うことは、私も認めます。当時、「ビーチボーイズ的にならないように努力しよう、けれども、どうしてもそうなるのなら、ビーチボーイズ的であることを恥じたりはしないぞ。」と思ったのです。」
ベルナール「そうなのですね。それで、バッキング・ヴォーカルで「 ah-oooo 」と歌っているのは、ビーチボーイズ的ではないのですね。、」
パートリッジ「ええ、「 bap da-dooby-dooby 」とは歌っていないのです。でも、ウィンド・チャイムは、小さいけれど重要な要素だと思ったのです。「 Wind Chimes 」への小さな挨拶だったのです。」
ベルナール「ところで、「 three empty tires 」と言うのは、どうやって思い付いたのですか? いつも、不思議に思っているのです。」
パートリッジ「ああ、あれは、私とデイブとコリンですよ。どうやって思い付いたか、さっぱり分かりませんけれどね。兎も角、私たち三人は、ずっと転がっている空気の抜けたタイヤなのです。」
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2015年07月28日

The Rime of the Ancient Mariner

 Optimismsflames で見逃していたことがありました。『 Black Sea 』のアートワークに関わることです。Optimismsflames の作者、名前を忘れてしまいました、のパートリッジへのインタビューで、アートワークが決まる過程が書かれています。
ArtBlackSea 

 そこの部分を抜き出します。
「 And I was really into that whole Victorian engraving thing. And the whole Towers of London thing, and the nobility of the workmen. Building London in the Victorian era. And all that kind of stuff. So I thought, "Well, wouldn't it be great if we were the people who were working under pressure." And deep-

sea divers work under pressure, literally. So - great! It's almost like, sort of a faux Sgt. Pepper's. [laughter] Instead of these fantastically lush psychedelic bandsmen's costumes we'll stand there in grimy deep-sea diving outfits. And for the backdrop, I didn't want XTC on the front cover. I wanted to put XTC in the articles that would make the kind of Victorian photographic studio backdrop. If you see what I mean.

WL: Sure.

AP: So that the - uh, let me see. What was the X? That was a seagull.



WL: The T was the mast of the ship.

AP: The T was the mast. And then the C was like the light shining on a hot air balloon.

WL: Yeah.

AP: Sort of like, is it the moon? Is it a hot air balloon? And that was going to be XTC across the top.

WL: That was actually done by the guy who did the Swindon mural, wasn't it? I can't think of his name.

AP: Ken White.

WL: Ken White. That's right.

AP: Yeah, he lives a couple of streets away from me. Don't let him corner you in the street. He'll bring out packs of photographs of what he's been up to lately and you just won't get away. [laughing] But anyway - I had a meeting with Ken White and I said, "Look, can we do something, can we steal these skies and things from one of these


Ken White's now defunct Swindon mural. 1 - 2

Gustave Doré
Doré engravings." [silence] Do you know Doré?

WL: Uhhh - I don't think I…

AP: French. He had a series of engravings called... He engraved the "Rime of the Ancient Mariner." He had these fantastic skies all done in with engraving. And I said, "Can we do something with this? Can you make up a backdrop, or whatever, where you project these Doré images?" So we booked the studio and the backdrop arrived with Ken and it, and the three symbols on the back that said XTC, looked great. I thought, "This looks great." And we got in the diving suits. They weighed a ton. And we stood there, and had the session photographed. We even turned around on the back like the Sgt. Pepper's sleeve. And that was it. It was going to be called Work Under Pressure. And 」 

 それで、分かったのは、『 Black Sea 』のアートワークでは、パートリッジは、ヴィクトリア朝の写真を意図していたこと。これは、「 Towers Of London 」に直接繋がることだけれど。それから、イメージとしては、サミュエル・テイラー・コールリッジ Samuel Taylor Coleridge の『老水夫行 The Rime of the Ancient Mariner 』のギュスターヴ・ドレ Gustave Doré の挿絵があったと言うこと。 
 なので、『老水夫行』は参考に読んでみなければ。

 『 老水夫行 』は、1934年に、齋藤勇の訳で研究社から出版されていて、1955年に、『コ​ウ​ル​リ​ヂ​詩​選』として岩波文庫で出されている。もっと最近のものだと、1970年に『老​水​夫​の​歌​ ​:​ ​詩​形​リ​ズ​ム​注​解』と言う本が、石井白村の註釈で篠​崎​書​林から。 
Wikisource には入っています: 
版が、1798年のものと、1880年のものと、1817年のものが
1880年のもの:
The Rime of the Ancient Mariner - Wikisource, the free online library 

ウィキペディアには、コールリッジの詩『老​水​夫​の​歌』の特徴を「民謡調の押韻だが、単調さを感じさせない技巧が凝らされ、遠い彼方の世界を迫真的な想像力で描いている。」と。これは、まるで、XTC『 Black Sea 』の評でもあるよう。 

ギュスターヴ・ドレ の挿絵: 
Gustave_Dore_Ancient_Mariner_Illustration.jpg 328×456 ピクセル 
Gustave_Dore_Ancient_Mariner_Illustration.jpg
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2015年07月27日

ベルナール、パートリッジ対談「 Chalkhills and Children 」7

ベルナール「( 笑いながら ) そう翻訳するのですね、面白いです。 
 では、レコーディングをどのように進めたかについて話して下さい。パット・マステロットさんをドラムズに起用して…、」
パートリッジ「この曲で、最初に録音したのはパットです。あの、ずっと続くシンバルを録音したのです。」
ベルナール「そのことについて、伺いたいと思っていました。と言うのはですね、マステロットさんのインタビューを読んだことがあるのですけれど、そこでは、彼は、アルバムで聴かれるような、キック・ドラムとスネア・ドラムのパターンを叩きながら、八分音符のシンバルをずっと続けて叩くことは、出来なかった、と言われていましたから。」
パートリッジ「ええ。私は、それを望んだのです。デモ・テイクには既にありました。私は、ずっと続くシンバルと、スウィングするドラム・キッドの間の緊張感が欲しかったのです。ジャズに特有の感覚ですね。」
ベルナール「兎に角、それを彼にさせようとしたのですか?」
パートリッジ「一度にではないですよ。パットが八本足の蛸でないことは分かっていましたからね。それで、まず最初に、ずっと続くシンバルを録音したのです。」
ベルナール「シンバルは、マステロットさんが叩いているのですね? マシーン類ではないのですね?」
パートリッジ「パットの筈ですよ。たぶん、録音して、ループにしたのですよ。オーシャン・ウェイ・スタジオでしました。ドラムズに関しては、すべてをあのスタジオで録音したのです。本当に美しい響きのするスタジオでした。ドラム・キッドを使った演奏は全曲を通して録音しましたよ。そう、ドラム・キッドの演奏は、とても動きの遅い、スウィング・ジャズの感覚なのです。 
 私は、片方でシンバルを一定の間隔で叩き続け、片方ででスウィング・ジャズのリズムを刻むと言う時の緊張感が好きなのです。エディ・コクラン Eddie Cochran の「 Summertime Blues 」の感じです。[ Eddie Cochran - Summertime Blues / Love Again at Discogs ] ( 口真似で歌って、 ) 片方で一定に続くシンバル、片方にアクセントのあるリズム。一定の間隔のリズム、対、付点が振ってあるリズムななのです。その互いの緊張感が素晴らしいのです。それを私は望んでいたのです。ずっと等間隔のシンバルと、ジャズ風の点在するシンバルのリズムが、対峙して緊張感を産み出すのを望んでいたのです。」
ベルナール「それから、二拍目の後、三拍目の前、その間で、マステロットさんが叩くハイ・ハットもとても気に入っています。」
パートリッジ「ええ、ハイハットを開いて揺れるようにして、鳴らしていますね。」
ベルナール「ほとんど失敗に近いですよね。でも、二つのシンバルは鳴り続けているのです。私は、両方を混ぜてしようとしたのですが、上手くは行きませんでした。」
パートリッジ「( 笑いながら ) 教則のDVDが出来てしまいますよ! 
 実際、誰だったか、「 Chalkhills and Children 」のジャズ版を創っていましたね。そのCDを今持ってないのですけど。」
ベルナール「それは、アンソニーです! アンソニー・セトラ Anthony Setola 。」
Anthony Setola - Home of The Frosted Orange - Listen to Music
パートリッジ「そうそう! それで、マイク・ケネアリーがギターでヴォーカルのメロディーを弾いているのですよ。」
ベルナール「ええ、そうです。アンソニーの録音です。マイク・ケネアリーさんも大変な方ですけれど、アンソニーもとんでもないプレイヤーですよ。」
パートリッジ「ええ、本当に美しい音が出ているレコードでした。彼に会ったなら、私がとても善かったと言っていたと伝えて下さい。あれ程のカヴァー版があるなんて、私はとても嬉しいのです。」
ベルナール「はい、承知しました。私は、アンソニーをロブ・コセンティーノ Rob Cosentino さんを介して知ったのです。コセンティーノさんは、マイスペースのXTC fan のページを最初に開設した人です。それに、彼は、メリーランド州のボウイ Bowie と言う町に、Nonsuch Productions と言うスタジオを所有しているのです。私もそこで録音をしたことがあります。 
 それから、アンソニーは、ハリソン・シャーウッド Harrison Sherwood と私が創ったレコード「 Holly up on Poppy 」で、ベースを弾いています。私は、その曲が1977年のバンドが演奏したらこうなるのではと言う感じにアレンジしたのです。そのベースのメロディをお聴きになれば、彼だけが弾き得るだろうというとても変わったメロディだと、お気付きになると思います。最初は、私とハリソンで作ったのです。私がドラムとキーボードを弾いて、歌いました。ハリソンがギターとベースでした。ハリソンのベールのメロディは、ごく普通でした。そこに、アンソニーが来て、「ベースについては考えがある。」と言ったのです。それで、彼の考えを聞いたのですが、「ああ! それは面白そうだ!」と言うことになったのです。」
Nonsuch Productions - Bowie, MD - ローカルビジネス | Facebook
パートリッジ「( 笑う ) そうですね、物事は、時に、そのようにして起こるのですね。」
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2015年07月25日

Galileo and me

 Billy Sherwood さんのFacebook のコメントに依れば、アルバム『 the Citizen 』は、イタリアのレーベル、Frontiers Records から、11月にリリースの予定らしい。はっきりとは決まってないようだけれど。このアルバムは、魂の時代を超えた繋がりと言うようなコンセプト・アルバムと言うこと。コリン・ムールディングの参加が、XTC ファンの私としては関心の焦点なのだけれど、最近亡くなったクリス・スクワイアさんの最後のレコーディング音源でもあるらしい。 
 とにかく、楽しみ。また、日本のレーベルが、SHM-CD を出すだろうか? 
 シャーウッドさんのアルバムのメンバーを見ていて、ふと思ったのだけれど、XTC が来日した時点で、コリン・ムールディングとテリー・チェンバースの二人が XTC を抜けて、ゴダイゴに加入していたらどうだったろうか。

 パートリッジのTwitter、『オレンジズアンドレモンズ』、製産に入ったのだろうか。 

 ベルナールさんとの対談、『オレンジズアンドレモンズ』の分は、終えた。投稿するのは、来週の月水金。でも、もう一つ、パット・マステロットさんへのインタビューがあるのだけれど、どうしようか。 

 それから、Swindon Advertiser に Anton Barbeau さんの記事。Barbeau さん、スウィンドンを歌った歌を書いたそう。アルバム『 Magic Act 』に収録されるとのこと。そうして、記事に依ると、「 High Noon 」のビデオ、Barbeau さんのFacebook等で撮影の様子が少しだけ伺えていたけど、あれは、コリン・ムールディングの自宅で撮影されたものだそう。
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2015年07月24日

ベルナール、パートリッジ対談「 Chalkhills and Children 」6

ベルナール「ところが、貴方の中の何かが音楽の中にあることも、明らかなことで…」
パートリッジ「そうです。相当の量のどろりとした無形のものが私の中から音楽へ入っているのです。それで、それは私ではなくて…、そう、音楽の中で、私は非常に正直にもなれるのです、あるいは、厚かましい嘘つきにもなれるのです。音楽の中では、他人に成り済ますことも、自分自身でいることも出来るのです。仮装も出来るし、裸にもなれるのです。ところがなのです、聴衆のみなさんは、そう思うことが決してないのです。聴衆と言うのは、アーティストが創った音楽の一片しか好まないですからね。大きな間違いですよ。」
ベルナール「では、この歌の特質の夢のような雰囲気について、話しを戻しましょう。」
パートリッジ「私は、オルガンで夢の音を連想するのです。私が見る夢の中で、音楽が鳴っている時は、大抵、オルガンなのですよ。若い時に、カーラ・ブレイ Carla Bley のアルバム『 Escalator Over the Hill 』[ 1971年の作品。Escalator over the Hill - Wikipedia, the free encyclopedia ]のことを噂に聞きました。実際に、そのアルバムを聴いたことはないのですけれど。タイトルを聞いて、私は寝てしまい、夢の中で、多分こうんなだろうと思う音楽を聴いてしまったのです。それで、実際に、アルバムを聴いてみたいと思わなくなった、のを覚えています。実際のアルバムを聴いてしまったら、とても落胆してしまうのは、分かっていましたから。夢の中の音楽は、多層で多色のオルガンの音で出来ていたのです。夢の音楽は、たぶん、ジャズのようでなく、フィリップ・グラスやスティーブ・ライヒ、テリー・ライリーに似ていたのです。 
 まあ、兎に角、私はオルガンの音でいつも夢を連想するのです。ですから、五度音程の音を重ねてオルガンを弾き始めると、途端に、中世の時代の中にいたのです。それは夢ですね。それが一つになっているのですよ。それなのに、可笑しいですよねえ、この歌は現実と地に足をつけた生活のことを歌っているのにですよ、この歌を録音したのは、非現実的なフェイクダムの真ん真ん中でなのです。」
ベルナール「( 笑いながら ) ロサンゼルスですね。」
パートリッジ「それをスペイン語では、「 City of Lying Bastards [ 嘘つき野郎の都 ]」と言うのは、誰でも知っていますよね( 笑う )。」
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2015年07月23日

In Other Words

 きのう、ただボーっとしていて、夜10時前にテレビを点けたら、フランク・シナトラの「 Fyl me to the Moon 」が流れていた。番組は、『春琴抄』を扱ったものの様だったけれど。そういえば、先日7月20日は、アポロ11号が月面に到達した日だし。 
 ただ、「 Fyl me to the Moon 」 は、1954年に書かれた歌だけど、元のタイトルは、「 In Other Words 」。最初にレコードとして発表されたのは、ミュージカル『 The Golden Apple 』の主演だった、Kaye Ballard ケイ・バラードが歌ったもの。 
 「 Fyl me to the Moon 」が入っているシナトラのアルバム『 It Might as Well Be Swing 』は持ってない。
 それで、YouTube でケイ・バラードの「 In Other Words 」を聞いたけれど、これもいいなあ。
 XTC がもう少し続いたら、ミュージカルを作っただろうか。作って欲しかったけれど。「 Fyl me to the Moon 」「 In Other Words 」「 The Golden Apple 」と言葉を並べたら、 XTC っぽくも思える。
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2015年07月22日

ベルナール、パートリッジ対談「 Chalkhills and Children 」5

ベルナール「それでは、そもそも「 chalkhills and children 」のイメージなのですが…、」
パートリッジ「ああ、それも頭韻ですね。私の自宅の窓から見えるものは何かと言えば、チョークヒルなのです。そして、自宅の台所か庭を見れば、当時ですね、目に入るものと言えば、子供たちなのです。現実のものなのです。私の家の回りには、実際に田園風景があるのです。人が頼れるパパである理由がそれなのです。大地にしっかりと根を降ろしている、と言うことです。水平に保つのですよ。ああ、偽造された渦巻きはありませんよ。ううん、そうですねえ、もちろん、惑星Xから来た宇宙怪獣を真似て着飾ることは出来ますよ、そして、庭で子供たちを追い回して恐がらせることもね。それは、でも、嘘ではないのですよ。ショー・ビジネスのような嘘ではないのです。ショー・ビジネスは全くの偽りなのです。父親であることは偽りではないのです。周りにある丘も偽りではないのです。」
ベルナール「それでは、アーミン・ストリートを取り上げたのは何故なのですか? 古代のものですよね?」
パートリッジ「ええ、古代のものです。でも、実際、何マイルかは今でも残っているのです。それが、スウィンドンを通っているのです。イングランドに残っているアーミン街道は二つで、そのうちの一つがスウィンドンを通っているものだった、と思います。でも、アーミン街道と言うのは、石器時代の人々が牛や馬で何度も通って踏み固めて出来た太古の道なのですよ。恒久不変と言う感じがしますね、まったく。それは、丘の上、石灰岩の中を通っていて、何千年も踏まれ続けているのですよ。」
ベルナール「それに対して、有名であることは、一時的なことです。」
パートリッジ「ええ、名声と言うのは、五分と持ちません。名声では、日用雑貨を買えないのですよ。 
 私は、今でも、それで苦しんでいます。自分がしていることが、ファンを作っていると言うことは、分かっています。でも、私は、人々に、私のファンになって欲しいとは思わないのです。私は、人々に、私が創った音楽のファンになって欲しいのです。」
ベルナール「仰ることは分かります。多くのアーティストが直面している板挟みに、貴方も直面しているのですね。アーティストにとって、彼ら自身と彼らが創り出した作品とは明らかに別のものなのです。けれども、ファンの中には、その違いが分からない人もいるのですね。その様な人にとっては、作品はそのアーティストそのものなのです。ええと、私は、ジョニ・ミッチェル Joni Mittchell のインタビューで読んだのですけれど、彼女はこう言っていました。「これは、アーティストとしての私なのです。私には、幾つかの人格があります。アーティストとしての私は、他の様々な人についての物語りを語るのです。ところが、聴衆の方達は、私がどう言う人物であるか、よく知っていると、決めてかかるわけですよ。彼らは、私の音楽をよく知っているのだから、私を知っていると言うのです。」」
パートリッジ「( 溜息を吐く ) ややこしいですね。音楽は、一つの独立した存在です。そして、それを書いた、あるいは製作した人物は、また、別の存在なのです。そうなのですけれどねえ。音楽は、一人の人格の外に存在しているのですよ。」
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2015年07月21日

今日はそんな日だったの:Ηρόστρατος

 きょうは7月21日。紀元前356年7月21日、羊飼いのヘロストラトスは、有名になりたいと言う理由で、『世界の七不思議』の一つとして有名だった、エフィソス Έφεσος のアルテミス神殿 Ναός της Αρτέμιδος της Εφέσου に放火して消失させた。

それで、XTC「 Books Are Burning 」。
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Indian dance

 スウィンドン・ヴュー・ポイントに、1982年6月2日に、スウィンドンのタウン・ホールで行われた、インド舞踊の公演の様子を撮ったビデオがあった。 
Indian dance at the Town Hall | Swindon Viewpoint 

 これは、時期は、1982年4月3日に、パートリッジが長年服用していたジアゼパムを突然止めて錯乱状態になって、アメリカ・ツアーをキャンセルした直ぐ後になる。アメリカから帰国した後は、治療中だったろうから、外出は出来なかったろうと思う。
 でも、『 Mummer 』の冒頭の曲「 Beating of Hearts 」が、インド風なことを思うと、少しは関係しているのかと思ってしまう。
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2015年07月20日

ベルナール、パートリッジ対談「 Chalkhills and Children 」4

ベルナール「成る程、「 the reluctant cannonball 」[ 歌詞の中から ]ですね。」
パートリッジ「私が「 the reluctant cannonball 」なのですよ。へんてこなサーカスか何かから撃ち出されたのです。安全網も何もなくですよ。それが、私が言いたかったことなのです。申し訳ないです。私が、間違った言葉を使ったので、皆さん、意味を取れなかったのですね。」
ベルナール「いえいえ、ファンの方達は、何とか考え出しましたよ。」
パートリッジ「ふうん。それで、ファンの皆さんは、アルバム『 Nonsuch 』がどうして、そのタイトルになったのかの理由もこれなのだ、と考えたわけですね。そうではないのですけれどね( 笑う )。全くの偶然の一致なのですからね。」
ベルナール「ところで、『 Skylarking 』はとても成功しましたから、『 Oranges and Lemons 』には、前もって、かなりの予算を得られていたのではないかと、私は推察しているのです。」
パートリッジ「ああ、そうそう。このアルバムでは、私たちは、予算を相当超えてしまいました。会社は、「待て、もうプラグを抜くぞ、お前たちがそれを完成させるまで耐えられない。」と言っていましたよ。25万ポンドには達していたと思います。」
ベルナール「それは、あれ程にたくさんの歌をレコードにしようと決めたからなのですか?」
パートリッジ「そうではないですね。私たちがロサンゼルスに住んでいたからですよ。どちらかと言えば、お粗末なアパートだったのですけれどね。でも、家族も一緒だったのです。それに、セッション・ミュージシャンにお金を払いましたし、エンジニアのエドとプロデューサーのポールのギャラは、安くはなかったのです。それにスタジオも高額でした。それにそれに、そのスタジオに余りに長い間居続けたのですから。」
ベルナール「そうですか。ウッドストックでの経験の後、家族と一緒に現地へ行くことを望んだのですよね。」
パートリッジ「もう一つですね、元のマネージャーとの訴訟で、このアルバム制作の終わりの頃には、私は大変に重荷を感じていたのです。私は本当にしまりが無くなっていて、飲み過ぎるようになっていたのです。ウィスキーを飲んでいました。私がウィスキーを飲む場合と言うのは、何かよくないことがある時なのです。 
 とても可笑しなことなのですが、私たちは、この歌でアルバムを締めくくりました。この歌は、普通であること、最後には大地にこの丘に足を降ろせて喜んでいることを、祝して書いた歌なのです。空飛ぶことは終わったのです。空に浮かんでいると言う信じられないようなことは、実際、ただの夢だったのです。人生の大部分は、夢なのです。」
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2015年07月19日

ビートルズ「Glass Onion 」訳

 ジョン・ビートルの「 Glass Onion 」。 

元にしたのは、ビートルズのホームページの「 Songs 」。
Glass Onion | The Beatles  



ヴァースだけの歌詞。 


ストロベリー・フィールドのことは、ぼく、話したんだ、
じゃあ、あそこには本当のことはなにもない、ってもうわかってるんだね。
きみが考えそうなほかの場所もあるよ、
なにもかもが、たえず、移ろっているんだよ、そこではね。
裏地のある頭を変にするターバンを透かして見るとね、
他の階層のことがわかるものなんだね、じゃあ、
もう片方のタマネギ片眼鏡で見ると、どうかなあ? 

ウオラスと人間のぼくのことも、話したんだ、
じゃあ、ぼくらがピチピチのTシャツ着てる、ってもうわかってるんだね。 
手がかりがもうひとつあるよ、
ウオラスはポウル。
キャスト・アイロン・ショアに住んで、
レディ・マドンナは、キチキチの生計を立ててるんだ。
タマネギ片眼鏡で見るとね、どうかなあ? 

ヒルのフールのことも、ぼく、話したんだ、
じゃあ、あの人まだあそこにいる、って教えとくからね。 
きみが考えそうなほかの場所もあるよ。 
しっかり聞いてね。 
海に穴を開けてね、
鳩尾を作ろうとしてるんだよ。
タマネギ片眼鏡で見ると、どうかなあ?  


how the other half lives ( 成句 ): 歌詞だと live と複数になっているのが気になるけど。
成句の場合は:used to allude to the way of life of a different group in society 
Jacob Riis の写真集『 How the Other Half Lives 』( 1888年 )のタイトルから使われるようになった語。 
すると、bent backed tulips は写真用語??? 
それで、この題名は、ラブレーのパンダグリュエルから取られたと言うことだけれど、何処の箇所か、分かりません。
追記:パンダグリュエル 28章に「 Mais il fait beaucoup meilleur deçà, et y a meilleur air. Là commençai penser qu’il est bien vrai ce que l’on dit, que la moitié du monde ne sait comment l’autre vit. 」と言う箇所。( 確実かどうか分からない。 )
それで、成句でなければ、other half は、妻か夫か、パートナーのことだけど。

cast iron shore: リバプールのマージ川沿いの地名。

dovetail:蟻ほぞ継ぎと言う工法だけど。蟻ほぞは、鳩尾ともいうので。
それで、水が流れる樋を造るのかなあ、と思うのだけど、鳩尾、みずおち、って読むので、面白いから、そのまま使おうと思って。 

追記:
書くのを忘れてたので、
we're as close as can be の close は、ここでは、親密の意味ではなくて、服がぴったりの意味だと思います。
ぴったりと言うか、きついくらい。 
それと、dovetail joint 、ここは、「 Fixing a Hole 」と「 Yellow Submarine 」を合わせて触れているのだと思いますが、「 Yellow Submarine 」は、ドノヴァンが手伝った、と言うことを言っているのかも知れない、と思いました。
posted by ノエルかえる at 15:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 薬師 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月18日

ラジオで XTC

 先日、7月14日火曜午前0時から、『夜のプレイリスト』と言うNHK・FMの番組で XTC のアルバム『 Black Sea 』が放送されたそう。ご紹介して下さったのは、津田大介さん。 
 それから、J-Wave の番組、『 LOHAS TALK 』では、7月13日から7月17日までの放送で、 XTC のアルバム『 Skylarking 』から選曲されて、毎夜一曲ずつ放送されたよう。その時に、出演されたのは、「ナマズ博士」の松坂實さん。選曲は、松坂さんのお好みなのか知ら??  
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Paper Hearts

 コリン・ムールディングは、息子リー・ムールディングのバンド The Sundaydogs にいた Jon Buckett さんと、あるレコードのミキシングとマスタリングを行ったそう。そのレコードは、スウィンドン在住の Liam O'Rafery さんが創作したミュージカル『 Paper Hearts 』のスタジオ録音版。ミュージカルは、昨年、2014年の春にスウィンドンで上演されたとのこと。主演は、Bindy Baker さんと Damien Edwards さん。Bindy Baker さんは、テレビドラマ『 Doctor Who 』に Sixth Doctor 役で出演した Colin Baker さんの娘。Liam O'Rafery さんは、1980年代、スウィンドンのバンド Red Jasper のレコードのジャケットをデザインしたそう。 

( The Sundaydogs は、Emily and the Dogs に発展していったよう。その際に、Buckett さんは抜けたのだろうか。 ) 

Paper Hearts Musical 
Red Jasper - Pull That Thumb... (Off The Top Of Your Head) (Vinyl) at Discogs 


ミュージカルの中の曲「 Hot 」の録音の様子: 
Jon Buckett さんは、映像に写っているけれど、ムールディングの姿はない。 
  



あ、7月18日は、テリー・チャンバースの誕生日。1955年7月18日生まれ。今年で60歳。
で、1980年7月18日には、「 Towers of London 」のビデオ撮影が行われた。  

追記: 
あ、Nudybronque のロック・オペラも、今週末、ステージに掛かるらしいけど。
( でも、バンドメンバーだけの上演なのだと思う。 ) 
これも、いずれ、レコーディングされることを、私は望むのだけれど、その時には、コリン・ムールディングがプロデューサーとして、関わって欲しいとも思う。
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2015年07月17日

The Mayor Of Simpleton Hall

 パートリッジが、Twitter上のコメントで触れていバンド the Purge の歌。パートリッジは、1969年から活動していたスウィンドンのバンドと書いているけれど、詳しいことは分からない。Discogs には、1990年代に出されたコンピレーションに収録されているものだけが載録されている。 
The Purge Discography at Discogs 
YouTubeには、シングルで、「 The Mayor Of Simpleton Hall 」がB面になっている「 The Knave 」が投稿されていた。 
スウィンドン・ヴューポイントには、ビデオの記録はないのかも、検索結果には何もなかった。 


追記: 
Sound Cloud に、後になって、バンドの中心メンバーであった Joe Thorne さんのが再レコーディングしたもの( らしい )が。 
The Mayor Of Simpleton Hall - Joe Thorne by Buzzard Records UK 

パートリッジの「 The Mayor of Simpleton 」に似ているかと言えば、? 
パートリッジが無意識にこの曲をなぞっていたかどうかと言えば、?? 
何でも知っているデイブ・グレゴリーさん、当時、思い出さなかったのか知ら? 
posted by ノエルかえる at 08:59| Comment(0) | TrackBack(0) | Oranges & Lemons | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ベルナール、パートリッジ対談「 Chalkhills and Children 」3

ベルナール「ハーモナイザーの様なものですか?」
パートリッジ「ええ。それで、オルガンの音を選んだのです。それで、その音をこの装置に入れると、エコー音とその上に重なる音が付いて来るのです。五度高い音です。それで、面白い音型が出来たのです。( イントロのパターンを歌ってみせる。 ) でも、ぜんぶが五度音程なのですよ。ですから、本当に、中世的に聴こえるのです。それに、丘のように聴こえました。そうですね、スウィンドンと言う土地は、幾つもの丘に取り囲まれているのです。マールボロウ・ドウン The Marlborough Downs と言われる、石灰の丘なのです。North Wessex Downs - Wikipedia, the free encyclopedia 
 それで、「ああ、これはこのあたりの田園風景だな。」と思ったのです。それで、この曲を丘に関連づけようと考え始めたのです。その少し前に、空飛ぶ夢を見ていたのかも知れません、覚えているのは、ただ、この長い気怠いとても簡単な和音を私が弾いていたと言うことだけです。それは、機械的に五度音程の和音を付けられただけですから、いたって簡単な和音なのです。「深い音楽性がある凝ったコードだな、」と思ったようには覚えていません。でも、デイブがこう言ったのです。「神様! 何て良く出来ているんだ、この和音は夢見るようだ。どうやって、これを見つけ出したんだ、君という人は!」 私は、この短い句からどうやって曲を展開させて行ったか、覚えていないのです。覚えていることと言えば、機械的に付けられた五度音程をどうすれば正しく聴こえさせるようになるかと言う思いに導かれた、と言うことだけです。元は、たぶん、三音の和音なのです。その三つの音それぞれに、五度の音程で音が重ねられているのです。まるで、六音の和音のようになっているのです。 
 その時だって、私の鍵盤楽器の腕前は、ボール紙に書かれた鍵盤を弾く程度のものでしたよ。良い音型を見つけたとしても、それを覚えておけるように、そのボール紙を切り出しておかなければならなかったのです。でも、私は、この夢見る様な曲を弾き出したわけです。「丘の上を漂っているようだなあ。でも、なぜ、僕が丘の上を漂うんだ? ああ、夢を見ているんだ、それに、全人生が風変わりな夢のようだ、」と思いました。それで、その思いをこの曲に取り込もうと考え始めたのです。この歌の基盤は、スターに関わるすべてのことへ、私が不快感を感じていると言うことなのです。」
ベルナール「そして、この曲は、貴方への評価の頂点でした。『スカイラーキング』は、この当時まで…、」
パートリッジ「そうですね、誰もが、「次はどんな風な音楽にするつもりなのですか?」と聞いていましたよ。」
ベルナール「そうです。アルバム『スカイラーキング』に対しては、数限りない悪評があります。貴方は、有名であることの明るい面と暗い面の両方を見て来られたわけですが、「 Dear God 」のことで、嫌がらせの手紙をたくさん受け取られたので…」
パートリッジ「そう、私が音楽を創り録音するのが大好きだと言うこととは別に、私自身の中で葛藤がありました。私は、有名であることに辟易していたのです。それに、有名であることで私に起こる様なことも嫌でした。私は、音楽が人に知られるようになることを望んでいるのです。私自身が世界に知られるようになることは望んでいないのです。」
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2015年07月16日

五度

 パートリッジのインタビューを読んでいると、彼は、五度音程が好きなのか知ら、と思う。たしか、武満徹も五度音程が好きだったような。それで、ブランドン・ロスが好きな作曲家に、武満徹とアンディ・パートリッッジを並べているのか知ら?
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2015年07月15日

soñando

 きのうは、ノーノの『夢みながら“歩かねばならない”  "Hay que caminar" soñando 』を聴いた。ギドン・クレーメルとタチアナ・グリデンコのヴァイオリン。 
 それから、シェリークバックの『 Without Real String or Fish 』が届いたので、それも。
 夢の中を歩く、と言うので繋がるかな?? 無理か、、
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ベルナール、パートリッジ対談「 Chalkhills and Children 」2

ベルナール「何が貴方にこの歌を発想させたのでしょうか? まるで夢の様です。もしかして、本当に夢に着想を得たのではないでしょうか?」
パートリッジ「それは違います。夢に着想を得たのではありません。時に、空を飛ぶ夢を私が見るのは、本当のことですけれど。夢について何もかもを知っていると言う人物が、何所かその辺にいると言うことは、知っています。でも、それは、大抵、同じ様な筋書きなのですよ。この様な感じですね。「僕は、通りに出て通る人々に言う。「見てくれ、僕は空中に浮かぶことが出来る。」と、人日とは言う。「出来はしない。」すると僕は言う。「僕は出来る、よく見ろ。」すると、僕は、立ったままの姿勢で吊り下げられた格好で、地上1メートルくらいのところで空中浮揚しているんだ。」 
 そうすると、人々が言うのですね、「成る程、君は空中浮揚が出来る。それならば、もっと高く上がれるか?」と言うのですよ、すると、もう少しだけ吊り上げられて、夢の中で私自身が吊り上げられる感じになったことが何度もあるのですからね、6メートルくらいまで上がるのです。すると人々は、もっと高くと言うわけですね。だから、15メートルか30メートルくらいまで上がって、人々に手を振るのですね。そして「すぐに帰るから、」と言うと、30メートルくらいの高さのまま、丘を越えてあたりを飛んで回るのです。」
ベルナール「私も空飛ぶ夢を見ます。それについて知っていることもあります。大学で、私は、心理学を専攻していましたから。心理学者は、空飛ぶ夢を「 reward dreams 」と言っています。」
パートリッジ「それは、どう言う意味なのですか?」
ベルナール「そうですね、自分自身に何か良いことがあったと思っている時にですね、あるいは、何かを達成したと思っている時、その時に、空飛び夢を見るのです。と言うのは、空飛ぶと言うことは、一般的には、自由になり解放されたと言うことを意味しているのです。貴方が夢で空を飛んだと言う話しをされるのは、とても興味深いです。私が見る空飛ぶ夢と言うのは、空を泳いでいると言う感じなのです、貴方のは違いますね。」 
[ "reward dream" が確立した用語なのかどうかは分かりません。学術研究データベース・リポジトリ オンライン学術用語集 (Sciterm) で検索したけれど、分かりませんでした。]
パートリッジ「成る程ね。横になって泳ぐのですか?」
ベルナール「そうです。それでいつも、「このようにすれば空を飛べるのに、どうして今まで分からなかったのだろう」と言う感じを持つのです。それは、ある種の泳法です。大抵は、平泳ぎなのですけれど。」
パートリッジ「私に関して言えば、泳いではいませんね。立っているのです。前方に寄り掛かっています。そして、吊り下げられているのです。今でも、時々見ますよ。 
 そうですね、何がこの歌を着想させたか、実際のところを話しましょう。その時新しく手にしたキーボードの前に座っていたのです。ローランド D-50 でした。それに、MIDI を通して、キーボードに繋ぐものも買っていました。それは、小さな箱の様なもので、スライダーを動かして、音を作り出すのです。その時に、ある音に対して、もう一つの音が出せることに気が付いたのです。」
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2015年07月14日

Just Galileo And Me

 ビリー・シャーウッドさんのFacebook 上のコメントに依れば、シャーウッドさんが製作中のアルバム『 the CITIZEN 』の中の曲「 Just Galileo And Me 」で、ムールディングはヴォーカルを担当しているよう。( 『 the CITIZEN 』は、多分、アルバムのタイトルなのだと思う、プロジェクトやバンド名ではないと思うのだけど ) 


Billy Sherwood
7月11日 16:51 
「 More mixing of the CITIZEN record I'm making.. todays track is called "Just Galileo And Me". The lead vocals are being handled by none other than XTC's amazing bass player/singer Colin Moulding !!! Sounds great !!! This record is really turning out cooooooooool !!! Almost ready to master, just a few overdubs left to come in from the remaining Artists 」
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the Seven Dwarfs

 この最近、YouTubeで、ビートルズのステージを見ている。魅力的だ、やはり。ステージでの動きが、何と言うか、ある種のフォーメーションになっているのだと思う。どらむのリンゴをステージ奥の中央に置いて、他の三名が前に等間隔に展開している。それが、時々、二人が一つのポイントに集まり、ステージの中心が片方に寄る( コーラスのためだけど )。そして、また直ぐに展開する。そして、歌が終わると、展開したままの位置で、深いお辞儀。とても爽快感がある。そのステージの動きは、徹底的な機能美なのだと思う。それから、思ったのだけど、ステージでの彼らの表情を見ていると、彼らがヒーローなのではないようなのだ。ディズニー映画『白雪姫』の七人の小人のようなのだ。それも、彼らの魅力なのではないだろうか。 
 

 それで、翻って、XTC のステージ。パートリッジは、自分たちには、見栄えが何もなかったように言うのだけれど。ブラック・シーのツアーでの、パートリッジ、ムールディングの二人のスーツ姿・革靴( カジュアルなスーツであったりはするのだけれど ) に対して、チェンバース、グレゴリーの二人はTシャツにキャンバス・スニーカー姿と言うのは、一つのイメージとして、確乎なものになっていたのではないか知ら。ステージでの動きは、玩具っぽい感じ。 

 それで、きのうは、ノーノの『進むべき道はない、だが進まなければならない…アンドレイ・タルコフスキー』を聴いた。きょうは、『進まねばならない 夢見ながら』を聴こうかと思う。
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2015年07月13日

ベルナール、パートリッジ対談「 Chalkhills and Children 」1

 アンディ・パートリッジとトッド・ベルナール Todd Bernhardt さんの対談、「 Chalkhills and Children 」について。
 2007年10月28日にMySpace に公開のもの。MySpace にはもうありません。今は、チョークヒルのアーカイブにあります。 
Chalkhills: XTCFans: Andy's Take: "Great Fire" [ チョークヒルの表題、なぜか「 Great Fire 」に。内容は、「 Chalkhills and Children 」。インターネット上で混線しているのか、チョークヒルで間違っているのか分かりません。 ] 





ベルナール「さあ、次の曲です。私が伺いたい歌と言うのは、グレゴリーさんが貴方の曲の中で一番のお気に入りだと言われた歌なのです。」
パートリッジ「( ドイツ人を真似て ) へえ、白亜の丘丘、おれに、ひいさな子供たちたち…、 
 この歌を大好きだと言っている人を他にも知っているのですが、名前が思い出せません。80年代からシンセサイザーを演奏している人で…、ああ、ハワード・ジョーンズ Howard Jones だ。[ 1955年生まれのイギリスのソングライター。Howard Jones (musician) - Wikipedia, the free encyclopedia ]」
ベルナール「そうなのですか?」
パートリッジ「ハワード・ジョーンズの好きな曲の一つです。たぶん、デイブは幾つかの仕事でハワード・ジョーンズと一緒に働いていますから、それでではないか知ら。ハワード・ジョーンズがデイブにそう言ったのです。」
ベルナール「それは興味深いですね。それに、この曲は、貴方ご自身のお気に入りでもあるのですよね。」
パートリッジ「ええ。とても自信のある歌です。でも、「 nonsuch 」と言う言葉の意味を理解していなかったと言う、間抜けな面もあるのです。私は、「非在物」と言う意味だと思っていたのです。全くないもの、と言う意味です。それと、「 nonsuch net 」とした時の、頭韻が気に入ったのです。でも、私は間違っていました。「そんなネットは存在しない」と言う意味ではなかったのです。「比類のないネット」だったのです。」
ベルナール「貴方は頭韻を意図したのですね。それについて、少し話して下さい。歌詞の中で、時々使われるのですが、それは意図しての手法なのですか? それとも、偶然起こった幸運なのでしょうか?」
パートリッジ「偶然ではありません。血の汗を滲ませて考えるのです。」
ベルナール「では、頭韻は、貴方のお好きな手法なのですね? それを選んだのですね?」
パートリッジ「ええ、大好きなのです。本当に好きです。ドクター・スース Dr. Seuss [ 1904年生まれ1991年没のアメリカの作家・詩人、児童文学者。『ぞうのホートンひとだすけ』が『ホートン/ふしぎな世界のダレダーレ』の題名で映画化。他にも『グリンチ』『ハットしてキャット』『ロラックスおじさんの秘密の種』が映画化。遺作『 Oh, the Places You'll Go! 』は伊藤比呂実が翻訳『きみの行く道』の邦題、きみの行く道 - Webcat Plus。 ] の舌を軽やかに動かすリズムが言葉に与える影響がとても好きなのです。一行にたくさんの「 L 」の音あるいは「 S 」の音をを並べると、ずっと鋭い感じになりますし、または、一つの語と次の語、その次の語と、可能な限り似た音の言葉を並べると、痛烈な感じになるのです。ちょっとした内面世界にある王国ですよ。そうするのは、とても面白いのです。」
ベルナール「ツアーを止めてから後になって、貴方は歌詞に於いても多くのことをしたと思われますか? と言うのはですね、私は、この様な歌詞では、ステージの進行や歌唱を妨げる様なことになるのではないかと、しばしば、考えさせられるのです。」
パートリッジ「そうですね、若い駆け出しの頃の歌はどれも、歌詞はどうしようもなく恥ずかしいばかりに不出来なものです。あれは、粗悪なPAを通り抜ける為だけに選ばれた言葉というだけですね。「 O [ オー ]」の音はよく通るのです。でも、「 E [ イー ] 」の音は通りが良くないのですよ。でも、歌詞に関しては、ある時点で、私はまあまあなソングライターになり始めたのだと思います。つまり、私は、言葉遊びを使い始め、頭韻や駄洒落や対を使い始めたのです。でも、何よりも、私は、頭韻が好きです。言葉自身と握手をする感じがするのです。無限の円環のようです。完璧に完成されているのです。もちろん、他の人の作品で頭韻が使ってあるのも好きですよ。」
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2015年07月12日

H of A

 きょうは、一日中寝ていた。もう夏バテなのか。 

 最近、近所のショッピングモールに行くと、アメリカの「名前のない馬」が流れている。何故だろう、と思っていた。最近、ワーナー時代のアルバムをまとめたボックス・セットが出ていたみたい。アメリカを70年代のビートルズとか第二のビートルズとか言うのを聞いたことはないけど、『 Holiday 』、『 Hearts 』、『 Hideaway 』、『 Harbor 』、『 Silent Letter 』と、彼らの3枚目から8枚目までの5枚のアルバムを、ジョージ・マーティンがプロデュースしている。『 Silent Letter 』以外は、H から始まる語と言うのも面白いけど。 


最近、( 以前からしばしばあるにはあったけど、 ) シーサーの投稿が上手くいかない。必ず、Error 404 (Not Found)!!1 に行く。この場合、戻るボタンで戻って、再度投稿ボタンを押すと、二重投稿になる。なので、設定のページに行って、最新の情報に更新のボタンを使うか、記事一覧のページに行って、記事が載録されていれば、それを選択して保存ボタンを使えば、編集したことになって表示されるようになる。でも、設定で更新しようとする時でも、編集を使う時でも、ブラウザが予期しない終了をしてしまうことが屢々ある。今回もそう。
posted by ノエルかえる at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月11日

Schreiben

 ラッヘンマン Helmut Lachenmann の『 Schreiben 』( 2003年作品、オーケストラのための ) と『 Double (Grido II) 』( 2004年作品、弦楽オーケストラのための ) がレコードになってリリースされていた。『書』はシルヴァン・カンブルラン Sylvain Cambreling 指揮、バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団。『ドゥーブル』は、マティアス・ヘルマン Matthias Hermann 指揮、ルツェルン祝祭アカデミー・アンサンブル。レーベルは、Kairos。
KAIROS Music Production  

 アンディ・パートリッッジは、Twitterのコメントで、イギリスのソングライターRichard Dawson に興味を持っている様に書いていた。
http://www.richarddawson.net 
 メロディの感覚は、コリン・ムールディングに近いものがあるのではと思いもした。
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2015年07月10日

Muzné hry

 パートリッジは、Twitter上のコメントで、イギリスのバンド Sleaford Mods の Jason Williamson の書く歌詞を評価している様に書いていた。 
 それから、きょうは、チェコのアニメーション作家 Jan Švankmajer の短編アニメーション映画『 Muzné hry 』を見ていると。( 英語での題名は、『 Virile Games 』が一般的のようだけれど、パートリッジは、『 Manly Game 』と。 追記:『 Manly Game 』はアメリカでのタイトルの様、パートリッジは何故? ) ヤン・シュヴァンクマイエルについては、パートリッジは、とても好きな作家で、「River of Orchids」の歌詞の中の「Peckham Rose」は、シュヴァンクマイエルの作品『 Punch And Judy ( 1966 ) 』の中ら取ったと言っていた。  


Muzné hry (1988) - IMDb 

 DVD 等で出版されているかどうかは分からない。  

追記:2015年2月に「シュヴァンクマイエル映画祭2015」が開かれて、『 Muzné hry 』も上映された様。日本語タイトルは、『男のゲーム』。
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2015年07月09日

今日は何の日:Russell–Einstein Manifesto / Pugwash

 きょうは、7月9日。1955年7月9日、「ラッセル=アインシュタイン宣言」が出された。その翌々年1957年から、パグウォッシュ会議が始まった。1957年は、7月7日に開催、日本からは湯川秀樹、朝永振一郎が参加。 

『 Logicomix 』は、パグウォッシュ会議まではなかったように思うけど、、、

それで、XTC の歌は、、、思い付かない、、、「 The Last Balloon 」?? 

Pugwash Conferences on Science and World Affairs | Nobel Peace Prize 1995
posted by ノエルかえる at 10:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月08日

Oh, the Places You'll Go!

 ドクター・スース Dr. Seuss の遺作『 Oh, the Places You'll Go! 』は、原書も伊藤比呂実の翻訳も、近所の図書館にあることがわかった。いつか読もうかと。 

Oh, the Places You'll Go! - Wikipedia, the free encyclopedia 

きみの行く道 - Webcat Plus これは2008年の再版。 

 きのうは、テレビで『獄門島』を見た。きょうは、急に暑くなって、何もしたくない。
posted by ノエルかえる at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月07日

Head like a prize pumpkin

 きのうは、シェリークバックの『 Cormorant 』。
それから、ユリシーズをぱらり。Episode 8, Lestrygonians。

Head like a prize pumpkin. と言う文があった。頭は、まるで、特賞の南瓜。 XTC「 The Ballad of Peter Pumpkinhead 」。 

それから、次の文章、 
Before the huge high door of the Irish house of parliament a flock of pigeons flew. Their little frolic after meals. Who will we do it on? I pick the fellow in black. Here goes. Here's good luck. Must be thrilling from the air. Apjohn, myself and Owen Goldberg up in the trees near Goose green playing the monkeys. Mackerel they called me.

アイルランド議会の巨大で高い扉の前に、一群の鳩が飛んでいる。食事の後のお遊び。だれにしてやるか? おれはあのもふくのおとこにきめた。いくぞ。おおあたり。空からだと戦慄を覚えるに違いない。アップジョンと僕とオーウェン・ゴールドバーグとでグースの近くの緑地帯の樹に登ってお猿ごっこをしたものだ。その時、二人は僕を鯖坊と呼んでいた。

どことなく、XTC 的。 

でも、そのすぐ後の文章、 
A squad of constables debouched from College street, marching in Indian file. Goosestep. Foodheated faces, sweating helmets, patting their truncheons. After their feed with a good load of fat soup under their belts. Policeman's lot is oft a happy one.  

カレッジ通りから、巡査の一団が現れた。インディアンよろしく一列縦隊で行進している。ガチョウ歩き。喰って火照った顔。汗だくのヘルメット。警棒を鳴らしながら。食べた後で、ベルトの下には、たっぷりの濃いスープ。警官の運勢は、たいていは、幸福。 

ビートルズの「 I Am The Walrus 」を思い出す。

7月7日は、リンゴ・スターの誕生日だった。
posted by ノエルかえる at 09:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月06日

コリン・ムールディング、近影

 Anton Barbeau さんのFacebook に、ムールディングがベースを弾く様子を撮影している様子が掲載されています。( フォトセッションを脇から撮影したもののよう。 )  アルバムが発表されれば、このフォトセッションの写真も公開されるのだとは思いますが。 

Anton Barbeau
posted by ノエルかえる at 08:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sounds of Moon in the Sky

 きのうは、Pink Floyd『 Dark side of the Moon 』、XTC『 Skylarking ( 2010 ) 』、Marion Brown『 Afternoon of a Georgia Faun 』、the Beach Boys『 Pet Sounds 』を聴いた。 

 『 Dark side of the Moon 』を聴いていると、『 Skylarking 』は、その構造が『 Dark side of the Moon 』によく似ているのに気が付く。詳細に突き合わせてみてと言うのではないけれど。そして、その『 Dark side of the Moon 』の構造は、『 Pet Sounds 』に似ている様に思える。アルバムを一体の作品として創り上げようとすると、必然的にこうなる、と言うわけではないと思う。何だろう、、、
posted by ノエルかえる at 08:35| Comment(0) | TrackBack(0) | Skylarking | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月05日

stickumbrelladustcoat

 ユリシーズの次の文章、

--Mind! Let this man pass.
A bony form strode along the curbstone from the river staring with a rapt gaze into the sunlight through a heavystringed glass. Tight as a skullpiece a tiny hat gripped his head. From his arm a folded dustcoat, a stick and an umbrella dangled to his stride.
--Watch him, Mr Bloom said. He always walks outside the lampposts. Watch!
--Who is he if it's a fair question? Mrs Breen asked. Is he dotty?
( ちょっと飛ばして )
Mr Bloom walked on again easily, seeing ahead of him in sunlight the tight skullpiece, the dangling stickumbrelladustcoat. Going the two days. Watch him! Out he goes again. One way of getting on in the world. And that other old mosey lunatic in those duds. Hard time she must have with him.

「気を付けて、あの男を通してやらないと。」 
河の方から、縁石に沿って骨ばかりの男が大股で遣って来る。ぎゅうっと張り付けられた片眼鏡で、夢見る様に陽光を見詰め続けている。頭蓋骨そのまま見せる様に、小さな帽子が彼の頭に食い込んでいる。腕には、折り畳んだダスターコートと杖と傘がぶら下がり、彼の歩行に着いて来る。 
「注意して。」ブルーム氏は言った。「あの男は、いつも、街灯の外側を歩くんですよ。よく見て。」
「あの人は誰、伺ってもいいのか知ら?」ブリーン夫人は尋ねた。「気が違っているの?」 

ブルーム氏は、また、気ままに歩き始めた。彼の前には、陽を浴びて揺れている「杖傘ダストコート」が歩いている。それを見ている。一張羅だな。彼に注視しよう! また、踏み外した。世間を渡る一つの方法だ。それに、駄目人間に月夜をぶらつく男がもう一人加わるわけだ。あの男と一緒だと、彼女にも辛い時が来るに違いない。 


 私の頭の中では、XTC の幾つかの曲、「 1000 Umbrellas 」「 Poor Skeleton Steps Out 」「 Wrapped in Grey 」等が鳴り出して、それに、シド・バレットのイメージが重なる。 



Going the two days と言う句、全然分からなかったのだけれど( 一応、OxfordでもLongmanでもCambridgeでもCollinsでも、それに、オンラインのEtymology Dictionaryでも調べたけど、パートリッジ俗語辞典は見なかったけど、 )、Bucknell Universityのサイトで、「 Dublin slang for behaving with extraordinary flair or flourish 」と言う説明を見つけた。それで、意味だけ取って、「一張羅」と書いたのだけど、本格的な翻訳としら、良くないのだと思う。the two には、今もう既にいる日光の狂人とこれからそうなるだろう月光の狂人の意味もあるだろうから、だから、going には、もうすぐ狂人が二人になる、と言う意味がある様に思えるから。それを文に持たせないと。まあ、シド・バレットと言う狂人にアンディ・パートリッッジと言う狂人が加わって、二人の祭り行列にならなくて良かったのかも知れないけど。どっちが日光の狂人でどっちが月光の狂人かは、分からない。バレットが日光で、パートリッジが月光? その反対?
posted by ノエルかえる at 10:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Making all his Nowhere plans for nobody

 ビートルズの「 Nowhere Man」、「 Making all his Nowhere plans for nobody 」と言う行が気になります。 
 ムールディングは、そもそもビートルズを知らなかったと言うことですけれど、『ドラムズアンドワイアーズ』前には、知った筈だし。making plans と言う句と、N の付く語を組み合わせたのは、関係があるのか知ら。
posted by ノエルかえる at 10:44| Comment(0) | TrackBack(0) | Drums and Wires | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月04日

ちゃぷちゃぷレコード・コーナー

 月刊かえるさんの投稿に依れば、タワーレコードの大阪丸ビル店には、ちゃぷちゃぷレコードのコーナーが設けられたそう: 

http://p.twipple.jp/T7ZYT  

追記: 東京渋谷のHMV にも、コーナーが設けられたみたい。 

Facebook にページがあった: 
Free Jazz Japan in Zepp ちゃぷちゃぷ | Facebook
posted by ノエルかえる at 09:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

the Beatles「 Nowhere Man 」訳

 ジョン・ビートルの「 Nowhere Man 」、訳してみました。 
元にしたのは、ビートルズのホームページの「 SONGS 」
Nowhere Man | The Beatles


あれはもうまるっきり行き詰まった男だな、
八方塞がりの土壷にはまって、
使いようのない曲を書いてる、誰も聴かないのに。 

方法論の一つも持たずに、
どうしたいかも分からないままでいる。
どうも、ぼくやきみに似てはしないだろうか? 

「やあ、煮詰まり君、聞いてくれるかい、
何を見落としているか、君は分かってないんだよ。
煮詰まり君、世の中と言うのは、君が使えるものなんだよ。」

あれはもうまるっきりの盲人だな、
望むものしか見ないんだ。
「煮詰まり君、ぼくたちがまるっきり見えないのかい?」 

「煮詰まり君、大丈夫だよ、
ちょっと休むといいよ、急ぐ必要もないから、
そのままにして置こう、そうしたら、
誰かが来て、助けてくれるものだから。」   



追記:2015年12月21日 
大きな間違いに気が付いたので、後日訂正しようと思う。  


訂正:2016年1月4日  

訂正部分: 
「やあ、煮詰まり君、聞いてくれるかい、
何を見落としているか、君は分かってないんだよ。
煮詰まり君、世の中と言うのは、君が使えるものなんだよ。」

「やあ、煮詰まり君、聞いてくれるかい、
何を見落としているか、君は分かってないんだよ。
煮詰まり君、世の中は君の思い通りなんて、大間違いさ。」  





全体: 
あれはもうまるっきり行き詰まった男だな、
八方塞がりの土壷にはまって、
使いようのない曲を書いてる、誰も聴かないのに。 

方法論の一つも持たずに、
どうしたいかも分からないままでいる。
どうも、ぼくやきみに似てはしないだろうか? 

「やあ、煮詰まり君、聞いてくれるかい、
何を見落としているか、君は分かってないんだよ。
煮詰まり君、世の中は君の思い通りなんて、大間違いさ。」

あれはもうまるっきりの盲人だな、
望むものしか見ないんだ。
「煮詰まり君、ぼくたちがまるっきり見えないのかい?」 

「煮詰まり君、大丈夫だよ、
ちょっと休むといいよ、急ぐ必要もないから、
そのままにして置こう、そうしたら、
誰かが来て、助けてくれるものだから。」
posted by ノエルかえる at 09:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 薬師 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月03日

In the pink

 きのうは、『 Powers 』を聴こうかと思ったけれど、『 Monstrance 』にした。ディスク1。それから、ユリシーズをパラリ。 
 けさ、パートリッジのTwitter を見ると、フランソワ・ベイルのYouTube の音源をリンクしていた。ベイルについては、パートリッジ自身のコメントとしては、『 Powers 』発表の際に、影響を受けた作曲家として、やはりフランスの作曲家のピエール・アンリと共に挙げていた。Powers 各曲名: ノエルかえる不恵留 二人共に、メシアンの教室にいたのだから、パートリッジも間接的にメシアンの弟子になるのか知ら。 

ユリシーズの文章:
Professor Goodwin linking her in front. Shaky on his pins, poor old sot. His farewell concerts. Positively last appearance on any stage. May be for months and may be for never. Remember her laughing at the wind, her blizzard collar up. Corner of Harcourt road remember that gust. Brrfoo! Blew up all her skirts and her boa nearly smothered old Goodwin. She did get flushed in the wind. Remember when we got home raking up the fire and frying up those pieces of lap of mutton for her supper with the Chutney sauce she liked. And the mulled rum. Could see her in the bedroom from the hearth unclamping the busk of her stays: white.

グードウィン教授は、彼女に手を引かれていた。立っている足が震えている、可哀想な老いぼれ。教授のお別れ公演。たぶん、これが最後の舞台。もしかしたら、もう一ヶ月はあるかもしれない、あるいは、まだずっと出て来るのかも知れない。彼女が風の吹く中で笑っていたのを覚えている。彼女の風除けの襟が立っていたから。ハーコート通りの辻だった、突風が来たのを覚えている。ビューッ! 彼女の襟巻きとスカートを吹き上げて、それがグードウィンじいさんをほとんど覆ってしまった。彼女は風に吹かれながら紅潮した。家に帰って、火を熾して羊の腿を数切れフライにしてチャツネ・ソースを付けて彼女の夕食にしたのを覚えている。彼女はチャツネ・ソースが好きなのだ。それに、温めたラム酒もあった。暖炉からは、ベッドルームで彼女がコルセットを外すのが、いつも見えた。白色。

ここのところは、パートリッジ的に、私には思える。 

それから、次のところ、英語表現でも、「旦那様」と言う言い方があるんだな、と。
--O, Mr Bloom, how do you do?
--O, how do you do, Mrs Breen?
--No use complaining. How is Molly those times? Haven't seen her for ages.
--In the pink, Mr Bloom said gaily. Milly has a position down in Mullingar, you know.
--Go away! Isn't that grand for her?
--Yes. In a photographer's there. Getting on like a house on fire. How are all your charges?
--All on the baker's list, Mrs Breen said.
[ ちょっと飛ばして、]
--And your lord and master?
Mrs Breen turned up her two large eyes. Hasn't lost them anyhow.
--O, don't be talking! she said.  

「こんにちわ、ブルームさん。」
「こんにちわ、ブリーンの奥さん。」
「愚痴を言っても何にもなりませんわ。モーリーは如何なの? もう何年もお見かけしませんけど。」
「とっても元気です。」ブルーム氏は和やかに言った。「ミリーは、マリンガーで仕事を見つけましたよ。」
「まあ、独立されたのね。ご立派になられたのね。」
「ええ。写真家になったのです。上手くやっている様です。お子さんたちは、皆、どうです?」
「パン屋の上得意ですよ。食べてばっかり。」ブリーン夫人は言った。 

「それで、旦那様は?」
ブリーン夫人は、大きな目を上げた。変わってない目だ。
「ああ、言わないで下さいな。」彼女は言った。 


それで、in the pink と、on the baker's list は似た様な意味なのだな、と。
それで、XTC「 Pink Thing 」が頭の中で鳴り出す。  
追記:charges、保護しなければいけない人、のことだけど、で、子供のことだけど、言い方が思い浮かばなくて。


忘れていた、やっと、シェリークバックの『 WITHOUT REAL STRING OR FISH 』を注文した。遅くなった。
posted by ノエルかえる at 10:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ベルナール、パートリッジ対談「 Across this Antheap 」8

ベルナール「ヴァージン社にシングルにするように働き掛けたのですか?」
パートリッジ「私は知りません。多分、レコードが完成した後で、ポールは会社の面々と会議をしたのだと思いますけれど。でも、会社はしなかったですね。( 笑って ) こう言ったのではないでしょうかね、「いいよ、でも、それ、コリンが書いたの?」」
ベルナール「( 笑う ) ですけれど、「 Mayor of Simpleton 」が最初のシングルですよね?」
パートリッジ「( 笑い続けて ) 確かに、そうです。でも、タイミングはあまり良くなかったですね。と言うのは、その時には、デヴィッド・レターマンに呼ばれていませんでしたから。レターマンの番組に呼ばれたのは、「 King for a Day 」が出た時なのですよ。」
ベルナール「ですけれど、貴方ご自身の歌をレターマンの番組で演奏したでしょうか? 私は、それがムールディングさんの歌だから、貴方は番組内での生演奏を承諾したのではないかと思います、そこがポイントなのではないでしょうか。」
パートリッジ「そうなのでしょうね。スポットライトを浴びてないので、良い感じでしたよ。あの時は、アコースティック・ツアーの最中だったのです。それで、番組出演の時には、私はもうすっかりリラックスしていました。「 Mayor 」か他の何かをした方があの時は適当だったのだろうとは思います。でも、ゲフィン社が「 king for a Day 」をプロモートしている最中だと言うことも分かっていました。それで、髪の毛のあるハンサムな彼を表舞台に立たせたのです。( 笑う )」 
[ 『 Late Night with David Letterman 』は、1989年6月30日金曜日に放送。レターマンは、モウルディングと発音している。 ]
ベルナール「( 笑いながら ) でも、私は、貴方のシルクハットが良かったと思っていました。」
パートリッジ「そう。誰が私のシルクハットを褒めてくれたか、貴方にも教えて上げなければいけませんね。私は、何処だかのラジオ局の様なところにいたのです。何をしていたのか、全然覚えていないのですが。でも、兎に角、白い安物のシルクハットを被っていたのです。そこへ、ネナ・チェリー Neneh Cherry [ 1964年生まれのスェーデンの歌手。父親は、フリー・ジャズのドン・チェリー Don Cherry 。 ]が遣って来て、私のシルクハットを褒めてくれたのです。「貴方、私は貴方のシルクハットがとっても好きよ。ファンタスティックだわ。」と言いましたよ。とても嬉しいことでしたよ。」 


おわり  



御訳、疑問点を示して下さると、助かります。  
ベルナール、パートリッジ対談「 The Mayor of Simpleton 」1 
ベルナール、パートリッジ対談「 The Mayor of Simpleton 」2 
ベルナール、パートリッジ対談「 The Mayor of Simpleton 」3 
ベルナール、パートリッジ対談「 The Mayor of Simpleton 」4 
ベルナール、パートリッジ対談「 The Mayor of Simpleton 」5 
ベルナール、パートリッジ対談「 The Mayor of Simpleton 」6 
ベルナール、パートリッジ対談「 The Mayor of Simpleton 」7 
posted by ノエルかえる at 03:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Oranges & Lemons | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月02日

Come Into The Woods

 6月24日に、スウィンドン・ビューポイントの番組を見て、備忘した、アルフレッド・ウィリアムスの短い詩「 Come Into The Woods 」を訳してみました。 
Come Into The Woods: ノエルかえる不恵留

元にしたのは、
www.alfredwilliams.org.uk - the official website of the Alfred Williams Heritage Society 

森に入る、野鳥が鳴いている、
白山査子の香りが風に載せられる、
雲雀は空で、そして、羊の鈴も鳴り続ける、
若々しい喜びが躍り出て、老いた悲しみは退いて行く。 

楡と樫の枝々が差し上げられて、
蒼穹へ触れる、そして、それが水面に映っている、
周囲には、穏やかな牛がいて、静かに食んでいる、
そして、榛の楉は、微風に揺れ撓っている。 

上の大枝では、鳩が、呟くように鳴く、
花鷄は柔らかな、鶸は心地好い声、
新緑の生け垣では、鶇が囀ずっている、
足元には、立金花がびっしりと咲いている。

若い農夫は口笛を吹き、鍬を捗らせる、
恋人のことを話し、仲間のことを語る、
上には暖かい陽があって、南風が吹いている、
小川の側には、花々が開き出している。 

ああ、エデンの泉、どんな水が湧いて出るのか? 
どれほど喜び勇んだ奔流が私を越えて噴き上るのか? 
何と言う力が私の監獄の呪縛を破ったのか? 
私の魂に人間の香りを吹き込んだのは何なのか? 

都市の振動する鼓動の中では起こらない、
群衆の感情を失った吐息の中では起こらない、
紺碧の翼を持つ悲心の天使たちが舞い、
天上の香りを放つ歌が漂うようなことは、 

ああ、これだ! 自然の女神の、花で飾られ陽を浴びている庭、
空から青く織り上げられた幡の下で、
神は、被造物それぞれに、一個の幸福を植え込んでおられた、
音を聞き取れる感覚、美しさに見惚れる瞳がそれなのだ。 

山林の中の静寂と音楽を奏でるような溢流、
それは、樹々に取り囲まれた、軽やかな吟遊詩人なのだ、
そして美しい草原、健やかさを齎す海からの、
蛇の様にうねる風が、時にそよぎ、時に吹き上げる。 

ああ、私たち人間の魂だけが、この輪から切り離されている、
それも私たちの始祖からそうなのだ、争いに明け暮れているのだ、
自然の女神の恩寵を失い、ああ、田園生活の
深い喜びと一体となることを切望しているのだ。
posted by ノエルかえる at 21:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 薬師 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

A Definitive List of the Best Summer Albums (Released Between 1985 and 1997)

 Newsweek 紙のA Definitive List of the Best Summer Albums ( 15年6月26日付け、ZACH SCHONFELD 、PAULA MEJIA 、CADY DRELL 署名の記事 ) に、XTC の『 Skylarking 』が入っていた。 
 XTC を取り上げたのは、Zach Schonfeld さん。
紹介文章
「 And just like that, the jerky New Wave outfit responsible for Drums & Wires glided into sun-tinted psychedelic pop with this masterpiece. Skylarking−home to the best songwriting of Andy Partridge and Colin Moulding's career−flows as a song cycle on several levels: It traces the change of the seasons ("Summer chased by autumn / Autumn chased by winter") as well as the cycle of a human life from youthful innocence to marriage and hardship ("Big Day," "Earn Enough for Us") to looming mortality ("Dying"). And it kicks off with "Summer's Cauldron," one of the great pop paeans to summer's offerings. (Sidenote: Two other XTC albums, Mummer and Apple Venus Volume 1, could reasonably be described as summer albums. Neither are as good as Skylarking.) −Zach Schonfeld 」
『 Drums and Wires 』で痙攣するようなニュー・ウェイブを用意した張本人の彼らは、この傑作で、太陽色のサイケデリック・ポップの世界に入り込んだ。これは、アンディ・パートリッッジとコリン・ムールディングのキャリアの中でも最高のソングライティングだ。流れる様な曲は、二つの層のソング・サイクルが重なっている。一つの層では、曲の流れは、季節の移り変わりを辿っている。( Summer chased by autumn / Autumn chased by winter ) 同時に、もう一つの層で、人間の人生のサイクルをも辿っているのだ。無垢な少年期から結婚の時期へ、そして、結婚生活の困難 ( 「 Big Day 」「 Earn Enough for Us 」 ) そして、迫り来る死期 ( 「 Dying 」 ) へと。アルバムは、「 Summer's Cauldron 」で幕を開ける。これは、夏の讃歌の傑作のポップナンバーだ。( 注:XTCのアルバムには、他にもう二つ、夏を描いているに違いないと思われるアルバムがある。『 Mummer 』『 Apple Venus 』だ。けれども、どちらも『 Skylarking 』程ではない。 ) 

http://www.newsweek.com/definitive-list-best-summer-albums-released-between-1985-and-1997-347145 


追記:
on several levels: の意味を間違えていたので、訂正した。
流れる様な曲は、ある意味、ソング・サイクルになっている。 
→ 
流れる様な曲は、二つの層のソング・サイクルが重なっている。 ( 以下も少し訂正 )
posted by ノエルかえる at 09:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月01日

A procession of whitesmocked sandwichmen

 きのうは、ミシャ・メンゲルベルクと豊住芳三郎の『逍遥遊』を聞きながら、『ユリシーズ』をパラリ。 

次のところ、Episode 8 The Lestrygonians の初めの頃、 
A procession of whitesmocked sandwichmen marched slowly towards him along the gutter, scarlet sashes across their boards.  

 白い上っ張りのサンドイッチマンの行列が、排水溝に沿ってゆっくりと、彼の方へと行進して来る。彼らの吊り看板に、クロスワードの様にばらけた緋色の文字がひとつずつ。  


 私の頭の中では、この文章で、XTC の音楽がたくさん溢れて来るのだけれど、、、 


補記: across と言う語、クロスワードの水平方向の言葉を言うので、それだと思いました。
posted by ノエルかえる at 09:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

7月

 7月にリリースされたレコードは: 
7月にリリースのもの 

 上の記事に書かなかったのですけれど、The Dukes of Stratosphear のシングル「 You're a Good Man Albert Brown 」が7月にリリース。日にちは、『クロノロジー』によれば、20日。1987年7月20日。 

 その他、7月の出来事をFujimoto『クロノロジー』から拾うと:

1978年
7月12日
スウィンドンでヴァージン社のオーディション「 Talent Night 」。 
デイブ・グレゴリーのバンド Dean Gabber & His Gaberdines も出演。契約は出来ず。 

1980年
7月18日
「 Towers of London 」のビデオ撮影。
mvdbase.com - XTC - "Towers of London" 
『クロノロジー』では監督は、Doug Smith と、mvdbase では、Brian Grant と。

下旬 
コリン・ムールディング、「 Too many Cooks in the Kitchen 」「 I need Protection 」「 Cheap Perfume 」を録音。

1981年
アンディ・パートリッジ、トーマス・ドルビー Thomas Dolbyとジョアン・アーマトレーディング Joan Armatrading のレコーディングに参加。

1983年
パートリッジ。ピーター・ブレグヴァドの『 The Naked Shakespeare 』の製作。

1987年
7月11日
「 You're a Good Man Albert Brown 」のビデオ撮影。
20日 リリース。 

1991年
7月15日から、『ノンサッチ』のレコーディング。  

1995年
ムールディングの「 The Good Things 」を録音 

1999年 
『 Wasp Star 』レコーディング中。
posted by ノエルかえる at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする