2015年08月28日

パット・マステロットのオレンジズアンドレモンズ回想 8

ベルナール「へええ!」
マステロット「そう、ポールはヴィニーと知り合いだったのです。XTC は、「 Miniature Sun 」を彼に演奏して貰おうと考えていたのですよ。でも、私たちは、録音するのに、予定よりも早く済んでしまっていたのです。それで、余った日があったのです。そうですね、「パットが十日掛かると思ってた曲を全部録音してしまったなあ、四日も余ったよ。じゃあ、何か別の曲も演ってしまおうか。」と言う感じでした。 
 まあ、「 Garden of Earthly Delight 」は、バンドで一緒にライブ録音しました。以前から、あの曲にコーダを付けるアイデアを、私は抱いていたのです。それで、彼らにどうだろうかと持ち掛けてみたのです。結局、とても良いテイクが録れましたよ。私は、ヤマハ QX のテンポのダイアルをスローにしました、そして、また、「 go 」のスイッチを押したのです。コーダでは、テンポをゆっくりにして終えたのです。アンディ、コリン、デイブは、私に合わせてジャムを始めました。私たちは、素晴らしい幸運に恵まれたのだと思います。 
 リハーサルの時には、このようにすることを考えていたのです。同じことを、Mr. ミスターの曲「 Welcome to the Real World 」( 1985年 ) でも、私はしているのです。同じ様なコーダなのです。でも、違いもありますよ。私たちのバンド Mr. ミスターの時には、何千回も録り直したのです。XTC の場合は、本当に直ぐに録り終えてしまいました。 
 「 Mayor of Simpleton 」では、バス・ドラムを最初に録音しました。ドラムの録音の時には、私一人でしたのです。周りには誰も居ない様にしました。メンバーは全員が、コントロール・ルームに居たのです。それから、スネア・ドラムを録りました。それから、ハイ・ハットを録りました。そうしてから、シンバルを鳴らして録って、その後で、カウベルとか、その他のものを録ったのです。それが、だいたい決まった順序でした。 
 お思い出ですけれど、レコーディングの最中、何時だったかは覚えてないのですけれど、メンバーは夕食を摂りに出て行こうとした時なのですが、スタジオに管理人さんの様な身なりの人がいたのです。あの変わった帽子を被っていました。メンバーは「これはとてもいいね、ヴァーン Vern は好きだって、」とか言っていたのです。それで、私は、誰がヴァーンのことを気に掛ける、そもそもヴァーンって誰だ、あの人、変な帽子を被って、庭師か何かじゃないのかな、と思っていたのです。それで、メンバーが夕食に行くけどと誘ってくれたのですけれど、私は、「僕は残るよ、次に予定している曲の準備をするから。」と言ってしまったのです。翌日になって、あの人がデヴィッド・バーン David Bryne だったと分かったのです。( 笑う ) チャンスを逃してしまいましたよ。結局会えませんでした。バーンさんは、私が一時間かそこらオーバーダビングをしている間、そこに居たのにです。」
ベルナール「( 笑いながら ) もちろん、XTC と Talking Heads は一緒にツアーをしてますから、よく知っているのですよね。」
マステロット「それは知りませんでした!」
ベルナール「駆け出しの頃、XTC は、Talking Heads の前座をしていたのですよ。それで、貴方は、楽器や機器の調性をして、それから… 」
マステロット「ええ。オーシャン・ウェイの大きなスタジオの一つでした。ドラムズを置いて、それから、瓶や鍋を載せたテーブルを置いて、自分の赤いバス・ドラムを置きました。「 President Kill 」では、マーチング用の大太鼓とスネアを使いました。( 口でパターンを真似る ) [ イントロと最初のヴァース部分 ] それから後は、本物のドラム・キットです。 
 「 President Kill 」のドラム・キット部分を私は加えたのは、アンディ、コリン、デイブがいない時でした。宿に帰って食事をしていたのです。と言うのは、デイブは糖尿病なので、彼の食事の時刻を乱すことは出来ないし、アンディとコリンは家族が一緒だから、と言うことを顧慮していたのです。それで、製作のパターンは、彼らが枠組みをテープに入れて置いて、私はスタジオに残って、遅くまで、ポールとエドと一緒に、ドラム部分を完成させる、と言うことになってしまっていました。もし、ドラムの音の調整が速く済むと、そのまま録音したのです。そうして、翌朝、彼らは遣って来て、私が終えたところから始めるのです。大抵は、再録音しました。「ここを変えて、あそこも変えて、それで、もう一度録音しよう。」と言うわけです。そうでなければ、微調整をするのです。」
posted by ノエルかえる at 03:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Oranges & Lemons | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする