2015年09月30日

Pagan Fringe

 スウィンドン・ビューポイントで、70年代( 後半 )の交通の様子を見る。狭い道路に自動車が最優先の様に犇めいている。パートリッジの自動車嫌いは、この様なところからか、と思う。29日付け( イギリス時間 )で、現在のマジック・ラウンドアバウトを撮影したものも。何故か使われている音楽は、ジミ・ヘンドリックスの「 Crosstown Traffic 」。  

 26日付けの Wiltshire 新聞に、Pagan Fringe の再結成ライブの記事。Pagan Fringe は、1987年から1996年の間活動したウィルトシャーのバンドだそう。プログレッシブ・ロック、フォーク・ロックにカテゴライズされている様。アルバムもリリースしている様なのだけれど、Disogs では分からなかった。今年の夏に亡くなったドラマーの Steve Carvey さんを偲んで、25日、彼の57歳の誕生日にスウィンドンのライブハウス The Castle で再結成のライブを行ったと言うこと。その時のドラムをリー・ムールディングが担当。コリン・ムールディングも来場していたのかどうかは分からない。
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2015年09月28日

ビリー・シャーウッド『ザ・シチズン』

 コリン・モールディングが参加したビリー・シャーウッドのアルバム『ザ・シチズン』が日本先行発売。予約受付中。ワールドレコーズ。 

ザ・シチズン/ビリー・シャーウッド【CD】  

アマゾン等でも、予約が始まっています。
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パット・マステロットのオレンジズアンドレモンズ回想 15

ベルナール「そうですね、パートリッジさんは、事細かな指示を書いて残したと、話されてました。」
マステロット「ええ、確かにそうしてました。タンバリンについては、「最も大きな音で」と指示していたのを覚えています。」
ベルナール「どの曲でですか?」
マステロット「全部に於いてだったと思いますよ。すべての曲についてです。原則は、ヴォーカルがあって、タンバリンがあって、それからバンドがある、と言うものだったのです。アンディは、「タムラ[ モータウン ]のレコードを何でもいいから聴いてご覧よ、ヴォーカルがあってタンバリンがあってバンドなのだから、それが順序だよ。」と言っていました。」
ベルナール「他に、『オレンジズアンドレモンズ』セッションでの思い出がありますか?」
マステロット「リハーサルをカセットテープに録音しました。大型ラジカセを持っていたのです。それで録音しました。( カリフォルニアの ) パサデナを自動車で通り抜ける間中、2時間か3時間、車の中でそれを聴いたのです。そして、家に戻って、5時間は聴きました。そしてノートを作ったのです。「これで上手くいく、これでは駄目だ、水曜日に試したのは良い、あれはもうよそう、拙い思い付きだ。」とか言って考えたのです。 
 その様な宿題は、私は、いつもしているのです。どんなことでもです、本当です。一緒に仕事をする予定の人については、それが誰でも、時間があればですけれど、その人がどういうものの上に立っているのかを突き止めようとするのです。ロバート・フリップさんと仕事をした時も、彼のことについて知ろうと努めました。「成る程、彼はグルジェフに入れこんでいる。で、グルジェフとは何者?」と言う感じです。何冊かグルジェフの本を買って、彼の哲学を読みました。「ロバートの最も好きなギター・プレイヤーは? それは、マーヴィンなのか。シャドウズのマーヴィンだ。」と、それで、何枚かのシャドウズのレコードを買って、ロバートがマーヴィンの何処が好きなのかを、そして、何故好きなのかを、考えるのです。 
 ブラッフォードさんと仕事をした時にはですね、彼は、ロック・ドラマーには関心がなくて、彼が学んでいるのは、ジョー・モレロ Joe Morello Joe Morello - Wikipedia, the free encyclopedia 、マックス・ローチ Max Roach Max Roach - Wikipedia, the free encyclopedia 、エルヴィン・ジョーン Elvin Jones Elvin Jones - Wikipedia, the free encyclopedia なのですから、私は、その人たちのレコードを聴いたことが一度もなかったのです、それで、出掛けて行って、レコードを買って、何度も何度も聴いたのです。 
 XTC の場合、彼ら自身と彼らの好みとこのアルバムの曲を知った後では、私がしなければならないことは、ある意味、あまりなかったのです。彼らは素晴らしいソングライターで、卓越した編曲をしていたのですから。この『 Oranges and Lemons 』のことで、誰かが私を褒めてくれた時には、いつも「この様な曲ではね、私がよっぽど馬鹿なことをしない限りは、良いものになるに決まっているよ。」と言う様な答えをするのです。」 

おわり   



誤訳、疑問点をご指摘下さると助かります。
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2015年09月26日

Victorian Brickwork by Big Big Train live in London

 Big BIg Train から、メール有り。8月のステージを撮影したビデオから、ビデオクリップにしたもの。14分程。Mr. R ペディオの姿も。 

https://www.youtube.com/watch?v=XX5X19aHZ2M  


 マステロットさんのインタビュー、『オレンジズアンドレモンズ』サラウンド版のリリースまでに訳し終えないかと思ってたけれど、終わった。最後の部分の投稿は、28日月曜日に。
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2015年09月25日

福島菊次郎

 写真家の福島菊次郎さんが9月24日に亡くなったそう。1921年生まれ、享年94。
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パット・マステロットのオレンジズアンドレモンズ回想 14

ベルナール「それで、終結部では、あの様に伸ばすことを、彼らが貴方にも要求したのですか。」
マステロット「ええ、あれが相応しいと思います。誰がそうする様に、あるいはしない様にと、私に指示したのかは、覚えていません。ですが、私がポールに言った言葉は覚えています。「どうも、僕はへまをしそうなんだ。フェイド・アウトしてくれるよね、きっと。」と言ったのです。ポールは、「ああ、あそこはフェイド・アウトするつもりだ。」と言いました。それで、翌日だったと思いますけれど、録音されたトラックを聴いたのです。それで、「ポール、きっと5分で曲を終わらせてくれ。」と言う様なことを私は言ったのです。正確になんと言ったかは覚えていませんけれど、続けて、「あそこでは、フィル[ オブリガート ]を失敗しているんだ。」と言いました。けれども、ポールは、5分では終わらせませんでした。アルバムの最後の二曲で聴かれるフェイド・アウトはですね、私を縮こませるのです。」
ベルナール「そうですか、私には分かりません。貴方が言われるフィルのことは分かりますけれど。でも、それは、私にはとても良く聴こえますよ。曲は、あそこではとても不安定になります、それで、私は、あれで良いのだと思うのです。」
マステロット「そうかもしれませんね。でも、レコードを聴いた時、恥ずかしくて縮こまったことをよく覚えています。「ああ、なんてことだ! あそこまでにフェイド・アウトしてと言ったのに、ポールはすると言ったのに、」と思ったものです。( 笑う )」
ベルナール「パートリッジさんは、ポール・フォックスさんが心底前向きな雰囲気を創り出していたと話していました。それは、パートリッジさんがプロデューサーに常に求めているものなのですね。パートリッジさんは、プロデューサーに良い助産婦であることを望んでいるのです。」
マステロット「ええ、ポールは凄い奴です。全体、寛大なのです。アンディは、当初、このアルバムのことをこのように言っていました。「全部がクロムメッキされたドラッグスター[ ドラッグ・レース用のレーシングカー:Drag racing - Wikipedia, the free encyclopedia ]が欲しいんだ。何もかもが欲しいんだ。ピカピカのライト、記章、考えつけるものなら何でも。」 アンディが、このように言うものですから、私たちは、大量のオーバーダビングをしましたよ。本当に屢々、エド・タッカーが、後ろに隠れて、「まったく、これをどうやってミックスするんだ? もうトラックの余地はほとんどないんだぞ。なのに、まだ、重ね録りをしなくてはならないのか? 誰がこれをミックスするんだ?」と言っているのを聞いたものです。「ああ、それは君だよ、エド。」と言われてましたね。( 笑い ) 
 ミックスの時になると、アンディは帰らざるを得なくなっていました。それから、デイブも帰国しました。ミキシングが行われた時、バンドのメンバーは誰も居なかったのです。メンバーの誰か一人が私に電話を掛けて来ました。そして、「ミキシングの時は必ずスタジオに居る様に、そして、僕らの為にチェックするんだ。」と言ったのです。それで、私は、一度か二度、ミキシングのスタジオを訪れました。たぶん、最初の日か二日目、それから、一週間程経ってから、だったと思います。ひとつ覚えているのはですね、エドが「何てタンバリンなんだ、連中は何もかもにタンバリンを入れているぞ! タンバリンをどうすればいいのかさっぱり分からない、何処にいれるんだ? パット、右?左?」と言っていたことです。多分、彼は、ステレオ音像で、ハイハットの反対にタンバリンを入れたのだったと思います。音の大きさがどれだけにならなければならないのかは、私には分かりませんでしたけれど、アンディの与えた指示は覚えています…、」
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2015年09月24日

同じ歳

 アグネス・チャンさんは、1955年8月20日生まれで、コリン・ムールディングは、1955年8月17日生まれ。ムールディングの方が三日だけ早い。ほとんど同じ。何だか驚いてしまう。
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タンバリン

 ポピュラー・ソングは、畢竟、歌うメロディーとタンバリンだけでいいのかも知れない。 
 それで思うのだけど、『オレンジズアンドレモンズ』ラジオ・ツアーでは、パートリッジは、どうして、ギター( アコースティック )を取ったのだろう? タンバリンの方がよかったのではないだろうか? ギターは、デイブ・グレゴリーさんと、ムールディングが( アコースティック ) ベース・ギターを使うだけで良かったのでは。あるいは、デイブ・グレゴリーさんだけがギターで、パートリッジとムールディングはタンバリンの方が良かったのでは?
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2015年09月23日

パット・マステロットのオレンジズアンドレモンズ回想 13

ベルナール「( 笑いながら ) ちょっと安心しましたよ。練習しようとしていた曲ですから。難しいんですよ!」
マステロット「ええ。クリムゾンの「 Matte Kudasai 」[ 1981 年『 Disipline 』収録の曲、シングル。Matte Kudasai - Wikipedia, the free encyclopedia ] の様です。あの曲で、ビルが足でやっている様なことです。ジャズだと、ごく普通のことなのですけれどね。でも、私は、ジャズの世界の人間では全然ないのですから。それで、それを使ったのです。後になって、取り替えましたけど。 
[ 上のマステロットさんの部分、私は意味が良く取れなくて、訳は不正確です。 ]
 シェーカーを、私とアンディで、一緒に演奏したのだった、と思います。スタジオで向かい合って録音したのでした。歌ってもいたと思いますよ。そのテイクは使われなかったのだと思います。でも、ご存知の様に、アンディは、パーカッションのパートを口で歌うのですよ。『 Black Sea 』だとか、他のアルバムでもしてますよね。でも、オフ・ビートのシェーカーは、本当に難しいです。 
 それから、この「 Miniature Sun 」には、本当に興味深いところがあるのです。おそらく、貴方も気が付いていないと思いますけれど。歌の中のとても重要な行です。「 the other man leaving merely doffs his hat 」です。アンディは、「ここは歌の物語りの中で最重要な点なのだ。ここで、何もかもが色を失うんだよ。」と言っていました。それで、その時点で、私は、ドラム・パターンをごちゃまぜにし始めるのです。トムも、それまでしていた様な反復進行はしないのです。同じリズムなのですが、順序が違っているのです。それは、何もかもアンディの要求だったのです。 」
ベルナール「それでは、「 Chalkhills 」について話して下さい。そうですねえ、ビル・ブラッフォードさんはジャズを基本にしたパターンが叩けるのだけれど、貴方は出来ないと言われましたけれど、このアルバルを締めくくる二曲は、とてもジャズ的です。でも、貴方は、素晴らしい演奏をしていますよ。「 Cynical Days 」と「 Chalkhills and Children 」は、ジャズ的と言うことで、直接に繋がっている様に思えます。「 Cynical Days 」も、時間が余ったので、貴方が自分が演奏して見るから録音して置いて、と申し出たものだったのですか? 」
マステロット「いいえ。彼らが提案したのです。私は、とても恥ずかしがり屋でしたから。バンドは、他のドラマーのことを話していましたから…、 」
ベルナール「それが、トニー・ウィリアムスなのですね。」
マステロット「ポールは、二週間後には、ウィリアムスさんを連れて来る予定でした。もう、当初から、ポールは、マーク・アイシャム Mark Isham を連れて来ようとしていたのと同じです。アイシャムさんは、ポールの古い友人でした。私は、ちょっと知っていただけです。「僕は、少し遅れて、マークを連れて来るつもりだから、このアルバムでトランペットを吹いて貰うんだ。」とポールは、最初から言っていましたよ。ルイス・コンテ Luis Conte [ 1954年生まれ、キューバのパーカッショニスト。LuisConte.com | Official Website for Percussionist Luis Conte ] のことも口にしていました。パーカッションでは、とても有名な人です。でも、パーカッションは、ビートルズの様に、白人っぽいタンバリン等を録音したくらいで、必要なかったのです。それに、他のパーカッションについては、機械を使いましたからね。 
 「 Chaikhills 」では、一緒にライブで演奏したことは、確実に覚えています。でも、アンディがギターを弾いていたかどうかは、分かりません。もしかしたら、キーボードを弾いていたかも知れないですけれど、ただ、歌っていただけかもしれません。 」
ベルナール「「 Chalkhills 」は、何テイク録りましたか?」
マステロット「あまり多くはなかったと思います。断言は出来ないですけれど、一回で、良い演奏が出来たと思います。もしかしたら、二回か三回録ったかもしれませんね。四回か五回録ったかも。まあ、へとへとに疲れて倒れ込むというのではありませんでしたね。 」
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2015年09月21日

デイブ・グレゴリーさん、誕生日

 デイブ・グレゴリーさんは、1952年9月21日生まれ。 

 その頃、イギリスでは、19日に、チャーリー・チャップリンが『ライムライト』のプレミア上映の為に、家族を伴ってイギリスに渡る航海の途中に、アメリカ政府から国外追放の処分を下されたり、10月3日に、イギリスが初めての核実験「ハリケーン作戦」をオーストラリアのモンテペロ諸島で行ったり。 

 デイブ・グレゴリーさん、キングクリムゾンのコンサートを観に行って、嬉しそう。Tin Spirits のメンバーで行った様。8月31日の Waterside Theatre [ ストラトフォード=アポン=エイヴォン にある ]。
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2015年09月20日

Blu-ray

 『 Oranges and Lemons 』( surround ) の発売予定まで、1ヶ月を切った。それで、APE house / バーニング・シェッドのショーウィンドーを覗くと、『 Gonwards - Limited Box Set Edition 』がまだ売れ残っているのが気になる。2,000組限定だったのに。2012年発売だから、もう三年経つ。それでも2,000が捌けない。これを機会に売り切れれば良いのだけれど。残りはそうは多くないと思うから。( あれにも、確か、アンディ・パートリッッジのサインが付いていたと思うけど。 ) 

 サラウンド・シリーズで、デモ・テイクなどが多く同時収録されるのは、Blu-ray の容量が大きくて、サラウンドにしてもまだまだ余裕がたくさんあるからだろうけど。何かをおまけに付けるのは、スティーブン・ウィルソンさん/レーベル側の意向なのではないかと思う。デモ・テイクを何とか発表したいパートリッジにとっては、渡りに船の様な計画なのだろう。 
 それで、思ったのだけど、Blu-ray フォーマットで、ヴァージン社時代のアルバム10タイトル、それに、『 Waxworks / Beeswax 』『 Mr. Partridge 』、The Dukes of Stratosphear 、Homo Safari シリーズ、The Colonel、The Three Wise Men、Terry and the Lovemen を全部入れた一枚の全集を出せば良いのに。( Terry and the Lovemen はヴァージン違反権がないかも ) 高音質にしても、全部入るのではないだろうか? 無理だろうか? 
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2015年09月18日

パット・マステロットのオレンジズアンドレモンズ回想 12

ベルナール「それでは、「 Skeleton Steps Out 」のタブラもプログラミングされたものですか?」
マステロット「ええ。ポールのものではなかったか知ら。ポールは、リン 9000 Linn 9000 を持っていましたから。私は、リンのLM1 を持っていたのです。「 Antheap 」では、カウベルをLM1 から取ったのは、覚えています。全員が納得するピッチのカウベル三つを見つけ出すのには、少し手間取りました。それを、ポールのリン 9000 にサンプルとして入れたのです。で、リン9000で操作したのです。それから、私は、ライブで録音したのです。響きの少ないパイステのシンバル、リムショット[ スネアのリムを叩く ]、キック・ドラムですね。 
 「 Antheap 」を終えた時にはですね、夜遅くかあるいはもう翌日になっていたかもしれませんが、「どうだろう、ドラムズ・キットを全部モノーラルにしてみては?」とエドとポールに聞いてみたのです。それで、私たちは、モノーラルにしてみたのです。そして、私は、歌のミドルエイトから最後まででキットを演奏しているのですけれどね。私は、これで本当にいいのか、活き活きしているのか、確信はありませんでした。ただ、終結部に向かって次第に盛り上がって行く方法が欲しかったのです。それで、聴き手がもっとわくわくすれば良いと思ったのです。聴き手の皆さんが、仔細に気を付けて聴かれると、すべての音が交差してモーフィングしているのに気付かれると思います。まるっきりサイケデリックなのです! 全部をひとつのフェーダーで調整しているのです。それで、ステレオ音像の中を左右に横切ってパンするのです。でも、聴き手は、音がそれぞれ分かれていることに気が付かないかもしれませんね。出来るだけうるさくしてしまっているので、目立たなくなっていますから。 
 アルバムの曲順に従えば、前に戻りますけれど、「 One of the Millions 」についてですが、あれは、全員がライブで演奏しています。「 Scarecrow People 」は、どうしたか正確には覚えていません。ただ、ものをいっぱいに詰めた赤いキック・ドラムを打ったのは覚えています。それに、ブラシを使って演奏したこと、テーブルに並べた鉢や鍋を鳴らしたことは覚えています。 
 「 Cynical Days 」は、メンバーで一緒に演奏したのをよく覚えています。あれは、クリック・トラック[ メトロノーム ] は使っていませんから。「 Antheap 」も、一緒に演奏したのだったではないか知ら。「 Hold Me My Daddy 」は、一緒にライブで演奏しました。それで、ヤマハ RX ドラム・マシーンをコーダで使っています。あの、アフリカっぽい音ですよ、あれが RX ドラム・マシーン。それに、あの曲には、私は鈍い音が良いと思ったのです。それで、ドラムにタオルを敷いて叩きました。」
ベルナール「ドラム・マシーンは、どの部分ですか?」
マステロット「ほとんどがドラムズ・キットです。コーダ部分に、ドラム・マシーンが入っているのです。フロア・バス・ドラムの四分音符のパターンです。マフっぽい音です。あの音は、自分では出せない音です。それから、速いハイ・ハットのパターンもです。それから、その上に、何かを重ねて録音したのだったと思います。 
 「 Pink Thing 」は、全部、一緒にライブで録音したものです。「 Miniature Sun 」も、一緒に演奏しました。」
ベルナール「「 Miniature Sun 」について話して下さい。とても難しいパターンですよね。」
マステロット「とても難しいです。」
ベルナール「拍の間 [ 原文: and's ] でハイ・ハットを打っています。それに、シンバルは、四分音符で打っています。それなのに、トムのパターンはそれとは反しているのです。」
マステロット「私は、それが出来ませんでした。あれは、アンディの書いたドラム・パートなのです。二本の足を混ぜて使わなければなりませんよ。リハーサルの時は、出来なかったのです。リハーサルが終わるまでずっと出来ませんでした。それで、キック・ドラムに、アカイに信号を送る隠しマイク( bug )を付けたのです。MX8 と言うものです。MIDIの追加ボードです。ディレイするようにセットしたのです。上手く機能するディレイ時間を見つけられたのです。それで、その時間でセットしました。キック・ドラムを打つと、必ず、MIDI が音を出すのです。自働にそうなるようにしました。それで、ブーン・チャ・ブーン・チャのパターンが出来たのです。まあ、リハーサルでは出来なかったので、MX8 を使って録音したのです。それで、私がしなければならなかったのは、フロア・ドラム[ キック・ドラム ] で正確に四拍子を取ることなのでした。 」
ベルナール「それで、左脚を一緒に使うことは出来ないわけで…、」
マステロット「そうです。出来ませんからね。正直に言いますよ。でも、あのビートは今でも打てますから。」
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2015年09月16日

The Beatles 「 Drive My Car 」訳

 ポール・ビートルの「 Drive My Car 」。これ、歌詞の内容は、ジョン・ビートルの「 Norwegian Wood (This Bird Has Flown) 」に呼応するものかなと思うけれど。 

元にしたのは、ビートルズのホームページの「 Songs 」: Drive My Car | The Beatles 

何になりたいんだって、ある女の子に聞いたんだ、
たら、見てわかんない? 
ゆうめいになりたいのよ、映画スターもいいな、
でも、当面、あなたと何かしましょうか。 

そうね、わたしの自動車運転しなさいな、 
そう、わたしはスターになるんだからさ。
ね、運転しなさいな、もしかして、わたしあなたに恋するかも。 

僕は将来を嘱望されているんだよって、言ったんだ、
たら、でしょうね、って。
働きづめで小銭を貯めるのも、とっても結構ね、
でも、もっと楽しい時を見せてあげられるわよ。 

ほら、わたしの自動車運転しなさい、
ほんとよ、わたしはスターになるの、
ね、運転しなさい、もしかして、わたしあなたを好きになるかも。 
ビビー、ビビー、

それじゃあ、今すぐ出発しようかって、言ったんだ、
たら、ちょっと待って、これ言わなくちゃ、
クルマはないのよ、それがなやみの種なの、
でも、運転手は見つけたわ、それが手始めね。

さあ、クルマを出して! 



 それで、ビートルズのホームページは更新されていて、『 1 』のデラックス版(?) が告知されていた。
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The Choir Invisible

 おとといは、マリオン・ブラウンの『オファリング』、きのうは『オファリング 2 』を聞いた。 
 マステロットさんのインタビューの訳は、のろのろと進めているけれど。 

 パートリッジのTwitter に依れば、お父様が亡くなったらしい。
「 The choir invisible has a new drummer. Dad passed yesterday. 」と。

The choir invisible、イギリスの( 女流 )詩人 George Eliot ( 1819-1880 ) に、「 O May I Join the Choir Invisible 」と言う詩。 
“O May I Join the Choir Invisible” - Wikisource, the free online library 

アメリカの作家 James Lane Allen ( 1849-1925 ) に、『 The Choir Invisible 』(1897 ) と言う小説。 


スウィンドン・アドヴァタイザーには、Clifford William George PARTRIDGE と言う人の死亡記事。8月25日に亡くなって、葬儀が9月15日。1932年9月5日生まれの方。違う方だと思う。年齢も近いけれど。
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2015年09月14日

パット・マステロットのオレンジズアンドレモンズ回想 11

ベルナール「パイステは澄んでますよね。」
マステロット「ずっと澄んでいますよ。それで、結局、アルバムを通して、ごちゃ混ぜのシンバルを使うことになりました。私は、当時、セイビアンの6インチと8インチのスプラッシュ・シンバルを持っていました。」
ベルナール「それについて聞こうとしていた所です。本当に余韻の減衰が早いですね。」
マステロット「ええ。アンディは、大きなクラッシュシンバルよりも小さな噴出する様な音が好きでした。たまには、クラッシュを欲しがりましたけれど、大抵は、小さなスプラッシュ・シンバルを望んでいました。」
ベルナール「句読点の様なものですね。」
マステロット「ええ、その通りです。それで、私は、始終、取り替えていました。ベイシックなドラムズ・キットは同じままですけれど。でも、確か、何個か、ドラムも取り替えました。ポールは、古いグレッチのドラムズ・キットを持っていました。どの曲かで、ポールのグレッチのバス・ドラムとラック・トムを使いました。下面にはヘッド[ 膜 ] が張ってないトムトムでした。私とポールは、たくさんのシンバルを交換して、小さなハイハットを使い始めたのです。二台のハイハットがあったと思います。閉じたままのハイハットで、とても重いものでした。10インチのシンバルで作られたハイハットでした。それから、6インチのシンバルを使い始めました。「 Garden of Earthly Delighs 」で使っています。アンディは、「この、咳をする様な小さな音が良いね。」と言ってました。」
ベルナール「シンバルの音は、ステレオ全体に拡がっていますよね。私には、マルチ・トラックに録音した様に聴こえますけれど。」
マステロット「いいえ。ドラムズ・キットで演奏しています。一度に演奏して録音しています。それで、プログラムされたバス・ドラムに沿って演奏しているのです。それに、他のパーカッション類も私がプログラムして用意したものでした。ダラブッカとかトーキング・ドラムとかですね。」
ベルナール「シンバルは、ライブで録音したのですか?」
マステロット「そうです。バンドも一緒に演奏したのだったと思います。全部のトラックをライブで録音したのではなかったか知ら。機械で作った音は、基本的にはずっと繰り返されるループにしています。それから、録音し終えた後、テープを聴き直して、ポールに「ここのキック・ドラムをダブルにしないか?」とか言ったことがある様にも思います。」
ベルナール「そう言う場合は、既に録音してあるキック・ドラムに沿って、キック・ドラムを打つのですか? 右足はどうなっているのですか?」
マステロット「床で叩くのですよ。ほとんどそうですね。その方が上手く出来るのです。床で足を使って四分音符を叩くのです。手で叩くよりも私には簡単なのです。他の方法ではしないときっぱりと言いましょう。」
ベルナール「成る程、分かりました。貴方の右足は、メトロノームの様なのですね。」
マステロット「ええ。「 Pink Thing 」では、ドラムズ・キット全部を使って、ライブで録音しました。それは確実です。クリック{ メトロノーム } も、たぶん、使ったものがあると思います。でも、「 The Loving 」「 One of the Millions 」「 Cynical Days 」では、使ってないのです。メンバーは、軽快な感じを望んでいましたから。 
 凡そ、四つのパターンがあるのではないでしょうか。一つ目「 Garden 」は、機械的に作られたものです。それに、ドラムズ・キットでの演奏をオーバーダビングしました。二つ目「 Mayor 」は、バラバラに録られたものです。「 King for a Day 」も、私のパートは、バラバラに録られたものです。三つ目「 President Kill 」は、前の部分を作り上げて、その後で、残りをドラムズ・キットで演奏しました。そして、タンバリンを即興で録りました。タンバリンは、あの曲での重要なパートです。四つ目「 The Loving 」は、ライブで録音したものです。でも、「 Skeleton Steps Out 」については、思い出せません。たぶん、かなり機械的なものだったと思います。キック・ドラムは、機械の演奏だと思います。」
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2015年09月13日

カウントダウン

 きょうは、マリオン・ブラウンの『ヴィスタ』を聴いた。 
 それで、ビートルズのホームページを見ると、黄色い画面に赤い数字で、10から始まるカウントダウン。それだけで、内容は何も見られない。
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2015年09月09日

パット・マステロットのオレンジズアンドレモンズ回想 10

ベルナール「パートリッジさんが貴方がしていたことについて言ったこと、それに、パートリッジさんとムールディングさんの両方が言っていたことはですね、貴方は本当に素晴らしい職業倫理観を持っている、と言うことでした。」
マステロット「私が一番最初にスタジオに入って、一番最後にスタジオから出るのです。」
ベルナール「ご自身のバンドの時にも、同じ様にされるのですか?」
マステロット「ええ。大抵のドラマーはそうだと思いますよ。まあ、ヘロインとかそんなものをしてない限りはですけれどね。( 笑う )  
 初めて彼らにあった時ですけれど、その最初の二三日でのことでしたけど、気を張らないでいられると感じていましたから、一番好きなレコードは何ですか、と聞いてみたのです。そうすれば、彼らの思考に少しでも近づけるだろうと思ったのです。覚えているのは、コリンがスライ・アンド・ロビーだと言ったことです。それで、私はスタジオから出て行って、あらゆるスライ・アンド・ロビーのレコードを買って来ました。そして、一晩で、その全部を聴いたのです。アンディは、ブルー・ナイル The Blue Nile だと言いました。彼らのアルバム『 A Walk Across the Rooftops 』です[ ブルー・ナイルのデビュー・アルバム: A Walk Across the Rooftops - Wikipedia, the free encyclopedia ]。私は聴いたことがありませんでした。それで、飛び出して行って、買ったのです。それから、ジャパンの『 Adolescent Sex 』。それから、デヴィッド・シルビアンの…、」
ベルナール「そう、結局は、貴方はシルビアンさんと共演するわけですよね。」
マステロット「その通りです。[ 1994年『 Damage: Live 』 ] そのジャパンのアルバムを聴くと、『 Go2 』と『 White Music 』は、その意味する所がもっと良く私には分かったのです。「成る程、彼らは、ジャパンと競合していたんだ。」と思ったのです。ギターの尖ったリフとかそう言うことですね。」
ベルナール「デイブ・グレゴリーさんは、何かアイデアになる様なレコードを教えてくれましたか?」
マステロット「いいえ。でも、デイブは三人の中で、最も高い音楽教育を受けていた人物だと言うことは、明白でしたね。それに、オーディオ・マニアで、レコード・コレクターで、違いの分かる人だったのです。それからですね、デイブは、すべてのことを書き止める役を担ってました。覚えていますよ。スマ・スタジオに入った、最初の夜のことでした。彼らは、「 Merely Man 」を録り終えたのですけれど。デイブは、ちょうど、ワーワー・ギターのソロをしている所でした。見えたのはですね、ワーワー・ギターを弾く為に、床に6ページもの楽譜を置いていたことなのです。その曲の為に、何週間もリハーサルをしていたのですよ。私等よりもずっと良くその曲について知っているのにです。楽譜をきれいに並べているのです。それに、デイブは、全員のそれぞれのパートも譜面にしていたのです。自分のパートだけではなくてです。各パートの関連がどう働くかを見極めて、ハーモニーをきれいに並べていたのです。」
ベルナール「成る程、グレゴリーさんとパートリッジさんが、あれ程に長い間、良いチームでいられた理由の一つだと、私は思います。」
マステロット「ええ、アンディは、風で動くだけです。」
ベルナール「その通りです。パートリッジさんはただ演奏をして、何か間違えて、その間違いを喜んで受け容れると言う人なのです。その間違いを自分の創造性の源だと考えているのです。ですけれど、グレゴリーさんは、そこにバランスをもたらすのです。バランスの背後には、正式な音楽教育、整った理論、そういった何もかもがあるのです。」
マステロット「思い出します。リハーサルの時ですけれど、アンディは、遅過ぎるか早過ぎる位置で、音を入れて来るのです。それが好きなのです。イギリス訛りで、「これがファンクだ。僕たちはファンクを会得したんだ。」と言っていました。二つのパートがユニゾンにならないのです。二本のギターのパートの間に、「g - gah 」と言う間があるのです。「 Wake Up 」でしていたようなことですね。 
 多くの方が尋ねるのは、他に、「 Poor Skeleton Steps Out 」があります。あれは、部分部分、個々に録音したものだったと思います。変わったシンバルの音がありますけれど、あれは、本当に、壊れたシンバルの破片を叩いているのです。そのことがシンバルすべての核心に問題を当てることになるのです。 
 最初の日に、録音を始める前に、ドラムズの音を決めたのですけれど。アンディは、「他のシンバルはある?」と聞き続けるのです。私は、別のシンバルを出して聞かせます。すると、また、「他のはない? この音じゃないんだ。」と言うのです。また別のシンバルを取り上げました、その時、思い付いたのです。アンディは、テリーと一緒だった。テリーはパイステ社のシンバルを使っていた。それから、アンディは、プレイリー・プリンスと一緒だった。プレイリーもパイステを使っていた。私は、セイビアン社の推奨者だったのです。セイビアンのものとジルジャンはたくさん持っていましたけれど、パイステはほんの少ししか持っていませんでした。それで、パイステの Rude 2002 をセットして鳴らしてみせました。アンディは、「ああ、これこれ。」と言ったのです。 
 私は、直ぐに、パイステ社に電話をしました。アーティスト代表のリッチ・マンジカロ (?) Rich Mangicaro を [ Rich Mangicaro : Home Page ] 紹介されました。「パットと言います。」、「ああ、私は貴方を知っていますよ。」と彼。「 XTC と仕事をするのですけれど。」、「ああ、私は彼らが大好きですよ。」と彼。「助けて欲しいんです、シンバルが一箱要るのです。今夜なのです。」、「直ぐに行きましょう。」と彼。そうして、一箱のシンバルが運び込まれて、私は、このアルバム全体で、そのシンバルを使ったのです。そして、録音が終わると、マンジカロさんに返却したのです。 
 それでなのですが、『オレンジズアンドレモンズ』セッションが終わって、二週間程経って、何だったか忘れましたが、他のレコードのセッションがあったのです。そこで、「なんだか、織物を被せた様に聴こえる」と思ったのです。それで、リッチに電話をしました。「私も推奨者になれますか?」と言って、それから、セイビアン社に電話をしなければなりませんでした。「申し訳ない、お宅の推奨者を止めます。セイビアンのシンバルがとても好きなのですけれど…、」」
posted by ノエルかえる at 03:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Oranges & Lemons | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月06日

9月6日、日曜日、スウィンドンの朝

 9月6日のスウィンドンの朝、日の出は、6時27分、気温は5℃。
posted by ノエルかえる at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スパムメール

 ペイパルを騙るスパムメールを受け取った。 

件名:警告は、アカウントが一時的にロックされています。

文面: 
親愛なるクライアント

申し訳ありませんが、あなたのアカウントは一時的にロックされています。それを解決するために、あなたのアカウントにログインしてください。

ログイン [ 私の受け取ったものだと、このログイン部分は白抜きで見え難くなっていた。 ]

ご理解とご協力をお願いいたします。さらにサポートが必要な場合は、任意のPayPalページの下部にあるリンクをクリックしてください。

宜しくお願いします
ペイパル 

備考に: 
PayPal Pte. Ltdはシンガポール法人です。PayPal Pte. Ltdは、資金移動業の役務提供を行う資金移動業者として日本国金融庁に登録されています。関東財務局長第00026号  
[ 追記:上の備考の文面は、本物のペイパルの文章と同じ。本物は、発行者: ペイパル / Copyright コピーライトマーク 2015 PayPal. All rights reserved. と続くけれど、それは無かったかな? と思う。 ]
[ ヘッダーは確かめなかった。 ]

 明らかに、フィッシング詐欺。
 直近で、ペイパルを使用したのは、バーニング・シェッドだ。あるいは、バーニング・シェッドから、情報漏洩しているのかも知れない。 

 序でだから、レコード ( CD 等 ) の購入について、少し書いて置こうかと。 
 支持する音楽家が発売するディスクをどの経路で購入するのが、その音楽家の益になるのかということだけれど。 
 それも、場合に依りはするけれど。商業ベースとは関わりなく出版するのであれば、その本人か出版を行った主体から購入する以外はないだろうから。例えば、クラシックの作曲家や演奏家が自費か何かの後援で出版する場合とか。500枚とか、千単位の出版だろうけど。 
 それで、問題は、APE / アンディ・パートリッッジの場合。パートリッジ自身は、以前だと Idea 、今だとAPE ( 販売はバーニング・シェッドに委託しているけれど ) で購入してくれた方が、自分には利益が多いと言っているのだけれど。Amazon等からは、ほとんど利益が入って来ないと不平を言っている。 
 ただそれは、購入する人が限られていると言う前提でのことだ、と思う。全世界に XTC の音楽を望んでいる人間は、最大5万人だと前提するのなら、バーニング・シェッドだけで販売した方がいい。 
 より大きな販売量を望んでいるとしたら、個々の購入者には、最寄りの販売店( CDショップ ) で購入することを勧めるべきだ。個々の店、配給する会社は、各店舗の売り上げを見て出荷の多寡を決めるだろうから。熱心な支持者を全員自分のサイト経由で購入する様にしてしまうと、配給する会社は、見込みがないと断じて、販売網を無くしてしまうだろう。それは、Amazonでも同様。iTunes のようなダウンロード販売なら、ショップに置くことはしてくれるだろうけど。 
 結局は、自分で販売量に限定を作ってしまうことになるだろう。 

 パートリッジ自身が、商業ベースとは無縁であり、自身の思う音楽だけを創ると確固な信念があるのならば、それでいいのだけれど。そして、それを支持してくれる聴き手が創作を賄ってくれる程には居るのだと確信しているのならば。500枚しかディスクを作らず、その500枚の売り上げで制作費が賄えて自身の生活も出来る様にしているのなら、それでいい。 
 けれども、実際はどうだろう。『 Powers 』をパートリッジらしいと支持した聴き手はどれぐらい居たのだろう。その収入で間に合ったのだろうか。 

 まあ、もう新しい作品を創るつもりがないのであれば、それは、どちらでもいいことではあるけれど。 
  XTC のリイシューだけを出すつもりで、それも嘗ての熱心なファンだけに提供するつもりならば、バーニング・シェッドの販売でもいいだろう。 
 と言うよりも、 XTC のファンの大きさだと、これが限界なのだろうか。サラウンドにしても、一タイトルに数万円もする価格を付けて、豪華版を作っても、売れないかも知れない。  


 と、自分で読んでも、脈絡を逸してしまっている様に思えることを書いてしまったけれど。私は、 XTC デビューからのファンではあるのだけれど、実は、Idea から、APE house に変わって、それから、『 Skylarking 』の2010年版を出した後、マネージャーのスティーブさんを解雇した後くらいから、 XTC / アンディ・パートリッッジに対しては、悲しい思いを抱く様になっている。  


追記: 
少し書き換えようと思う、 

 大手レーベルは、既に私アンディ・パートリッッジの作品を商品として関心を持たず扱わない様になってしまったけれど、彼はまだ創作への意欲があり、発表も望んでいるので、小規模ではあるけれど、自身のレーベルを設けて聴き手の方々へ彼の作品に接する機会を提供している。
 XTC の諸作品についても、レーベルは過去のものとして関心を失っているのだろうけれど、彼は、 XTC の諸作品に誇りを持っていて、まだ、人々に聴く機会を提供したいと思っているので、残念なことに版権はレーベルにあるままであるから、それを貸借してまでリイシューを出している。 
 と言うのが、実情なのだろうと、私は思う。 
 もう、マーケットとは無縁なのだと思う。音楽そのものの価値を認められれば良いのだけれど。バッハを復活させたメンデルスゾーンの様な人物が現れると良いのだけれど。 
  XTC のファン・理解者の中に一人、ビル・ゲイツさん級の富豪がいて( 年齢は同じくらいだけど )、ちょっと資金を提供してくれて、 XTC の版権を全部ユニヴァーサルから買い取って、新しいレーベルを作って、パートリッジの意向がそのまま反映出来る様にしてくれると良いのだけれど。と言うか、 XTC Institute を設立してくれると良いのだけれど。
posted by ノエルかえる at 10:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月04日

パット・マステロットのオレンジズアンドレモンズ回想 9

ベルナール「けれど、歌の伴奏は、常に、バンドのメンバーと一緒に演奏したのではないのですか?」
マステロット「そうですね、何曲かでは、バンド全員が一緒に演奏しました。例えば、「 One of the Millions 」「 The loving 」です。もう何曲かも、スタジオの一室でライブで演奏しましたけれど。けれど大抵は、別個に録ったのです。「 President Kill 」の場合、バンドはどうするかの指示を用意していました。軍隊行進調の部分を録音した時には、彼らは一緒にいました。それで、スネアの音色やピッチやその他の何でもを、こうでなくてはと言う所まで、調整し始めたのだったと思います。それでどれくらい経ったのだったか、調整を全部終えて、「よし、これで録音しておいてくれ、二回録っておいて欲しいんだ。明日来て、聴くから。」と言って、彼らは帰って行ったのです。それで、「とても良い感じだ。これが決定テイクになりそうだ。これを録音しよう、」と考えて、録音を始めたのを覚えていますよ。 
 一つだけ問題がありました。どこかで、大きな濁った音が出ていたのです。正確にそれが何処でだったか覚えてはいませんけれど。兎も角、私は、本当にまずい演奏をしてしまったところがあったのです。「そこに戻って、その小節をやり直すから」とか何とか言ったのです。でも、録音を失敗したのです。クラーク・ジャーマン Clark German がエンジニア助手でした。彼は、優れた人です。元は管楽器の奏者でした。録音はとても上手いのです。素早く操作をします。でも、その時は失敗したのです。穴が大きく開いてしまいました。最初にやり直した時、それは一小節だけでした。失敗したので、二小節になったのです。それから、また増えて、四小節を録り直さなければならなくなりました。そうして、どんどん拡がって行ったのです。「もう、どうなってるんだ!」( 笑う ) シンバルが鳴り続けてしまっていたのです。それを直さなければならなかったのです。あの当時は、音をぴったりと合わさなければならなかったのですよ。「ああ、全部をやり直さないといけない、上手くいったものも全部消してしまわないと、、、」と思いましたよ。結局は、全部を遣り通しました。どこに欠点があったのか、もうわかりません。ただ、翌日、「びくびく」していたのは覚えています。テープを掛けてメンバーに聴かせたのです。彼らがそれを気に入るのだろうか、欠点に気がつくだろうか、と不安だったのです。」
ベルナール「気がつきましたか?」
マステロット「いいえ。すべて合格しました。しっかりと精査されましたよ。 
 アンディは貴方に the Colonel のことを話しましたか? それを話しましょうか?」
ベルナール「( 笑いながら ) The Colonel Cunt hat のことですか?」
マステロット「そうです。( 笑い続ける )」
ベルナール「被ったのですか?」
マステロット「いいえ。」
ベルナール「それはよかった。」
マステロット「そうですね、ごく早い時期でした。多分、レコーディングを初めて、二日か三日だったと思います。どのテイクを取るか決めようとしていた時です。誰もがアンディの見解を待っていたのです。でも、エドとポールは先に進もうとしていました。それで、「これは良い感じだ。これが良いと思うけど。」と言ったのです。でも、アンディは、「ううん、確信がないなあ、」とか何とか言うのです。そして、暫くして、「ちょっと時間を呉れ、」と言って、スタジオを出て行きます。私たちは、水か何かを一杯飲むだけで、すぐに帰って来ると思っていたのです。ところが、アンディは、一時間かそこら戻って来ないのです。私たちは、スタジオに座ったままです。「ちぇっ、先に進むか? ああ、俺たちは先に進めやしないよ、アンディはお仕舞いにしてないからねえ、」とか言っていました。 
 それで、通りの向かい側に、変な店があったのです。如何わしいポルノ商品を売っているのです。それで、アンディは、女性のあの部分に使うもので、私の言う意味がお分かりですか?、The Colonel Cunt hat を作っていたのですが、彼自身は、ヒトラーの口髭を付けているのです。それに、飾り紐を作って、ここに差していたのです( 肩を指差す )。乗馬鞭も持っていました。そうやって、アンディは、スタジオに戻って来たのです。そうして、何ともはやですが、こう叫んだのです。( ナチの声を真似て )「さあ、大佐のお出座しだ! 大佐は、「ボレ」を取るか「ウ」決めになるぞ!」 ( 笑う ) 
 それから、その頃だと思うのですが、アンディは、回転する円板のような物も作っていました。円板にはラベルが張ってあるのです。「最高:これまで録られた中で最高、ビートルズより良い」「中々良い。」「良くない」「まあ良いだろう」「まるで駄目」「ぱっとしない」「とんでもない」「救い難い」「これまで聴いて来た限りの中で最悪の代物」と言うラベルです。 
 時々それを回すわけです。円板はメモリが「これまで聴いて来た限りの中で最悪の代物」を指す近くで遅くなるのです。でも、「最高:これまで録られた中で最高、ビートルズより良い」で止まります。まあ、だいたいそんなところです。すると、「やったあ! このテイクを採用しよう!」となるのです。( 笑う ) 真面目にですよ、このアルバム『 Oranges and Lemons 』の中の何ヶ所かで、その円板が採用するテイクを決めたところがあるのです。 
 「 Mayor 」の時はですね、覚えていますよ、私がオーバー・ダビングをしている間、コリンは別の部屋にいたのです。私が一つをし終えると、入って来て、彼のベースのパートをやり替えました。エンディング部分の全体をコリンは書き換えたのです。コーダ部分は、あの風変わりなサイクルのベースではないのです。リハーサルでは、コリンは、そのコーダをしたことをありませんでした。それに、トラムを録音する時もしませんでした。私がドラムを録音している一時間か二時間の間、小さなヴォーカル・ブースの中で所在なげにしていたのです。そうして、彼が演奏し始めると、「うわあ! まるっきり別の新しいものにしてしまったぞ、それがまた、素晴らしいんだ!!」と言う感じだったのです。 
 それに、貴方はお分かりでしょうけれど、私は、 XTC のレコードに精通していました。それだから、私たちは、リハーサルで XTC ナンバーをジャムすることも出来たのです。私が「 Nigel 」のビートを叩き始めると、彼らは驚いていましたけど。でも、一緒に演奏を始めたのです。勿論、他の曲もしましたよ。「 Meccanik Dancing 」とか「 It's Neary Africa 」とか、何曲も。私がドラムを叩いて見せて、彼らは私のドラムを認めてくれて、一緒に演奏を始めたわけです。まあ、幾つかのコードは、思い出せなかったみたいですけどね。( 笑う ) 兎に角、私と XTC は、あの時、一つの船に載っていたのです。」
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2015年09月03日

XTC with Pat Mastelotto : Studio Live

 『オレンジズアンドレモンズ』セッションの時、リハーサル時に、パット・マステロットさんと XTC は、 スタジオで XTC のナンバーをライブ演奏したそうなのだけれど、(『オレンジズアンドレモンズ』以前の曲、初期のものも )、それも録音されているのだろうか? Blu-ray版に、それも入っていると嬉しいのだけれど、たぶん、無いだろうけど。 

 そう、キングクリムゾンがオーチャード・ホールでコンサートをするのだそう。オーチャードは、クラシック以外もするのね。それなら、 Big Big Train も来日して、オーチャードでコンサートをしないかなあ。 


 マステロットさんのインタビュー、次のを予約投稿したら、前の8も、非公開になってしまって、何度やっても、元に戻らない。9と一緒に、表示になるのだろうか? シーサーの不具合はいつものことだけれど、やっぱり不愉快だ。 
 追記:やっと、戻った、予約投稿のボタンと別に、公開:非公開のボタンがあった。
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2015年09月02日

ノンサッチ・アコースティック・ライブ

 マステロットさんのインタビュー、230語くらい進んだ。カタツムリより遅いか。 

 YouTubeに投稿されていた、『 Nonsuch 』リリース後の、フランスのテレビに出演した XTC のビデオを見た。スタジオでのアコースティック・ライブの模様も少し。全部を見られないのが残念。コリン・ムールディングは、アコースティック・ベース・ギター。ムールディングとパートリッジの二人だけだけど。 
 これは、Fujimoto『クロノロジー』では、late April 1992 ( フランスでの『ノンサッチ』のリリースが27日なので、その後、 ) 、Bernard Lenoir のラジオ番組のためのアコースティック・ライブと書かれているものか? 『クロノロジー』では、放送予定が5月7日に変更されて、結局、キャンセルされて放送されなかった、と。 
 それを、映像でも撮影していたのか知ら? それとも、別の企画だったのか?? 
 どちらにしても、ビデオが残っているのなら、演奏の全部を見られる様にして欲しいものだ。  


 ああ、そう、やっぱり、フランスでは、ムゥルディングと言うんだ。
posted by ノエルかえる at 03:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月01日

9月

 8月にリリースされた XTC のレコードは: 
9月にリリースのもの: ノエルかえる不恵留 

 そして、9月にあったことを、Fujimoto『クロノロジー』から拾うと: 

78年、 
『 Go 2 』レコーディング中。
79年、 
『 Drums and Wires 』UK ツアー中。 
80年、 
『 Black Sea 』オーストラリア/ニュージーランド・ツアー中。 
81年、 
Tudor Stadio で、『 English Settlement 』のリハーサル中。 
82年、 
「 Wonderland 」「 Beating of Hearts 」のレコーディング中。
The Mechanics Institute で、『 Mummer 』のリハーサル中。 
83年、 
アンディ・パートリッッジ、クレセント・スタジオで映画『 Ocean's Daughter 』の音楽を製作中。 

88年、 
『 Oranges and Lemons 』、レコーディング中。 

92年、 
アンディ・パートリッッジ、家族で来日。 
コリン・ムールディング、ロサンゼルスで、Sam Phillips の『 Martinis and Bikinis 』のセッションに参加。 

94年、 
コリン・ムールディング、L' Affaire Louis Trio のアルバム『 L'Homme Aux Mile Vies 』のセッションに参加。 

98年、 
『 Apple Venus 』、9月3日、レコーディング終了。
posted by ノエルかえる at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする