2016年05月31日

川口賢哉『雨露』

 ちゃぷちゃぷレコード、新譜。

 川口賢哉『雨露』
地無し尺八、無伴奏ソロ・アルバム 
Chap Chap Records5/25更新 - chapchap-music ページ! 

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2016年05月30日

The Bartered Bride

 きょう、5月30日は、スメタナのオペラ『売られた花嫁』が初演された日。1866年5月30日、仮劇場 Prozatimní divadlo で初演。

売られた花嫁 - Wikipedia 

それで、ベニー・グッドマン Benny Goodman の誕生日。1909年生まれ、1986年6月13日没。
Benny Goodman - Wikipedia, the free encyclopedia
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2016年05月29日

The Beatles 「 Rocky Raccoon 」訳

 ええと、「マックスウェルズ・シルバー・ハンマー」の訳は難しくて捗らないので、「ロッキー・ラクーン」を。 
 ポール・ビートルの歌。 

 この歌、舞台に設定されているのが、ダコタのブラック・ヒルで、主人公には、Raccoon アライグマと言う名前が付けられているのだけれど。ブラック・ヒルは先住民族スー族が神聖な土地として崇めていて、それをアメリカ政府も保証していたのに、金鉱が見つかると武力で略奪した土地で、アライグマは、スー族が神の宿る動物とみなしていた動物。そうすると、ポール・ビートルは、この歌に、そうした歴史を含意させたのではないだろうか。
 それから、もう一人の主人公は、名前が三つある。Magill とLil と、Nancy。これが、ひとつは主人公にとっての名前、ひとつが自分自身の名前、ひとつが一般の人にとっての名前、と言う構造も興味深いのだけれど。これがマルガリータとアナスタシア、という復活を暗示する聖女の名前であり、Lily 百合は、キリストの復活を指す言葉で、歌詞の中の言葉、revival に関わる様に設定されているのにも、注目しないといけない。
 仇役のダニエルは、『ダニエル書』のダニエルだろうけど、それが、この歌とどう噛み合うかは、分からないのだけれど。

元にしたのは、ビートルズのホームページの「 Songs 」:
Rocky Raccoon | The Beatles 
Alan W. Pollack's Notes on "Rocky Raccoon" 
Rocky Raccoon | The Beatles Bible  

Black Hills - Wikipedia, the free encyclopedia




話そう。名前は明かさないが、ダコタのブラック・マウンティン・ヒルの何処か、
若いあらいぐまロッキーが住んでいた。
ある日、ロッキーの妻が他の男と駆け落ちた。
ロッキーの眉間を打つ出来事だった。思いもしないことだった。
言った。「あの男をとらまえる。」
その後のある日、ロッキーはかちで町へと降りた。
鄙びた宿に部屋を取った。
ロッキーがしたことと言えば、ギデオン・バイブルに気が付いた、と言うだけ。
銃を用意して来ていた。
ロッキーは、仇の足を両方とも打ち砕くつもりだった。
あの男が自分の夢の数々を砕いた、とロッキーは思っていた。
自分にとって最高の女を盗んだのだから。
女の名前はマギル、自分ではリルと名乗っていたが、
誰もがその女はナンシーだと承知していた。
折しも、女と情夫、男はダンと名乗っていた、その二人は、
隣りの部屋で「踊り場」を演じていた。
ロッキーは蹴り入った。にっと歯を出した。
言った。「ダニー坊や、「見せ場」だ。」
だが、ダニエルは強者だった、素早く抜くと放った。
すると、ロッキーは隅に崩れ落ちた。
折しも、医者が来た、酒の匂いを放っていた、
よろよろと進み、卓に凭れ掛かった。
言った。「ロッキー、かたきに会ったか、」
ロッキーは言った。「せんせい、ただの「かすり」だ。」
「治る、治るさ。せんせい、おれはすぐに治るさ。」
そうして、あらいぐまロッキーは自分の部屋へ引き取った。
部屋には、ギデオン・バイブルだけがあった。
ギデオンは立ち去ったのだ。そして、バイブルを置いて行った。
恩恵でロッキーの蘇生を助けようとしたのに相違ない。
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2016年05月28日

The Beatles「 Maxwell's silver hammer 」のこと 9.2

 ふたたび、「ロッキー・ラクーン」のこと。

 もう一人の主人公、ヒロインは、名前が三つある。Magill と、Lil と、Nancy 。
これは、マルガリータとアナスタシアだろう。Lil は、百合なのか? 
 聖マルガリータは、ドラゴンに飲み込まれたけれど、手にしていた十字架でドラゴンの体内から出ることが出来て、復活したという。
 アナスタシアは、元のギリシャ語では、復活の意味。4世紀の聖人に致命者大アナスタシア。
 百合も、キリストの復活を指しているし。 

 こんな名前を与えられているのは、一つには、アメリカと言う土地なのだろうけれど、もう一つには、復活を遂げる筈の受難者と言うイメージがあるのではないだろうか?  

 ストーリーそのものは、ガーシュインのオペラ『ポギーとベス』も連想させるけれど。 

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The Beatles「 Maxwell's silver hammer 」のこと 9.1

 ええと、「マックスウェルズ・シルバー・ハンマー」のことでなくて、「ロッキー・ラクーン」のこと。ちょっと思ったのだけど。 
 マッカートニーの証言などでは、その様なことは言われてないのだけれど。 

 この歌に歌われているのは、ダコタにあるブラック・ヒルで、主人公の名前が、ロッキー・ラクーン。ラクーンはあらいぐま。 
 ブラック・ヒルは、アメリカの先住民族スー族が神聖な山として拝めていた場所で、アメリカ政府はそこはスー族の土地であると条約で認めていたのに、金鉱が見つかると武力で制圧し、不法に取得した土地で、一方、あらいぐまは、スー族が超自然的な力が宿っていると考えて神聖視していた動物。 
 それを頭に入れて、この歌を読むと、この歌、白人がスー族の神聖な土地を強奪したことを歌っている様にも思える。
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The Beatles「 Maxwell's silver hammer 」のこと 9

 さて、それで。この歌は、ナーシー・ライムを思わせる単純過去だけの語法なのだけれど。( お話時制。) それでも、例えば、マザー・グースだったら、直接的な動詞、それも他動詞があると思うのだけれど。この歌にはないのが、不思議。 
 それで、ポール・ビートルの歌で、他に、事件性のあるものと言えば、「ロッキー・ラクーン」が思い浮かぶ。なので、それと比較してみる。
 「ロッキー・ラクーン」はバラッドなのだけれど、バラッド的な装飾性はない。この歌も単純過去だけだ。でも、ナーシー・ライムと言う印象ではない。これは、たぶん、聖書スタイルの文章なのだろう。そして、「ロッキー・ラクーン」では、shoot と言う、直接的な動詞が使ってある。 
 それから、時間性。多くの人は、「マックスウェルズ・シルバー・ハンマー」の三つのヴァースを順次的に読んでいる様。でも、私には、三つのヴァースが一つずつ継起して起こっている事象の様には思えないのだ。それで、時間性についても、「マックスウェル」と「ラクーン」を比較してみる。
 「マックスウェル」で使われている接続詞(等)は、but as とwhen、but when だけで、これだと、事象は継起して起こっているのではなくて、同時に起こっている様に思える。一方の「ラクーン」では、基本的には、one day だけなのだけど、でも、and one day、so one day、と順次に変化していて、その後に、now と言う語が使ってある。これだと、起こっている事件を経過を追って叙述してあると思える。 

 それで、やっぱり、「マックスウェルズ・シルバー・ハンマー」の叙述方法は、特異なのだ。事件が順次に展開して行く物語り、というのとは、何か感触が違っている。イメージの創出システムが、例えば「ラクーン」とはまるで違っているのだ。
 、、、と、私は感じるのだけれど、、、 

 そうだった、ポール・ビートルの歌では、私は、「エリナ・リグビー」の方に、殺人事件を感じていたのだ。
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2016年05月27日

フォークロア とうちゃこ

 Big Big Train の新しいアルバム『 Folklore 』、もう届いた。驚いた。嬉しい。 
きょうは、ちょっと、聴けないけれど。
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フォークロア

 5月27日( と言っても日本時間 )、Big Big Train の『 Folklore 』の発売日になった。でも、まだ、発送のメールも来てない。来月半ばくらいになるだろうか、楽しみ。『 STONE AND STEEL 』は7月4日予定だけど、それも。
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2016年05月26日

そうかあ

 昭和天皇は、1901年4月生まれで、崩御が1989年1月だから、87歳と8ヶ月と何日か。
 今上天皇は、1933年12月生まれだから、2020年8月には、87歳と8ヶ月か9ヶ月。 

 そうかあ、 

 2012年のロンドン・オリンピックの時、エリザベス女王は、86歳と4ヶ月。90歳の今でもお元気。
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2016年05月24日

きょうは何の日:What hath God wrought

 1844年5月24日、サミュエル・モースの発明した装置で、電信実験が行われた。ワシントンとメリーランド州ボルチモアの間で。通信された言葉が、「 What hath God wrought  神のなせる業」。 

 XTC の歌だと、「 Radios in Motion 」。
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2016年05月23日

ロバート・モーグ

 きょうは、ロバート・モーグ博士の誕生日。1934年5月23日生まれ、2005年8月21日没。享年71。 

Robert Moog - Wikipedia, the free encyclopedia 

Moog Music Inc 

先日亡くなった冨田勲さんは、1932年4月22日生まれ。冨田さんの方が少し年上だったんだ。
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2016年05月22日

The Beatles「 Maxwell's silver hammer 」のこと 8 『 Up Against It 』

 さて、ビートルズ近辺で起こった殺人事件があるので、それも備忘。 

 ( ただ、事件と「マックスウェル・シルバー・ハンマー」の歌詞の書かれた時期との関係を確認するのは、私には出来ないのだけれど。 ) 
 「マックスウェル・シルバー・ハンマー」が最初に録音されたのは、1969年1月の「ゲットバック・セッション」でのこと。クリスティーズのオークションに、マッカートニー手書きの原稿が出品されていたことがあるけれど、それは、アップル社専用の用紙に書かれていたので、会社が設立された1968年以降に最終稿に近いものになっただろうとは思われる。( ノートの段階は分からない。 ) The Beatles/Paul McCartney | Christie's 

 さて、事件と言うのは、この記事の題名に書いた「The Beatles「 Maxwell's silver hammer 」のこと 8 『 Up Against It 』」の中の『 Up Against It 』に関わること。 
 これは、ビートルズの映画に企画されたのだと思うけれど、その為にビートルズのマネージャー、ブライアン・エプスタインに提出されて、実現されないまま、脚本家に返却された脚本の題名。 
 それを書いた脚本家は、Joe Orton ジョー・オートン。1933年レスター生まれの人。
 そして、返却された脚本は、元々ビートルズの四人を主人公にしていたものだったけれど、それを三人の主人公に変更して、他のプロデューサー Oscar Lewenstein オスカー・レヴェンスティンに提出する予定だったと言うこと。レヴェンスティンは、ミック・ジャガーを主演に考えていたそう。 
 ところが、オートンがレヴィンスティンに会う予定だった前夜、恋人であった男性俳優 Kenneth Halliwell ケネス・ハリウェル にハンマーで撲殺された。ハリウェルは、オートン殺害後、その場で、服毒自殺。殺害動機は、ハリウェルに新しい( 男の ) 恋人が出来たので、別れ話で揉めたらしいと言うこと。 
 事件があったのは、1967年8月9日。 

 そうして、ビートルズのマネージャー、ブライアン・エプスタインも同性愛者だったけれど、亡くなったのが、1967年8月27日。 

 それから、脚本『 Up Against It 』は、オートンがそれ1957年に書いていた小説『 The Silver Bucket 銀の 桶』を発展改作したものだと言うこと。 

 序でに、『 Up Against It 』は、結局、映画にはならなかったけれど、後年、ニューヨークのオフブロードウェイで、ミュージカルにされて上演されたそう。1989年のことで、その時に音楽を担当したのは、トッド・ラングレンだと言うこと。ラングレンは、1997年にこれをアルバムとしてリリースしている。Up Against It! (Todd Rundgren album) - Wikipedia, the free encyclopedia

 ジョー・オートンは、34歳で亡くなったので、作品も多くはないのだけれど、今でも、日本でも上演されている様。『 Loot 』と言う作品が『薔薇と棺桶』と言う題で上演されている。  

Up Against It - Wikipedia, the free encyclopedia  

『 Up Against It 』は、何をすることもない友人同士の二人の若者、一人は女たらし、ひとりは夢見るドン・キホーテ型少年が、これはジョンとポールだろう、女たらしが司祭様の姪に手を出したために、二人とも町を追い出されて放浪する間に、無政府主義者の青年に会って、これがジョージかな? 、、、と言う物語りらしい。ジョージとリンゴの役が一人に変えられているので。 
 面白いかも。  
 この映画、XTC ではどうだったか知ら。女たらしはアンディで、純真なドン・キホーテ型少年はコリンだけど、アナーキストはデイブさんでは? バリーだといいけど。

 でも、この戯曲に関係して、三人の人が亡くなっているので、オートンは殺害。ハリウェルは自殺。エプスタインは病死だけれど。オートンは34歳、エプスタインも32歳、ハリウェルだって41歳と若くて。 
 「マックスウェルズ・シルバー・ハンマー」とこの三人の死が関係あるのかどうかは分からない。
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『 Wasp Star 』記念日

 2000年5月22日、XTC は、最後のアルバム『 Wasp Star 』を自身のレーベル Idea Records からリリース。 

Chalkhills: XTC: Wasp Star (Apple Venus Volume 2) 

 その前日、2000年5月21日に、ロマンス小説作家のバーバラ・カートランド Barbara Cartland ( 享年98 )。 
 その前、5月14日に、Keizō Obuchi が亡くなっている( 享年62 )。
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2016年05月21日

ブレグヴァドさんのドラマ

 パートリッジのTwitterに依れば、ブレグさんのラジオドラマ、6月になった様。6月11日予定。
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Iestyn Davies

 ちょっとメモ、 

 Iestyn Davies イエスティン・デイヴィス。イギリスのカウンターテナー。1979年9月、ヨーク生まれ。 

Iestyn Davies - Wikipedia, the free encyclopedia 
Iestyn Davies

ジョン・ダウランドの作品のアルバム: 
The Art of Melancholy by Iestyn Davies & Thomas Dunford on iTunes  


 コリン・モールディングが、彼のために曲を書かないかなあ。レコーディングは、ギターをデイブ・グレゴリーが弾いて。ダウランド風の歌曲。ノエル・カワード風でも。
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The Beatles「 Maxwell's silver hammer 」のこと 7

 さて、第三ヴァース。ここが問題なのだ。 
 第一ヴァース、第二ヴァースは、その様に読もうとすれば、勉強で忙しいジョアンがマックスウェルに映画に誘われて出掛けようとすると。片や、マックスウェルは医学部の授業中に失敗して教官から居残る様に言われたのをこっそり抜け出そうとして。と、対称的に読める。そして、そこに、マックスウェルの銀のハンマーのコーラスが付くのだけれど。 
 第三ヴァースは、違う。まず、登場人物が、突然に増えるのだ。まず警官。叙述される警官は、「汚い奴を捕まえた」と言う番号31の警官ひとりだけれど、「我々は」と言うのだから、31人の警官がいるのだろうと考えられる。( 映画『ヘルプ!』では、ハバマで警視が警官を観閲する時に、4、5人しかいない警官が自分の番が終わるとうしろに回って列の最後尾について、無数の警官がいる様にしていたけれど、、、 ) それから、ローズとヴァレリー。たぶん二人の女性。それから、判事。こんなに、多人数なのは、マッカートニーの他の歌にもないのでは? 「エリナ・リグビー」も、エリナ・リグビーとマッケンジー神父だけ。「オブラディ・オブラダ」も、ダズモンドとモリーだけ。マッカートニーの歌は、男女一人ずつ二人のものが一般だ。 
 それに、人物の登場が突然なのだ。そして、その関係が、全く明示されてないのだ。 
 前にも書いたけれど、この歌の特徴は、各文がまるで無関係の様にバラバラと言うこと。「31人の警官がダーディー・ワンを捕まえた。」と「マックスウェルは一人で立っている。」と「テスティモニアル・ピクチャーを書いている。」と「ローズとヴァレリーがギャラリーから叫ぶ。( 彼を自由に )」と「判事は同意しない。」は、それぞれ別の文で、関連がないのだ。 
 警官たちが捕まえたワンが、マックスウェルなのかどうかは明確ではないし。ローズとヴァレリーは何処から現れたのかも分からないし、その他の人物とどう言う関係なのかも分からない。彼女たちが叫んでいる、「 he 」がマックスウェルなのかどうかも分からない。判事は何に同意しないのかも明らかではない。それから、私が元にしているのは、The Beatles の公式なホームページの歌詞なのだけれど、Maxwell stands alone. と、ここにピリオドが打ってある。( 間違いかも知れない ) でも、これを正しいとして、文が一度終わっておるとすれば、テスティモニアル・ピクチャーを書いているのは、マックスウェルだとは、確実には言えなくなる。警官たちかも知れない。( と言うか、ヴァースは一つのメロディが二回繰り返すのだけれど、その一回目は、Maxwell stands alone. までなのだ。その構成は、各ヴァース同じだけれど。マックスウェルではないと言うのは、ちょっと、無理なこじつけかと自分でも思うけど。 ) 

 と、このような文章に対しては、どのように考えるものだろう。
 まず、思い付く方法は、これはただ韻辞典から韻を踏む語を抜き出して並べただけで、意味はない、とすること。実は意味はないのだけれど、言葉だから意味がある様に思えて、それが何かもどかしくて、そのもどかしさを楽しむ、と言うことだけれど。その場合、この歌のヴァースを貫くのは、picture と言う語で、そこに何かイメージに辿り着く鍵があるのかも。 
 それから、別の方法は、文は短くて意味を十分に伝えてないけれど、背景にちゃんとストーリーがあるので、それを読み取ろう、とする方法。一番簡単なのは、各文が時間軸で並べられていると考えること。それをごく一般的な事象になぞらえること。そうすると、マックスウェルが殺人をして、警官に捕まって、裁判になっていて、マックスウェルの友人が無実を訴えて、判事が違うと思っている、と勝手に読めるのだけれど。 

 繰り返しになるけれど、第一、第二ヴァースだけだと、デートに出ようとしていたマックスウェルとジョアンに、突然、銀のハンマーが落ちて来て、死んじゃった、と言う歌に思えるのだけれど。この第三ヴァースがあるので、まるで変わってしまうのだ。 

 そう、不明確なのは、マックスウェルが50回書く、「 I must not be so 」も補語がないので、何なのか分からない。 
 Rose と Valerie も、当時のイギリス人だと、何かピンと来るものがあるのだろうか? Valerie 、パラリンピックの選手にこの名前の女性がいる。1964年東京パラリンピックで、水泳競技で金メダルを取った人。( イギリス人 ) Valerie Robertson、東京パラリンピックの時は、まだ独身で、Valerie Forder。  


 書き忘れたけど、第三ヴァース、court の場面かも知れない。でも、何の裁判かは分からない。殺人とは、一言も書いてない。何かの不正かも知れない。マックスウェルが被告なのかどうかも分からない。マックスウェルは、一人で立っているけれど、被告席なのかどうかは分からない。それ以前に、立っていたのがいつなのかも分からない。court の中なのか、警官に逮捕された時、一人で立っていたのか。
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2016年05月17日

The Beatles「 Maxwell's silver hammer 」のこと 6

 さて、それで、コーラス部分について。第一コーラスについては、すんなりと読める。ところが、第二コーラスは、よく分からない。「 He creeps up from behind. 」の意味が取り難いから。そして、第三コーラスも、一見すぐに分かる様な気がする。それだから、三つのコーラスは、それぞれ別の事象を叙述しているかの様に思ってしまうのだけれど。 
 でも、コーラスとは、どういうものか、基本に立って考えてみる。コーラスとは、まず、歌の中で強調される部分( 感情の高揚 ) であって、同じ詞を繰り返すものだ。それから、強調される部分であると言うのだから、そこで叙述されるのは、歌の主人公たちであるということ。 
 つまり、1「 But as she's getting ready to go, / A knock comes on the door. 」2「 But when she turns her back on the boy, / He creeps up from behind. 」3「 But as the words are leaving his lips, / A noise comes from behind. 」 は、同じ様な意味、あるいは、状況を叙述している筈だし、それは、この歌の主人公、マックスウェルとジョアンについて「歌い上げられて」いる筈だ。 
 この歌のコーラス部分は、何かをしようとしたその時に、背後で音がして、「銀の鎚」が現れる、と歌っている筈。
 そうして、第二コーラスをもう一度見てみる。「 when she turns her back on the boy 」、これは、何かをしようとしているのではない。行為は終わって、状態は出来上がっている。背中を向けている状態は出来上がっているのだ。だから、しようとしているのは、次の「 He creeps up from behind 」だろう。そして、この文の意味が取り難い。この文章には、対格がないのだ。対格がない文を、普通に考えれば、その文の動詞は自動詞ということになるだろう。でも、省いているだけかも知れない。そこが分かり辛いのだけれど。でも、コーラスは同じ様な状況を叙述していると言うことを考えれば、第一コーラスの「 ready to go 」第三コーラスの「 are leaving his lips 」と「 creeps up 」は似た様な意味の筈だから、「こっそり抜け出す」の意味だと思う。 
 そうして、( 今までのは、ヴァースからコーラスへの移行部分だったし ) 第二コーラスの「 she was dead 」の she は、誰なのかを、もう一度、考えてみないと。コーラス部分は、歌の主人公たちを歌い上げている筈なのだから。死んでいるのは誰なのか? 名前も付けられていない、teacher なの? それは変なのではないだろうか?? コーラスなのだから、死んでいるのは主人公の筈。ジョアンなのだ。それは、第三コーラスでも同じで、「 he was dead 」の he は、名前も付けられていない judge や P.C.31 ではない筈。死んでいるのは、マックスウェルなのだ。 

 それで、この歌をコーラス部分だけから要約すると、マックスウェルとジョアンはこっそり抜け出して出掛けようとしていたのだけど、その時、突然、銀のハンマーが現れて、見ると、二人は死んでいました、と言うものなのだ。さあこれから楽しみなことが始まると思っていた矢先に、何の脈絡もなく、不幸が落ちて来る、と言う歌なのだ。  



 でも、コーラスは同じ文で、代名詞だけ変えると言うのもあるわけだし、、、 
Maxwell's silver hammer made sure that ( ) was dead. のt ( ) だけ毎回変えているのかも、、、
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Pet Sounds

 きのう、5月16日は、『 Pet Sounds 』記念日だった。1966年5月16日にリリースされた。50周年だ。 

 で、私は、昨晩は、冨田勲の『源氏物語幻想絵巻』なんかを掛けていた、、、 
 アンディ・パートリッジは、モリー・ドレイクを聴いたりキャプテン・ビーフハートの『 LICK MY DECALS OFF BABY 』を聴いたりしていたみたい。
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2016年05月16日

Love Wave

 Veda Hille さんの新しいアルバム『 Love Wave 』。もう、APE house からはリリースされないのですが。デビッド・ボウイの「 Teenage Wildlife 」、ブライアン・イーノの「 By This River 」も入っています。 

Love Waves (CD) | Veda Hille
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2016年05月15日

ハーン「夏の日の夢」から

 朝起きて、ビル・エヴァンス『 Some Other Time 』を聴いて、今、XTC『 Skylarking 』を聴いてる。

 それで、ラフカディオ・ハーンの「夏の日の夢」から、文章を引いてみる: 
( 青空文庫から。林田清明さん翻訳 ) 

 私の魂が小さな虫となって、青い夢の中に飛び立っていった。―― 太陽と海の間―― 一四〇〇年の夏の光る幻影を通って、住之江の浜にブーンと戻ってきた。私は自分の下で船底がかすかに揺れ動くのを感じた。そこは雄略帝の御世であった。すると、乙姫様が、鈴のような声で言った。「さあ、父の宮殿へいっしょに参りましょう―― そこはいつも青いのですよ。」「イツモ青イノハ、何故デスカ?」と私は訊ねた。「私が雲の全部を箱の中に閉じこめているからですよ。」「デモ、ワタシ、家ニ帰リマスノ必要アリマス。」と、私はきっぱりと答える。「ならば、車屋に七五銭だけお払い下さいまし。」 

 再び、浦島のことを考えた。乙姫様が宮殿の中で、美しく着飾って、あてどなく、帰りを待ちわびている―― そこへ「雲」が戻ってきて、無慈悲にも起こったことを話した―― そして、長い正装した服を着た海の生き物たちは、愛らしいものの不器用であるが、乙姫様をしきりと慰めようとしている。しかし、本当の物語では、これらのことはどれもなかった。人びとが同情するのは浦島の方であるようだ。そこで、私はつぎのように、自分なりに考えてみた。
 浦島を哀れむのは、全体、正しいと言えるのか? もちろん、浦島は神によって惑わせられている。神によって惑わせられていない者はいるか? 惑いのない「人生」なぞあるのだろうか? 浦島は惑わせられたが、神の目的を疑って、ついに箱を開けた。それから、何のトラブルもなしに往生した。人々は彼のために浦島明神なる神社まで建立している。なぜ、そんなに浦島に同情するのか?
 西洋では、まったく異なって取り扱われる。西洋の神々に従わなかったあかつきには、私たちは生かされ続けて、後悔の極みからその外延に至るまで、さらにどん底までを完璧に思い知らされることになる。私たちは、まさしく最も良い時期に全く満足がいくように、死ぬことを許されてはいないのだ。いわんや、死後に自分自身の権利として、小さな神になることも認められていない。浦島が現身神たちとかなり長く生きた後、どうして浦島が行った愚行に同情できるのか?
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AMM

 アンディ・パートリッジは、( イギリス時間 ) 14日付けのTwitter 上でのコメントで、1970年代の早い頃に、スウィンドンの Wyvern theatre に於いて AMM が公演をした時に、彼らに頼んで、ステージの休憩時間にドラマーの Eddie Prévost とサクソホーンの Lou Gare と一緒に演奏したことがある、と書いている。 
 とても興味深い。録音されたテープはたぶん残っていないだろうけれど。 

 AMM はトリオで、上記の二人の他に、ギターの Keith Rowe がいた。70年代には、Keith Rowe はグループを離れていた、と。 
 これを考えてみても、アンディ・パートリッジが、ロックンロール・サーキットに侵入したのは、至極残念だ。そのまま、ジャズ・ピッチに立っていて貰いたかった。そうすれば、ジョン・ゾーンやブランドン・ロスの様な位置に居たかも知れないのに。 

 あ、AMM は、イギリスの前衛ジャズのグループ。ポール・マッカートニーも、60年代に彼らに興味を持って聴きに来ていた、と言うこと。 


AMM : European Free Improvisation home 
AMM (group) - Wikipedia, the free encyclopedia 


と言うわけで、モンスタランスの新作を創らないかしら、、、
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アコースティック『オレンジズアンドレモンズ』ラジオ・ステーション・ツアー

 1989年5月15日、XTC は、北米で、アコースティック『オレンジズアンドレモンズ』ラジオ・ステーション・ツアーを開始する。最初は、ボストンのWBCN-FM 。
WBCN (FM) - Wikipedia, the free encyclopedia 

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2016年05月14日

The Blue Boy

 きょう、5月14日は、イギリスの画家、トマス・ゲインバラ Thomas Gainsborough の誕生日。1727年5月14日サドベリー生まれ、 1788年8月2日没。 
 代表作が『 The Blue Boy 』。貴金属を扱う豪商の息子ジョナサン・バトル Jonathan Buttall の肖像画。今は、カリフォルニアのハンティントン・ライブラリーに所蔵されていると言うこと。
 この肖像画は、トマス・ゲインバラが敬愛するフランドルの画家アンソニー・ヴァン・ダイク Anthony van Dyck のイングランド王チャールズ二世の少年の時の肖像画を意識したものかも知れないのだそう。 その絵では、チャールズ二世は赤い服を来ている。 

The Blue Boy - Wikipedia, the free encyclopedia 

300px-Thomas_Gainsborough_-_The_Blue_Boy_(The_Huntington_Library,_San_Marino_L._A.).jpg 

Anthony van Dyck - Five Eldest Children of Charles I - Google Art Project - The Blue Boy - Wikipedia, the free encyclopedia 



 『 The Blue Boy 』、私には『 Skylarking 』を思わせる。
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「 No Thugs in our House 」記念日

 1982年5月14日、XTC は、シングル「 No Thugs in our House 」をリリース。 

Chalkhills: Reel by Real: XTC: "No Thugs In Our House" 


 この日、アメリカのブラニフ航空 Braniff International Airways が破産し、すべての運行を停止。 

 この後、5月28日、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世がイギリスを訪問。在位中の教皇としては、初めてのイギリス訪問だった。そして、イングランド国教会と450年を経て和解。 
Pope John Paul II's visit to the United Kingdom - Wikipedia, the free encyclopedia
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2016年05月13日

The Beatles「 Maxwell's silver hammer 」のこと 5

 さて、歌詞の内容が不分明なのは、とても短い文の組み合わせであり、しかも、各文の関係が明示的に示されてないから。まるで、新聞か雑誌から、任意に短い文を切り抜いて、それを並べて、一つのまとまりにした、とでも言う様。だから、読み手は、その分の繋がりを自分の想像力で補って読み取ることになる。 
 つまり、この歌詞は、作者の意図した連なりとは全然別の連なりを読み手が持つ可能性を大きく孕んでいる。それも、作者の意図かも知れない。 
 そして、文章は、単純過去ばかりだ。それが、各文の繋がりの不明確さに拍車をかけているのかも。まるで、「お話」時制のようで、幼稚な童謡( マザーグース )の様に読み手に思わさせる。でも、どうなのだろう? この歌詞は、童謡か奇怪な寓話の類いなのだろうか? その様に捉えさせるのも、作者の意図なのかも。私には、この歌詞の語法は、もっと記号的なものを感じる。まるで、四則計算だけで記述される数式の様に思えるのだ。内容を見ると、設定されているキャラクターは、科学者、医師なのだ。それに合わせて、記号的な叙述にされているのではないだろうか? 情緒的な感情は排除されているのだ。 
 それで、各ヴァースから、使われている動詞を抜いてみる。
第一ヴァースでは、旋律一回目に、study。旋律二回目に、call。
第二ヴァースでは、旋律一回目に、play / wish。旋律二回目に、tell / wait。
第三ヴァースでは、旋律一回目にsay / stand - paint。旋律二回目に、scream / agree - tell 。
動詞であるけれど、どれも、空間上を移動する、あるいは、物質に作用するようなものではないような。空間的には静止していて、思考内の認識作用に関わる語である様な気がするけれど。これだと、動詞がストーリーの推進力にはなっていない様に思う。 
 そうして、三つのヴァースを通して共通の概念の言葉と言えば、第一ヴァースに pictures、第二旋律に scene、第三ヴァースに pictures ( 第一ヴァースと同じ語だけれど、示す内容は違う。 ) が使ってある。これは概念としては、「映画」に属する語。映画は、静止した写真を高速で連続して見せることで、動いている様に錯覚させるもの。それを考えると、この歌詞の、断片を併置してそれが連続して継起する事象の様に錯覚させる、という構成に似ている様に思う。
 でも、その構成は、コミックスとも同じだ。 
 Alan W. Pollak さんは、この歌詞では、擬音語が多用されていることに注目している。ビートルズの歌全体の中でも、擬音語の使用はそう多くないのだそう。でも、ビートルズのデビュー・アルバムの第一曲目のポール・ビートルの「 I saw her standing there 」では、マッカートニーは「 boom 」と言う擬音語を使っている。彼は、効果的に擬音語を使うのかも。それで、擬音語の多様と言うことでは、コミックスを思わせるのだ。 
 その擬音語だけれど、最初は、「 bang 」で、中に空洞のある物を叩く音で、次に「 clang 」と言う、緊密な( 金属 ) を叩く音だ。この空洞と緊密の対比も注意しないといけないところだと思う。 

 まあ、だから、この「 Maxwell's Silver Hammer 」と言う歌の歌詞の世界は、とても人為的で幾何的な世界なのだと思う。
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2016年05月12日

The Beatles「 Maxwell's silver hammer 」のこと 4

 歌の構成は、ヴァース/コーラス。 ヴァース/コーラス。ブリッジ。ヴァース/コーラス。だと思う。ブリッジ部分に歌詞は無い。 
 なので、歌詞としては、三つのヴァース、三つのコーラス、の構成。コーラスについては、第一と第二は同じもの。第三コーラスでは、「 she was dead. 」が「 he was dead 」に変わっている。 

 ヴァースも、第一ヴァースと第二ヴァースは、含まれている各語の関係は似ている。第二ヴァースが、第一ヴァースを少し変様している感じ。第三ヴァースは、第一第二とは異なった構成になっている。 
 ヴァースは、一つの旋律を二回繰り返す。第一ヴァースでは、一回目の旋律でジョアンのことが叙述され、二回目の旋律でマックスウェルのことが叙述される。第二ヴァースでは、一回目の旋律でマックスウェルと指導教官の二人が叙述されるけれど、マックスウェルが主体で、教官は従属する感じ。二回目の旋律では、教官がマックスウェルに対して行為を行い、マックスウェルはそれを受ける感じ。 
 そして、この第一ヴァースと第二ヴァースには同じコーラスが付けられている。ただ、ヴァースからコーラスへの移行部分は違う。 
 この構成を見て、観取されるのは、第一ヴァースの出来事と第二ヴァースの出来事は、平行しているということ。それで、私は、この二つの出来事は、継起して起こっているのではなく、時間的にもほぼ同時に起こっていることで、二つの出来事間には関係生もないように思う。非情によく似た事例が偶然にほぼ同時に起こっている、と、私は感じる。それで、起こっている出来事も、第一ヴァースと第二ヴァースは似ている筈だと推量する。つまり、二人の人物がいて、一人がもう一人に「何か言う」ことがヴァースで歌われて、移行部分では、一人が「居た」場所から「移動しようと」していて、コーラスで、「死んでいる」ことが確認される、と言う内容だ。
 つまり、第一ヴァース/コーラスでは、ジョアンがマックスウェルに電話で映画に誘われて、出掛けようとしていると、銀の槌が現れて、死んでいることが確認される。第二ヴァース/コーラスでは、マックスウェルが教官に残る様に言われて、こっそり抜け出そうとしていると、銀の槌が現れて、死んでいることが確認される。 
 なので、本当は、第二コーラスでは、「 he was dead 」の方が、ストーリーとしては、つじつまが合っている様に、私には感じられる。つまり、マックスウェルに誘われたジョアンは出掛けようとして、一方のマックスウェルは、誘っておいたのに事情が出来て出掛け難くなっていたので抜け出そうとして、と、ジョアンとマックスウェルは同じ状況下( デートに出掛けようとしている幸福な状態 )にあったのだけれど、ほぼ同時に、二人に不可解な災難が降り掛かる、と言うことではないかと。 

 そうして、その後に付け加えられる、第三ヴァース/コーラスは、登場人物も倍加して、警官にマックスウェル、ローズとヴァレリーに裁判官。一回目の旋律で、「言われる」ことも、片方が片方へではなく、一方的に言い放つ様態。なので、その言葉と二番目に登場する人物の行動に直接の関係はないように思える。と言うか、第三ヴァースでは、何が起こっているのか、不分明だ。 

 不分明と言うことについては、実は、この歌全体の叙述の仕方が、そうなのだ。この歌の特徴として、叙述が明示的でないことが、なによりも初めに感じられる。それは、アルフレッド・ジャリの『超男性』と共通だ。直接的な関連性のない断片的な出来事が併置されている。それで、読む者は、その出来事を継起する出来事と無意識に取ってしまう。それは、一つの仕掛け、罠なのだ。 

 と、歌詞の構成を見ていると、この歌は「連続殺人」ではない様に思える。
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『オレンジズアンドレモンズ』へ出発

 1989年5月12日、XTC は、アルバム『 Oranges and lemons 』製作のために、ロサンゼルスへ向けてスウィンドンを出発。 

 その後、5月15日、アメリカのソングライター、ジョニー・グリーン Johnny Green が亡くなった。享年80。「 Body and Soul 」の作曲者。
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2016年05月11日

Pisces, Aquarius, Capricorn & Jones Ltd.

 先日、作曲家の冨田勲さんが亡くなった。冨田さんは、ムーグ・シンセサイザーだけで製作したアルバム『月光』で、世界中に知られる様になったのだけど。 
 そのムーグ・シンセサイザーを最初に買った人たちの中に、モンキーズのミッキー・ドレンツもいて、アルバム『 Pisces, Aquarius, Capricorn & Jones Ltd. 』で使っている。ムーグ・シンセサイザーを使った最も早い例の一つらしい。「 Daily Nightly ( マイク・ネスミス作歌 ) 」「 Star Collector ( ジェリー・ゴフィン作詞、キャロル・キング作曲 ) 」の二曲。 
 それで、アンディ・パートリッジは、「 Great Fire 」の終部は、このアルバム『 Pisces, Aquarius, Capricorn & Jones Ltd. 』に収められている「 Pleasant Valley Sunday 」に倣ったと言っていたけれど。このアルバムの最後の歌「 Star Collector 」では、最後に、「バイ・バイ」と言っている。これについては、ベルナールさんの対談では触れていたなかったけれども、「 Great Fire 」が収められているアルバム『ママー』の、やはり最後の歌「 Funk Pop a Roll 」でも、同様に「バイ・バイ」と言うのは、実は、モンキーズのアルバムに倣ったのかも。
 『 Pisces, Aquarius, Capricorn & Jones Ltd. 』は、ビルボードの1位を記録したのだそうだけれど、、、
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2016年05月10日

まじっくあくと とうちゃこ

 Anton Barbeau 『 Magic Act 』、CD、到着。
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ビリー・シャーウッドさん、コリン・モールディングに会う。

 ビリー・シャーウッドさん、フェイスブックにコリン・モールディングに会った、とコメントを書いていた。( シャーウッドさんのフェイスブックは太平洋時間なのかなあ? この記事に関しては、投稿した場所のイギリス時間なのかなあ? ) 
 けれども、実際に、会うのは初めてなのだそう。これまでは、電話やインターネットだけだったのね、きっと。写真も投稿されている。
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2016年05月09日

パンチの誕生日

 17世紀の官僚サミュエル・ピープス Samuel Pepys は詳細な日記を付けていて、それが当時を知る貴重な資料になっていると言う事。日記は、1660年から1669年の間書かれていると言うこと。
 それで、1662年5月9日の日記に、後に『 Punch and Judy 』として広く知られることになる人形劇をコベントガーデンで見た事が書かれているそう。 
それで、イギリスでは、5月9日をパンチの誕生日に決めたと言うこと。 

Diary of Samuel Pepys/1662/May - Wikisource, the free online library

Up and to my office, and so to dinner at home, and then to several places to pay my debts, and then to Westminster to Dr. Castle, who discoursed with me about Privy Seal business, which I do not much mind, it being little worth, but by Watkins's−[clerk of the Privy Seal]−late sudden death we are like to lose money. Thence to Mr. de Cretz, and there saw some good pieces that he hath copyed of the King's pieces, some of Raphael and Michael Angelo; and I have borrowed an Elizabeth of his copying to hang up in my house, and sent it home by Will. Thence with Mr. Salisbury, who I met there, into Covent Garden to an alehouse, to see a picture that hangs there, which is offered for 20s., and I offered fourteen−but it is worth much more money−but did not buy it, I having no mind to break my oath. Thence to see an Italian puppet play that is within the rayles there, which is very pretty, the best that ever I saw, and great resort of gallants. So to the Temple and by water home, and so walk upon the leads, and in the dark there played upon my flageolette, it being a fine still evening, and so to supper and to bed. This day I paid Godfrey's debt of 40 and odd pounds. The Duke of York went last night to Portsmouth; so that I believe the Queen is near.  
( この文章は、現代語に訳してある。Transcribed from the shorthand manuscript in the Pepysian Library,と。Mynors Bright の訳。 )





Chalkhills: Reel by Real: XTC: "Punch and Judy"
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The Beatles「 Maxwell's silver hammer 」のこと 3

 使ってある語について、 

 もう最初の行、quizzical で戸惑う。どう言う意味で使っているのだろう。 
オックスフォードだと、indicating mild or amused puzzlement 。
コリンだと、questioning and mocking or supercilious 。
ウィキショナリーだと、Strange or eccentric 。
まるで違った意味なのだけど。 

それから、第二ヴァースの school と、Teacher 。
マックスウェルが医学生だとすると、school は医学部で、Teacher は、指導教官かと。
そして、plays the fool は、ここでは、「道化をする」は不適だと思う。
医学部の講義中( あるいは、実習中 )なのだから、「大失態を演じる」ではないだろうか。
それから、気になるのは、「 He creeps up from behind 」のところ。
creeps up on her ( teacher ) ならば、「忍び寄る」なのだろうけど。
これだけだと、「マックスウェルは教室の後ろからこっそり抜け出した。」とも読める。

それから、第二ヴァースの「 Writing fifty times "I must not be so." 」と第三ヴァースの「 Painting testimonial pictures 」。
これも、マックスウェルが医学生だとすれば、医薬品の効能の推薦文 ( 広告用の ) だと思う。 
このことは、歌全体のストーリーの構成とも関わるけれど、それは、また、別にメモしようと思う。
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2016年05月08日

冨田勲

 作曲家、シンセサイザー奏者の冨田勲さんの訃報。まだ、お元気で作品を創られているのかと思っていた。驚いた。
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The Beatles「 Maxwell's silver hammer 」のこと 2

 それから、リンダ・マッカートニーの証言。それは、 pataphysics と言う語に関わる事だけれど。彼女に依れば、1968年当時のポール・マッカートニーは、アヴァンギャルド演劇に関心があって、その中でも、アルフレッド・ジャリに注目していて、彼の書いたものを読んでいたそう。そして、ジャリの提唱したパタフィジックと言う語に熱中したということ。 ( 『Linda McCartney's sixties : portrait of an era』 ) 
Linda McCartney's sixties : portrait of an era. (書籍, 1992) [WorldCat.org]

 それで、この「 Maxwell's Silver Hammer 」を連想させるジャリの作品を探して見ると、医学生が登場すると言う点で、『超男性 Le Surmale 』が思い当たる。それで、『超男性』を参照してみる。 
 『超男性』は、身体が機械の様に活動を無限に出来る様になった、その為に感情は失っている、超人の悲劇。1901年の作品。まるで、プラトン対話編を思わせる宴席の会話から始まって、特急機関車と自転車で競争して超人を証明して、ヘラクレスの70人の処女を一連で女にしたと言う偉業を越えるために、パリの高級娼婦7人を雇い80回を越える性交を連続して見せるという計画をするが、超人に恋する少女が娼婦たちを監禁し自分が変わって超人の相手をし、80回以上の性交を繰り返した挙句絶命( したと超人は思った。 ) したため、超人は理性を失い、「私は彼女を愛している」と言って死んでしまう。というもの。 
 邦訳は、澁澤龍彦のものがある。 

 まずは、登場人物を並べてみる。
主人公は、アンドレ・マルクイユ。そして、エレン・エルソン。( エレンと言う名前の最後のシラブル、レンに感情が発生する意味「悲しい知らせ」が隠されているのだけれど。 ) André Marcueil。 Ellen Elson。
 この主人公ふたりの名前、あわせると、マルクイユ・エルソンになる。これは、Maxwell Edison ではないだろうか? 
 エレン・エルソンの父は、アメリカの科学者のウィリアム・エルソン。
 それから、エルソンの友人のアメリカの電器技師アーサー・ゴフ。( この二人は、歌詞には当たる人物はないけれど。 )
 連続性交を監視記録する医者パティピウス博士。( 「シルバー・ハンマー」の歌詞に、「 Writing fifty times "I must not be so." 」と言う行があるけれど、これは、パティピウス博士の行為に当たる。 )
 それから、名前はないけれど、郵便配達に間違えられそうな簡単な制服を着た憲兵。これは、番号31だけで名前のない警官かしら。( それから、数字50と31を足すと、81で、超人の性交の数に相当するのでは? ) 
 自転車競争の選手は5人( 五人乗り自転車 )。名前は全員に与えられているけれど。その中でここに備忘するのは、サミー・ホワイトと言う黒人。それに、直ぐに死んでしまうのだけれど、死んで腐敗しながら自転車を漕ぎ続ける、ジュウェイ・ジェイコブズ。それから、この五人乗りの自転車の後部にぶら下げられてバランスを取る、小人、ボブ・ランブル。( これも、「シルバー・ハンマー」には当たる人物はないけれど、「死」のイメージと、「振り子」のイメージがあるので。 )
 七人の高級娼婦は、アデール、ブランシュ、ユピュール、エルミュー、イレーヌ、モデスト、ヴィルジニー。この中に、Rose とValerie はいるかしら? ただ、彼女たちは、城の中の絵画陳列室から広間に張り出したレコード鑑賞室(?)に閉じ込められ、そこで助けを求めて叫ぶので、「 Maxwell's Silver Hammer 」の歌詞の「Screaming from the gallery / say he must go free.」に対応していると思う。
 「 Maxwell's Silver Hammer 」は、女性指導教官と裁判官の名前はないけれど、饗宴の対話には、ピュシス=ユピレピ・ド・サン・ジュリュー男爵夫人がいて、何となく名前から医学部の指導教官の様な気もする。それと、その夫のサン・ジュリー上院議員は、判事に当たるかしら。  


 それから、何より、「銀の鎚」を思わせるところを、 
訳は、澁澤龍彦。 

7章 「おお、うるわしの小夜鳴き鳥よ」 から 

 蓄音機は、一種の不気味な顫音、いつ終わるとも知れぬクルルルル……を繰り返した。 

 薔薇の花が残っているラッパは、二人の恋人同士をじろじろ見ている意地悪な一眼巨人[ キュクロペス ] のための大きな片眼鏡のようであり、あるいはまた、二人の愛の道中を邪魔する山賊のラッパ銃のようでもあり、あるいはまた、もっと悪い例だが、ごく当世風な老紳士のボタン穴のようであった。このボタン穴に飾られる花こそ、あらゆる血なまぐさい事件の貯蔵所なのであった。それがやがて「悲しい知らせ」となるのである。

もう一つ、
14章「愛の機械」から 

その頭の上には、奇妙な物が置かれていた。ぎざぎざのある一種のプラチナの王冠で、その鋸歯状の歯は下を向いていた。前とうしろには、まるで大きな平型のダイヤモンドがついているようだった。それというのも、王冠は二つの部分に分かれていて、それぞれの部分に赤い銅製の屈曲したベルトがついており、そのベルトにはさらに、顳顬の上で左右の接触を保証する、湿った海綿によって裏打ちされていたからである。二つの金属の半円は、ガラスの厚い板によって互いに絶縁され、その両端には額の上と後頭部の上で、粗玉のようにきらめいていた。側面の二枚の極板の撥条が顳顬に痛い思いをさせた時にも、マルクイユはまったく目をさまさなかったが、彼がインディアンの頭蓋骨と髪の毛とを夢に見たのは、この時である。   


 「その頭の上には、奇妙な物が置かれていた。」と言う部分は、そのまま、「 Maxwell's silver hammer came down upon her head 」に繋がる様に思う。  


 あ、「シルバー・ハンマー」の最初の登場人物は、ジョアンだけど。これは、ジャリなのかも。女性と男性で違うのだけれど。
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2016年05月07日

スウィンドンの朝

 きのうのスウィンドンの朝は、最低気温が7℃。お昼が22℃。暑いよ。夜明けが、5時半頃、日没が、20時半過ぎ。さあ、もう、『 Skylarking 』の季節だ。
posted by ノエルかえる at 11:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

The Beatles「 Maxwell's silver hammer 」のこと 1

 ポール・ビートルの「 Maxwell's silver hammer 」。 

 まずは、どう言う意図があったのか、ポール・マッカートニー自身の証言を。『 Many Years from Now 』から。 
Paul McCartney: Many Years from Now - Wikipedia, the free encyclopedia 

 マッカートニーは、1968年の10月に、この歌を書いたと言うこと。 

「 Maxwell's Silver Hammer was my analogy for when something goes wrong out of the blue, as it so often does, as I was beginning to find out at that time in my life. I wanted something symbolic of that, so to me it was some fictitious character called Maxwell with a silver hammer. I don't know why it was silver, it just sounded better than Maxwell's hammer. It was needed for scanning. We still use that expression even now when something unexpected happens. 」 

「 マックスウェルのシルバー・ハンマーは、当時の私の「比喩」だったのです。物事が、出し抜けに悪くなって行く時に、この言葉を使っていました。そう言うことは屢々起こるものだと、その頃、私は気が付き始めていたのです。私は、こうした事態を象徴する何かが必要だと思っていたのです。そうです、何か、架空の人物にそうした事態を表象させることが、私には必要だったのです。それが、銀のハンマーを持ったマックスウェルだったのです。何故、銀だったのか、私にも分かりません。ただ、マックスウェルのハンマーよりも、響きが好いように思えたのです。音律的に、silver が入ることが必要だったのです。今でも、私たち ( ポールとリンダ? ) は、思いも寄らない事があると、この表現を使うのです。」 

 歌詞を読んでも、感じた事だったけれど、この証言を読むと、この歌に歌われているのは、殺人ではない様な気がします。
 ちょうど、ギリシャ悲劇の「機械仕掛けの神 Deus ex machina 」のように、脈絡なく突然現れて、おしまいにしてしまうような。ギリシャ語だと、Από μηχανής θεός 。Maxwell と machina、Deus と silver は相対している様な気も。
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2016年05月06日

河床に咲く山査子

 全く関係はない筈だけど、「 Mayor of Simpleton 」と言う題名を見ていて、私は、may と letto と言う語を連想した。イギリスでは、may は山査子を指す。letto は、ラテン語 lectus 由来で、イタリア語だと寝床。もっと広く、苗床とか河床の意味も。 それで、フィンランド語だと、湿地。 
 寝床の山査子だと、『失われた時を求めて』を連想して、エロティックな感じも。独り寝の寝床の山査子。
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2016年05月05日

Hubert Mounier

 L'Affaire Louis' Trio ラフェール・ルイ・トリオのHubert Mounier ユベール・ムニエールさんが5月2日に亡くなったそう。1962年9月生まれだから、享年53。 
 コリン・モールディングが、ラフェール・ルイ・トリオの『 L'homme aux Milles vies 』(1995)に参加していたのだけど。
 もう一度、モールディングと仕事をしてくれればいいのにと思っていたのだけれど。


( フランスの XTC とか言われてた、、、 )
posted by ノエルかえる at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Ausklang

 ヘルムート・ラッヘンマンの近作二作を収めたCD『 Schreiben, Double 』はまだ買ってない。そしたら、『 Ausklang 』の新録音がSACDでリリースされる。細川俊夫のオペラ『大鴉』もまだ買ってない。 
 
 アンディ・パートリッジが書いたモンキーズの歌「 You Bring The Summer 」、YouTube で一度聞いた。たぶん、アンディ・パートリッジと言う名前でなければ5秒で消した。詰まらない。作品としては、モンキーズ50周年のご祝儀としてのものだから、これでいいのかどうか、私には判断が出来ない。私としては、『 Powers 』の次を創ったのだったら、嬉しいけれど。 
 ブレグヴァドさんのラジオドラマ、放送されたのかどうか、これからなのか、分からない。それで、『 Gonwards 』の後の作品を、パートリッジは創らないのだろうか。

 Anton Barbeau さんのCD、まだ届かない。 

 最近買ったのは、ビル・エヴァンスの48年を経て発見されたテープをレコード化したCD『 Some Other Time 』。しかも、貴重なスタジオ録音。 
Bill Evans - Some Other Time (Mini-Documentary) - YouTube 
 それで、これ、バーンスタインのミュージカル『 On the Town 』の中の歌だから。オリジナルキャストで録音されたCDもあるらしい。聴いてみたい。 

 それで、『 Some Other Time 』をプレイヤーにかけて、ぼうとしている。最近、音楽を聴かない様な。そういえば、クラウス・フーバーも聴かない。でも、近藤譲の『時の形』、CD化しないかなあ。それに、リチャード・ライトとデイブ・ハリスの Zee、再版しないかなあ。 
 あ、Big Big Train の『 Folklore 』、注文しないと。
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2016年05月04日

The Last XTC Show

 APE フォーラムでも、優れた分析、貴重な証言をされていた、Jeff Truzzi さんは、XTC の最後のコンサートを聴かれたそうで、「 XTC Back Porch 」にも、その証言が残っていたので、ここにも備忘しておこうと思う。
XTC Back Porch :: View topic - Last XTC Show: San Diego, 1982 


I can't recall who the warm-up act was (they are generally ignored here in Southern California anyway) but the theater (balcony and all) erupted in pandemonium when XTC took the stage. Everyone was on their feet throughout, with hands in the air half of the time.

I was EXTREMELY impressed at how faithful the group was to their recordings on all of the familiar songs from Black Sea and Drums & Wires. The English Settlement songs were amazing! I remember virtually perfect renditions of Runaway, Senses Working Overtime, Jason & The Argonauts, Snowman, Ball & Chain and No Thugs In Our House.

Melt The Guns was extended in the middle for Andy to chastise my fellow countrymen's predilection for firearms in a pointed but entertaining way. At that point a number of people jumped up onto the stage. As security slowly escorted them off, one of the interlopers handed Andy a copy of some anarchist newspaper that was being distributed in front of the theater (and subsequently littered the entire area.) He took it and opened it as if to briefly read it. Then he dropped it and resumed the song. The interaction with the stage crowd seemed natural, not stilted or ominous.

Andy's veins in his forehead and hand were bulging and quite noticeable, but he was in fine voice and delivered a flawless and (seemingly) inspired performance. Colin was solid both vocally and instrumentally, his distinctive moving bass lines filling the theater. Dave Gregory constantly shifted back and forth between guitar and keyboards, rounding out the group's sound and re-creating everything from the records. Terry Chambers was rock-solid, and played with both power and finesse. He didn't seem to have a problem with the more percussion oriented newer songs, and moved comfortably back into the heavier oldies like This Is Pop and Are You Receiving Me.

Andy didn't seem ill, but he definitely seemed hyper. I gather this was actually anxiety. He apparently was having issues with stage fright. I understand this was long-standing, and he actually had to be pushed out onto the stage that evening. But once out there, he seemed to OWN the stage! Andy was definitely the group's front man.

The concert was fabulous. I was as shocked as everyone to hear they cancelled Los Angeles the next day - due to "illness" - and soon after, the entire tour. My sadness about this, and the "downer" vibe of Murmur and The Big Express was eventually dispelled by the joys of the Dukes, Skylarking, Oranges & Lemons, etc. It worked for the Beatles. It worked for Steely* Dan. And, obviously, it worked even better for XTC.  


前座が誰だったかは覚えていません。( ここ、南カリフォルニアでは、誰であっても前座は無視されるのが常なのですから。 ) ともかく、 XTC がステージに上がった時には、劇場は( 一般席も階上席も全部が ) 興奮の坩堝と化していました。誰もが立ち上がっていたのです。それに、手は、ずっと頭上へ差し上げられていました。 

私がとりわけ印象深く覚えているのは、彼らが本当に忠実にレコードを再現しようとしていたことです。特に、耳に馴染みのある、『Drums and Wires』や『Black Sea』の歌はそうでした。そして、『English Settlement』の歌は、驚く程に善かったのです! 私は、「Runaway」「Sense Working Overtime」「Jason and The Argonauts」「Snowman」「Ball and Chain」「No Thugs in Our House」の歌の数々の完璧な演奏を手に取る様に思い出せます。 

「Melt the Guns」の中間部は、引き伸されていました。そこで、アンディは、我がアメリカの小火器への偏愛を、的確にそれでもエンターテイメントとして詰ったのです。その時ですが、数人のグループが、ステージに飛び上がりました。警備員が、やんわりと彼らを導いて降ろしました。侵入者の一人が、アンディにアナキストの新聞を一部手渡していました。劇場の外で配られていたものです( すぐにそこいら中に撒き散らされていましたけれど )。アンディはそれを開いて、さっと読んでいました。そうして、それを捨てて、歌の戻ったのです。ステージと聴衆の間の交感は、自然に思えました。堅苦しくも不穏でもありませんでした。 

アンディの額と手の甲には、静脈が浮き出ていて、それははっきりと目に付きました。けれども、声の状態は良くて、瑕疵もなく歌い切りました。( 見たところ)、彼は降霊を受けて演奏している様でした。コリンは、ヴォーカルも楽器演奏も堅実でした。彼の特徴的な動きの多いベースラインが劇場に鳴り響いていました。デイブ・グレゴリーは、絶えず、前へ行ったり後ろに退いたり、ギターとキーボードの間を行き来していました。彼は、バンドの音をふくらませて、レコードのまま、すべての音を再現していました。テリー・チェンバースは、盤石でした。力強さに於いても技量に於いても、上手く演奏していました。テリーは、新しい歌の数々に関しても、それはこれまでのものと違ってオリエント風味だったのですが、まるで問題はない様でした。そして、難なく、以前の重い曲、「This is Pop」や「Are you Receiving Me」に戻って行ったのです。 

アンディは、病気には見えませんでした。でも、明らかに、異様でした。今になって、あれが恐怖症だったのだと思っています。実際、彼は、ステージ恐怖症の問題を抱えていたのです。それが長期間に亘る問題だったことも、今は、私も分かっています。その夜も、アンディは、ステージに無理やり出されたのに違いありません。とは言っても、一度ステージに上がると、アンディは、ステージを自らのものにしている様でした。アンディがバンドのフロントマンであることは、擬い様のないことでした。 

コンサートは、素晴らしかったです。次の日のロサンゼルスのコンサートを XTC がキャンセルしたと聞いて、私は驚いたものです。それも、「病気」の為に。その後直ぐに、XTC は、ツアーを止めました。これが私を悲しくさせました。それに、『Mummer』と『The Big Express』の「沈んだ」感じ。けれども、実際には、それは、Dukes、『Skylarking』『Oranges』等々を聴いた喜びで吹き飛んで行ったのですけれど。それは、スティーリー・ダンでも同じです。ビートルズでもそうでした。
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2016年05月03日

アルテリ

 熊本の文芸誌『アルテリ』創刊。 

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2016年05月02日

The Furnaceman

 きのう、スウィンドン・ヴュー・ポイントを見ると、スウィンドン文学祭の一貫だと思うけれど、「Hammerman Night」で、アルフレッド・ウィリアムス Alfred Williams の詩「 The Furnaceman 」の朗読があったので。アルフレッド・ウィリアムスは、XTC が彼の著作から『 English Settlement 』と言う言葉を取ったのだけれど、同郷スウィンドンの作家。  


The Furnaceman - Colin Doubleday | Swindon Viewpoint 

www.alfredwilliams.org.uk - the official website of the Alfred Williams Heritage Society 


この詩、蒸気機関車の竃に火を焼べる人のことを描写しているので、 XTC の『 The Big Express 』にも、繋がるかも。
posted by ノエルかえる at 10:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする