2020年02月29日

XTCクロノロジー

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『 Mr. Partridge: Take Away / The Lure of Salvage 』記念日

 1980年2月29日、アンディ・パートリッジは、アルバム『 Take Away / The Lure of Salvage 』をリリース。今年は40周年。 
閏年、オリンピック・イヤー、1980年はモスクワ・オリンピックで、多くの国がボイコット。今年はトーキョーで、、、 
( 10回目の閏年、オリンピックは、ロサンゼルス、ソウル、バルセロナ、アトランタ、シドニー、アテネ、北京、ロンドン、リオデジャネイロの各都市で。 )

Chalkhills: Mr. Partridge: Take Away / The Lure of Salvage 

デヴィッド・バーンがブライアン・イーノと共作した『 My Life in the Bush of Ghosts 』は、1981年2月。 


坂本龍一の『 B-2 Unit 』は、1980年9月21日リリース。
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2020年02月27日

EXTC Plus Special Guests

 EXTC のライブのチケット、プラス・スペシャル・ゲストと書いてある。 
https://twitter.com/LimelightXTC/status/1232694803101605890
スペシャル・ゲストというのは? ピンク・フロイドだと、「コンフォタブリー・ナム」を歌うのに、例えば、デビッド・ボウイが出演したりしてたけど。
「がんばれナイジェル」を歌いにスティングが遣って来たりする???? 



と、思ったこと、
『 Contaminated Pop 』という題名のアルバムを出したバリー・アンドリュースは預言者か?
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『 Oranges & Lemons 』記念日

 1989年2月27日、 XTC は、『 Oranges & Lemons 』をリリース。今日は記念日。31年前。 
Chalkhills: XTC: Oranges & Lemons 

日本盤は、LPはなくて、CDで、ビクターからリリース。1989年2月21日。( なので、先行発売?)


 この日の出来事、ベネズエラの首都カルカスで大規模な暴動が発生( Caracazo )。軍隊が発砲し、多数の死傷者が出た。
「 Here Comes President Kill Again 」 
( XTC は、1981年4月29日と30日、カラカスでコンサートを行っているけれど、29日のコンサートでは、民衆と武装警官隊の間に挟まれて、非常に危険な思いをしている。 )



 この日亡くなった人、動物行動学者のコンラート・ローレンツ Konrad Lorenz 。享年85。 

 1989年のカーニバルは、2月5日か知ら? 告解火曜日 Shrove Tuesday は2月7日。  


 その頃、イギリスでは、ニュー・オーダーのアルバム『 Technique 』がヒットしていた。 

 Talking Heads は、前年の1988年にアルバム『 Naked 』を発表している。解散を公表はしていないけれど、これがバンドとして最後のアルバム。 
 Ramones は、ディー・ディー・ラモーンの在籍した最後のアルバム『 Brain Drain 』をリリース。 
 Shriekback は、前年の1988年に『 Go Bang! 』をリリース。 
 エルビス・コステロが、直前の1989年2月6日に、アルバム『 Spike 』をリリースしている。

 トム・ヴァーレインは、1990年に、アルバム『 The Wonder 』を発表している。

 オーネット・コールマンは、1988年にアルバム『 Virgin Beauty 』を発表している。  

 マドレデウスの『 Existir 』は、1990年。 

 姜泰煥の『 Korean Free Music 』も1989年。

 マーク=アンソニー・タネジ Mark-Anthony Turnage は、1989年には、ソング・サイクル『 Some Days 』と管弦楽曲『 Three Screaming Popes 三人の叫ぶ教皇 』を完成。

アンドルー・ロイド・ウェバーのミュージカルは、『 Aspects of Love 』。  

 1989年には、’87年に亡くなったモートン・フェルドマンの『 Triadic Memories 』が高橋アキの演奏で、コジマ・レコードからリリースされている。( 作曲は1981年。 )
 細川俊夫は、1987年に、オーケルトラ曲『遠景I』。’88年に『記憶の海へ ヒロシマ・シンフォニー』。
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2020年02月26日

バーンハート、パートリッジ対談「 All You Pretty Girls 」6

バーンハート、パートリッジ対談「 All You Pretty Girls 」5   





バーンハート「私は今までずっと、ピートさんがドラムスティックでドラムのリムかテーブルか何かそうの様なものを叩いているのだと思っていました。」
パートリッジ「全然違いましたね。あれはリン・ドラムなのです。「 bless you 」に倣った、二音だけのパターンですね。B♭からGか何かへ移行するのですね。 
 聴き手の皆さんは、『 Big Express 』の全部がリン・ドラムだと考えておられる様です。それは違うのです。リン・ドラムはほんの僅かなのです。でも、貴方もご存知でしょうけれど、ピート・フィップスの叩くドラムは正確無比なのです。ですから、皆さんは、彼がリン・ドラムだと思ったのですね。  
 イントロの死刑執行のドラムがミドルエイトにもなっています。その反対もありですね。私にとっては、よくあることなのです。 
 イントロについては、自分では本当に良く出来たと思っています。メロトロンのコーラスを使っています。ですけれどね、私たちは、メロトロンを小さなスピーカーで鳴らして録ったのです。消火用バケツの底にスピーカーを置いて鳴らしたのです。それからですね、トイレットペーパーの金属のホルダーがありますね、あれにマイクロフォンを取り付けたのです。それをバケツの中に下ろして行きながら、バケツの底から出てくるメロトロンの音を録音したのです。あれは、間違いなくメロトロンのコーラスなのですけれどね、でも、とんでもなく、金属的な音になっているのです。」  
バーンハート「その様な音響にしたの理由は何なのでしょう?」
パートリッジ「ヒース・ロビンソン風の分けの分からない機械が唸って音を出すと言う考えが面白そうだな、と私は思っていたのです。メロトロンのコーラスの音は本当に綺麗なのです。でも、本物的過ぎるのです。それで、「これでは夢の中の音の様ではないな。どうすれば、ヘンテコに出来るかなあ?」と思ったのです。」 
[ Heath Robinson ヒース・ロビンソン:1872年生まれ1944年没のイギリスのイラストレーター。とても簡単なことをするのに、非常に込み入った複雑な機械の絵を描いたので知られた人。それで、彼の名前は「精巧すぎて非現実的な/巧妙に込み入って組み立て不能の」と言う形容詞として使われる様になった。W. Heath Robinson - Wikipedia ]  

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2020年02月22日

『 Apple Venus 』記念日

 1999年2月22日、XTC は、アルバム『 Apple Venus 』をリリース、今日は記念日。21年前。 
日本盤は、2月17日に。
Chalkhills: XTC: Apple Venus Volume 1 

 
 できごと、その翌日の1999年2月23日、イギリスの「女性」作曲家、ルース・ギップス Ruth Gipps が死去。ギップスは、1921年2月20日生まれ、享年78。作曲は、ゴードン・ジェイコブ、ヴォーン・ウィリアムスに師事。調性音楽。五曲の交響曲がある。調性だけれど、構成は複雑で、そういうところ、イギリスのプログレッシブ・ロックの土壌になっているのかも。

 1999年2月15日、ミネソタの州知事ジェシー・ベンチュラ Jesse Ventura は、2月25日を「ローリング・ストーンズの日」と宣言。ジェシー・ベンチュラは、元プロレスラーだけれど、ローリング・ストーンズのボディーガードだったことも。定着しているのかどうかは分からない。その日一日だった???  




 ジョー・ジャクソンは、1999年に、交響曲第1番を作曲。 
Symphony No. 1 (album) - Wikipedia
 アラン・ホディノット Alun Hoddinott は、交響曲第10番を作曲。 
 シュトックハウゼンの『光の中の日曜日』。

 1999年には、サンタナの『 Supernatural 』がリリース。 
 ジョン・ゾーンは『 The String Quartets 』。
 アート・リンゼイ は『 Prize 』。 

 Sainkho Namtchylak の音盤がオーストリアのレーベルからリリースされたのも1999年。『 Aura 』。ホーミーの女性ヴォーカル。 

 『 Mamma Mia! 』のミュージカルが初演の年。
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2020年02月21日

EXTC at Edinburgh

 EXTCは、エディンバラでのライブも決まった様。このまま、ツアーになるかも。 

日本からも大ファンの方が行かれるかも。 


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2020年02月20日

バーンハート、パートリッジ対談「 All You Pretty Girls 」5

バーンハート、パートリッジ対談「 All You Pretty Girls 」4   





バーンハート「一方で、ベースは上がって行きます。」
パートリッジ「ベースは上がって行きますね。それから覚えているのですが、あの時には、うちにリン・ドラムがあったのです。今、私が座っているこの部屋の後ろの部屋にあったのです。本棚の側の角にありました。その背部にヘッドホーンのプラグを繋ぐか、小さなアンプを繋ぐかしてましたね。( 笑ってから )、このリズムはですね、またしても、( スライ・アンド・ロビーの )「 Don’t Stop the Music 」ではないですかね?」 
バーンハート「違うでしょう。」
パートリッジ「( パターンを歌う )、多分そうですよ。」 
バーンハート「それと、何箇所かでカウベルが素敵に鳴らされています、また、歌を通して、ハイハットのチョークが聞かれます。」
パートリッジ「あの時はですね、デモ・テープを作るのに、ドラムのプログラミングに熱中していたのです。「完成ヴァージョンでは、絶対にリン・ドラムを使おう。リン・ドラムには全部の音が入っているからね」とか思っていたのですね。」 
バーンハート「どうしても貴方にしたい質問があったのです。一体、ピート・フィップスはこの歌で演奏しているのですか? それとも、全部ドラム・マシーンなのですか?」
パートリッジ「ああ、この曲では、全部リン・ドラムですよ。「死刑執行の太鼓」は別ですけれどね、あれは、ピート・フィップスです[ 曲の開始部分のドラム・ロール ]。あれですけれどね、彼がした演奏というのはですね、実際のところ、少なからぬ意味合いがあるのですよ。私が思い描いていたのはですね、そう、「ほら、死刑囚が思い出に耽ってる、そうしながら、奴は、踏み台を登っていくぞ。」と言うような場面ですね。私が空想していたのは、ビリー・バッド[ メルヴィルの小説の人物。水兵の陰謀に巻き込まれて死刑にされる。 ]か誰かの様な、今正に、1ヤードの高さに吊らされ様としている人物なのです。そこで、ピートにこう言ったのです。「いいかいピート、この人物は、今、吊るされに登っているんだ。それでね、彼が海にいた間に知った、美しい女たちを思い出しているんだ。ここで、死刑執行のドラムを叩いて欲しいんだ。」 
 コーラス部分を通して聞かれる、ボンゴか何かの様な、高くてそれでいて音楽的なパーカッションの音ですけれど、あれは実は、リン・ドラムのトムトムの音なのです。曲に合う様にチューニングを上げているのです。そうすると、カウベルか何かの様に聞こえますね。メロディーに合っている、二音のパターンです。 
 私は、ピーター・ブレグヴァドのある歌の制作の時に、初めて使いました。アルバム『 Naked Shakespeare 』の「 Blue Eyed William 」です。あれと同じ効果を得られました。」    



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2020年02月18日

EXTC

 スウィンドン市にあるライブハウス The Victoria で、3月8日に、テリー・チェンバースがリーダーのバンド、EXTC がライブをするそう。 

メンバーは、Steve Tilling 、Gary Bamford、Matt Backer 、Ken Wynne。   
ニック・メイソンも Saucerful of Secrets という名前のバンドを設けて、初期ピンク・フロイドの曲を演奏しているし。ツアーもして、ライブ録音をCDにもしてるし。 
EXTC にもライブ・アルバムを期待出来るのかも。 
ここに追記:Nick Mason's Saucerful of Secrets には、ロジャー・ウォーターズが一度だけゲスト出演して一曲ヴォーカルをとっているので、EXTC でも、ツアーをすれば、アンディー・パートリッジが一度だけゲスト出演して歌うなんてこともあるかも。


日本からも大ファンの方が行かれるかも。 


追記: 
EXTC、Twitterのアカウントも: 
https://twitter.com/EXTCBand  


追追記: 
上記のTwitterのコメントによれば、
EXTC の新曲もあるとのこと。ライターは、テリー?? 

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2020年02月16日

The Beatles 「 P.S. I Love You 」訳

 ポール・ビートルの「 P.S. I Love You 」。 
 歌詞は手紙の体裁。マッカートニー自身によれば、手紙体裁の歌詞は得意だということ。 
 ただ、この歌の歌詞には、手紙の本文がない様に思われます。次のアルバム『 With The Beatles 』の中の「 All My Loving 」がその本文なのか知ら?  
 マッカートニーは、歌詞が手紙体裁の歌はよくある形式というのだけれど、どれくらい多いのだろう。それから、愛する二人が離れて暮らし手紙をやり取りするという状態は流行歌になる程よくあることだったのか知ら。日本の歌謡曲でなら、地方の少年が職を得るために都会へ出るということなのだろうけど。 
 ところで、「 P.S. I Love You 」という題名の歌は、先行するものがある。1934年の歌で、Gordon Jenkins 作曲、作詞は、ジョニー・マーサー Johnny Mercer 。この歌詞では、男性(と思われる)主人公が離れて暮らす妻にその日の些細な出来事を書いている。それで、拝啓から始まって、追伸で終わる。分かれて暮らす理由を推察させる語は歌詞の中には出てこないのだけれど( それに、ミュージカルなどの歌でもないので背景のストーリーも分からないのだけれど )、時代から推察すれば、サナトリウムで療養している妻に努めて明るい瑣事を夫が書いている、という感じではないか知ら。 
 マッカートニーが、この歌を踏まえていたか、頭にあったのかは分からないけれど。 
 加えると、マーサー作詞の「 P.S. I Love You 」は、最初に録音されたのは、1934年のルディ・ヴァリー Rudy Vallée のものだけれど、1957年にフランク・シナトラも取り上げて、アルバム『 Close to You 』に収めている。注意しなければいけないのは、『 Close to You 』は弦楽四重奏をバックにしていると言うこと。( 弦楽四重奏だけではないけれど、この曲では、フルートとハープも使われている。 ) マッカートニーがシナトラのヴァージョンを知っていたならば、後の「 Yesterday 」にも影響しているのかも。( 尤も、弦楽カルテットの使用はジョージ・マーティンの考えだったと思うけど。 )


ジョニー・マーサーの「 P.S. I Love You 」を手紙の本文、マッカートニーのはその追伸文だけという設定が妥当なのでしょうが、 
今は、妻からの返歌として訳してみます。  
元にしたのは、ビートルズのホームページの「 Songs 」:
P.S. I Love You | The Beatles  



おてがみ書くたびに 
あなたにわたしの思いを送っています、 
わたしはあなたにずっと恋したままだって、 
おわすれないで下さいね。 

ふたりがいっしょになれるまで 
この三つの言葉、大切にとっておいて下さいね、 
わたしの思いをずっとのこしておいて下さいね。 

わたしはすぐにもおうちに帰るつもりよ、あなた 
それまでは、おてがみ書くわ、 

尚尚 
わたしはあいしていますあなたを、あなたを。 


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Wallace Stevens 「 The Man With Blue Guitar 」の13の訳

Wallace Stevens 「 The Man With Blue Guitar 」の12の訳: ノエルかえる不恵留   





青の中へ割り込んで来る褪せが  
今しているのは、蒼白さを、あ、減、じ、、、 まだ芽の青を  

花を包む膠を不味くしていると言うこと。  
伸び拡がる筈の芽、散り広がる筈の花は、  

滲のないお頭の弱い夢想であることに、 
青の世界を報じる新聞の頭紋章であること   

に事足りている。百人の恋愛小説家の顎でテカテカに  
光沢を出された青という形容詞であることに自足している。 





The pale intrusions into blue
Are corrupting pallors…ay di mi,

Blue buds or pitchy blooms. Be content –––
Expansions, diffusions–––content to be

The unspotted imbecile revery,
The heraldic centre of the world

Of blue, blue sleek with a hundred chins,
The amorist Adjective aflame…    


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2020年02月15日

バーンハート、パートリッジ対談「 All You Pretty Girls 」4

バーンハート、パートリッジ対談「 All You Pretty Girls 」3  






バーンハート「貴方が舟歌の様なものを思いつく様になったと言うことはですね、お父様が何かその種類の音楽を聴いてらしたと言うことですか?」
パートリッジ「いいえ、そう言うことはまったくありません。父はジャズ・ファンでした。民謡は父の好みではまるでありませんでした。家でレコードをかけている時は、そのレコードは、ジョージ、シェアリングか、オスカー・ピーターソンか、チャーリー・パーカーかでした、そうでなければ、ビッグ・バンドのものでしたね。 
 父からと言うことではないのです。弾いていて偶然に見つけたものなのです。リズムを弾いていてですね、コードの一部を弾いていてと言うことです。何かの拍子に指が弦にあたるのです、そうして、僅か二音のメロディーが出来ます、そうして、何かが湧き上がって来るのです。それが、「 bless you, bless you 」でした。ありふれた句ですね。音にそのまま沿った様な言葉です、即物的と言うか、オノマトペ的なのですね。」 
バーンハート「それでは、そこからどの様に曲を作り上げていったのですか?」
パートリッジ「最初の部分ですね。それから次の部分、「 think about pale arms waving 」の所です。」 
[ この歌は、イントロに「 Do something for me, boys 」の部分があって、コーラス「 Bless you, bless you, all of you pretty girls 」、それからヴァースになっているのだけれど、パートリッジがここでいっているのは、まずコーラスを思いついて、それからヴァースだった、と言うことだと思う。 ] 
バーンハート「歌詞を歌うメロディーの下では、そこに、素晴らしいギターが入りますね。あれは、タッピング奏法ですか?」
パートリッジ「プリングオフです、だったと思います。あのギターで私が気に入っているのは、和音の選択です。思うのですけれど、あれは、私が初めて増三和音を使った曲だと思います。増三和音でいいのですか? まったくね、今に至るまで、私は、増三と減三の違いが分からないのですよ。」 
バーンハート「増三は5番目の音を半音上げたもので、減三は半音下げたものです。」
パートリッジ「( 溜息 )、そう教わってもですね、あれが、増三なのか減三なのか、貴方に説明できないのです。( 笑う )、それが何なのかは分からないのですが、兎も角、それを使った最初のものなのです。偶々ね、次のコードへ移るのに、指がそう言う和音を作ってしまったのですよ。私は、それでもこれで正しいと感じたわけです、その時には、そう言う類いの和音については私はまったく知らなかったですからね。でも、ジャズ領域ですね。私はですね、このコードに伴って、ゆっくりと降りてゆく様なバンプ[ オスティナートのこと。繰り返すパターン。ジャズやファンクで用いる用語。 ]が欲しかったのですけれど、正にそれが出来たのです。分かりますか? 何かが水の中を沈んでいく感じです。」    


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2020年02月12日

『 English Settlement 』記念日

 1982年2月12日金曜日、XTC はアルバム『 English Settlement 』をリリース、今日は記念日。38年前。

Chalkhills: XTC: English Settlement 

 Talking Heads は、1980年に『 Remain in Light 』を発表してから、次の『 Speaking in Tongues 』を1983年に発表するまで3年間の間があった。1982年には、ライブ・アルバムの『 The Name of This Band Is Talking Heads 』を発表している。  
 The Police は、81年に『 Ghost in the Machine 』、83年に『 Synchronicity 』( バンドとして最後のアルバム )。 
 The Jam は、82年に『The Gift 』( バンドとして最後のアルバム )。
 The Stranglers は、81年に『 La folie 』、83年に『 Feline 』。

 トム・ヴァーレインは、1982年には、アルバム『 Words from the Front 』を発表している。 

 オーネット・コールマンは、『 Of Human Feelings 』を1982年4月にリリースしている。 

 マイケル・ジャクソンの『 Thriller 』も82年。Prince の『 1999 』も82年。 

 ブラック・ユフルは、『 Chill Out 』。  

 フレッド・フリスとクリス・カトラーとダグマー・クラウゼの Art Bears の2枚目のアルバム『 The World as It Is Today 』は、1981年。

 マイケル・ティペットはオラトリオ『 The Mask of Time 』、キャヴィン・ブライアーズはオペラ『 Medea 』を完成。 
 スティーヴ・ライヒは『 Vermont Counterpoint 』。フィリップ・グラスは『 Glassworks 』。 
 武満徹は『星・島』。 
 近藤譲先生は、『 Duo 』『 Forme semée 』『 Trio ( Moor ) 』

 アンドルー・ロイド・ウェバー作曲のミュージカルは、『 Song and Dance 』。



 五日後の1982年2月17日、ピアニストのセロニアス・モンク Thelonious Monk が亡くなった。 

日本盤は、同年4月21日に、ビクターからリリース。10曲収録の一枚アルバム。 
雑誌『ロッキングオン』1982年5月号に、「ゆるがぬ自律精神 XTC の新作「イングリッシュ・セトルメント」」と言う記事、市川哲史さん。 
雑誌『ミュージックマガジン』1982年6月号のクロス・レヴューの蘭で、中村とうようさんは、『イングリッシュ・セトルメント』に9点。 
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2020年02月11日

The Beatles 「 Don't Let Me Down 」訳

 この歌、コーラス/ヴァース1/コーラス/異型のヴァース/コーラス/ヴァース2、と言う構成なのだろうけど。 
 でも、「I Want You ( She’s So Heavy)」と同じ頃に書かれた歌で、同様に、ふたつのジングルが衝突して一つになっていると思った方がいいのかも。それで、こちらの歌の方が複雑というか、まだ混沌としている様に思われる。「I Want You ( She’s So Heavy)」の方が洗練されている様に。 
 この歌の、ヴァース1/異型のヴァース/ヴァース2なのだれど、これ、異型のヴァースになったスタンザは、実は、コーラスを意図して、でも、コーラスに出来なかったと言う感じがする。それで、「 Don’t let me down 」と言うジングルをまったく別の地平から挿入したのではないか知ら? 
 ハンター・デイヴィスの『 The Beatles Lyrics 名作誕生』に依れば、「 Don’t let me down 」は、レノンが日常的に頻繁に使っていた句だそう。その句を、歌に差し込んだのではないだろうか。 
 それで、「 Don’t let me down 」と言う句、「失望させる/期待を裏切る」と言うのが普通の意味だと思うけれど、それとは違う意味でレノンは使っている様に思われる。look down 、とか、put down に近いのではないだろうか? 
 それで、「 Don’t let me down 」は、「I Want You ( She’s So Heavy)」の時と同じ様に、歌詞中の she のセリフと捉えることも出来るだろうし、ヴァースを読む人への作者からの要望と捉えることも出来ると思う。後者の場合は、まさに、ヴァースへ無理やりに差し込まれた、まるで違う視点の言葉ということになる。 
 それで、後者の設定で訳してみようと思う。 
 注意点は、これもデイヴィスの著作に依るのだけれど、ヴァース2で、レノンは故意に文法を間違えて done としていること、そのイメージを把握が出来るだろうか? (同じ音形の他の語を連想させようとしているのか? 例えば、donee とか。)   

元にしたのは、ビートルズのホームページの「 Songs 」:
Don't Let Me Down | The Beatles



添付:
「皆様、真面目にお読みください! 
こんなっ、と捨てないでください! 
駄目だとお看做しにならない様に! 
私を見下さないで下さい!」 

彼女が今している様に、今まで誰も 
僕を愛してくれなかった。彼女は愛してくれている、そうなんだ。 
彼女が今している様に、誰か僕を 
愛していたとすれば、そうなんだ、それは彼女なんだ。 

添付:
「皆様、真面目にお読みください! 
こんなっ、と捨てないでください! 
駄目だとお看做しにならない様に! 
私を見下さないで下さい!」 

僕は、初めて、愛に包まれているんだ。 
そこの君は分からないだろう、ずっと続くんだ、 
いつまでも続く愛なんだ、 
愛はずっとそうだった、過ぎ去ると言うことがないんだ。 

添付:
「皆様、真面目にお読みください! 
こんなっ、と捨てないでください! 
駄目だとお看做しにならない様に! 
私を見下さないで下さい!」 

初めて会った時、本当なんだ、彼女はもうずっと前から 
僕を愛してくれてた、すべてを贈ってくれた。 
僕を愛してくれた人なんて誰もいないと思う、 
彼女は愛してくれていた、僕を、受け入れてくれていた。 

添付:
「皆様、真面目にお読みください! 
こんなっ、と捨てないでください! 
駄目だとお看做しにならない様に! 
私を見下さないで下さい!」   

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2020年02月09日

Wallace Stevens 「 The Man With Blue Guitar 」の12の訳

Wallace Stevens 「 The Man With Blue Guitar 」の11の訳: ノエルかえる不恵留  





トムトム、セモア[ 朕ハとむとむ成リ ]。同様に、青いギターとは 
私だ、同じ物なのだ。オーケストラは、 

落ち着きなくもぞもぞする人たちでホールをその高さいっぱいに 
満たす。大勢の聴衆が、 

言いたいことを言い終えて、さんざめきが次第に小さく 
なっていき、彼の息だけになる、夜の間目覚めたままの彼の息だ。 

彼は言う、このギターは内気な生き物だ、私は、 
分かっているのだろうか? メロディーを弾くのに 

どこで初めてどこで終えるのかを、けれども、私は 
ギターを取り上げる、それも、もう、重要な表明なのだけれど、 

けれども、まだ、ギターは私ではない、 
そうなる筈のものだけれど、まだ、何者でもないのだ。 



Tom-tom, c’est moi. The blue guitar
And I are one. The orchestra

Fills the high hall with shuffling men
High as the hall. The whirling noise

Of a multitude dwindles, all said,
To his breath that lies awake at night.

I know that timid breathing. Where
Do I begin and end? And where,

As I strum the thing, do I pick up
That which momentously declares

Itself not to be I and yet.
Must be. It could be nothing.



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Generals And Majors - Woodwind Quartet CL AS TS BCL

 「 Generals and Majors 」の木管楽器四重奏への編曲、クラリネット、アルト・サックス、テナー・サックス、バス・クラリネットの為の。
編曲は、Christopher Browne クリストファー・ブラウン。 
譜面代:14.99ドル。 
Generals And Majors - Woodwind Quartet CL AS TS BCL By XTC - Digital Sheet Music For Clarinet,Alto Sax,Tenor Sax,Woodwind Quartet,Bass Clarinet (Download & Print H0.703315-SC000054002 From Christopher Browne Self-published At Sheet Music Plus) 

甲子園で使ったりしないか知ら、、、 


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2020年02月08日

Peter Sekin

 角膜の炎症は繰り返して起こっている。 

 ピーター・ゼルキンが亡くなった。いつだったか、入院してた時に、彼のゴルトベルグを聞いていた様な気がするけど、間違った記憶だろうか。タッシ Tashi のレコードは、武満とウェーベルンの作品のものをよく聞いていた気がする。 
https://www.discogs.com/Tashi-Serkin-Webern-Takemitsu-Webern-Takemitsu/release/3256398 

 ピエール・ギュヨタ Pierre Guyotat も亡くなった。 


 それで、シェリークバックの新しいアルバム、15枚目のアルバムがリリースされた様。『 Some Kinds of Light DL 』。
https://www.shriekback.com/store


 それに、Futureman records から、XTC のトリビュート・アルバムがリリースの予定当こと。
https://futuremanrecords.bandcamp.com 
 カタログにはまだなのかな? 


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2020年02月07日

バーンハート、パートリッジ対談「 All You Pretty Girls 」3

バーンハート、パートリッジ対談「 All You Pretty Girls 」2  





バーンハート「どの様にこの歌を思い付いたのですか?」
パートリッジ「実はですね、本当ですよ、ジミ・ヘンドリックスの何かの歌を弾きながら、いろいろ考えていて、発想が湧いて来たのです。」 
バーンハート「ええ、それは『 Song Stories 』で読みました。」
パートリッジ「ヘンドリックスは、リード・リズムと言えばいい様な素晴らしい方法の演奏をするのですよ。和音の一つか二つの音を選んで弾くのですけれど、和音を分解しておいて、それを楽しげに乗り回すのです。ですから、まるで、リード・メロディーの様なのですけれどね、実は、コードを弾いていると言うわけなのです。 
 私は色々と試してみていたのです。「Gで何か弾いてみよう、GマイナーかGマイナー7がいいだろうな、ヘンドリックスぽい音にしてみたいな」と考えていました。そうしている内に偶々発見したのです。でも、説明は難しいです。弾くことは出来たのです。それを貴方は「ああ、あれか」と言うでしょうけれどね。兎も角、その二音だけを弾いていました、ヘンドリックス風にです。それで、それに内在するメロディーが気に入ったのです。古風な民謡の様に思えましたからね。」 
バーンハート「どこのメロディーのことを言われているのですか?」
パートリッジ「( 歌う )「 bless you, bless you, all of you pretty girls 」のところです。何百年も前の歌の様に感じました。口承で伝わって来た様な歌です、舟歌とかそう言うものですね。それで、私は、海へ行くと言うイメージで、また色々考えたのです。こう言う風に考えて行きました。「これは何だろう? この二音が思い起こさせるのは、「 bless you, bless you 」と言う言葉だ、では、誰を bless しているんだ? そうだ、残して来た可愛子ちゃんたちに感謝してるんだ、これから大海へ出るんだから。」 
バーンハート「お父様は海軍でしたよね。」
パートリッジ「ええそうです。一度、海軍へ入ろうかと思ったことがあるのです。子供でしたから、海軍へ入るより他に、どうやったら大海、世界を見ることが出来るのかなんて分からなかったですからね。でも、私はツアーをしたものですから、父が見たよりももっと多くの世界を実際に見たのです。」   

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2020年02月04日

バーンハート、パートリッジ対談「 All You Pretty Girls 」2

バーンハート、パートリッジ対談「 All You Pretty Girls 」1:    





バーンハート「おや、貴方は水が怖いのにですか? どうやってするつもりだったのです?」
パートリッジ「そうですねえ、水面から頭だけ出して、水から逃れるつもりだったか、「私は水に入れない人間です!」と一筆書くかですかねえ。それでです、彼女は、「駄目駄目、水の近くで楽器を使えないでしょう。子供たちが真似したら死んでしまいますよ!!」と言ったのです。それで、マッドネスが、その水の中のビデオを作ったわけです。それを見た誰もが「スィミングプールの中なんて、すごくない?」と言ってました。[ Madness - It Must Be Love 1981年にマッドネスがリリースしたカバー曲、1971年リリースのLabi Siffre の歌。 ] 
 それから、アニメーションのビデオを作りたかったのです。その時の彼女は、「駄目駄目駄目、毎朝、テレビで漫画を見ていると言うのに、誰が漫画を見たいと思うわけ? ファンはね、本物のミュージシャンを見たいものなのよ。」と言いました。すると、今度は、ABC がアニメーションのビデオを作ったのです。「大胆な動きだなあ、とってもいい、ぴったりだよね。[ 1985年の「 Be Near Me 」のことか? ]」とみんなが言ってましたね。と言うことですよ、私がビデオのアイデアを認めて貰おうとした試みの数々、全部却下されたのです。」 
バーンハート「それでは、このビデオのアイデアは誰のものなのですか? 貴方たちがこの歌のために作ったビデオは、ギルバート/サリバンの寸劇の様ですが。」
パートリッジ「ビデオの監督の名前は思い出せません。どのビデオのもです。ですが、このビデオの計画はしっかりと練り込まれていました。十分な人数の士官学校生の生徒を用意していましたし、彼らに水兵を演じさせたのですけど、それに、衣装も用意されてました、と言うか、彼に可能な最大限の時代物の水兵の衣装を用意していたのです。テムズ川の南岸の埠頭で撮影されました。目を凝らして見れば、どこも現代的様子ですよ。18世紀、19世紀ではないですね…」 
バーンハート「私は暫く見てはいないのですが、覚えていることから言えばですね。意図的に芝居掛かっていた様に思います。ですから、時代錯誤は気にならなかったです。」
パートリッジ「ええ、とても芝居掛かっていますね。私は、貝殻の中にいるのがとても面白かったです、本当にですよ。あれは、私の中に、ラウドン・ウェインライト性を呼び起こしましたね。( 芝居風に )、「私はただ歌いたい!」、( 笑う )。 [ Loudon Wainwright III : Loudon Wainwright III - Wikipedia] 
 ちょっとぽっちゃりして見えますね。私は、豚の様で、お肉がキュウキュウ鳴ってる様ですよ。[ flabulent ]」 
バーンハート「ああ、貴方はきっと素敵に見えますよ。[ fabulus ]」
パートリッジ「いいええ、他に考え様がないですよ、「なんてことだ、ビデオの中の僕はブタみたいだよお、」と思ってしまいました。でも、埃っぽいオーケストラ・ピットにいるのは嬉しかったです。汚れた様に見せるために、私たちは、フラー土[ 酸性白土 ] を被されました。ところで、デイブは、ドラマーの役をすることになって、不満だったのです。そう言うことをするのが嫌だったのです。( クスクス笑う )」 
バーンハート「( 笑って )、グレゴリーさんは、音楽的進化の階段をそんなに嫌がっている様には見えませんよ。」
パートリッジ「( 笑う )、そうなんですよ、( グレゴリーさんを真似て )、「パーツィー、見る人が皆んな、僕のことをドラマーだと思うじゃないか」。「いや、そんなことはないよ、そら、ドラムを叩くんだ!」 
 そうだ、梯子を登ったのを覚えていますよ。ですが、船のロープの梯子ですよ。あれは、テムズ川に停泊していた本物の船なのです。トレーニング用のスクーナー[ 二本マストの帆船 ]か何かです。これは重要なことですよ、聞いてください、ローブの梯子を裸足で登るとですね、しかも、優男の柔らかい足をしてたらですね、それはもう痛いのです! 撮影隊はこう言ってましたけれどね、「よおし、二、三段登って、そこで立って、胸を張って、海を見渡して」。私はその時内心こう思いましたよ。「なんてことだ、死んでしまう! これは拷問だ。」 あれは、サッカーのワールドカップで負けたイラクの選手が国内でされる拷問の様なものですよ。サダム・フセインは、スクーナーのロープ梯子を靴を履かずに登らせるのですよ、きっと。」 

posted by ノエルかえる at 09:24| Comment(0) | The Big Express | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月03日

『 Where Did The Ordinary People Go? 』記念日

 XTC の最後のシングル「 Where Did The Ordinary People Go? 」は、Idea からは、2006年2月3日にリリース。記念日。14年前。  


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