2020年02月11日

The Beatles 「 Don't Let Me Down 」訳

 この歌、コーラス/ヴァース1/コーラス/異型のヴァース/コーラス/ヴァース2、と言う構成なのだろうけど。 
 でも、「I Want You ( She’s So Heavy)」と同じ頃に書かれた歌で、同様に、ふたつのジングルが衝突して一つになっていると思った方がいいのかも。それで、こちらの歌の方が複雑というか、まだ混沌としている様に思われる。「I Want You ( She’s So Heavy)」の方が洗練されている様に。 
 この歌の、ヴァース1/異型のヴァース/ヴァース2なのだれど、これ、異型のヴァースになったスタンザは、実は、コーラスを意図して、でも、コーラスに出来なかったと言う感じがする。それで、「 Don’t let me down 」と言うジングルをまったく別の地平から挿入したのではないか知ら? 
 ハンター・デイヴィスの『 The Beatles Lyrics 名作誕生』に依れば、「 Don’t let me down 」は、レノンが日常的に頻繁に使っていた句だそう。その句を、歌に差し込んだのではないだろうか。 
 それで、「 Don’t let me down 」と言う句、「失望させる/期待を裏切る」と言うのが普通の意味だと思うけれど、それとは違う意味でレノンは使っている様に思われる。look down 、とか、put down に近いのではないだろうか? 
 それで、「 Don’t let me down 」は、「I Want You ( She’s So Heavy)」の時と同じ様に、歌詞中の she のセリフと捉えることも出来るだろうし、ヴァースを読む人への作者からの要望と捉えることも出来ると思う。後者の場合は、まさに、ヴァースへ無理やりに差し込まれた、まるで違う視点の言葉ということになる。 
 それで、後者の設定で訳してみようと思う。 
 注意点は、これもデイヴィスの著作に依るのだけれど、ヴァース2で、レノンは故意に文法を間違えて done としていること、そのイメージを把握が出来るだろうか? (同じ音形の他の語を連想させようとしているのか? 例えば、donee とか。)   

元にしたのは、ビートルズのホームページの「 Songs 」:
Don't Let Me Down | The Beatles



添付:
「皆様、真面目にお読みください! 
こんなっ、と捨てないでください! 
駄目だとお看做しにならない様に! 
私を見下さないで下さい!」 

彼女が今している様に、今まで誰も 
僕を愛してくれなかった。彼女は愛してくれている、そうなんだ。 
彼女が今している様に、誰か僕を 
愛していたとすれば、そうなんだ、それは彼女なんだ。 

添付:
「皆様、真面目にお読みください! 
こんなっ、と捨てないでください! 
駄目だとお看做しにならない様に! 
私を見下さないで下さい!」 

僕は、初めて、愛に包まれているんだ。 
そこの君は分からないだろう、ずっと続くんだ、 
いつまでも続く愛なんだ、 
愛はずっとそうだった、過ぎ去ると言うことがないんだ。 

添付:
「皆様、真面目にお読みください! 
こんなっ、と捨てないでください! 
駄目だとお看做しにならない様に! 
私を見下さないで下さい!」 

初めて会った時、本当なんだ、彼女はもうずっと前から 
僕を愛してくれてた、すべてを贈ってくれた。 
僕を愛してくれた人なんて誰もいないと思う、 
彼女は愛してくれていた、僕を、受け入れてくれていた。 

添付:
「皆様、真面目にお読みください! 
こんなっ、と捨てないでください! 
駄目だとお看做しにならない様に! 
私を見下さないで下さい!」   

posted by ノエルかえる at 15:37| Comment(4) | 薬師 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする