2007年05月16日

AサイドBサイド

 アルバム『Go 2』は、パートリッジ、ムールディングとも振り返ってみて、好ましく思っていない作品のようです。製作当時のバンド内の諍いが思い返されるからかもしれません。諍いは、パートリッジとアンドリューズの間に起こったものですが。
 収録された歌も、前作からの間も少ない上に、過密な日程に組まれたステージに追われ、作歌に専念出来ないままに書き散らしたものだと、言っていますけれど。出来上がった作品は、傑出したものとなっていると思います。
 よい結果になったのは、短期間であったことや、バンド内の緊張が、彼らから意図した演技を取り去り、無意識に持っている彼らの音楽の資質を浮び上がらせたからかもしれません。

 それで、これも意図したことではないのでしょうけれど、『GO 2』は、AサイドとBサイドに分かれてしまっています。ANDY-side と、BARRY-side です。アルバムのA面が、忙しなく動き回る甲虫、あるいは、絶え間ない衝突音を伴いながら断続した動きをする玩具を想起させる、パートリッジの面。B面が、霧の夜のような、底知れない恐怖感と、肌に粘り着く不快感を持った、アンドリューズの面、です。
 それぞれの面を、パートリッジもアンドリューズも、高い緊張感を持って、引立てていると思います。

 このアルバムで、訝しく思っていることが、私にはあります。「Andy paints Brian」という添え書きです。これは、このアルバムが、当初、Brian Eno に制作を委ねる計画だった為、パートリッジが、Eno への献辞として書いた歌に付けられています。その歌は、「Battery Brides」です。けれども、このミニマル歌謡は、Eno 的なのでしょうか。「Life is Good in the Greenhouse」の方が、Eno 的に、私は思うのですけれど。
 (英国の作曲家で、Brian といえば、Ferneyhough かも知れませんけれど…)


 A面とB面の違いは、発表当時は、レビューなどで言及されていたように覚えるのですが。あるいは、渋谷陽一 氏が、ラジオで言われていたのか知ら。

オペラ『Shadowtime

オペラ『Shadowtime』 on Amazon

posted by ノエルかえる at 09:56| Comment(0) | TrackBack(0) | Go 2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック