2017年01月24日

ベルナール、パートリッジ対談「 All Of A Sudden (It's Too Late) 」3

ベルナール「この時期に、貴方が多産だったのは何故だとお思いですか? 同じだけの時間で、一枚ではなく二枚組のアルバムを創れる程に創作が盛んだったわけですけれど。」
パートリッジ「( 溜息を吐く ) ツアーをしたくないと、決心していたのだと思います。それから、何と言うか、精神的な南京錠が掛かっていたのを外したのです。「ああ、これを再演する必要は無いぞ。アコースティック・ギターだろうが、キーボードだろうが、何だって使って構わないんだ、ステージで再演する心配をしなくていいんだ。」と思ったのです。それで、『 English Settlement 』のアルバムで、南京錠が外れたのです。『 Mummer 』では、楽器使用については、より以上にエキゾチックな感触があります。『 Big Express 』では、更に進んでいます。私の脳は全開になったのです。 
 皆さんが信じようが信じまいがですね、私たちは、ツアーを止めてものすごく良くなりました。曲をステージで再演すると言う圧迫感がなくなったのです。」 
ベルナール「このアルバムに取り掛かるにあたって、ツアーを止めることを決心していた、と言うお話には、とても注目させられます。と言うのはですね、このアルバムのアレンジメントを聴くと、まだ、ステージのライブで、四人編成で再演が可能なように思えるからです。」
パートリッジ「そうですね。でも、本当なのですよ。私は、「オーケー、もうツアーはしない。」と決心していたのです。それで、自分自身に、例えば、アコースティック・ギターを多用すると言うのを許可したのです。ステージのライブでは無理ですからね。私たちは、アコースティック・ギターのライブ・バンドではありませんから。」 
ベルナール「確かにそうですね。当時、他のメンバーがしていたことも、ライブ的ではありませんね。」
パートリッジ「そう。コリンは、ステージのライブで、フレットレス・ベースを弾くのを嫌がっていました。アルバムでは弾いていますけれどね。ライブでは、フレット・ベースを弾いていたのです。こんなこともありましたよ。コリンが音を外していたときのことですけれどね。こんな声が飛んで来るのです。「フレット・ベースを使え、モールディング!!」「後生だから、モールディング、フレット・ベースを使えよ!!!」 ( 笑う )」 
ベルナール「( 笑う ) そのことで、私は混乱しています。と言うのは、このアルバムで、フレットレス・ベースの様に聞こえているのは、実際には、モールディングさん所有のニューポートではないかと思うのです。」
パートリッジ「ええ。ニューポートは、アップライト・ベースの様に聞こえますよ。でも、ニューポートにはフレットがあるのです。」 
ベルナール「その通りです。でも、モールディングさんは、実際に、フレットレスをお持ちだったのですか?」
パートリッジ「コリンはフレットレスを持っていました。どこのメーカーだったか思い出せませんけれど。『 English Settlement 』では、たくさん使っています。お聴きになれば分かるでしょう。「 All of a Sudden 」もそうです。時々、音を出していませんからね。でも、果敢に試みているのです。」 
ベルナール「私は思うのですが、それが歌の特徴を際立たせているのではないでしょうか。」
パートリッジ「ええ、そうだと思います。( 笑う ) ある種の「惨めさ」を歌に加えていますよね、本当に。あるいは、貴方の言う、「哀愁」ですかね。」 
posted by ノエルかえる at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | English Settlement | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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