2017年02月07日

ベルナール、パートリッジ対談「 All Of A Sudden (It's Too Late) 」5

ベルナール「ああ、それについても、伺いたいです。」
パートリッジ「アメリカで、この歌をシングルにすると言う話しがあったのです。私は思いましたよ。「やった! この歌は、アルバムの中でも、類型のないもっとも独特なものの一つなんだ。これを、アメリカの会社がシングルに考えているなんて! ( 熱の隠った声で、 ) よおし、ビデオを作るぞ!」 
 もちろん、ビデオには、自分たちが出費することになっている、なんて知りもしない、おぼこだったのです、私たちは。まったく、世間知らずでしたよ。「あの人たち、僕たちにキャビアをくれたよ、なんて親切なんだあ!」ってね。」 
ベルナール「( 笑いながら ) それは、貴方たちが…、」
パートリッジ「( 神様的な声で ) お前が払うのだぞよ…、 
 まあ、そうですね。それで、この歌のビデオを私たちは作ったのです。テリーはいませんでした。有給休暇だったのです。新妻とオーストラリアに行ってました。その時には、まだ、恋人だったわけですけれど。数ヶ月はあちらでした。なけなしの給料を貰ってたのですけれどね。私たちは、皆そうだったのですが。でも、私たちは、「テリーは帰って来るのだろうか? まだ、給料を払ってるんだけど、、、」と思ってましたよ。今、思うと、彼は、もうバンドには居られないと、どう私たちに切り出そうかと考えていたのでしょうね。 
 それで、ビデオを作った時には、「ああ、ヒェー、ドラマーがいないよ」と言う分けだったのですが、デイブが、「イアンにさせたらどうだろう?」と言ったのです。」 
ベルナール「それで、イアン・グレゴリーさんが、初めてバンドに登場したのですね。」
パートリッジ「その後のデュークスのE.I.E.I. Owen になる彼が、最初にバンドに姿を見せた時ですね。でも、「でも、人は、テリーじゃないって分かるだろう。姿を見せない様にしよう。イアンの影だけ見せよう。」と思ったのです。と言う分けで、ビデオでは、イアンは影だけなのです。」 
ベルナール「それで、当時、このビデオは、MTV とか何かの番組で放送されたのですか?」
パートリッジ「いいえ。放送されなかった、と今でも思っています。YouTube だけですよ。それに、合衆国でも、結局、シングルにはならず仕舞でした。[ レコード会社の台詞 ]「バンドにビデオを作らせよう。ふうむ、どうだろうね、もう考えが変わっているのじゃないかな、これは、シングル向きではないだろう、ちょっと迂闊だったなあ、」と言うことでしょうね。棚上げになっただけでした。たくさんの方がみられたとは思いませんね。もしかしたら、MTV で、一回か、二回、流されたかもしれませんけれど。貴方はご存知ですか? 私は知りません。私は、 MTV は、一切見ませんので。」 
ベルナール「はい。少し、楽器のことを話して下さい。誰が何を演奏したか、貴方は、アコースティック・ギターを…、」
パートリッジ「私はアコースティック・ギター、そうです。」 
ベルナール「グレゴリーさんは、12弦ギターを…、」
パートリッジ「その通りです、デイブは、12弦ギターを弾いています。とても素晴らしいです。ヴォーカルのメロディーの合間に弾く、デイブの短いフレーズが、私はとても好きなのです。デイブは、ギターで、主メロディーに呼応したメロディーを付けるのが、とても上手いのです。 
 あれは、デイブの新しい楽器だったのです。それで、全部で使わずにはいられなかったのです。誰でも似た様なものでしょう。実際、このアルバムの時に、メンバー全員が新しい楽器を購入したのです。テリーは、大きくて底の深い、軍楽隊用のスネア・ドラムを買ったのだったと思います。トム・トムの様に見えますけれどね。あれは、スネア・ドラムなのです。暫くの間、テリーの玩具になっていました。私は、アコースティック・ギターを購入しました。デイブは、12弦ギター。コリンは、フレット・レス・ベースです。 
 それに、自分たち自身で、シンセサイザーのプロフィット5も使いました。5音が一度に出せるものでした。それはつまり、新しい豊富な音の在庫を手に入れた様なものだったのです。ですから、「僕らの新しいオモチャを録音に使わなくっちゃね!」ということになったのです。」 
posted by ノエルかえる at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | English Settlement | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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