2017年02月22日

ベルナール、パートリッジ対談「 All Of A Sudden (It's Too Late) 」8

ベルナール「それでは、ヴォーカルについて、お話し下さいますか。ご存知かと思いますが、あの有名な、ブリティッシュ・インベーションの時期、こちらの聴衆は、イギリスの歌手が歌う時、アクセントがほとんど消えていることについて、議論し合ったものなのです。ところがです、この歌での貴方ですが、あんたご自身のアクセントを更に強調している様に聴こえるのですが、どうなのでしょう? それは、意図してのことなのですか?」
パートリッジ「そうですね、当時、私は、力みが無くなり始めていたのだ、と思います。話す声で歌うことを覚え始めていたのです。『 Black Sea 』で、既に、その話す声での歌い方が目立たなない程ですけれど、窺えると思います。それが、この『 English Settlement 』では、もっとたくさん聴かれるのです。そうして、それから先、この話し声での歌い方が、どっと多くなるのです。この歌については、特に、古いアンディが少しあって、まだ不定形な、新しい、現実の、力みのない、アンディとはこうしたものだと言う、大きな溶解がある様に思えますよ。」 
ベルナール「私がこの歌をとても好きなのはですね、貴方の声が、旋律的に跳躍しているからなのです。それは意図的なのですか? それとも、このメロディが、和声に合っていると思われたからなのですか?」
パートリッジ「メロディは、コードと一緒に思い付いたのだったと思います。時には、歌詞の言葉で、メロディがどうあるべきかを思い付くことがあります。ある句を思い付きますよね、あるいは、ある語を思い付いたとします、そうすると、それは、ある音程、あるいは音を想起させるのです。ある場合には、テレビ放送やラジオで誰かが言った句を聞くと言うこともあるのですが、それは詰まらない句ですよ、そうした時に、私は、その句を分解してみるのです。そうして考えてみるのです。「 Now, here's the news 」と言う台詞、これを歌うとすれば、どんな音になるだろう、と試行するのです。( 抑揚に於ける音程を真似てみせる。 ) その様な馬鹿げたことが、時折、私の頭の中を通り抜けるのですよ。けれども、こうしたことを通じて、私は、話し言葉の中に、旋律性を見つけ出すのです。」 
ベルナール「そうですね。実際に、人々は、話す時に、様々な部分で、様々な音形変化を使いますからね。例えば、何かを強調する時には、普通、高くしますよね。貴方も、ご自身がなさったことを述べられる時にも、そのように音を高くしてました。「 what noets are the singing? これを歌うとすれば、どんな音になるだろう」と言われたときも、そうでした。音を高く初めて、そしてちょっと下げて、最後は、また、上げていました。 
 私が考えているのは、この歌では、ヴァース部分の各行の最初の所で、音が跳躍している、と言うことなのです。他のソングライターでしたら、このようなメロディーを、ヴォーカルの為には思い付きもしないですよ。」
パートリッジ「そうですね、あのメロディは、管楽器か何かのメロディの様に思えるのでしょうね。ちょっと、コードを確認してみましょう。( ギターを弾いて、ヴォーカルのメロディーを口ずさむ。 ) F6 、ふうん、ささっと弾けないで、辿々しくなってしまうなあ ( 笑って、「 life's like jigsaw 」のところのギターのコードを弾いて見せる。 ) Eマイナー7 、あれ、次のコードは何でしたか知ら? 分からない、自分で書いたコードを忘れてしまいましたよ。演奏のレパートリーに入れたままにして置く必要は無いですからね。ステージのライブでするようになった、歌はどれも、ステージで何度も何度も弾きますからね、忘れないのですよ。でも、この歌はですね、頭の中に遣って来て、直ぐに、出て行ってしまいましたね、、、 」 
posted by ノエルかえる at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | English Settlement | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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