2018年06月01日

English Settlement 2016 アンディ・ソング・ノート 4

「 Yacht Dance 」 
アンディ:
 子供時分、私は「 Messing About On The River 」と言う題のジョシュ・マクレー Josh MacRae のレコードを愛好していた。幼い私の耳を強く惹き付けたのは、残響を伴って滴り落ちると言う、文字通りそのままの跳ね返る水の効果音のワルツであったのだ。この歌には、それと同じ様な処置をするようにとヒューに依頼したのを、私は記憶している。聴き手はきっと自分の顔に飛沫がかかると感じるであろう ( おや、ごめんなさいまし、おくさま )。実はである、我々のワルツは、ワルツとして始められたのではないのである。また、ヨットの事でも決してなかったのである。

 この歌が我が頭中に現れたのは、「 Collecting Honey For The Queen 」と言う題名でなのであった。しかし直ぐ様に、蜜蜂としての何の様な経験を持ってこの愚かしい思い付きが出たのだ?と私は考えたのである。非常勤のワスプ[ 胡蜂、同様の腰の細い蜂の類、気難し屋の意味も ]であったか…、或いは僧であったかも知れぬ。けれども、ビー[ 蜜蜂、同様の丸い蜂 ] であったことは一度もない。それで、私はそこから一部を取り出したのであった。それは、基音が移動して、それがメロディになるある和音なのである。楽想は、瞬く間に、四分の三拍子に変化した。このメロディには四分の四拍子よりも相応しかったからである。このウィーン特有の拍子は、直ぐ様、「何かが散乱している」と言う考えを思い付かせ、、、そして、閃いたのである! 聴き手に潮の泡を投付けよう! と。これは、ヨットで帆走している恋人たちの歌なのである。私を非難したり信じたりする波うつ海を帆走しているのである。私は、後に暫くの間私の妻と成った女性との婚約時代の初めの頃には、こうした事を沢山に経験したのだ。私は、「汚らしいビートニク」あるいは「跳ね返りのやす広告描き」に過ぎなかったからだ。( これは、フレッド・エモニー似の、広告会社経営の彼女の父から言われた酷い侮蔑である。 [ フレッド・エモニー:イギリスの喜劇役者 Fred Emney - Wikipedia ] ) 

 その頃、コリンと私は、ペンタグルの「 Light Flight 」を再び良く聴く様になっていたのだ。[ Basket of Light - Wikipedia ] 元々は、1969年のBBCのテレビドラマ『 Take Three Girls [ Take Three Girls - Wikipedia ] 』のテーマソングに使われていたものだ。そのドラマの音楽、当時、私たち二人共がそれを聴いていた事は確かであろう。私の考えでは、その音楽が、私に於いては、「 Yacht Dance 」で表に現れ、彼に於いては、「 English Roundabout 」で覗いているのである。その二曲共に於いて、私たちは、突然にアコーステイックに変貌し、変わった拍子を選んだのである。それも、カチャカチャ鳴るドラムとゴムバンドのベースを伴うのである。私たち二人が、時を同じくして、これを持ち込んだと言うのは奇遇な事である。 

 実はである、中間部の水が滴る音はアンクルであると、私は断言しよう。それは竹なのである、巨大なのである、材木の一種なのである。ストーン・ルームに入る際、毎度、そこに置いてあるそれにぶつかるのに、私は辟易していたのだ。或る時である、それは私の肩を強く打ちつけて酷く痛め付けたのであるが、( 奇妙にも私はよく覚えている ) すべての細片と繋ぎ目が一度に音を立てたのである。それは海と言うよりも渓流の音の様ではあったのだが。而して、それを録音したのであった。私はアンクルの側に立ち、その忌わしい物を枠ごと叩いたのであった。Voila! 即席水の出来上がり!ね・、水を加えるだけ、、、 [ Voila : フランス語、ほらね、と言う様な:voilà - ウィクショナリー日本語版 ] 

 私が記憶する限りに於いては、この曲をライブで演奏したのは一度だけである。栄えある連合王国のテレビのロック番組『 The Old Grey Whistle Test 』の中でである。この曲は、難しく少々厄介なものなのであるが、全員が立派な仕事をしたのであった。 

デイブ:
 私は、対位法を使って、ワルツを刻むアコースティック・ギターに対して付ける繊細なギターのメロディーを書いたのです。それをナイロン弦のスパニッシュ・ギターで演奏しました。( 皆さんが注意深く右側のチャンネルに耳を澄ませば、お聴きになれるでしょう。 ) そのギターの入手経路は不明なのです。ですが、それが、「 Raimundo 」であったことは覚えています。コリンの持ち物だったのではないでしょうか。けれども、この時の録音に使って以来、一度もそのギターを見た覚えがないのです。ただ、1982年3月のテレビ番組『 The Old Grey Whistle Test 』ヘの出演の際に、その同じギターを私は使用したのですが。指で全く淀み無く弾くことは私には難しかったので、とても柔らかなナイロン製のピックを使って弾きました。弦は新しいものでしたから、録音中には再調律する為に何度も中断する必要がありました。出来上がった録音には、私は大変に満足をしています。中間部の不思議な竹のチャイムの様な音は、アンクルで奏でられているのです、アンディが「演奏」しました。リチャード・ブランソンが度々行くバリ島での休暇から持ち帰ったものなのでした。不協和のアコースティック・ギターでのソロは、アンディがヤマハのギターを使って弾いています。 
posted by ノエルかえる at 10:00| Comment(0) | English Settlement | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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