2018年06月09日

Philip Larkin 「 Money 」訳

 Philip Larkin の「 Money 」。オイルショックの頃、1972年に書かれた詩ということ。詩集には収められてなくて、後年の選集に入れられた詩。 

元にしたのは、Poetry Foundation の: 
Money by Philip Larkin | Poetry Foundation 


Money


Quarterly, is it, money reproaches me:
    ‘Why do you let me lie here wastefully?
I am all you never had of goods and sex.
    You could get them still by writing a few cheques.’

So I look at others, what they do with theirs:   
    They certainly don’t keep it upstairs.
By now they’ve a second house and car and wife:
    Clearly money has something to do with life

−In fact, they’ve a lot in common, if you enquire:
    You can’t put off being young until you retire,
And however you bank your screw, the money you save
    Won’t in the end buy you more than a shave.

I listen to money singing. It’s like looking down
    From long french windows at a provincial town,   
The slums, the canal, the churches ornate and mad
    In the evening sun. It is intensely sad.





四半期ごとに、ほんとにそう、お金が僕をなじる。 
  「なんで、君はわたしをここに無駄に放って置くの? 
わたしは、君がこれまで持ってなかった品物、情交の何でもであるのに。 
  ほんの二三枚の小切手に書きさえすれば手に入ったのに。」 

それで、僕は他の人たちを見た、自分のお金で何をしてるのか。 
  確かに、人々はお金を二階に置いておいたりしない。 
もう、別荘を自動車を妻を持っている。 
  お金が人生に入り用な何かなのは間違いない。 

− 「他の人々には共通点が多くある、それは事実よ、尋ねてみると良いのに。 
 君は退職するまで若さをそのままにはしておけないし、 
それに、君が給金を預金して金をとっておいたとしても、 
 葬儀に顔を整える以外に君に払ってやるものは何もないのに。」 

僕はお金が歌っているのを聴いている。まるで見下ろしているみたいだ、 
 狭い田舎の町を視野の広いフランス窓から。 
田舎町の、汚い家々、運河、教会、夕暮の陽の下でそれらは、 
 飾り立てられ浮かれ切っている。物凄く悲しい。 





posted by ノエルかえる at 13:35| Comment(0) | 薬師 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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