2019年05月09日

2017年版『 Black Sea 』ノート:アンディー・パートリッジ Song Notes 2

 2017年版『 Black Sea 』に付けられたノート。アンディー・パートリッジのもの:  
「 Song Notes 」の2  





Rocket From A Bottle
 自分の年来のノートブックを見ると、この歌は、アルバムの為に書き留めた最初の三曲のうちの一つであり、低く評価して「Bサイド候補」と印付けていたものであることが分かる。この歌は、ヴァージン社がこれを聴いて抱いた印象には反した結果となってしまった。会社は相当に高い期待を持っていた様だ。と言うのは、当初の時点で、この歌には、「 single mix 」の仮決定が与えられていたからである。あれあれ!  
 ヴェルヴェット・アンダーグランド「 I’m Waiting For The Man 」の様式で、バナナの指がピアノをトントン叩き、それに、ほんの少量のマッカを混ぜているのだが、その編曲は、デイブの上昇を続けるギターのソロで取り繕われている。それを聴いて私は、いつも、微笑まさせられるのだ。継ぎ目もない蛇の様にくねくねと転調している様子は、頭をスレスレに掠めて行く安物の中国花火の様だ。正にそれが求められていたのだ。 
 最近この歌を聴いて、私は、終わり近くに聴こえて来る、可愛らしいシンセの「ボ、ボ、ボ、ボ」と言う音があるのを思い出した。( that’s pre-programming ‘played in’ folks )原文ママ [ ( ) で挿入されるこの文は、私には意味がまるで分からなくて訳せません。あるいは、「諸君、これはプログラミング時代前の「試行」と言うものだよ」と言う意味だろうか ]。私たちが、ジグ・ジグ・スパトニック Sigue Sigue Sputnik を考案したと言うことだろう。 花火大会の最後の「荘厳な一発」を表す和音については、あれが何と言う和音かを、私には尋ねないでほしい。

No Language In Our Lungs
 恐らくはである、私たちXTC が Free の風格のあるグルーブ感に最接近した瞬間であろう。Free は、私たち全メンバーが最も好んでいるバンドであったのだが。「固く結びついたバンド」として演奏する経験に恵まれるとは、非常に素晴らしいと思うのだ。全てがあるべき位置にあるのだ。ただ一つ恥じているのは、私の声が、ポール・ロジャースと言うよりは、スウィンドンのサッカー選手、ドン・ロジャーズの様に聞こえると言うことだ。 
 ガレオン船の様なテンポで演奏するのは、私たちには斬新なことだった、そう言うと奇妙に思われるかもしれないが。このテンポが気に入っている、それに、コリンとテリーがスローモーションで演じるリズムのボクシングが、私は大好きなのだ。   
posted by ノエルかえる at 00:00| Comment(0) | Black Sea | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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