2019年05月28日

バーンハートさんのテリー・チェンバースへのインタビュー パート3 の2

バーンハートさんのテリー・チェンバースへのインタビュー パート3 の1: ノエルかえる不恵留





バーンハート「この数日間ずっと、XTC のアルバムを聴いて、私は貴方の演奏のパターンを理解しようとしていたのですが、もう一つ気が付いたことは、貴方は常にトムを中心に据えている様に思えるということです。トムに頼ることをものすごく好まれている様なのです。普通でしたら、ライド・シンバルかハイハットを使う様なところでトムを使われています。どこで考え付かれたのですか?」 
チェンバース「よく気付かれましたね。あれは、熟考の上に選んだものだったと思います。それに、通常のハイハット、スネア、バスドラムといった定式から離れるというのは、バンドで決めたことだったと覚えています。「止めて、ここはコーラスじゃないか、それなら、ここでライド・シンバルを打たなくては行けないだろう。」その様なこと何もかもとは距離を置こうと決めたのです。コーラスでライド・シンバルと言うのは、決まり切った事の様に思われていますよね。でも、私たちは、道を外れなければならないのじゃないだろうかと思ったのです。時には、私たちもその定式のドラムズをしています。「 Neon Shuffle 」「 Atom Age 」はそうですね。あれは、ライド・シンバル/ハイハットの組み合わせでとても上手く行っています。でもそれは、曲そのものがとても優れているからで、通常ではないドラムズにする必要もなかったからだと、私は思います。ですが、他の面もありますよね。けたたましい消防車の鐘でなくて、古臭い定式なのですから、少しばかり曲の出来栄えを下げていたのかもしれない、と私は思います。ですが、私たちはあれを完全な踊れる歌にしましたよ! ( 皮肉な笑い方で笑う ) 本当です。 
 つまりですね、あの歌はコーラス部分がどこなのかすぐに分かる、と言うことです。「ああ、彼はライド・シンバルを叩いているぞ、それなら、ここがコーラスに違いない。」と言う分けです。でも、私たちは、聞き手がそこが何なのか分かり難くしたかったのです。「ちょっと待って、彼はコーラスをやっているの、ヴァースなの? 分からないなあ。いったい彼はどこをやっているんだ?」と言う風にです。それにです、恐らくは、バンドの他のメンバーにとっても分かり難いものになったでしょうね( 笑う )。又はですね、この歌をカバーしようとしている誰にとっても分かり辛いのでしょうね。」 
バーンハート「( 笑いながら ) ええ、そうです。貴方は、聴衆に緊張を強いているのです。」 
チェンバース「ええ、ええ。」 
バーンハート「さて、貴方は、キック・ドラムを使うのもお好きですね。例えば、「 The Rhythm 」ですが、キック・ドラムでこの様にしています。( 口でエイト・ビートのキック・ドラム真似る ) ダブル・キックをしようとは考えなかったのですか? 或いは…、」 
チェンバース「いえ、いえ、全く。『 English Settlement 』の後のアルバムも、私たちが一緒に仕上げていれば、とは思いますけれど。そうですね、一緒に仕上げると言うことも有り得たことではあるのですがね。その場合はどうだったでしょう。ですが、アンディーは、ダブル・キックを使う様な構成にはまるで関心がないのです。貴方がご存知かどうかは分かりませんが、アンディーと言う人は、基本的に、フォー・ビートとエイト・ビートの人なのです。本当です。彼は、基礎を単純なままにして置きたがる人なのです。そうすると、その上に重ねて実験的なことをする余地が出来るからです。ダブル・キックを使う様なリズム構成には、三人編成のバンドが適していますよね。私たちの当時のバンド編成といえば、ギターが二本で[ ベースギターも、ギターに数えている? ]、キーボードがあって、ヴォーカルは三部編成でしたし、ですから、ダブル・キックをたくさん使うアレンジメントにすると、入り乱れて収拾がつかなくなるでしょう、私はそう思うのです。それは、私の意見の一つです。私自身、それには反論もあるのです。ディープ・パープルはダブル・キックで素晴らしい作品を作っていますし、シンリジーだって、他のどのバンドでも、上手く使っていますから。弁明のために私が言えることは、私たちは異質な歌を書いていた、と言うことだけです。」 



posted by ノエルかえる at 09:00| Comment(0) | English Settlement | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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