2019年08月02日

バーンハートさんのテリー・チェンバースへのインタビュー パート4 の3

バーンハートさんのテリー・チェンバースへのインタビュー パート4 の2: ノエルかえる不恵留





バーンハート「( しばらく笑う ) では、『 Drums and Wires 』について話して下さい。それとその中の歌についてもです。先ほど、「 Millions 」については触れられましたけれど。「 Millions 」は、私にとっては、とても注意を惹く歌なのです。ずっと惹き付けられているのです。貴方は、パートリッジさんと話し合って、彼が中国「的」なものを欲しがったと言われたのですが。」 
チェンバース「ええ。私たちは、この歌ではそのものズバリを出さない様にと思っていたのです。そこは分かって下さい。ちょっと「匂わせる」だけのものを付加したかったのです。ご存知の様に、私がパーカッショニストでないことは分かりきっていることですからね。私は、ただ、ゴツン、バシンとするだけですから…、」
バーンハート「ええ。ですけれど、同時にですね、この歌のドラムズのパターンは、とてもかっこいいです。独特なドラム・パターンです。典型的なロックンロールのドラム・パターンではまるでないです。」 
チェンバース「ええ。私とアンディーは、少し話あった筈だと思います。正直に言いますと、どうやって考え出したか、正確には説明は出来ないのです。でも、アンディーがこれを( ギターのリフを口真似する )聴かせたのです。とても中国的ですよね。それで、小さなベルと小さなシンバルを思い付いたのだったと覚えています。確かに、スネア・ドラムの音は、ロックのスネアの様には聞こえませんね。私たちは古い様式のスネアの音にしようとしたのです。「スネアの音を小さくして、また、少しばかりきつく締めておく。」と言うものですね。それで、ピーンという感じの音が得られたのです。 
 イギリス西部の田舎町の四人の子供がした「中国音楽の解説」なんて、どんなものでしょうね、全く、あの程度ですよ( 笑う )。でも、私たちは、「いいですか、彼国ではこの様に弾くものなのだよ。」とは言いませんでしたからね。何らかの見識と言うものではないのですからね。話を戻しましょう、アンディーは、世界のどこからでもアイデアを引き出そうとしていたのだと思います。「ベッド・ルームに行くよ、四面の壁についての歌を書くんだ。」とは言いませんでしたよ。彼が当時どんな本を読んでいたかは、私は全く知りません。でも、世界の全体像を注視していたことは、明らかですよ。それで、そこからインスパイアされるものを探していたのでしょう。歌が書かれた当時、あちらで進行中の政治運動があったかどうか、私は知りませんし、それに、アンディーが、アルバムの表のアートワークで、誰かに人力車を引かせようと思っていたかかどうかも知りませんよ。 
 いや、有り得ますね! パートリッジ自身が、あの様な帽子を被って、人力車を引くのですよ、そうしていれば、完璧なものになったでしょうね( 笑う )。それで、他のメンバーは、後ろの車に乗っているのです。( 笑う ) それがアルバムが売れなかった理由ですよ、君、あれは合ってないアートワークだったのですよ。( 笑う ) アンディーが人力車を引く図をアルバム・カバーにしていたら、きっと中国ではミリオンセラーになっていましたよ。アンディーが、ちゃんと人夫の衣装を全部着てですね、人力車を引いていて、バンドの他のメンバーは、ビートルズのサージャント・ペッパーの衣装を着て車に座っているのです。そうすれば完璧でしたね。 
 まあ、それはそれとして、兎にも角にも、あのアルバムのカバーには、私はそれほど貢献してません。それは明白です。( 笑う )。後から考えるのは簡単ですね。間違っているところがよくわかるものです。」 
バーンハート「( 笑う )そうですね。後知恵と言うものですね。」 
チェンバース「ええ。」 
バーンハート「「 Sissor Man 」でも、世界を志向していた様に聴こえますよ。ダブ風のところがありますから。当時、貴方は、レゲエとかジャマイカの音楽に関心を持って聴いていたのですか?」 
チェンバース「同じことですね。アンディーに原因を求めるべきではないかと、私は思いますよ。実際に、当時では、とてもたくさんのレゲエ・バンドが遣って来ていました。それに、私たちは、ポリスと一緒に演奏旅行していましたしたから、ご存知様に、ポリスにはそう言う感じがありますからね。それで、ちょっとレゲエを覗いて見たと言う感じだったのだと、今は思いますよ。再度指摘しますが、「 Sissor Man 」には空間、間があったのです。ほかのものを上に被せることが出来る余地を残して置いたのです。「ありきたりのドスン、バシンとはまるっきり違うものにしよう」と言うものだったのです。 
 「 Sissor Man 」と「 Millions 」は、実際そう言うものです。それに、貴方は、「 Homo Safari 」シリーズをご存知かどうかわかりませんけれど、あれはほとんどシングルのB面になりました、「 Homo Safari 」シリーズもそうなのです。間がとってあって、「試しにやって見よう」的なのです。ヒット・シングルになるだろうとは思ってもいませんでした。「B面に入れるのだから、ちょっと面白くやろう」と言うものだったのです。」  


posted by ノエルかえる at 09:24| Comment(0) | English Settlement | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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