2020年01月12日

バーンハートさんのテリー・チェンバースへのインタビュー パート5 の5

バーンハートさんのテリー・チェンバースへのインタビュー パート5の4  





バーンハート「貴方達は、「 Beating of Hearts 」と「 Wonderland 」を録音したのですね。」
チェンバース「ああ、その二曲ですね。他の曲もあったかもしれないと思うのですが。その二曲を完成させたかどうか覚えてはいません。でも、その二曲は、我々がスティーブ・ナイと録音したものです。どうだったか…、覚えてないですね。あの時は、あまり楽しくはなかったですね。私は、ヒューにアルバムを制作して欲しかったのです。あの時彼が空いてなかったのだったら、我々は待つべきだったのです、そして彼とアルバムを仕上げるべきだったのです。というのも、『 English Settlement 』の時には、何もかもが私には楽しかったのですから。あるいは、ヒューが以前よりもっと代金を要求したのだったら、それは当然のことだったと思いますよ、人が成功する時はそうなのですからね。私は、彼が成功したと思っています。成功したのだと言うことを、彼は日々証していますよ。彼は、我々の推薦でザ・ポリスと仕事をしたのです。」 
バーンハート「ええ、そうなのですか?」
チェンバース「我々は彼らとツアーをしたのです。そこで、彼らは「相談なんだが、僕たちは今次のアルバムに取り掛かろうとしているのだけれど、君たちは誰か出来そうな人を知らないか?」と聞いてきたのです。我々は、ヒューと仕事をするのは楽しかった、と言ったのです。その結果、彼らはヒューを連れて行って、ヒューは仕事をしたのです。そうして、ヒューはポリスの素晴らしい二枚のアルバムを制作したわけです。明らかにですね、彼の報酬はその度に上がっていったのですよ。ですがね、貴方、彼は我々と一緒にアルバムを創りたがっていたことでしょうね。私がこう言う理由はですね、彼が駆け出しの頃に我々と仕事をした結果として、他の仕事を得られるようになったからですよ。そう思いませんか? 彼の仕方で制作をしていたならば、私はもっと楽しくしていられたでしょうね、私個人はですね、ですが( 溜息 )、時は移ろうものなのです、それまでと違う歌の数々、それまでと違う時代、昔は昔、今は今、…、他のメンバーはそちらへ行ったのです、そして、私は出て行った! ( 笑う ) 
 時はどんな傷も癒してくれます、本当に、私はそう思いますね。私がプラグを引き抜いた‘82年にはちょっとばかり不快な思いがありました、でも、それから二十年余りの歳月があったわけですから、我々は当時よりも成熟して大人になっているのです。…、この歳ではね、もう来世の準備も始めているわけですよ( 笑う )。仲直りしておけばよかったなあ、と思いながら墓場に行きたくはありませんからね。」 
バーンハート「貴方が直近にイングランドに帰ってらした時には、皆さんが一緒になって、いい雰囲気だったのですよね?」
チェンバース「ええ、そうです! 彼らは心から喜んでくれた、と思います。そして、お喋りをして、昔の思い出に耽りました。我々は今でも友人同士であると思います。クリスマスカードや季節の挨拶を交わしていますしね。ああ、「次に貴様にあった時にはな、ピカピカの陽の光を巻き上げてやるからな」なんてことは書いてないですよ( 笑う )。そんなことは、私が死ぬまでありませんよ。 
 私がリハーサル・スタジオから足早に出て行ったその日に、その日の夜ですね、アンディーが電話を掛けて来ました。「君は、今の曲を捨てて、別の新しいもので始めたいと思ってるの?」と言いました。私はですね、「いや、アンディ、君の気持ちはもうその曲に入っているじゃないか、君は自分が行こうと思う方へ行かなくては駄目だよ。」と言ったのです。あのアンディーの言葉は、あの当時の彼がした一番の妥協だと、今の私は思いますよ。彼は精一杯譲ったのです。私の為に彼にそんなことを言わせる決心をさせたかと思うと、とても悲しいです。」 
バーンハート「当時を振り返ってですね、貴方がお好きなアルバムはどれでしょう、伺ってもよろしいですか?」
チェンバース「『 English Settlement 』です。『 Black Sea 』もか知ら。ええ、それらは…、」 
バーンハート「遡りながら考えていらっしゃる?」
チェンバース「ああ( 笑う )、我々は進歩しながら良くなって行ったと思いますよ。」 

posted by ノエルかえる at 00:00| Comment(0) | English Settlement | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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