2020年02月20日

バーンハート、パートリッジ対談「 All You Pretty Girls 」5

バーンハート、パートリッジ対談「 All You Pretty Girls 」4   





バーンハート「一方で、ベースは上がって行きます。」
パートリッジ「ベースは上がって行きますね。それから覚えているのですが、あの時には、うちにリン・ドラムがあったのです。今、私が座っているこの部屋の後ろの部屋にあったのです。本棚の側の角にありました。その背部にヘッドホーンのプラグを繋ぐか、小さなアンプを繋ぐかしてましたね。( 笑ってから )、このリズムはですね、またしても、( スライ・アンド・ロビーの )「 Don’t Stop the Music 」ではないですかね?」 
バーンハート「違うでしょう。」
パートリッジ「( パターンを歌う )、多分そうですよ。」 
バーンハート「それと、何箇所かでカウベルが素敵に鳴らされています、また、歌を通して、ハイハットのチョークが聞かれます。」
パートリッジ「あの時はですね、デモ・テープを作るのに、ドラムのプログラミングに熱中していたのです。「完成ヴァージョンでは、絶対にリン・ドラムを使おう。リン・ドラムには全部の音が入っているからね」とか思っていたのですね。」 
バーンハート「どうしても貴方にしたい質問があったのです。一体、ピート・フィップスはこの歌で演奏しているのですか? それとも、全部ドラム・マシーンなのですか?」
パートリッジ「ああ、この曲では、全部リン・ドラムですよ。「死刑執行の太鼓」は別ですけれどね、あれは、ピート・フィップスです[ 曲の開始部分のドラム・ロール ]。あれですけれどね、彼がした演奏というのはですね、実際のところ、少なからぬ意味合いがあるのですよ。私が思い描いていたのはですね、そう、「ほら、死刑囚が思い出に耽ってる、そうしながら、奴は、踏み台を登っていくぞ。」と言うような場面ですね。私が空想していたのは、ビリー・バッド[ メルヴィルの小説の人物。水兵の陰謀に巻き込まれて死刑にされる。 ]か誰かの様な、今正に、1ヤードの高さに吊らされ様としている人物なのです。そこで、ピートにこう言ったのです。「いいかいピート、この人物は、今、吊るされに登っているんだ。それでね、彼が海にいた間に知った、美しい女たちを思い出しているんだ。ここで、死刑執行のドラムを叩いて欲しいんだ。」 
 コーラス部分を通して聞かれる、ボンゴか何かの様な、高くてそれでいて音楽的なパーカッションの音ですけれど、あれは実は、リン・ドラムのトムトムの音なのです。曲に合う様にチューニングを上げているのです。そうすると、カウベルか何かの様に聞こえますね。メロディーに合っている、二音のパターンです。 
 私は、ピーター・ブレグヴァドのある歌の制作の時に、初めて使いました。アルバム『 Naked Shakespeare 』の「 Blue Eyed William 」です。あれと同じ効果を得られました。」    



posted by ノエルかえる at 00:00| Comment(0) | The Big Express | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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