2020年04月09日

バーンハート、パートリッジ対談「 You're the Wish You Are I Had 」2

バーンハート、パートリッジ対談「 You're the Wish You Are I Had 」1 





バーンハート「何でこの歌を思い付いたのですか?」
パートリッジ「この歌が、元々、何処から遣って来たのか、説明出来ますよ。」 
バーンハート「想像ですか? それとも、何方か思い焦がれていた方があったのですか?」
パートリッジ「そうですね、歌詞から出来たのではないのです。いつもと同じ様に、やはり、見つけた和声が最初なのです、大抵の歌がそうですけれどね。何か引っ掛かるのですね、何かが躓かせるのです、すると突然、パシャンと鳴って、新しい歌の世界に頭から落ち込んでいるのです。 
 そのコードですが、(弾いて見せる)、このコードを何と言うか分かるかなあ?」
バーンハート「いえ、分かりません。」
パートリッジ「まあ、そうですか、でも、私も分からないのです。( クスクス笑う )、とは言いながらですね、どう言うものか説明してみましょう。まあ、簡単なオープンGのコードを押さえるのです、「 Michael Row the Boat Asore [ Michael Row the Boat Ashore - Wikipedia]」の様なですね、それでルートの音がCになるようにスライドして上げるのです。そうすると、C/E/D/G/G/C になります。( メロディーを歌いながら、コードを弾いてみせる。 ) それから、Bに移行します。つまり、輝く様なCがあって、Bに移行するのです。この和音を見つけることで、蛇行するメロディーが降って来ることになったのです。」
バーンハート「分かりました。和音の中の音がメロディーを示唆するのですね。」
パートリッジ「( メロディーラインの中のG♭の音を歌ってみせる。 )、それでですね、違いますよね。( 笑う )、音のいくつかは、コードの中にはない音なのです! ( その後も歌ってみせる、そうして、和音の中へ解決して行く。 )」
バーンハート「成る程、私がこの歌の中で特に好きなものの一つはそこです。どうやって、まるっきり長調の和声の中へメロディーが解決して行くのだろうなあと思ってました。」
パートリッジ「そうですね、Eへ移行するのです。もうしばらく弾いてはいないのですけれど。でも、Eへジャンプするのだったと思います。兎も角、コードから、蛇の様にクネクネしたメロディーが生まれたのです。」
バーンハート「それでは、歌詞は何処から思い付いたのですか?」
パートリッジ「分かりません。そうですねえ、コーラス部分から出来たのだったかと、口から自然と漏れて来たのですね。コーラスの歌詞が最初だったと思います[ You’re the wish you are I had の部分 ]。その時は思いましたよ。「あああ、マッカートニー風の歌を書くのを自分に許すつもりか? これは、マーッカートニー型のコーラスだよ。『 Sgt. Pepper 』か何かの紛失した録音と言う感じだ」。「 Lovely Rita 」か「 Getting Better 」の辺りを思わせますよね。 
 当時はですね、私は、ビートルズの影響にまだ悩まされていたのです。しかも、それは、私の中で、次第次第に大きくなっていたのです。私は、それを認めることを拒絶していました。それまで、一度だけ認めたことがありましたけれど。前のアルバムに収めた「 Ladybird 」がそうです。私は、当時、まだビートルズ性を好きな様にさせることを許してはいなかったのです。でも、今思うと、これはビートルズ性が出ている歌だと思います。「あああ、行かせてしまおう、もう、出させてしまおう、」と言う感じだったのだと。それでいいと思ったのです。「そうしようと思ったんだ」( 笑う )。」
バーンハート「( 笑いながら )、今は、良くなってると思いませんか?」
パートリッジ「「あのね、ママ、パパ、ぼくね、ぽおるまっかあとにいがとっても好きなの。」、( 残念そうな母親の声を真似て )、「おや、坊や、わたしたちはねえ、お前はレノンに似ていると思っていたんだよ。それでねえ、上品な日本のお嬢様と結婚して一日中ベッドで過ごすことになるだろうと思ってたのだよ」。( 決然とした若者の声で )、「違います、母さん、私は農場に住むつもりなのです、あのフェア島のフェア・アイルのセーター[ Fair Isle (technique) - Wikipedia ]を着るのです。もう、バグパイプを吹きたくてたまらないのです」、( 笑う )。 
 「歌がどうしてもマッカートニー風になってしまうのなら、そうしない理由はあるかな、ままよ、そのままにしよう、そうしてしまえ。」と言う事だったのです。」   



posted by ノエルかえる at 00:00| Comment(0) | The Big Express | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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