2021年07月17日

The Beatles 「 Across The Universe 」訳

 ビートルズの「 Across The Universe 」の歌詞の訳。

第三ヴァースの一行目、これまでの内田久美子さんや、岩谷宏さん、山本安見さん、深川ぼたんさん、奥田祐士の対訳だと、shades of earth となっていますが、今のビートルズのホームページの「 Songs 」では、shades of life で、私の耳にも life に聞こえますので。その様に。 


元にしたのは、ビートルズのホームページの「 Songs 」:
Across The Universe | The Beatles   




各ヴァースは、二行/二行にマントラの繰り返しの構成ですけれど、散文で訳しました。 


言葉がね、次から次へと溢れ出てくるんだね、ほら、捨てられたままの紙コップに雨がいつまでも降ってコポコポ音を立てている時みたいだよ、それでね、その言葉はね、うねうね蛇行して行って、宇宙の向こうへ消えていくんだね。 
悲しみの淵があるんだけどね、そこを楽しみの波が渡って行くんだけどね、その時、ぼくはあけっぴろげでいるからね、波はぼくの心の中を勝手に通っていくわけ、ぼくのことを巻き込んだり、優しく撫でたりしながらね、通り過ぎていくんだね。 
マントラ「南無大師」 
我が世界を変易させむとせしものは全く存しない。  

光がね、瞬いているんだね、ほら、一百万の瞳がまばたきしているみたいにチカチカとしてぼくの目の前で踊っているようだよ、その光の幻影がね、何度も何度もぼくを呼んでいるんだよ、宇宙の向こうでね。 
思いが堂々巡りをしているよ、そうだね、郵便箱の中に入った風が止まることなくグルグルと走り続けているのと同じだね、思いはなんとか出口を見つけようとドドドウと走り回っているのだよ、そして、宇宙の向こうへ行きたいんだ。 
マントラ「南無大師」 
我が世界を変易させむとせしものは全く存しない。 

笑う声がね、ほら、あれが生命を思い起こさせる声だよ、その声がね、聞き耳を立てたぼくの耳の中で鳴り響いているんだよ、そして、ぼくを招き寄せ、惹きつけるんだ。 
愛があるんだよ、無限で死ぬことのない愛なんだよ、ほら、それが、一百万の恒星の様にぼくを取り囲んで輝いている、そして、宇宙の向こうから、何度も何度もぼくを呼んでいるんだ。 
マントラ「南無大師」 
我が世界を変易させむとせしものは全く存しない。 




あとから説明: 
broken は、ここでは、having breaks or gaps in continuity の意味。断続して続いている様子。光なので点滅している様子。 
shades は、ここでは、used to suggest reminiscence of or comparison with someone or something specified で使われていると思います。 


それから、ヴァース部分とコーラス部分(繰り返しのマントラ)は、レノンの歌によくある様に、関係があるのだかないのだか、私には判断がつきません。 

あとのあとから説明: 
聖イシドロス教会のミサを聴いてたら思いついたので、
マントラの後の「 Nothing's gonna change my world 」は、歌の語り手の言葉ではなくて、guru の言葉なのですね。 
そうすると、世界の真理を体現している師へ語り手が敬服していると言う歌だとみなせます。
posted by ノエルかえる at 14:26| Comment(4) | 薬師 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
OUTSTANDING🍉🍉🍉🍉🍉
Posted by goigoi at 2021年07月18日 13:12
goigoiさん、こんにちわ、
ありがとうございます、
先行の訳については、goigoiさんの『やさしいThe Beatles入門』を見ました、
とても参考になりました、ありがとうございます。
Posted by ノエルかえる at 2021年07月18日 14:22
ノエルかえる様
過日は私のブログにコメントを寄せていただきありがとうございました。
繰り返しの部分について、語り手ではなく宇宙の真理が発するという解釈はとてもすてきだと思います。
私のブログは解釈に踏み込むものではなく、コメントに明確にお答えできなくて申し訳ありません。「They slither (while they pass → wildly as)」などの英語詞そのものが正しいかどうかを検証していますので、参考にしていただけたら幸いです。
Posted by Albert at 2021年08月22日 12:11
Albertさん、こんにちわ、
ありがとうございます、 
問題なのは、ビートルズはスーパーグループなのに、
正しく編集された歌詞がないと言うことですね。 
私が頼っている、ハンター・デイヴィスの『Lyrics』には、「アクロスザユニヴァース」の歌詞は掲載されていません。原稿が見つからなかったのでしょうね。 
御ブログの記事は、訳す際に参考にさせていただきました、ありがとうございます。
Posted by ノエルかえる at 2021年08月22日 14:40
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