2016年11月30日

今日はそんな日だったの: 『 The Wall 』

 1979年11月30日、ピンク・フロイドは、アルバム『 The Wall 』をリリース。 

The Wall - Wikipedia 


それで、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの命日。1954年11月30日没。68歳で。
posted by ノエルかえる at 18:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ポール・ビートル「 Hey Jude 」のこと 7

 さて、「 Hey Jude 」、訳して見たのだけれど。やはり、分からないままだ。 
 それで、思い付くままメモしてみる。

 三つのヴァースは、恋の歌。それ以上には思えない。 
おやまあ、ジュード、恋の病いに臥せったりして。 
悲し気な歌は片付けなさい。それだけでも、ましになるから。
肝心なのはね、君の関心の中心に彼女を置くことだよ。 
そうすれば、恋の病いも快方に向かって行くものだよ。 

いいんだ、ジュード、不安に思うことはないんだよ。
外に出てあの娘に会うことは、生まれた時から決まってたんだよ。
君があの娘を深く理解出来たその時に、 
恋の病いは快方に向かい始めるからね。 

どうだい、ジュード、しっかりするんだ。
彼女はそこにいる、さあ、行って抱きしめるんだ。 
肝心なのはね、君の関心の中心に彼女を置くことだよ。 
そうすれば、恋の病いも快方に向かって行くものだよ。  

 このヴァースで気が付くことと言えば、skin や heart と言った、身体の部位を指す言葉が、そのままではなく、慣用句として表面的な意味とは無関係に使われていること。ただ、その場合、潜在的になった身体部位のイメージが、歌全体のイメージ造形にどのように作用しているのか、と言うことには、注意しなければならない。 

 そして、どうしても、このヴァースと、ふたつのブリッジの関係を理解することが、私には出来ない。どういうイメージ造形の操作方なのだろうか? ユリシーズのエピソード11の様に、複数の場面で同時刻に起きている事件を、一つの文章に継ぎ合わせているようなものなのだろうか? 一種のキュビズム。 
 その上に、ふたつのブリッジの関係も謎のまま。 

まさか、何かの劫罰だと思っているのかい? ちがうよ、
ジュード、この文句を繰り返し歌うんだ。 
「アトラスの様に、世界を肩に負うもんじゃない。」 
いいかい、分かるだろう、
自分の世界を無味乾燥にして、乙に清ましている人、
愚かに見えないかい?  

さあさあ、力まないで、張り詰めないで、
落ち着いて、ジュード、歌い始めるんだ。 
まさか、伴奏者を待っているのかい? 
分からないのかな? 君一人しかいないんだよ。 
さあ、楽章は君の肩に載っているんだからね。  

 ふたつのブリッジに共通なのは、 shoulder と言う語だけだ。  

 さてさて、巷間に言われている、「ジュリアンの為に」と言うのは、セカンド・ブリッジだけなら、そうかも知れないと思われる。もしかして、作り掛けていた歌に、その様な部分を挿入したと言うことなのか? けれども、当時、まだ幼児であったジュリアンへの歌、と言うのには、私は、疑問を感じる。 
 それよりも、おそらく、1968年の、この歌の発表の頃に、世界中で関心を向けられていたことには、故ジョン・F・ケネディの未亡人、ジャクリーンの身の処し方があると思うのだけれど、この歌、ヴァースもブリッジも、彼女のことを歌っていると言われれば、そうなのかも、と思える。ヴァースとブリッジでは、ものの見方が違うのだけれど、そのどちらの立場からも、ジャクリーンをテーマにしていると言われても、不思議ではない。  

 それから、このブリッジ部分から、私が何かの「解釈」を得るとすれば。アトラスが世界を支えているのは、罰だと言うことへの疑問だ。古い神アトラスは、新しい神ゼウスに敗れて、世界の主人から退いて、支える方になったのだけれど。それを罰とするのは変なのでは? ということ。古い先人たちが土台となった新しい地平で、新しい人が、新しい音楽を始めるのだ、と、ポール・マッカトニーは歌っているのではないだろうか。
posted by ノエルかえる at 15:06| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パートリッジ好み:ボックス・セット

 パートリッジが、Twitter上でコメントしているのから伺える、彼がこの最近愛聴しているもの。 

サイケデリック・ソングのコンピレーション。
『 Let's Go Down And Blow Our Minds: The British Psychedelic Sounds Of 1967 』
Grapefruit Records と言うレーベルだけれど、チェリー・レッドが扱っているようなので。 
2016年10月にリリースされたもの。

Various - Let's Go Down And Blow Our Minds: The British Psychedelic Sounds Of 1967 (Box Set) at Discogs 

もう一つは、20年代から50年代のジャズのコンピレーション。
『 Central Avenue Sounds: Jazz in Los Angeles 1921-1956 』 
確かには分からないけれど、1999年に、Rhino と言うレーベルが出したものの様。 
今、このレーベルがあるのかどうか分からない。

アマゾンには、 
Central Avenue Sounds: Jazz In Los Angeles (1921-1956): Amazon.co.uk: Music 
posted by ノエルかえる at 09:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 注記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月28日

ベルナール、パートリッジ対談「 Yacht Dance 」4

ベルナール「それで、モールディングさんは「蝿」ですね。」
パートリッジ「その通りですね。( 笑い続ける ) それで、その歌について色々と考えていたのだと思います。それで、「コードを押さえたまま、低音の弦でメロディを弾くと言うのは、良いんじゃないだろうか。」と考えたのです。何度かしてるのですよ。そうですね、「 Smalltown 」の伴奏でも同じことをしています。それについては、また話しましょう。コードを押さえたまま、コード進行をして、低音弦でメロディを弾くのです。 
 それでですね、「 Collecting Honey for the Queen 」を作る時には、リズムの設定は、決めてかからず、幾つかのリズムで同時に考えていたのです。そうしたわけで、ワルツのリズムで、私は、ボートとヨットを思い浮かべたのです。その時に、さっと閃いたのです。歌詞は、自分をちょっと祝う感じですね。「僕らの恋は素晴らしいだろ?」と言っている感じですよ。」
ベルナール「そうですか、それで、「僕らの周りにどんなに波を立ててもへっちゃら」と歌っているのですね。」
パートリッジ「ええ。「周りの人たちがどんな風に考えてても関係ない、これから僕たちに起こることはこうなんだ。周りの人たちが僕たちの上に投影している精神的な汚物の上を、僕たちは航行するんだ。」と言っているのです。あっかんべーをしているのですよ。「人々がどんな雑言を僕たちに投げかけても、僕たちはそれを乗り越えて航行して行くつもりなんだ。」と言っているのです。」
ベルナール「( 笑いながら ) あっかんべーですか?」
パートリッジ「そうです。」
ベルナール「それは初耳です。」
パートリッジ「聞いたことがありませんでしたか? 親指で鼻を上向きにするのですよ。今から調べるのですね。( 笑う )」
ベルナール「勿論です。( アンディ解説書を参考のこと )」
パートリッジ「おやまあ、やっぱり。私は、この句[ Cooking a snook ] をしょっちゅう使ってます。でも、snook の意味は知らないのですけれどね。でも、貴方があれを上向きに出来ることは知ってますよ。( 笑う )」
ベルナール「( 笑いながら ) それは重要です。」
パートリッジ「ええ。だらんとした snook は嫌でしょう。snook は、ピントしてる時が良いんです。」
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2016年11月27日

Snarky Puppy

 パートリジが、Twitter上のコメントで、リンクしていた、Snarky Puppy と言うバンド、とても面白かった。私は知らなかったのだけれど。リンクされていた曲「 Don't You Know 」は、ちょっと、『オレンジズアンドレモンズ』を思わせた。Snarky Puppy がアルバム『オレンジズアンドレモンズ』を再現してくれると良いのにな、とも思った。 
 それに、Jacob Collier と言う、イギリス出身の若いピアニストもとても良い。 
 Jamie Cullum へ提供した曲は没のまま、Anthony Strong へは提供出来ないまま、のパートリッジだけれど。Jacob Collier へは、曲を提供出来ないだろうか? とても良いと思うのだけれど。  

Snarky Puppy - Wikipedia

Jacob Collier - Wikipedia
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the Beatles 「 Hey Jude 」訳

 ポール・ビートルの「 Hey Jude 」。 

 結局、推察するのに十分な手掛かりは見つからなかったので。適当に、、、    

構成は、ヴァース/ヴァース/ブリッジ/ヴァース/ブリッジ  
元にしたのは、ビートルズのホームページの「 Songs 」:
Hey Jude | The Beatles

Alan W. Pollack's Notes on "Hey Jude"

Hey Jude | The Beatles Bible  

マッカートニーが元にした、ジョン・アイアランド John Ireland ( 1879-1962 ) の典礼合唱曲「 Te Deum 」
Te Deum Laudamus in F major (Ireland, John) - IMSLP/ペトルッチ楽譜ライブラリー: パブリックドメインの無料楽譜 

アトラスが歌われている、シューベルトの歌曲集『白鳥の歌』の第八曲「アトラス」 
Schwanengesang, D.957 (Schubert, Franz) - IMSLP/ペトルッチ楽譜ライブラリー: パブリックドメインの無料楽譜 
歌詞は、ハイネ: 
Ich unglückseliger Atlas! eine Welt,
Die ganze Welt der Schmerzen muß ich tragen.
Ich trage Unerträgliches, und brechen
Will mir das Herz im Leibe.


Du stolzes Herz, du hast es ja gewollt!
Du wolltest glücklich sein, unendlich glücklich
Oder unendlich elend, stolzes Herz,
Und jetzo bist du elend.


僕は不幸なアトラス、世界を
苦しみだらけの全世界を抱えてなければならない。
僕は耐えられない程のものを抱えて、
身中の心臓は破裂しそうだ。 

誇り高い心、君がそれを望んだのだ。君が、
幸福でありたいと、永遠に幸福でありたいと、
そうでないなら、底なしに惨めになりたいと、望んだのだ。 
だから、今、君は惨めなのだ。  




Hey Jude

おやまあ、ジュード、恋の病いに臥せったりして。 
悲し気な歌は片付けなさい。それだけでも、ましになるから。
肝心なのはね、君の関心の中心に彼女を置くことだよ。 
そうすれば、恋の病いも快方に向かって行くものだよ。 

いいんだ、ジュード、不安に思うことはないんだよ。
外に出てあの娘に会うことは、生まれた時から決まってたんだよ。
君があの娘を深く理解出来たその時に、 
恋の病いは快方に向かい始めるからね。 

まさか、何かの劫罰だと思っているのかい? ちがうよ、
ジュード、この文句を繰り返し歌うんだ。 
「アトラスの様に、世界を肩に負うもんじゃない。」 
いいかい、分かるだろう、
自分の世界を無味乾燥にして、乙に清ましている人、
愚かに見えないかい? 

どうだい、ジュード、しっかりするんだ。
彼女はそこにいる、さあ、行って抱きしめるんだ。 
肝心なのはね、君の関心の中心に彼女を置くことだよ。 
そうすれば、恋の病いも快方に向かって行くものだよ。 

さあさあ、力まないで、張り詰めないで、
落ち着いて、ジュード、歌い始めるんだ。 
まさか、伴奏者を待っているのかい? 
分からないのかな? 君一人しかいないんだよ。 
さあ、楽章は君の肩に載っているんだからね。    


2017年1月9日、追記 
トマス・ハーディーに『日陰者ジュード Jude the Obscure 』という小説がある。
1895年に書籍として出版されたもの。 
貧民のジュードが向学心を抱いて進学しようとするけれど挫折して若くして死ぬ、と言うあらすじ。 

Jude the Obscure - Wikipedia 

 何か関係があるかも知れない。 それから、ジュードは、十二使徒のタダイの別名。
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2016年11月25日

TIN SPIRITS - GLIMMER ... AND GO

 Tin Spirits の新宿でのステージの模様をYouTubeに投稿されている方があったので:


https://youtu.be/WFipoGI-Rzo
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ポール・ビートル「 Hey Jude 」のこと 6

 でも、第一ブリッジの第一行「 And anytime you feel the pain 」、 
pain の定冠詞 the が付いているのも気になる。ただ単に、痛みがある、苦しみがある、と言うのとは違う気がする。まるで、この言葉の語源の古代ギリシャ語 ποινή に近い気がする。
ποινή は、τιμωρία που επιβάλλεται σε κάποιον που έκανε ένα αδίκημα ή πειθαρχικό παράπτωμα ή παραβίασε ( 不正か規律違反をしたものに科せられる罰 )。 
 「罰」だとすると、次の行「 Don't carry the world upon your shoulder 」に繋がる気もする。アトラスが、世界を抱えるのは、彼も一員だったティターン族とオリンピア族との戦いで、ティターン族が負けたからで、彼は劫罰としてその役を課せられたのだから。 

そう言う風に、訳して見ると、 
もし、君が、この恋の苦しみを何かの罰だと思っているのなら、
ジュード、この繰り返しの文句を思い出してくれ、
「世界を背に負うことはない」 

でも、次の三行に繋がらないし、、、
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2016年11月24日

ポール・ビートル「 Hey Jude 」のこと 5

 第一ブリッジにある、「 Don't carry the world upon your shoulder 」の行。これは、アトラスのことだと思うけれど。 
 で、アトラスが歌われているもっと有名な歌曲、シューベルトの「アトラス」。ハイネの詩にシューベルトが曲を付けたもの。 

Ich unglückseliger Atlas! eine Welt,
Die ganze Welt der Schmerzen muß ich tragen.
Ich trage Unerträgliches, und brechen
Will mir das Herz im Leibe.


Du stolzes Herz, du hast es ja gewollt!
Du wolltest glücklich sein, unendlich glücklich
Oder unendlich elend, stolzes Herz,
Und jetzo bist du elend.


僕は不幸なアトラス、世界を
苦しみだらけの全世界を抱えてなければならない。
僕は耐えられない程のものを抱えて、
身中の心臓は破裂しそうだ。 

誇り高い心、君がそれを望んだのだ。君が、
幸福でありたいと、永遠に幸福でありたいと、
そうでないなら、底なしに惨めになりたいと、望んだのだ。 
だから、今、君は惨めなのだ。   



この歌詞を正反対にしたら、ジュリアンに贈ってもいいような気もするけど。 

 でも、やっぱり、「 Don't carry the world upon your shoulder 」の行は唐突に現れていて、どう繋げていいのか分からない。pain からの連想だけなのだろうか??? 


 ああ、「 the movement you need is on your shoulder 」の shoulder 、Schubert なのかも、、、
見た目は似てなくもない、、、 
楽章はシューベルトの肩に、、、、って、、、、、   



Schwanengesang, D.957 (Schubert, Franz) - IMSLP/ペトルッチ楽譜ライブラリー: パブリックドメインの無料楽譜
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2016年11月23日

ポール・ビートル「 Hey Jude 」のこと 4

 そもそも、ポール・マッカートニーの歌詞は、どういうイメージが作られているのか分からないものが多い。読み手の側からだと、どちらの方向へ向けば、各単位( 言葉 )の焦点が合わさり形象が現れるのか、見当がつかない。「イエロー・サブマリン」にしてもそうだったし。「トゥー・オブ・アス」にしても。「エリナ・リグビー」や「シルバー・ハンマー」のような難解な歌詞もあったけど。
 それにしても、「ヘイ・ジュード」には、歌詞の中にも、手掛かりになるような語を、私は見つけられない。「トゥー・オブ・アス」の様に、確実な証言でもあれば、まだ考えることも出来るけれど。 
 巷間に言われている、「ジュリアンのための」と言う「伝説」は、私は信用していない。それに囚われていたら、この歌詞のイメージを捉えることは出来ないと思う。 

 まあ、とにかく、ヴァース部分は、恋の歌だ。恋の病いに臥せっているジュード君に、こうすれば快方に向かうよ、と歌っている。三つのヴァースとも、重なり合うし、変に感じるところもない。加えれば、heart ( 心臓 ) とか、skin ( 皮膚 )とか、病気と重ねてもおかしくない語もある。 
 でも、ブリッジ部分は分からない。そもそも、ふたつのブリッジが重ならない。第一ブリッジは、最初の三行は、それでも、病気に関連した風にも思えるけれど、後半の三行は?だ。そして、第二ブリッジは、六行全部が音楽にだけ関連している様に思える。 

 思い付くままにメモすれば。 

第一ブリッジの最初の二行は、お医者さんの台詞にも思える。 
And anytime you feel the pain,
Hey Jude, refrain, 
「痛みがある時にはですね、ジュードさん、控えて下さいね…、」
といっても、refrain と言う一語だけでは、何を控えるのか分からない。
refrain from drinking, とか書かれていれば、お酒は控えて下さい、だろうけど。そもそも、refrain 一語で意味を為すかなあ?? 
それに、3行目の「 Don't carry the world upon your shoulder. 」がどう繋がっているのかが分からない。これは、同じ語り手が同じ相手に話しているのか??? 
refrain は、名詞のリフレーンとすれば、「 Don't carry the world upon your shoulder. 」は、こう言う畳句があると示している???? 
そうして、前半の三行が終わった後に続く後半の三行、一体、前半とどう関連しているのかが、まるで分からない。全然別の文脈に思えるのだけれど。 

それから、第二ブリッジ。こちらは、全体の六行が一貫した意味にはなっているけれど。でも、ヴァースとの関連はありそうに思えないし、第一ブリッジとの関連もないように思える。 
 ただ、「 on your shoulder 」と言う語が、同様に使われているだけ。それも意図が分からない。第一ブリッジで、「 on your shoulder 」が使われている行は、否定的なニュアンスがあるのに、第二ブリッジの行には肯定的なニュアンスがある。と言っても、対比させている様にも思えない。 

 後は、前にも書いたけれど、refrain が音楽用語とすれば、ふたつのブリッジには、同じ様に、音楽用語が使われていると言うことになるけど。 

ふたつのブリッジを並べて見ると、 

And anytime you feel the pain,

Hey Jude, refrain,

Don't carry the world upon your shoulder.
For well, you know that it's a fool

Who plays it cool

By making his world a little colder.  

So let it out and let it in

Hey Jude, begin,
you're waiting for someone to perform with.

And don't you know that it's just you?

Hey Jude, you'll do,
the movement you need is on your shoulder.  

これは、ビートルズのホームページのものだけど、これが本当に正しいかどうかも、私は知らないし。句点の付け方とか、これが正しいのだろうか??? 

 それで、元に戻って、そもそも、ヴァース部分とブリッジ部分とは、同じ語り手だと思っていいのか? あるいは、同じ舞台だと思っていいのか? ブリッジ部分の中だけをとっても、語り手は一人だけだと思っていいのか? 複数の人物が登場しているのか?  

 まるで手掛かりがつかめない、、、
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ベルナール、パートリッジ対談「 Yacht Dance 」3

ベルナール「では次に、この歌を書き始めたときのことを教えて下さい。どうやって思い付いたのですか? 何が貴方に着想させたのでしょう?」
パートリッジ「実は、「 Collecting Honey for the Queen 」と言う歌を創ろうと考えていたものがあるのです。今思うと、馬鹿げた歌かも知れませんね。歌って聴かせましょう。でも、この歌は、貴方の頭の中で、白黒にして下さいね。( 歌の一部分を歌う。 ) ここはコーラスの部分です。ここがゆっくりになって、「 in our yacht dance 」になったのです。分かりますかね?」
ベルナール「はい。同じメロディです。」
パートリッジ「全く同じです、コーラス部分のメロディです。「 Collecting Honey for the Queen 」のメロディが、「 Yacht Dance 」のハーモニーのメロディになったのです。同じコードを使っています。ただ、拍は、四分の四から四分の三に変えました。それはですね、ヨットと言うものは、四分の四では有り得ないからです。ヨットは、河や海で、四分の三拍のワルツを踊っているのですから。ヨットに、四分の四はないですよ。子供がヨットを描くのを見てご覧なさい、三角形ですよ。四分の四の三角形はないでしょう。」
ベルナール「なるほどですね。可笑しいです。それで、歌詞ですが、直ぐにメロディに合わせて、書き換えたのですか?」
パートリッジ「たぶんですね、当分の間は、「 Collecting Honey for the Queen 」をを何とかしようと、あれこれしたました。でも、私は初めから気が付いていた筈ですよ。「僕が蜜蜂について歌うなんて、何て馬鹿げているんだ」って。そうでしょう、私は蜜蜂だったことは一度もないのです、一時ですが、怒れる「胡蜂 ( wasp )」だったことはありますけれどね。」 
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2016年11月22日

ポール・ビートル「 Hey Jude 」のこと 3

 「 the movement you need is on your shoulder 」に関わることを、『 Many Years From Now 』から引いてみる。 

I finished it all up in Cavendish and I was in the music room upstairs when John and Yoko came to visit and they were right behind me over my right shoulder, standing up, listening to it as I played it to them, and when I got to the line, 'The movement you need is on your shoulder,' I looked over my shoulder and I said, 'I'll change that, it's a bit crummy. I was just blocking it out,' and John said, 'You won't, you know. That's the best line in it!' That's collaboration. When someone's that firm about a line that you're going to junk, and he said, 'No, keep it in.' So of course you love that line twice as much because it's a little stray, it's a little mutt that you were about to put down and it was reprieved and so it's more beautiful than ever. I love those words now...


私は、キャヴェンディッシュでこの歌を完成させました。ジョンとヨーコが遣って来た時、私は上階の音楽室に居たのですが、二人は私の肩越し、直ぐ後ろに立って、私がこの歌を弾くのを聴いていたのです。そうして、この「 The movement you need is on your shoulder 」の行に差し掛かった時、私は肩越しに振り返って、「ここは変えるよ、詰らないからね。ここで躓いているんだ。」と言ったのですが、ジョンは、「変えない方が良い、分かってるだろ。この歌の一番の行だ。」と言ったのです。それが詰まり、共作と言うことになるのです。それで、誰かが、この箇所は捨てるのか、と私に確かめた時に、ジョンは、「いや、それは残せ。」と言ったのです。聴き手は、この行が意味が分からないので、他のところよりも二倍もこの行が気に入っているのです。この行を気に留めるのは、ちょっと馬鹿げていますね。この行は残されました。それまでになかった程に素晴らしい行なのです。今、私はこの言葉が気に入っています…、 


このマッカートニーの回想( インタビュー )は、「 the movement you need is on your shoulder 」が当初の案のまま残ったことは、語っているのだけれど、どうやって、どこから思い付いたのか、と言うことは語っていない。 
 結局は、意味が分からないままだ。
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2016年11月21日

ポール・ビートル「 Hey Jude 」のこと 2

 第一ヴァースだけ、訳して見ようかと。 

make it bad 、後のヴァースでの、be afraid や、let me down と意味が重なるとは思うのだけれど。
第一ヴァースのmake it bad は、have got it bad と同じ意味かなあ、と。
Be very powerfully affected emotionally, especially by love. と言うこと。恋の病に伏せる、と言う感じかな、と。 

let her into your heart も、後のヴァースの let her under your skin と同じだろうけれど。
reach or display a deep understanding of someone の意味かと。 


で、第一ヴァース。 

おやまあ、ジュード、恋の病いに臥せったりして。 
悲し気な歌は片付けなさい。それだけでも、ましになるから。
肝心なのはね、君の関心の中心に彼女を置くことだよ。 
そうすれば、恋の病いも快方に向かって行くものだよ。 
posted by ノエルかえる at 10:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ベルナール、パートリッジ対談「 Yacht Dance 」2


ベルナール「ソロのところでは、ふたつのギターの違いははっきりと分かります。」
パートリッジ「ええ。マイクの設置の仕方はですね、私のパートはですけれど、ほとんどの部分では、ごく普通のやり方なのです。けれども、ソロの部分では、小さな安物のピックアップをアコースティック・ギターの中に入れているのです。それをミキシング・デスクに直接に繋いだのです。ちょっと違った縁取りの音になるのですよ。厚い、何だかエレクトリックのような音の暈が出来るのです。私の言っていることがお分かりか知ら。」
ベルナール「ええ。それに、弦を少し緩めて演奏している様にも聴こえるのですが。」
パートリッジ「ああ。それは、たぶん、安物のピックアップの効果ですよ。そうだと思いますけれどね。( 笑う ) 普通のマイクとピックアップのとのふたつの違った音の組み合わせで音色の変化が出たのでしょうね。」  
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2016年11月20日

Quo vadis

 まだ風邪気味なので、オーディオは点けずに、西脇順三郎の「失われた時」をぱらぱら。



十一月は半ばすぎた  
オーメ街道の友達を訪ねて  
雨の中に立っているケヤキの木の  
しめつぽい存在の中をうろついた  
まだかぜをひいているのだろうか  
果てしのない鼻声は  
ジューピテルの神の  
耳をそばだたせる   


・・・  

毛虫の汁の  
ついた黒い帽子をかぶつた  
カムパニアの樵夫とお茶がのみたい  
記憶されたものはみな忘れられた悲しみ  
河骨のような秋の天気に  
フグをたべて笛を吹く人達も去った  
乞食女のはてしないほほえみも  
蘭も  
ナナカマドの実のように赤くぬった  
小さい門をくぐって   


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ポール・ビートル「 Hey Jude 」のこと 1

 さて、ポール・ビートルの「 Hey Jude 」のこと。この歌は、マッカートニーがスコットランド系のイギリスの作曲家、ジョン・アイアランド John Ireland ( 1879-1962 ) の典礼合唱曲「 Te Deum 」を元に作ったそうだけれど。確かに、後半のリフレインも、典礼的と言えば、そうかも。 

 でも、私の目下の問題は、歌詞のこと。歌の構成は、ヴァース/ヴァース/ブリッジ/ヴァース/ブジッリ、でそのあとリフレイン。 
 頭を悩ますのは、ヴァースとブリッジの内容が合わないと言うこと。語法からは、話者は、一人に思えるのだけれど、ヴァースとブリッジの話者は、別なのだろうか? ただ、語っていることが別なだけなのだろうか? 別な様に見えて同じなのだろうか? 
 ヴァース部分は、明らかに恋の歌。でも、ブリッジ部分では、話者が何を語ろうとしているのか、私には掴めない。 
 それから、ブリッジ部分、ブリッジは二つあるけれど、双方に同様にあって、特徴的なのは、音楽用語が使ってあると言うこと。第一ブリッジには、refrain 。第二ブリッジには、movement 。もちろん、音楽用語としてではなくて、一般的な言葉でもあるけれど。私の頭に浮かんだのは、ジョイスの『ユリシーズ』のエピソード11「セイレーン」。あれも、音楽用語でもある言葉を多用して、意味内容を複層化しているのだけれど。ポール・ビートルは、技巧的な歌詞を書くから、そうなのかも。それから、第一ブリッジの「 Don't carry the world upon your shoulder 」は、もちろん、神話のアトラスのこと。アトラスとヘラクレスの遣り取りだとすると、黄金のリンゴ ( アップル ) を巡る挿話と言うことになるけれど。そのイメージがこの歌詞に挿入されているのか知ら?? 第二ブリッジには、そのような神話の挿入はなさそうに思える。でも、「 the movement you need is on your shoulder. 」と言う言い方、何か、音楽でそんな言い方があるかしら???? 必要な楽章は肩にある。って???? 何か同じ音型の言葉と入れ替えるのだろうか?   

Te Deum Laudamus in F major (Ireland, John) - IMSLP/ペトルッチ楽譜ライブラリー: パブリックドメインの無料楽譜
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2016年11月19日

傑作は最初は忘れられる

 この数日、風邪気味なので、昨日はテレビを点けてぼうとしていた。横溝正史の『犬神家の一族』を評論する番組を放送していた。放送大学では、岡真理さんのパレスチナ文学だった。イブラーヒーム・ナスラッラーの『ガザの結婚』について話していられた。 

 で、驚いたのは、『犬神家の一族』、発表当初は不評で、その後、1976年に市川崑監督が映画化するまで、25年間あまり、全く忘れられいたと言うこと。 
 それなら、『スカイラーキング』は、まるっきり忘れられているのでもないし、角川春樹さんのような名プロデューサーが、企画されたら、大ヒットするかも。『スカイラーキング』を元にした、ミュージカルを作って、舞台、映画、書籍 ( 歌詞と譜面、美麗なイラスト、評論を収めたもの ) のメディミックス。それに、インターネットでも、ゲームを作ったり。そこに、原作として、レコードの『スカイラーキング』。
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『 Orpheus − The Lowdown 』記念日

 2003年11月19日、ピーター・ブレグヴァドとアンディ・パートリッジはアルバム『 Orpheus − The Lowdown 』をリリース。日本のポニー・キャニオンから。今日は記念日。 

Chalkhills: Peter Blegvad & Andy Partridge: Orpheus - The Lowdown 

「 Galveston 」がバレー作品に使われたのだったと思う。『 Orpheus − The Lowdown 』そのものも、バレー化されるといいのに。

 それに、二人の共作、もう一つ創られれば良いのだけれど。
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2016年11月18日

ベルナール、パートリッジ対談「 Yacht Dance 」1

 アンディ・パートリッジとトッド・ベルナール Todd Bernhardt さんの対談、「 Yacht Dance 」について。
 2008年3月2日にMySpace に公開のもの。MySpace にはもうありません。今は、チョークヒルのアーカイブにあります。  
Chalkhills: XTCFans: Andy's Take: "Yacht Dance"

書籍『 Complicated Game 』には採られていません。




ベルナール「では、「 Yacht Dance 」について話して下さい。貴方がこれを書かれた時のことを考えたのですが、それは、貴方にとって幸せな期間だったのですか? 抗不安薬のジアゼバムを止めることが出来ていたら、もう少し頭がすっきりしていただろうとは、貴方も、今、お考えだと思うのですが。『イングリッシュ・セトルメント』は貴方たちにとってはそれまでとは違った方向の作品だったことは明らかです。それに、貴方たちの仕事は上手く回り出していました。良い方向へ流れようとしていました、… 」
パートリッジ「『イングリッシュ・セトルメント』はですね、私が思う所では、私たちが最初に「色使い」を見出した作品なのです。」
ベルナール「それは、どういう意味なのですか?」
パートリッジ「『 White Music 』と『 Go 2 』は、間違いなく、黒と白でした。でもそれは、パレットを自分自身でそれだけに制約したのです。「よし、ここに目立つマークをつけよう。白地に黒字だ。」と言う分けですね。まあ、兎に角、私たちは、自覚して、パレットに制約を作ったのです。すべてをそうしたのです。そうして、狭い入口を抜けたのです。 
 『 Drums and Wires 』と『 Black Sea 』では、二色、というか、まあその様な何かを見つけたのです。「へえ! このボタンは何なの? ちょっと赤が入るね。すごい! 黒、白、それにちょっと赤。とてもいいね。で、これは何するもの? なんだか、ちょっと黄色になるね。面白そうだぞ。」と言う具合だったのです。そうですね、コミック・アートに似てませんか。白黒の線画にほんのちょっと原色が入っているのです。 
 それで、『 English Settlement 』の時にはですね、私の頭の中に、カラーテレビが遣って来たような感じだったのです。それに、ジアゼバムを止めようとしていたことも関係があると思います。それに、何度も何度も「これ以上ツアーはしない。もうしたくないんだ。踏み車から解放されたいんだ。」と心中で思っていたのです。」
ベルナール「このアルバムの多くの歌では、アコースティック・ギターが重要な要素になっています、… 」
パートリッジ「ええ、アルバムの基幹です。」
ベルナール「この曲では、全体がアコースティック・ギターです。貴方とグレゴリーさんの両方がアコースティック・ギターを弾いているのですね。」
パートリッジ「ええ。デイブは、ナイロン弦のギターです。私は、スティール弦のギターです。ステレオのオーディオ・システムで聴かれるのなら、デイブは右です。キラキラした夢想的なモチーフをたくさん演奏しています。限られた時間内に、小さなモチーフを弾いているのです。私はリズムを弾いています。私は左側ですよ。薄い、いかにも針金っぽい音のアコースティック・ギターです。軽く鳴らしているのです。擦る様にならしているのです。」   

 
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2016年11月17日

Oranges and Lemons Bass Guitar

 ファンサイト『チョークヒル』に、J. D. Mack さんと言われる方が、『オレンジズアンドレモンズ』全曲のベース・パートを譜面にして寄稿されたので。 
 とりあえず、URLを備忘: 
J. D. Mack: Oranges and Lemons Bass Guitar  

譜面はPDFファイル。ダウンロードしてコピーして保存しておいた方が良いかなあ、、、
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2016年11月14日

デヴォーション

 Tin Spirits の新しいアルバムは、たぶん、なかったよう。インターネットで、買ったと言うようなコメントを見かけなかったので。 

 レコード店で、ボブ・モーゼスの1979年のアルバム『デヴォーション』( 79年には『 Family 』のタイトル、1982年にタイトルを『 Devotion 』に変えて再発されたもの ) がCDになって、日本盤が出ていたので買った。
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2016年11月12日

ドクター・コッペリウス

 11日、12日は、故冨田勲さんの追悼コンサートがある。 

 パートリッジのTwitterに依れば、コリン・モールディングの EP をステュ・ロウさんがミックスしている様。モールディングがこのところ、一緒に仕事をしていた、Jon Buckett さんではないんだ。
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2016年11月11日

「さよなら、テリー・チェンバース」記念日

 1982年11月11日、アンディ・パートリッジは、XTC のリーダとして、ラジオで、テリー・チェンバースの脱退を公表。今日は記念日。
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11月11日

 11月11日は、世界平和記念日。 
 それで、アンディ・パートリッジは、1953年11月11日に生まれている。 
 それで、その二日前の1953年11月9日に、ウェールズの詩人 ディラン・トーマス Dylan Thomas が亡くなっている。もしかしたら、ディラン・トーマスの魂のしっぽがアンディ・パートリッジに入ったかも。 
 それで、その年の、ノーベル文学賞の受賞者は、イギリス人の政治家のウィンストン・チャーチル。 

 それで、この年に亡くなった、作曲家は、セルゲイ・プロコフィエフ、3月5日に。アーノルド・バックス Arnold Bax 、10月3日に。ルース・クロフォード=シーガー Ruth Crawford Seeger 、11月18日に。
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2016年11月10日

ベルナール、パートリッジ対談「 No Thugs in Our House 」12

ベルナール「( 笑う ) もう一つ質問があります。テレビの『 The Old Grey Whistle Test 』で放送された、ビデオのことです。何か、特別の思い出はありますか? それは、素晴らしい演奏だったと、私は思うのですが。」
パートリッジ「私は極度に神経質になっていました。ツアーをしたくなかったのです。「ああ、何てことだ。これは、ツアーの最初にすることは何かと言えば、国内向けにテレビでライブをすること、と言うことじゃないか。これは、ツアーの氷山の一角なんだ。」と思ったのです。曲を書いて、リハーサルをして、アルバムを録音して、その後で、公演巡業に出たくないとしたら、会社はどうするか。会社は、また、ワールド・ツアーの予定を入れて、テレビのライブで、ツアーを開始させるのです。」
ベルナール「それが、『 Whistle Test 』だったのですか?」
パートリッジ「番組は、かなり後年になってから、ライブ演奏になりました。ほとんどの人は、それを分かってはいません。でも、初期には、バンドは、録音されたものに合わせてパントマイムをしてたのです。それに生のヴォーカルを加えることもありました。そうでなければ、レコードに合わせて、歌っているだけだったのです。例えば、ニューヨーク・ドールズが出演した時には、「 Jet Boy 」を演奏したのですけれど、あれは、レコードに合わせて歌っていたのです。テレビのスタジオに居る彼らは、マイクは持っていました。それで、実際に聞かれるだろうよりもずっと大きい音の、高いヒールを鳴らす音が聴こえました。明らかに、パントマイムをしてますよ。デビット・ボウイが「 Five Years 」で出演した時には、多くの人は、「素晴らしい演奏だ」と言ったのですが、前もって録音したものに合わせて歌っていただけです。まったくねえ。誰も分からないのでしょうかねえ。 
 でも、番組が何年も続く様になってから、出演者たちは、本当に生で演奏を、と主張したのです。それで、私たちが「 Statue of Liberty 」で出演した時には、まるっきり全部がライブでした。「 Yacht Dance 」と「 No Thugs 」の時もそうでした。」
ベルナール「それは、スタジオ・ライブを生放送したと言うものだったのですか、それとも、観客を入れてライブをしたのですか?」
パートリッジ「演奏は、一回切りです。それを撮影したのです。放送は、翌週か、ともかく、後日でした。」
ベルナール「そうですか、私は、イギリス国内で、ライブの演奏をそのまま同時に放送したのだ、と思っていました。」
パートリッジ「違います。事前の撮影でした。でも、一回切りの撮影です。そうなんですよ。そうですね、生放送はですね、私にとっては、ツアーのステージの次に悪いことですね。( 笑う )」

おわり      





書籍『 Complicated Game 』のものとは、少し違っています( たぶん )。 

誤訳、疑問点をご指摘下されば、助かります。
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2016年11月09日

ベルナール、パートリッジ対談「 No Thugs in Our House 」11

ベルナール「 終わりの部分を話して下さい、あれを貴方は「コーダ」と言われるかどうかは、分かりませんけれど。兎も角、終わりの部分で、貴方は、再度、[ R の音で ]「アーーーー」と叫ぶのですが。あれは、初めから意図していたものなのですか? それとも、「こうやって、聴き手を惑わすと面白いだろう」と言って、後から加えたのですか?」
パートリッジ「たぶんですけれど、リハーサルで演奏している間にそうなったのだった、と思います。歌は終わるんです。でも、止めたくない、と言う感じですね。どうだったか知ら、たぶん、歌が終わった時、チェンバースが他のメンバーを見渡したのです。そして、私たち三人は、また初めて演奏を続けたのです。「これがいいじゃない。」「どうして、あそこで止めるんだ、とても楽しいよ。もっとやろう。」と言う感じだったと思いますよ。 
 私は、単調なドラムで調子が外れたような感じで始まるのが、本当に好きなのです。昨日、この歌をプレイヤーで聴いて、自分がこういう始まり方が好きだったのを思い出しました。でも、そうしたやり方を、どこから考え出したのかは、思い出せません。でも、この方法は、聴き手を歌の世界に導くのには、とても好い方法だと、思います。」
ベルナール「ええ。「 Roads Girdle the Globe 」も同じだとお考えですか?」
パートリッジ「そうですね。でも、「 Roads Girdle the Globe 」は曲を通してずっとです。主題にさしかかると、全体を2デシベル程上げていますけれどね。この「 No Thugs in Our House 」は、それとは違います。ドラムズは、最初、薄くて単調なのです。ちょうど、アコースティック・ギターをドラムズにした感じなのです。それで、突然、バンドの他のパートの演奏が始まると、ドラムは正しいリズムを取り始めるのです。そうすると、何だかとても良い様に聴こえるのです。そうですね、「さあて、そろそろ行こうか、」と始まって、突然に、パチン!と言って、思いもしなかったパンチを喰らう、と言う感じですね。 
 それから、ジョニー・ウィンターの雄叫び。思い出しました。アメリカ・ツアーの時のことですけれど。ジョニー・ウィンターのローディーだったことがある人をローディーに雇ったことがあるのです。それで、バンドの他のメンバーが、控室で、私にジョニー・ウィンターの真似をする様にせっつくのですが。そのローディーは「ステージでは、いつも、一曲のスロー・ナンバーを歌うのですけれど、その時、私は、ロッキング・チェアをステージに運び出すのです。それで、ウィンターはそれに座って、一曲演奏するのです。」と私たちに教えてくれたのです。暫くの間、ジョニー・ウィンターのバンドには、ソロを吹くサックス・プレイヤーがいましたが、その時のことなのだと、私は思いますけれどね。それで、ローディーは、更に、「そのスロー・ナンバーの間、毎晩ですよ、それも必ずなのです、そのロッキング・チェアに座って眠るのです。」と教えてくれたのです。 
 彼は、明言しましたよ。バンドのメンバーは全員がそれを知っていたと言うのです。それで、時間が来ると、ローディーに合図をするのです。それで、ローディーは、こっそり後ろに回って、ロッキング・チェアの背中の細い柱の間から、ウィンターを何かを使って強く突つくのです。突ついて起こすのです。ウィンターは、そうすると、ロッキング・チェアから飛び起きて、「アアアアアア [Rの音 ] と叫ぶと、演奏を始めて、ソロを弾くのだそうですよ。( 笑う )」 
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Powers

 パートリッジのTwitter上でのコメントに依れば、『 Powers 』を再発するとのこと。通常CDで。『 Powers 』は、500コピー限定で、変形の紙ジャケットでリリースされたのだけれど。 
 アートワークが変更される様。初版のものは、パートリッジ自身が描いたイラストだったけれど。今回は、『 Fuzzy Warbles 』シリーズのデザインをした Andrew Swainson さんと言うこと。
 リリース予定等は、まだ分からない。  


 ああ、どうせなら、『 Powers 』に続く、同様の作品を望むのだけれど、、、
それに、The Clubmen、どうなったのだろう、、、、リリースはされないままになるのか、、、
posted by ノエルかえる at 08:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月08日

ふゆ

 スウィンドンの最低温度、とうとう、今日8日は、−2℃。12時過ぎた今でも、+2℃。 
すっかり冬だ。 
 なので、『 The Big Express 』、「 Train Running Low on Soul Coal 」だ。 

Think I'm going south for the winter.
posted by ノエルかえる at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Tin Spirits の新しいアルバム

 Tin Spirits の東京でのステージは今週末。それに合わせて、3枚目のアルバムが発表されるのかと思っていたのだけれど。 
 Tin Spirits が契約しているレーベル、Esoteric Records は、11月25日リリースのものまでアナウンスが出ているのだけれど、その中に Tin Spirits のアルバムは含まれていない。 
 勿論、3枚目のアルバムが他のレーベルからと言うこともあるだろうけれど。バンドのホームページにもお知らせがないし。 
 もしかして、ステージの日に、会場で、先行発売をするのだろうか?? 東京でのステージの前に、スウィンドンの Riffs Bar で、11月4日に、ステージがあったのだけれど、そこではどうだったのだろう。 
 私は、ライブは嫌いだ。だけれど、当日、アルバムが発売されるのなら、のそのそ出掛けるのが良いのだろうか?  

Esoteric Recordings | New Releases
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2016年11月07日

パートリッジ好み : 早わかり

 11月6日付けのTwitter 上へのパートリッジのコメントから。 
サイモン・ラトル指揮のパーシー・グレインジャーの作品「早わかり」を聴いている、と。 

パーシー・グレインジャー Percy Grainger は、オーストラリアの作曲家、ピアニスト。1882年生まれ、1961年没。32歳からは、アメリカで暮らす。 
 作曲家としては、特異な作家なのだと思う。 

パーシー・グレインジャー - Wikipedia 

International Percy Grainger Society 


宮澤淳一 さんのグレインジャーの紹介文: 
甦るパーシー・グレインジャー(宮澤淳一) 

変わった人物と言うことでは、アンディ・パートリッジもそうなので、似ているのかも。
posted by ノエルかえる at 09:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 注記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『 Cormorant 』記念日

 アンディ・パートリッジも参加した、Shrieckback のアルバム『 Cormorant 』がリリースされたのが、2005年11月7日。( music OMH による。私は覚えていない、冬だったようには思うけど。チョークヒルにも、11月7日と。 ) なので、今日は記念日。11年前。 
 なので、もういちど、Monstrance をしないかなあ、、、 

Shriekback – Cormorant | Album Reviews | musicOMH  
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2016年11月06日

ふゆ

 チョークヒルの記載では、『ママー』の録音は、1982年の冬と書かれている。9月から12月だけど。10月の終わりには、ニュージーランドの婚約者のことで頭がいっぱいのテリー・チェンバースもレコーディングに参加している。「 Beating of Hearts 」と「 Wonderland 」。

 と言うわけで、『 Mummer 』を聴こうかなあ、、、 一昨日は、『 Monstrance 』のディスク1を聴いたので、ディスク2が良いかなあ。『 The Big Express 』が良いかなあ。

 でも、クラウス・フーバーのジェイムス・ジョイスの『室内楽』を元にしたのも聴きたいなあ、、、 

 ユリシーズ、エピソード11「セイレン」の一節、 
Done anyhow. Postal order, stamp. Postoffice lower down. Walk now. Enough. Barney Kiernan's I promised to meet them. Dislike that job.
House of mourning. Walk. Pat! Doesn't hear. Deaf beetle he is. 

ともかく終えた。郵便為替、切手。郵便局は降りた所。歩こう。間に合う。バーニー・キアナンの店で、あれらに会う約束をしてる。気乗りしない仕事。哀傷の家。歩こう。パット!聞こえない。金亀子みたいに聾。 

で、コリン・モールディングの「 Boarded Up 」を思い出したり、、、
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2016年11月05日

デズモンド・モリス

 ポール・ビートルの歌「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」、登場人物のデズモンドとモリーは、動物学者のデズモンド・モリスではないのだろうか? だれか、これまで、そう言った、あるいは、それを実証しようとした、人はいないのだろうか?
 「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」が発表されたのは、1968年11月。録音は、68年7月。書かれたときは分からないけれど。デズモンド・モリスの有名な著書『裸のサル The Naked Ape 』が出版されたのが1967年だから。
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『 Waxworks / Beeswax 』記念日

 1982年11月5日、XTC は、コンピレーション・アルバム『 Waxworks / Beeswax 』をリリース。今日は記念日。  
Chalkhills: XTC: Waxworks / Beeswax  



その三日前、11月2日に、チャンネル4が放送を開始。
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2016年11月04日

ふゆ Monstrance

 もう、虫の声もしない。クリスマス・シーズンも始まるのだろう。町は飾られて、ママーも始まる。なので、きょうは、『聖体顕示台』をかけている。オレンジ版。もう、最初から、引き込まれる。
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ふゆ

 スウィンドン、11月3日の最低気温は0℃だった。
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2016年11月03日

ベルナール、パートリッジ対談「 No Thugs in Our House 」10

ベルナール「 この曲では、貴方の歌声は一つなのですか? オーバー・ダビングもしているのですか?」
パートリッジ「まあ。私は、そのことについては気が付きませんでした。当時、ヒュー・パジャムに、ロックンロールでよく使うスラップバック・エコー slapback vocal effect [ ディレイの一種 ]をヴォーカルに使ってくれ、と言ったことは覚えています。「 Summertime Blues 」の雰囲気を出す為にです。」
ベルナール「そうですか、オーバー・ダビングに聴こえることが、スタジオ版とBBC版との違いだと、私は思ったのです。BBC版は、音の重なりがずっと少ないのです。」
パートリッジ「貴方は、BBCに苦情を言わないといけませんね。あれはですね、エコーを使いたい。でも、ギターにエコーを使っている。なので、ヴォーカルにはエコーは使えない。と言うことだったのです。」
ベルナール「BBC では、機材がお粗末だったと言うことですか?」
パートリッジ「そうではないのですけれどね。録音と編集を素早くしないといけなかったのです。四曲の歌を二時間で仕上げるなければならなかったのです。それだけの時間で、放送しても好いだけの格好に仕上げないといけなかったのです。聴き手の皆さんが、そのBBC版に何かを望まれるとすれば、その一番のことは、アルバムで感じられるよりも遥かに強くピリピリしたエネルギーを感じられると言うこと、だと思います。」
ベルナール「はい。私は、そう言う意味では、BBC版は成功していると思います。興味深く聴かれるのです。リヴァーブがあまりかけられていないので、音楽の構造がどうなっているのか、ずっと聴き取りやすいのです。例えばですね、アコースティック・ギターでは、貴方は、打楽器的なアクセントを付けているのですが、それも良く分かるのです。」
パートリッジ「そうですね。まるっきり、ロックン・ロールですよね。XTC は、それまで全くそう言うことをしていませんでした。」
ベルナール「それは、つまり、古いタイプのロックン・ロールと言うことですか?」
パートリッジ「そうです。「ロック・ショー」のバンドの感じですよ。お分かりですか?」 
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2016年10月31日

誤訳

 ベルナール、パートリッジ対談「 No Thugs in Our House 」9 の最後の会話、
原文は、
TB: [laughing] I'm a little afraid to ask what the letters stand for!
AP: [laughing] I think the last word is "Roebuck" -- just to give you an idea of how wrong it is. 

この部分を、前の会話の続きで、読んで
ベルナール「( 笑いながら ) それがどういう意味かあ、聞かないで置きますね。」
パートリッジ「( 笑う ) 今のは、ノロジカ Roebuck の事ですよ。どんなにひどいかは、お分かりになるでしょう」
と訳したのだけれど、これは、意味を捉え間違えているかも知れない。ブリッジ部分の最後の言葉について言っているのかも? でも、ブリッジの最後は、「 they never thought he'd do folks any harm. 」だけど、、、 歌の最後の言葉??  



11月1日追記: 
この会話、やはり、
その前のパートリッジの発言「 It was, and it was the old attack-decay-sustain-release approach -- ASDR. Which is I think is a porno expression as well. 」の略号「 ASDR 」の「 R 」の語にどの語を当てるのか、問うことだと思うので。あまり正確ではないけれど、先の訳で良いのかな、と思う。
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ベルナール、パートリッジ対談「 No Thugs in Our House 」9

ベルナール「私は、モールディングさんがコーラス部分で弾いている、非和声音がとても好きです。貴方とグレゴリーさんは、A/G/F の進行のコードを弾いているのですけれど、モールディングさんは、それぞれのコードの音を下げているのです。」
パートリッジ「ええ。あれは、コード間の移行を捉えている、と言う感じなのです。本当に、コリンは、すごいベース・プレイヤーですよ。」
ベルナール「貴方は、アコースティック・ギターを弾いているのですよね、それだけですよね。」
パートリッジ「そうです。デイブが、全部のエレクトリック・ギターを弾いている筈ですよ。デイブがしているのは、いやはや、ロックンロールが、スタックス・レーベル[ アメリカのメンフィスにあったレーベル。サザン・ソウル、メンフィス・ソウルのレコードを出版。 ]の音楽、そうですね、ブッカー・T&ザ・MG's Booker T. & the MG's [ 1962年から71年まで活動したバンド。インストゥルメンタルのソウル・グルーブを演奏。Booker T. & the M.G.'s - Wikipedia]の様なバンドの音楽ですね、それに混淆したような音なのです。彼のフェンダーギターと、テリーの4ビートのスネアが、ずっと一緒なのです。それは、明らかに、「 Life Begins at the Hop 」から来てますよね。そこの所は、とっても、デイブ・グレゴリー的ですね。 
 それから、ミドル・エイト[ ブリッジ部分 ]の部分では、「 Holly Up on Poppy 」風のキーボードも弾いています。あれは、プロフィット5です。それを、私が家に持ち帰って、プログラミングをしてみたのです。そこの部分で、私が聴きたいと思っている音を造り出そうとしたのです。音を造り出して、メモリーに保存しておかなければなりませんでしたから。プロフィット5には、いくつか、既成の音が組み込まれてはいました。でも、自分だけの音を造り出すと言うのは、この上ない喜びなのです。ノートが残っていますよ。私が、すべての音について、記号を使って記録して置いたのです。フルートの音の設定、カリオペの音の設定の方法、とか言うものです。」
ベルナール「それを、ダイヤルで設定したのですね。アナログのシンセサイザーですから。」
パートリッジ「そうです。それに、古いものですから、アタック、ディケイ、サステイン、リリースもしなければなりません。ASDR ですよ。なんだか、ポルノの表現みたいですね。」
ベルナール「( 笑いながら ) それがどういう意味かあ、聞かないで置きますね。」
パートリッジ「( 笑う ) 今のは、ノロジカ Roebuck の事ですよ。どんなにひどいかは、お分かりになるでしょう」
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2016年10月28日

今日はそんな日だったの : Prospero

 1971年10月28日に、イギリスは、人工衛星プロスペロ Prospero を打ち上げて、成功させた。プロスペロは、イギリスの打ち上げたただ一つの人工衛星。プロスペロには、別名があって、X-3 がそれ。 
 XTC のバンド名、X-3 でも良かった? 

なので、XTC「 Another Satellite 」。
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2016年10月27日

『 Skylarking 』記念日

 1986年10月27日、XTC は、アルバム『 Skylarking 』をリリース。今日は記念日。三十周年。 
それで、2010年のジョン・デンツのリマスタリング版は、10月26日から、インターネット予約が開始。
2016年のスティーブン・ウィルソン版は、10月12日でしたっけ?  

Chalkhills: XTC: Skylarking  


 この日、ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世の呼びかけで、世界各国、各宗教の代表者が、アッシジに集まり、平和の祈りを行った。 
 それから、同じ日、ロンドン証券取引所で、「ビッグ・バン」が実施された。
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2016年10月26日

ベルナール、パートリッジ対談「 No Thugs in Our House 」8

ベルナール「そのことについて、伺いたかったのです。と言うのも、あそこは、とても「ナイジェル」的で…、」
パートリッジ「ああ。テリーは、片っ方では、フロア・トムで正確なリズムを叩いています。本当に、時計のように正確な音ですよ。なのに、それに対して、ハイハットで三連符を刻んでいるのです。フロア・ドラムは、どうしていたか、確かには思い出せないですが、」
ベルナール「キック・ドラムは、フォー・ビートです。」
パートリッジ「そうでした。どうやって、それを思い付いたのか、今は、思い出せないのですが。まるで痙攣的ですね。でも、全く完璧なのです。」
ベルナール「何か、こうする様に指示をしたのですか?」
パートリッジ「そうですね。テリーと私はですね、ドラムのリズムをどうするか、その歌はどうなるべきなのか、と言うことについては、いつも、額を寄せ合って話し合ったものです。それが、テリーと最も親しい関係でいる時だったのです。ドラムのこと以外では、共通の話題はありませんでしたからね。二人は、同じ階級の出なのですけれどね。ああ、忌々しい。「階級」なんて、こんな言葉を使うのは嫌なのです。けれども、英国では、それがとても重要なことなのです。でも、今は、共通の話題が無いと言うことはないのです。二三日前にも、テリーと話しをしました。会話は長く続きますよ。半年ごとに、テリーは私に電話をして来るのです。お喋りを楽しんでいるのです。」
ベルナール「クレジットでは、モールディングさんは、フェンダー・ベースを弾いていることになっています。つい最近、お話して頂いたのですが、貴方とグレゴリーさんは、モールディングさんに、フェンダーこそを弾いて欲しかった時が何度かあるのですよね。」
パートリッジ「そうですね。コリンが彼のフェンダーを弾いている時と言うのは、私たちとデイブが、そこは何が何でもフェンダーだ!と思っている時なのですよ。( 笑う ) おそらく、私とデイブは、コリンにフェンダーを弾かせようとしたのだと思います、それで、その週に買った新しい厚紙ベースを使うのを止めさせたんです。」
ベルナール「あれは、とてもパンチがあります。」
パートリッジ「ええ、本当にそうです。とてもパンチがあります。それに、船酔いを起こさせるような、半音階のランを弾いています。あれは、物語りの不安な雰囲気を出していますね。」 



ここの四つ目の応答、コリン・モールディングのベースについての答えだけれど、
原文は、
Perhaps we were trying to suggest that he should stay playing that Fender, and stop picking up his cartoon novelty bass of the week. 
ここの意味を私は捉えられません。フレットレスではなくてフェンダーにさせた、と言うことなのか? 
Bass には、魚のバスもあるので、モールディングの趣味の魚釣りのことを洒落にしているのか? 

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ちょっとメモ

 イアン・ボストリッジの新しいアルバム『シェイクスピア・ソングス』。 

 シェイクスピアの詩に、古今の作曲家が曲を付けたもの。コリン・モールディングの作曲のものがないのが残念。 

Ian Bostridge // Shakespeare Songs  

 いつか、イアン・ボストリッジがコリン・モールディング歌曲集を録音しないかなあ、、、
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2016年10月24日

「 Too Many Cooks in the Kitchen 」記念日

 1980年10月24日、コリン・モールディングのソロ・プロジェクトで、シングル「 Too Many Cooks in the Kitchen 」がリリースされた。今日は記念日。36年前。 

Chalkhills: Reel by Real: The Colonel: "Too Many Cooks in the Kitchen" 

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2016年10月23日

Steven Wilson edition『 Skylarking 』

 スティーブン・ウィルソン版『スカイラーキング』を開封して、再生してみる。 

 まずは、ビデオ。驚いたのは、「 Grass 」で、コリン・モールディングがピアスを着けていること。『 Go2 』のインナースリーブの写真で、ピアスの穴があるのは分かっていたけど、着けているのを見たのは初めて。と言うか、これまではまるで気が付かなかった。「 Dear God 」のビデオは、相変わらず意味不明( 「 Grass 」もだけど )。ディレクター( Nicholas Brandt )は、何を意図していたのだろう? 連想するのは、ビートルズの「 Strawberry Fields Forever 」だけれど。「 The Mayor of Simpleton 」でもそうだし、他のバンド歌手のビデオでもそうで、歌詞とビデオのストーリーは無関係なのだろうけど、、、 
 思うのは、プロモーションはあれでよかったのだろうか? ということ。 

 それから、スティーブン・ウィルソンのミックスのCDを。『ノンサッチ』の時と同じ感想。何と言うのだろう、「優美さ」というか「品」がなくなっている。このところ、毎日のように、ジョン・デンツ版『スカイラーキング』を聴いていたのだけれど、それは、プレイリー・プリンスのドラムズの美しさに完全に魅入られていたから。あの音色は芸術だと思う。その美しさが消えてしまっている。 
 ジョン・デンツ版の場合、マスター・テープが使えずに、幾つかのセールス・テープを使ってリマスタリングをしたのだけれど、今回のスティーブン・ウィルソン版は、マスター・テープを使ってリミックスをしたのに。 
 これが、ウィルソンの特徴なのだろう。この手法での音を評価して、楽しめる方もいるだろうけれど。私には、良くは思えない。『ノンサッチ』や『スカイラーキング』『ママー』のような作品には、ウィルソンの方法は合っていないように思う。 

 また、何年かして、新しい優れたエンジニアが登場したら、また別のリミックスをして欲しい、と思う。そうして、五年置きぐらいに、新しいエンジニアの新しい版が出るといいのだけれど。 
 それに、『 Gonwards 』でしたように、各トラックをファイルにして、自分でミックス出来るような、音源を公表して欲しい。録音されたまま、編集でどこかをカットしたりしていない音源だけど。
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2016年10月22日

『 Gonwards』記念日

 2012年10月22日、ピーター・ブレグヴァドとアンディ・パートリッジは『 Gonwards 』をリリース。 

Chalkhills: Peter Blegvad & Andy Partridge: Gonwards  


 アンディ・パートリッジは、これ以降、新作の発表がない。 


追記: 2,000セット限定のボックスは、まだ売れ残っている。
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2016年10月21日

今日はそんな日だったの: Orphée aux Enfers

 1858年10月21日、オッフェンバックのオペレッタ『地獄のオルフェ Orphée aux Enfers ( Orpheus in the Underworld ) 』が、Théâtre des Bouffes-Parisiens で初演された。 
 『 Orpheus - The Lowdown 』は、2003年11月19日に、ポニー・キャニオンが日本でリリースしたのが一番早い。オッフェンバックの145年後。
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2016年10月20日

ベルナール、パートリッジ対談「 No Thugs in Our House 」7

ベルナール「それでは、音楽の方のことを話して下さい、それにレコーディングについても。」
パートリッジ「実を言うと、この歌の音楽は、「 Summertime Blues 」[ エディ・コクラン Eddie Cochran 作曲 ]について色々考えている内に思い付いたのです。コードは違いますよ。正確には知らないのですけれど、「 Summertime Blues 」の調性は、Eですよね。まあ、兎に角、Eとすれば、コード進行は、E/A/Bですね。それで、そのコードをいじくり回していたんですけれどね、その内に、今まで聞いたこともない和声を見つけたのです。Dを基調にしたコードだと思います。それが何と言う名前のコードかは知らないのですけれど。曲は、Eから始まります。そして、次のコードはですね、音を言いますね。下から順に、G♭/A/D/A/B/Aです。 
 「ああ、これは面白い。何だか、不安定な上昇だ。昇りそうで昇らないんだ。」と思ったのです。基調はEなのです。それで、二番目のコードで、一瞬上昇するのです、けれど、直ぐに、Eに落ちて来るのですよ。とても不規則な乗りのリズムです。それで、こう思ったのです。「ああ、これはいい。誰も知らないコードを見つけたのじゃないかな?」 こう言うことなのですけれどね。でも、「 Summertime Blues 」を研究していて考えついたものなのです。」
ベルナール「思うのですが、この曲も、リハーサルをしていて、発展して行ったものではないでしょうか? それに、アレンジも、リハーサル中にしたのですよね?」
パートリッジ「ええ。この曲は、リハーサルを通して、とてもきつく、引き締められましたね。貴方は何と形容するのでしょうね。スティディ steady ですか。全員がお互いに完全に繋ぎ合わされているのです。不必要な拍も音も、一つもありませんよ。不必要な音は、スウィンドンの太っちょアルダートンのスタジオで、カンカン叩いて潰しておきましたから。 
 テリー・チェンバースの演奏はとても素晴らしいです。本当に素晴らしいです。かれは、正確無比です。ずっとそうなのです。」
ベルナール「ええ、ええ。固い岩です。」
パートリッジ「本当にそうです。それから、中間部で、どんなに変わった演奏をしているかと言うと、…、」
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2016年10月19日

すていぶんういるそんのすかいらあきんぐ

 さらうんどのすかいらあきんぐ、とうちゃこ。ばあにんぐしぇどから。 

 でも、今日は、『相棒』があるから、聴かない。
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2016年10月18日

ベルナール、パートリッジ対談「 No Thugs in Our House 」6

ベルナール「( ずっと笑いながら ) 第二幕は、表現が直接的で、少し分かりやすいですね。叙述は、貴方の空想の中のもの、シュールなものではないですね。警官と両親の会話が叙述されています。」
パートリッジ「ええ。話しの筋を語る必要があるのです。映画の技法ですよね。( 笑う ) ある部分で、物語りの筋全部を出してしまうのです。場面のすべてを撮り終えますよね。それは、40分のシーンになるのですけれどね。それから、二人の人物がテーブルに座って語り合う場面を入れるのです。それは不可欠な部分なのです。その映画がどういうものかがその会話で分かるのですから。第二ヴァースは、歌の中で、それと同じ役割を果たしているのです。」
ベルナール「それから、ブリッジです。これは幕間だと、貴方は言われました。語り手は、両親が見てなかったことについて、話すのですね。」
パートリッジ「ええ。ここでは、舞台とは隔てられて脇に設置された箱の中にいる語り手に、スポットライトが向けられるのです。語り手は、観客が把握していないことのなんでもかでもの情報を、観客に与えるのです。この少年には、何か邪悪な面があることを示唆します。少年が身に着けているバッジは、ボーイズクラブのものだと思っているのですからね。でも、もちろん、そうではないのです。右翼団体のバッジなのです。」
ベルナール「そうして、最後のヴァースですね。このヴァースで、物語りの円環は閉じるのですね。お母さんは、再び、物干にワスピーを干しています。でも、この時には、全てが解決しているのです。私は、一つのことについて、あなたに尋ねなければなりません。何年か前、ファンサイト『チョークヒル』で、そのことが論争になったのです。お父さんと言うのは誰なのだろうか? と言うことです。グラハムのお父さんで、彼は判事なのか? それとも、労働者[ グラハムの父 ]の妻[ グラハムの母 ]の父親なのか?と言うことです。[ 1999年頃だと思います。 ]」
パートリッジ「そうですか。私がその議論に終止符を打ちましょう。あれは、リチャード・ブロンソンの父親なのですよ。リチャードの父親は、とても影響力のある判事でした。それで、息子のリチャードへの厳しい告発を斥けましたからね。ヴァージン・レコードの早初期の頃、リチャード・ブロンソンはとても若かったのですが、ある詐欺を働いたのです。レコードをヨーロッパ輸出向けだと偽って、レコードジャケットにも輸出用と印刷したのです。それで、トラックは、ドーバーに向かわずに、ロンドンへと向かったのです。そうして、ロンドンで、そのレコードを売ったのです。まあ、店舗で売るか、通信販売でか、と言うことはありますけれど。兎に角、もちろん、それに掛かる筈の税金を自分の懐に入れた、と言うことなのです。 
 禁固刑になるような犯罪です。でも、リチャードの父親は判事だったのです。しかも、そう言うことに関しては、知悉している人物なのですよ。それで、介入して来たのです。こんな感じですよ、( 上流階級の話し方で、 ) 「さて、おや、これを参照しましょう。」 ということで、告訴を取り下げられました。リチャードは無罪放免なのです。つまりですね、その「 Dad 」は、この歌に嵌め込まれた「カメオ」なのです。」
ベルナール「( 笑いながら ) これ、公表してもいいのですか? 告訴されませんか?」
パートリッジ「ええ。いくつかあるブロンソンの伝記には、載っていることです。このことが表に出れば、彼は良い気分ではないですね。でも、もう猫は袋から出てるのですから[ 秘密は露見しているのですから ]。」  
posted by ノエルかえる at 10:04| Comment(0) | TrackBack(0) | English Settlement | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする